2017-11-06 (Mon)
copicten_1.jpg
これも先月の話になりますが、六本木AXISビル地下のギャラリーSYMPOSIAで
4日間だけ開催されていたDISCOVER COPIC展に行ってきました。
コピックが誕生して今年で30年、これまでの歴史と現在を資料や広告などから紹介していて
製品の変遷の様子や今は手に入らない貴重な限定グッズなども見られまして、
わたしもずっとお絵かきに使っているマーカーなので楽しかったです。
クリエイティブな展示はともかく画材の展示会ってあまり行かないので新鮮でした。

copicten_2.jpg
入口。

copicten_3.jpg
会場は撮影可能。そんなに広くはなくさらっと見学できました。

copicten_4.jpg
ファッションデザイナーMarina Meliksetovaさんのデザイン画。彩色にコピックを使っているようです。
マリナ氏のインスタにも同じようなデザイン画がupされていて
こうして色んな場所にコピックユーザーがいるのを知ると何だか楽しくなってきます。
去年でしたっけ、Tooに世界中から注文が来て一時品薄になったりしてたくらい
今では人気な画材になっているので、関係者の皆様にはうれしい悲鳴だろうなあ。

copicten_5.jpg
建築会社のデザインパース作画の彩色に使われている一例。
絵は絵の具で描いてももちろん綺麗ですが、
コピックの良さはパレットや筆バケツを使わずにペン立てに立てておけたりペンケースに入れておけて
その場でキャップを取ればすぐ色が塗れる簡単さにあると思うのでデザインの現場にはもってこいなのでしょう。

copicten_6.jpg
クリエイターさんたちによるコーナーがやっぱり充実していましたね~。
コピックはコミックイラストやクラフト、ホビーなど様々な制作の場でユーザーさんを見かけますが
中でも絵を描く人たちに特に重宝されているように思います。
インクが長持ちするしきちんと保存すれば長く使えるしニブが劣化しなければバリオスインクでいけるし。
高河ゆん氏や峰倉かずや氏による30周年おめでとう色紙(直筆)もあったよ!

copicten_15.jpg
エアブラシキットの隣に月刊ニュータイプの不思議の国の美幸ちゃんカラーメイキング特集がー!
うおお懐かしい…読んだよリアルタイムでこの号…!!
CLAMPさんのメイキングはわかりやすくて、影のつけ方とか葉っぱの水滴の透ける色とか
当時コピック初心者だったわたしにはとても参考になったのでした。
この号買ったと思うんだけどどっかへやっちゃったな…家中探したら出てくるだろうか。

キャプションにも「CLAMPさんが使い始めたことでコミックイラスト制作現場において
コピックが爆発的に人気になった」と書いてあったけど
CLAMPさんの絵を見てコピックを使い始めたという人はわたしの周囲にも一定数、存在します。
実はわたしも例に漏れずCLAMPさんの画集、
もっと言えば過去に連載されていた魔法騎士レイアースの画集の巻末に載っていたメイキングで
作画担当のもこな氏が使っていたのを見てこの世にコピックなる画材があるのを初めて知ったわけでして。
どこで買えるんだろうと近所の文房具屋さんに行ったけど見つからなくて
クラ友の友人に聞いたらアニメイトに売ってるよ~と教えてもらったので飛んでいって
棚に陳列された約300色のコピックを見つけたのが現物との出会いです。
第一印象は「高っけえ!」だったのですが(税込1本399円(当時)はお小遣い民にとって高額でした)、
お財布と相談して3本だけ買って帰りました。
番号今でも覚えてるんですがそれがRV29・B29・G09(赤・青・緑)との出会いだったのよ…
大好きだったレイアースの光ちゃん海ちゃん風ちゃんから勝手にイメージしたベースカラーです。

そこから少しずつ買い集めて近年やっと300色を超えまして(2017年現在コピックは全358色)、
もう少しで全色が揃います。
ブログやpixivや年賀状に使っているアナログ絵の彩色は全部コピックでやっております!
軽いし発色もよくて、重ねるといい感じの色も作れて本当に助かってる。

copicten_7.jpg
キービジュアルの窪之内英策氏の作品。お花がいっぱいでとてもかわいい☆
窪之内氏は上目遣いでこっちを見つめる女の子の絵をよく描いてる人だなという印象。

copicten_8.jpg
タイピンや記念ピンズ、ポーチ、マグカップ、蛍光色セットなどの記念品。
これまでの周年記念やキャンペーンの時に制作されたグッズの一部です。
コピック25周年記念時のブラックボディ(限定モデル)はかっこよかったな~!

