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2017_11
18
(Sat)23:11

光をご存じないのですか?それは永遠のもの、輝くもの、奇跡の力、世界を革命する力。

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池袋の東武百貨店催事場で開催中の
「少女革命ウテナTVアニメ放送20周年記念展~薔薇と革命の記憶、絶対運命黙示録~」展に行ってきました。
ウテナの放送から20年を記念して開催される展覧会です。
何ということだ、あれから20年も経ったのかよ信じられないよチュチュ…。
セル画や設定資料はもちろん、台本や当時のグッズなども展示されていたし
何より数多くの撮影スポットが「これ!?」みたいな危うさがあって
企画した方々も作ってくれた方々も「わかってる」感があるなあとすごくすごく伝わってきた。
あと音楽が!会場には輪舞とか光さす庭とか絶対運命黙示録が延々と流れていたよ~♪
今でも歌詞やメロディ口ずさめます…いつ聴いてもかっこいいねあの曲たちは。
そんなわけで会場全体がむちゃくちゃウテナの世界でした。楽しかった!

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監督の幾原氏や原作者さいとうちほ氏へのお祝いのお花もいっぱい来てました。
ウテナの世界には花が似合う。

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鳳学園の校門のような入口。
アニメは新学期にウテナが登校してくるシーンから始まりますが、
彼女は制服が在校生と違ってスカートは履かず黒い学ラン+赤いスパッツで
時間が経過しても学園のセーラー服は着ないでずっとあの格好だったよね。
(桐生会長に負けたとき1回だけ着てたけど)
そんなウテナの気分で校門をくぐります。

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撮影禁止の影絵にすげぇ笑った(笑)。
今回の展覧会は額装展示されているセル画や原画、制作に関する資料等は撮影禁止ですが
それ以外の装飾物の写真撮影は可でした☆ありがたい。

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ちなみに撮影OKゾーンはこちらの影絵。女の子たちはしゃいでますな(笑)。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆
 
 
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展示物の間にいたウテナとアンシー。
この周辺は主に2人のセル画や設定資料の展示でした。
こういう展示会に来るといつも「うわああぁセル画だああぁ」と悲鳴をあげそうになる…!
青春期をセル画全盛期とともに過ごした者の性でございます。
特にアンシーの胸から剣を抜くウテナの絵は背景の上に輪郭に沿って切り取ったお城背景パーツを重ねて
さらにキャラクターのセルを乗せ立体的に展示されていたので致し方ないとご容赦いただきたい。
ず~~っと思ってるけどこのアニメは髪の毛と睫毛に命かけてるんじゃないかってぐらい線がきれいで
男性キャラも女性キャラも睫毛バサバサついてるのに過剰じゃなくバランスよく見えて
当時お絵かきするのが大変だったんですよ(何の話だ)。
OP映像のコンテ、後半の馬に乗る2人のカットに
「2人の甲冑を印象的に見せたいので引きで」みたいな書きこみがあったりして
ああそうかあの引きがあるからあ、甲冑着てる!ってパッと思えたんだなと思って
何気ないカットなのですがすごく効果的に見せるコツを教えてくれるメモだなと思った。
ウテナのOP映像はアンシーの持つ白バラをウテナが手にしてからの後半の鬼気迫るような流れが好き…!
崩れゆく決闘場から舞い散る瓦礫の作画あれしぬほど感動する、崩壊の音が聞こえてくる気がするんですよ。

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チュチュもいた^^
設定資料に「これでも猿です」って注意書きされてて笑いました。
チュチュは後半あまり出てこなかったけど大好きだったな~しゃべらないけどかわいいおサル。

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アドゥレセンス黙示録の背景美術をバラとともに。
映画は1度見たきりでよく覚えてないけど、
西園寺くんが相変わらず不憫だったのとクライマックスの脱出劇はよく覚えています。
あとミッチー。色んな意味でミッチー。強烈でしたね。

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その赤い薔薇。これちゃんと生花なんですって!
展示会場には他にもあちこちに赤いバラがたくさんありました。

