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2018_01
13
(Sat)23:54

博物館に初もうでその5。

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東博の「博物館に初もうで」に行ってきました!
今年のミュージアム始めも去年に続き東博からスタートです。
何だかんだで毎年来ているので、この垂れ幕もすっかり見慣れましたな^^

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一番見たかったのはこれ!新春特別公開の鳥獣戯画断簡。
もともとは鳥獣人物戯画の一部だったと考えられていて、現在は重要文化財に指定されています。
絵柄からすると甲巻から分かれたのでしょうか…
どの部分に挿入されていたのかな、甲巻に動物たちが食べ物を運んでいるシーンがあるけど
あれらの近くに配置されていたんだろうか。

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こちらも新春特別公開、国宝「釈迦金棺出現図」。
釈迦の入滅後に母親が駆けつけたところ、釈迦が一度だけ起きあがり説法をしたという
いわば涅槃図のその後を描いた絵です。珍しいなー!
中央にいるのが釈迦で、今まさに起き上がり何かを語りだそうとする様子はとても劇的。
もともとは京都の長法寺に伝わり現在は京博が所蔵している絵で、
国宝のうえだいぶ傷みもあるので滅多に展示されないそうです。大変貴重な機会でした☆

新年やお正月を意識した展示もありましたよ~。
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涛川惣助「七宝富嶽図額」。
これ絵の具で描かれたのではないんです、七宝でできた富士山なんです!
ちょっと見た目わかりにくいんですけど実物を見たときは表面が凸凹しておりました。綺麗だった。

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富士薄名月柄鏡と、鷹飾簪と、茄子に黄金虫水滴が並んでいる展示ケース。
一富士二鷹三茄子を美術で楽しめる趣向です。

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歌川豊春「新板浮繪七福神寶舟湊入之圖」。
初日の出の朝に七福神の乗った宝船がやってきていて
空には鶴が飛んでるし海の波には亀がいるという、おめでたいもの尽くしの図です。
初夢を見る夜は宝船を描いた絵を枕の下に置いて寝るとよいといわれますけど
この絵を置いてもいい夢が見られそう。

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今年は戌年ですので犬をテーマにした「犬と迎える新年」という特集陳列がありましたので
一部をご紹介していきます。
写真は「板彫狛犬」。鎌倉時代の制作と伝わる筋肉ムキムキのかっちょいいワンワンです。
檜の板に浮彫された狛犬で、伝来はわかっていないそうですが
ここに来る前はどんな社殿でお社を守るお仕事をしていたのだろうか。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆
 
 
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円山応挙「朝顔狗子図杉戸」の一部分にいる子犬。
東博の庭園にある応挙館の廊下に設置されていた杉戸だそうです。
やっぱり応挙の子犬は最強にかわいい!
朝顔とともにコロコロと戯れる様子はかわいさ炸裂です。かーわーいーいー!!
あかんもうかわいいしか言えない、語彙力がしんだ。

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こちらもその杉戸の子犬。
足で首をかいたり走りだそうとする自由きままな姿が本当にかわいい☆
応挙の子犬は触ってみたいとず~~~っと思っています…触れないけど。触りたい。

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円山応瑞「狗子図」。
こちらもワンコがコロコロ戯れる様子がとってもかわいいです。

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鈴木春信「犬を戯らす母子」。
親子で犬と一緒に遊んでいる、ある日の風景という感じの長閑な絵ですな。

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歌川広重「薔薇に狗子」。広重のわんこもかわゆい…!
何となく応挙の子犬を思い出すのですが広重も円山派の影響を受けたのかしら。

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義文「群狗図(模本) 」。
子犬が丸まって寝ている様子ってどうしてこんなにかわいいんでしょうね…!たまんない。

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江戸時代の産衣「紫縮緬地子犬雪輪笹模様」にいる犬。
戌年の子のものだったのか、犬の多産から子孫繁栄を願って作られたのか。

あと、撮影できなかったけど酒井抱一「洋犬図絵馬」もよかったです!
縦横1メートル以上ある大きな絵馬で、ドーベルマンのような黒茶の犬と細めの白犬が描かれていました。
願主は4代目八百屋善四郎で厄年に總持寺(西新井大師)に寄進したもので
これ以降八百善では当主が厄年になると何らかの供物を奉納する習慣がついたらしい。
なぜ犬の絵馬かというと善四郎さんが戌年生まれだったからだそうだ。


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高円宮根付コレクションから、リン・リチャードソン「ハンプティ・ダンプティ」。
見事な落っこちぶりです!もうハンプティは元に戻せない。
割れた頭から卵の黄身ではなく星くずが零れ落ちているの、いいね^^

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妖怪みたいなのがいっぱいいた!
向田陽佳「貴婦人」はマグリットの絵に出てきそうだし
馬糞山馬六「大王の客 骸骨」が奇妙な歌声が聞こえてきそうだし
山田洋治「夜行さん」の毛深さに笑ってしまった。フサフサもふもふ。

あと、この日はお正月イベントとして獅子舞と和太鼓が見られまして
わたしが行ったとき太鼓は終わってしまっていたけど獅子舞は見ることができました。
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時間を気にしながら展示を堪能して、10分前に本館前広場に駆けつけたらもう始まりそうだった!
観客もたくさん集まっていました。

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演じるのは葛西囃子中村社中のみなさん。
江戸時代から続く組合で、現代に伝わる祭囃子の源流でもあるそうです。

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登場するのはお獅子、恵比寿、大黒天の三役。

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まずは獅子が踊り新年を寿ぎます。
邪気を払うため力強く、勇壮に踊る様子はとてもかっこよい!
かと思えば蝶と戯れたり、耳をかいたり、眠たそうにしたりと猫のような仕草も見せてくれます。
獅子はライオンですからねえ…動きは猫に近いんだよね。

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続いて恵比寿が海老で鯛を釣りまして、

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大黒天が観客に向かって小判を投げます!
みんな一斉に手を伸ばしてワーッと大騒ぎ☆こういうのは盛り上がるよねえ。

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争奪戦を勝ち抜き無事に1枚拾えました…!金運を願ってお財布に入れておこう。

東博のお蔭で今年もよいミュージアム始めができました!
今年も色んなところへ色んな作品を見に行きたいな。
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