copicten_9.jpg
コピックができるまでの展示。
「コピートナーを溶かさないマーカーが欲しい」というユーザーの意見から開発された様子が
設計図や広告、打合せメモなどからわかるようになっています。
カラーチャートも初期から割と多めに企画されていたらしい。

copicten_10.jpg
これが第一号コピック(現コピッククラシック)だ!
わたしが初めてコピックを買いに行ったときもクラシックとスケッチ両方が売ってたなあ。
(ちなみに当時のわたしは軽くて使いやすそうという理由からスケッチを購入したのでした)
だからこの四角い形のコピック使う人を見かけると「おお、年季の入ってる人だ」と思ったりします。

copicten_11.jpg
続いてコピックスケッチが1993年に、チャオが1998年に発売。
レイアースの連載も1993年からですからCLAMPさんは素早く目をつけて使い始めたのだな…。
チャオはスケッチより安いし軽量なので、
小学生や中学生が蛍光ペンを使うみたいな気分で使っているのをたまに見かけます。

copicten_12.jpg
コピック全色。壮観です…。
改めて見るとこれだけの色があるんだなあ…でもまだまだ欲しい色あるんだよなあ…。
次の新色はいつ出るのだろうか、楽しみにしてます。

copicten_13.jpg
コピックプラスチックカラー・ソリッドチップ。
プラスチックにコピックの色を使うとこうなるよ、みたいな色見本として開発されたそうです。
文房具から大道具まで、立体物の試作品を制作する際などに使われたりするらしい。

copicten_14.jpg
宮崎吾朗氏のコクリコ坂からの絵があったー!これも30周年キービジュアルらしい。
吾朗さんがコピック使ってたのは何かの記事で読んだけど
ここで会えるとは思わずちょっと不意打ちだった。
吾朗さんはあまり影つけないけど奥行き感ある絵を描くよね…すっきりしてきれいな絵をね。

ちなみにわたしは影はリアルではなくリアリティでつけたい派。
影のつけ方を聞くとプロアマ問わず「光の向きを考えて」とか「グラデを意識して」とかいう返事がくるし
最終的には「適当」とか無責任なことしか言われなくてどうすりゃいい影描けるんだって悩んだ時期もありましたが
20年描いてみてわかりましたよ。適当だよ。それ以外の言葉が見つからない。
そうして適当な影をつける判断と技術を身につけるにはひたすら作品を見てひたすら描くしかないって
やっぱり20年描いてみてわかりましたよ。近道などないのだ。

あと影関連で思い出しましたが、最近うまく使えなくなったのがスクリーントーンで
マンガ描かずにカラーばかり描いてるせいもあるのでしょうけど
たまに効果的にトーン使おうとするとものすごく手間を感じてしまう。
何種類ものトーンを的確に使いこなすにはセンスと丁寧な作業能力が不可欠ですよな…。
(逆にペンとコピックさえあればどこでも原稿ができるのは便利と言えば便利)
あとこれも余談ですが、以前にどこかで「原作版ナウシカはトーンの量がかなり多いけど人に言われないと気づかない」
みたいな意見を見かけた覚えがあります。
確かに宮崎駿氏は雰囲気づくりや効果を出すような「トーンで絵を描く」手法じゃなくて
「水彩絵の具でグレーを塗る代用としてトーンを使ってる」感があるよね。
マンガの原稿用紙は絵の具使うとふやけちゃうから…代わりなんだと思うよ。

(あと、これも余談になりますけども
いつだったか水木しげる氏が「鬼太郎アニメの色は強いけどナウシカの色はうまい」と
おっしゃっていたのを読んだことがあって
映画ナウシカを水木氏がご覧になっていたと知ってとてもうれしかったのを覚えています。
水木氏の翌年に亡くなった保田道世氏の仕事がきちんと伝わっているのもうれしかった)
スポンサーサイト
| お絵かき | COM(2) | TB(0) |
コメント

















管理者にだけ表示を許可する