この辺りは七実ちゃんの設定資料や背景資料のコーナー。
七実ちゃんのカウベル、これちゃんと設定画あったんだ(笑)そりゃそうか。
カウベルひとつであそこまでやれる話を他に知りません。
あと九千億倍カレーの入れ物デザインが思ったよりおしゃれでそうかこんなだったっけ…などと。
七実ちゃんのスパイス探しツアーとウテナとアンシーの人格チェンジ回(よって決闘などない)だったし
「辛さ爆発、木っ端微塵、幻の象がパオーン、超辛九千億倍カレー」のパワーネームもすごかったよね。
なんだろうここ、ギャグ回ゾーンなのかな?(笑)

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そしてその向こうには…

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薔薇の温室にいるウテナとアンシーの再現!
アニメ前半ではよくここで会っていたなあとか、OP映像にこれと同じシーンがあったなあとか…
アンシーの持ってるジョウロもおしゃれだよね。

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「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らが雛で、卵は世界だ。
空の広さを教えずに、彼らは雛を可愛がる。世界の籠を破壊せよ。世界を革命するために」
世界の果てからの手紙の一文。
アニメ前半でずっと繰り返されているセリフで、ドラグスレイブの詠唱と同じように今もそらで言えます。

この周辺は生徒会室を再現したキュレーションで、
生徒会チームのセル画や設定資料や円盤ジャケットなどの展示。
樹璃先輩と幹くんがだいっっっ好きでなんで彼らの思いはこんなに報われないんや…とか
視聴当時は拳を握りしめながら見ていたなあ。
樹璃先輩の髪のぐりんぐりんめっちゃ憧れたし幹くんと梢ちゃんの2ショットえっろい。
ストップウォッチやロケットペンダントの設定資料もあった…なつかしいねえ。

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これはメンバーや七実ちゃんがよくお茶していたテーブルではないか!
生徒会室は校舎の塔のてっぺんにあってエレベーターで昇って行くんだよね~。
背景の青空がとても印象的だった。

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生徒会室の赤いカーテンを抜けるとそこはロッカールーム。
道化なのか狂言回しなのか今もわからない影絵の少女たちは
今日も秘密のおしゃべりを続けているのだろうか…(´ω`)。
「かしらかしら、ご存知かしら~?」ぴょこぴょこ上下するアクションがかわいかったなあ。

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振り返るとロッカーが。中になにか貼ってあるよ…。

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ぴぎゃああ~~~!!
黒薔薇のデュエリストとの決闘に招待されてしまった…影の入り方まで再現してるのすごい。
ディオスの力を手に入れて永遠の秘密をつかもうぜ。

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ロッカールームの外側には決闘場のセル画や背景美術が展示されていて
斬りかかるウテナのなびく髪とか、背景に飛び散る瓦礫の色指定とか細かい。
螺旋階段の一段一段や床の模様までびっしり描かれた資料に震撼。
シャンデリアのような逆さまのお城にロマンを感じたものです…誰か落っこちてこないだろうかとか思ってた。
貫かれたアンシーの制服に背徳感を覚えつつ、勇ましいウテナの暖簾をくぐりますと。

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おお~~っ、これは!
周囲には御影編の決闘シーンのセル画や背景資料がありました。
若葉とのバトルシーンは胸熱…若葉ちゃん強かったよね。
(わたしは気づかなかったのですが、ここの資料展示の額縁だけ
根室記念館に飾られていた写真と同じ額物デザインになってたと後で知って
くおおお…!と悔しい思いをしました。会期残り少ないですがこれから行く人は要注目)

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面会室に並ぶ椅子で根室記念館ごっこができるという(笑)。

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椅子の先に再現された面会室では御影先生に相談する気分が味わえます。
「あなたは世界を革命するしかないでしょう。あなたの進む道は用意してあります」
座って写真撮りたかったけどぼっち参戦だったので割愛。

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暁生さんの胸に飛び込んで次の展示ゾーンに行くとかすごい笑えるんですけど^^

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床にあの「止マレ」の文字が!劇場版のやつだったと思うけど楽しい。
両脇には暁生さんに関するセル画や設定資料が展示されていました。
そして。

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通称「暁生カー」!!(爆笑)
立体ではなくトリックアートで、ボンネットの辺りに座ると暁生さん気分が味わえます^^
例の伝説のポーズで写真撮りたかったけどぼっち参戦だったから(ry
(そういえば劇場版ではウテナが車に変身するウテナカーなるものが登場していたな)

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暁生理事と桐生生徒会長の胸元にダイブしないと世界を革命できない(出られない)なんて
どこまでも試されている感の強い会場であります。行っくよ~!

