新緑の比叡山・近江坂本の旅。
滋賀へ日帰り旅行に行ってきました☆
6月末まで限定の琵琶湖ホテルの百人一首カクテルを飲みに行きたくて、
「せっかくだからずっと行きたかった紀貫之のお墓にも行こう☆」と、急に思いまして。
で、ちょっと調べたら三井寺の特別公開があったので、じゃあついでに近江神宮も行こうかなとか
あれよあれよと予定が増えて結局パンパンになりました。うん、いつものことだ。
例によって夜行バスで京都駅に到着、時間がギリギリでしたので朝ごはんは買い食い。
食べながらJRで膳所に移動して、京阪膳所駅にてびわ湖チケットをゲットしました。

今回は京阪電車を乗り降りするのでお得な切符があるの便利!
沿線の施設で割引も受けられますぞ。

京阪電車に乗って坂本比叡山口駅にやって来ました。

駅を出ましたらいきなり茶園が!地名から日吉茶園と呼ばれているそうです。
最澄が唐から持ち帰った茶の種を植えたのが始まりとかで、
延暦寺浄土院(最長の廟)にもここのお茶が献じられるそうだ。

比叡山に向かいますよ~写真は穴太衆積みの石垣のある道。
戦国時代の石工集団穴太衆!安土城の石垣を作った穴太衆!彼らの地元にも残ってるんですね。

せっかくなので石垣に沿って歩きます。
右に戦国時代の石垣、左に涼しげなせせらぎの水路、頭上には風にそよぐ緑と初夏の青空。最高です。

10分ほど歩いてケーブル坂本駅に到着。
ここからケーブルカーに乗って比叡山へ向かいます。坂本側から登るの初めてだよ(゜∀゜)☆

午前8時、始発のケーブルカー。目指すは紀貫之のお墓だ!
(切符を買うとき窓口にびわ湖チケットを出すと往復乗車券が2割引きで買えますぞ)
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

琵琶湖を背景にガタンゴトンとケーブルカーが登ります。
車内アナウンスで沿線や景色の見どころを教えてくれるので楽しい。
坂本ケーブルは90年ほどの歴史があり、延暦寺と坂本を結ぶ参道でもあるそうです。
約2kmの道のりを延暦寺駅まで11分かけて登っていきますが、
これは現存する日本のケーブルカーの中では最長だとか。
過去に乗った高野山ケーブルが800mですから倍以上の長さなのですな。
(ちなみに日本一短いケーブルカーは鞍馬寺の鋼索鉄道だそう)

ひとつ目の駅、ほうらい丘駅を過ぎたあたりでターンアウト(すれ違い)があります。
上下の列車のすれ違いはわくわくする^^

もたて山駅で下車。降りたのはわたしだけでした。
(わたしの近くに座っていた人が「えっ降りるの…」って目で見てた気がする。降ります)
坂本ケーブルは基本的には坂本駅~延暦寺駅間をノンストップで走行しますので
途中下車したい場合は乗る前にあらかじめ駅員さんにお伝えしておく必要があります。
また、当日中であれば途中下車しても次に来る列車に切符を見せれば乗車が可能です。
駅ごとに運賃払わなくていいの有難いよね。

さて駅からの山道です。こんな感じの道が延々と続いております。
何となくおわかりかと思いますが道の片方は崖ですgkbr
土というより砂道のため足を滑らせないよう気をつけながら歩いていくよ!
周りを見回してもわたししかいないうえに、目印とか何もないので
「本当にこの道で合ってるよね…」と不安になる頃に矢印がちょこんと立って道案内してくれるのでホッとする。
設置した人は心理学でも学んでいるのではないかというくらい絶妙でした。有難い。

ずんずん10分くらい歩いていくと、何か見えた!

紀貫之のお墓うおおお!
八瀬の看板で表示を見つけたあの日から想い続けて!やっと!ここに!来たどー!!
ああああ思い続けてよかった諦めないでよかった。
なぜ紀貫之のお墓がここにあるかというと、
彼が生前にこの裳立山の景色を気に入って
お墓を作るならここがいいとか言い残したという伝説があるらしいんですね。
石碑は1868年に建てられたものなので、貫之本人が埋まっているわけじゃないけど
こんな山奥にわざわざ来て石碑を建てた貫之ファンがいると思うとアツイ。
周囲がとても綺麗にされていますが、これは度々ここを訪れる南国市国府史跡保存会の人々のお蔭らしい。
南国市はかつて貫之が土佐守をつとめた土地ですから…平安時代と現代を結ぶ活動だなあ。
しばらくボーっと雰囲気を堪能した後は、上りのケーブルカーが来る時間が迫っておりましたので
名残惜しいですがお墓を去ります。
(ケーブルカーは30分に1本しかない)