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その先の映像展示室。
9分間のアニメ総集編がプロジェクターで3面に投影されていて、
ウテナのデュエリスト衣装とアンシーのドレスも並んでいました。
クライマックスの映像は最終回で棺の中のアンシーにウテナが手を伸ばすシーンだったのですが
左にアンシー右にウテナがパッパッと交互に映るので首ぶんぶんしながら画面見るのがめっちゃ忙しくて
ああこれすごくウテナの世界観だなって思った。
あのときのアンシーの目からこぼれ落ちる涙の作画がむちゃくちゃ美しいんじゃ~~!
そして2人が手を繋ぐカットは中央に投影される演出がたまらない。尊い。うああああああ(急落する語彙力)

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アンシーのドレスと、

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ウテナの衣装。
ぬいぐるみ職人のなすかさんによる渾身の再現です。着ようと思えば着られそうな作品☆
ウエストがきゅっとしまってボタンがキラキラしていたのが個人的に高ポイント。

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ここの撮影スポットはアンシーの胸から剣を抜く体験ができるよ!!ギャー!!
さあでは皆さんご一緒に、「世界を革命する力を!」

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「たとえ2人離れ離れになっても私は世界を変える」なんという尊さ。OPTの終盤の歌詞ですね。
この世に痛車というものが存在するなら尊暖簾というグッズが存在してもいいと思う。

暖簾の向こうは最終回、劇場版、マンガ原稿などの展示でした。
アンシーがチュチュとともに旅立つシーンのセル画やレイアウトに涙しました…
アンシーああぁあぁぁああウテナを絶対に見つけてくれ…!
企画書のコーナーが個人的に一番びっくりして、
「新・輪舞世界」とか「プリンスウテナ」とかパワーワードが飛び交っていて
最初はこんな内容だったのかとしみじみ。
初期案でもバトルものというのは決まっていたみたいだしウテナの名前はあったけど
主人公は短髪金髪にタキシードみたいなの着てて完全に別デザイン。
誰かとのキスで変身する設定とか、愛があれば同性とのキスでも敵の戦士でも変身できるとか
愛がないと誰とキスしても変身できないとか色々と萌え設定があったのですね。
敵キャラも新・華麗人(エレガンサー)といってチェスの駒の名前がついたポジションの人々で
数人のデザイン画があり樹璃先輩みたいな人もいたけど基本的には別キャラ。
次の企画案は鳳学園が舞台で銃の決闘が行われているという内容で
ウテナもアンシーもほぼ今のデザインでエンゲージの設定もあったようでかなり決定稿に近かったのかな。
初期設定資料もウテナは金髪だったみたいですが長髪だったりアンシーのドレスも白かったり
桐生さん西園寺くんは髪が短くて、瑠璃さん樹くんも髪色が違ったりして
キャラクターのカラーってすごく大切だなと改めて思いました。
絵コンテやアフレコ台本の展示もあって、ダンスクイーンの話でアンシーのセリフがごっそり変更されてたり
1話の西園寺くんの剣の引き抜きシーンのコンテに「#2でウテナに差し替え」と書いてあって
西園寺くんどこまで不憫なんだと(苦笑)。

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グッズや円盤のコーナー。
ウテナのグッズはそれまでの少女アニメよりちょっとエレガントで憧れましたなあ^^
薔薇の指輪も昔アニメイトで売ってたの見た覚えがあるよ…欲しかったけどお小遣い民には高額だった。
雑誌とかも、ウテナの前はセーラームーンが表紙を席捲してたけど
放送が始まったらウテナ一色になってやっぱり何年も表紙を飾っていたと思います。懐かしいね。

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ウテナを演じた川上とも子さんのお母様川上賤子さんによる寄稿文。
大学時代に蜷川幸雄氏に学んでいたとは知らなかった…!
ウテナは本当に難しい役だったと思うけど川上さんの演技は本当にすばらしかったよね。

わたし川上さんはふし遊の張宿役で知ってずっとそのイメージが強かったのですが
(頭のいいちびっ子というのが昔からとても好きで、それもたぶん張宿の影響な気がする)、
ウテナを見てこういう声も出せる人なんだと知ってからイメージがちょっと変わったのでした。
ドラマにしろアニメにしろ〇周年になると新作が制作されたりリメイクされる作品は多いですが
(そしてそういうのは往々にして声優やスタッフが変更されるか否かが大いに注目される)、
わたしの印象ではウテナの凛とした口調もアニメの欠かせない魅力のひとつになっているので
川上さんの声でしゃべらないウテナはもう想像できない。
もう少し時間が経ってウテナの新作が制作されることになったとしても
川上さんがもう出演されないことを考えると見るかどうかはその時の心持ちによると思います。

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いや~楽しかったです…!
ぶっとびシュールで耽美でエレガント、どこまでも自由なアニメだったなと改めて思います。
尊いという言葉がスラングになったのは割と近年な気がしますがこの頃から尊い関係はあったんや…
彼女たちは永遠。

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入場特典にいただいた白薔薇のコサージュ。
決闘でデュエリストたちが胸につけていた花をいただける胸熱!ありがとうございました。
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C.O.M.M.E.N.T

かしらかしらご存知かしら〜

拝読していて「見た事ある様な…」と感じていたんですけど、影絵の女の子達の決まり文句で何回か見ていたのを思い出しました。

夕方のアニメとしてはかなりぶっ飛んでましたよね。
確か大月俊倫プロデューサーが関われていたと思うんですけど、あの頃のアニメブームを牽引してらっしゃいましたよね。


もう20年も経つのか…っていうか、自分30歳だったんだ…
( ̄◇ ̄;)

2017/11/19 (Sun) 23:18 | クマ社員 #- | URL | 編集 | 返信

私もドラグスレイブそらで言えます(何
ウテナ大好き!今でもアンジーを好きになれない…
だいぶ記憶薄れてますが、いつもながらその記憶力解析力半端なくて拍手でした。
音楽担当は、昔寺山修二の天井桟敷作品の音やってたJ・A・シーザーさんですな。全盛期過ぎてる90年代に採用する監督の感性には脱帽です。
アングラ音楽の時代を超えた吸引力半端ない。
幾原監督同時期にセラムンもやってたハズ…。ピンドラも好き。
行きたい~><

2017/11/20 (Mon) 11:01 | 文乃桓(kanayano) #- | URL | 編集 | 返信

Re: かしらかしらご存知かしら〜

> クマ社員様

そうそう、夕方に放送してたんですよね!今思うとすごい時代だったなと。
> 確か大月俊倫プロデューサーが
大月氏の関わったアニメは名作ぞろいですね~エヴァもスレイヤーズもフルバも見ております。
どれも90年代の作品ということはあまり考えないようにします(笑)。

> もう20年も経つのか…
あっという間ですよね!
おお、クマ社員さんとは世代が近いです…そろそろ自分の年齢を自覚してびっくりする年代になってきましたね…^^;

2017/11/22 (Wed) 20:55 | ゆさ #- | URL | 編集 | 返信

Re: タイトルなし

> あやの様

ウテナおもしろかったですね~!
わたしも展示見に行くまでだいぶ忘れてたんですけど
見てるうちに色々思い出して楽しくなりました^^
そうそう、合唱曲はシーザー氏でしたね。
アングラにいたと知ったのは最近ですが当時からインパクトのあるメロディで
一度思い出すとしばらく頭の中を回ってます。今も昔も。
ぜったい、うんめい、もくしろく~♪

幾原氏がセーラームーンの後に何を作るかと企画したのがウテナだそうですね。
ユリ熊は見たのですがピングドラムが未見です。見てみたい。おもしろそう!
せ~いぞ~んせんりゃく~♪

2017/11/22 (Wed) 21:43 | ゆさ #- | URL | 編集 | 返信

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