もたて山駅に戻って、ホームにあるインターホンを押すと駅員さんが出てくれますので
上り列車に乗りたい旨を伝えます。
しばらく待っていると、ガタゴトと音を立てて列車が登ってきて、止まってくれました。
ふたたび頼もしいケーブルカーで延暦寺駅をめざすよ。

ケーブル延暦寺駅に到着!黄色い建物かわいい。

駅からは琵琶湖が一望できます。
沖ノ島や竹生島が見える!竹生島も行きたいなあいつか。
天気がいいと白山や御嶽山まで見えることがあるそうです。

駅のすぐ裏手にある無動寺参道。今回は先ずこっちへ行くよ~。
比叡山東塔にある無動寺谷は不動明王をまつる明王堂を本堂にいくつかのお寺と神社で構成され、
開基は千日回峰行の祖とされる建立大師相応さん。
過去に延暦寺を訪れた際は来られなかったので今回はこの地域もお参りしようと思ったのでした。

また山道だ!
さっきの裳立山よりは綺麗に整備されてるけど、さっきよりも急な下り坂で
行くときはスタスタ楽ちんでしたが
まてよこれ帰りがめっちゃきついぞ…と早々に気づけたのはよかったです。覚悟ができた。

途中にあった閼伽井。
千日回峰行の行者さんが明王堂の不動様にお供えする水をここから汲むのだそうで
近づくとコポコポと水が湧いているのがわかりました。

駅から15分ほど歩くと見えてくる、辨天堂入口の鳥居。
そう、ここはまだ入口なのです。ここから更にもっともっと下へ降りていきますよっと。
九十九折りのようなくねくねした下り坂をさらに歩いていきますと、、

着いた…!無動寺辨天堂。
白蛇として現れた弁財天を祀っている神社で創建は江戸時代、
千日回峰行をおこなうお坊さんたちの守り神でもあるそうです。

辨天堂の脇には瀧参道があります。奥からは滝の音も聞こえてくる。

小さな滝の側にある白蛇大龍神。弁財天の蛇の姿を祀っています。
内部には小さな不動明王像がいくつも安置されておりました。
不動様はこれから行く明王堂のご本尊でもあります。
涼やかな水の音でマイナスイオンを浴びた後は辨天堂の鳥居まで戻るのですが
これ以上はないというくらい容赦のない登り坂で
わずか5分くらいですが何とか休み休み登りまして、もう、もう、まだ朝9時前なのにしぬかと…!
さすが回峰行のお山だ。アップダウンどころじゃない。運動不足にはしんどい。。

ひいひい言いながら鳥居に到着、今度は別の道を行きますと。

明王堂。無動寺の本堂にあたります。
ご本尊は不動明王像で、相応さんが彫ったものが始まり。
千日回峰行の出発点であり、クライマックスに籠られるのもこのお堂で(堂入りといいます)、
断食や不眠をおこないながら不動明王の真言をひたすら唱え続ける場所でもあります。話を聞くだけで壮絶。
お堂の隣には回峰行のいでたちをした相応さんの像がちょこんと立っていました。

ここからも琵琶湖と滋賀の街が見渡せました。

大きなツツジが咲いていた。

明王堂から階段を下りていく途中に法曼院。回峰行者さんたちが寝泊まりする場所です。
後で下から戻ってくるときにわかったのですが、切り立った崖の上に建物が半分出っ張っていて
あらためて無動谷の傾斜のすごさにびっくりした。

階段を下りて、さらに坂の下にある大乗院。
九条兼実の建立で、若き日の親鸞が修行した場所でもあります。
中にはそば喰い木像(六角堂へ100日参りをしていた親鸞の代わりに
親鸞の師慈鎮の前でお蕎麦を食べた木像)が安置されていました。

大乗院の先にある玉泉院。扉が閉まっていて入れませんでした。
ひととおり回ったのでさて戻りますか…と、山道を登り始めたのですが
15分で降りてきた道を15分かけて登れるわけはなかった。。
下ってきたなら登らないと帰れないわけで、下っていたときに想像してたよりしんどかったけど
とにかく足を動かしてひたすら登りました。
途中、下って来る何人かの人とすれ違いましたが皆さん笑顔だったので
(帰り、がんばれ…)と心の中でエールだけ送っておいた。
あと途中で後ろから登ってきた2人のお坊さんに追い抜かれました…彼らはすごい、慣れてるんだろうけどすごい。
「こんにちは~」と息ひとつ乱さずさっさと登って行かれた。なんだあれは。人間が登る速さじゃないよ。
作務衣だったので回峰行の人ではないと思うけど…修行ってすげぇな。
で、ひいひい言いながらやっとこケーブル延暦寺駅まで戻りまして、
どうしようかなと思ったのですがせっかくここまで登ってきたんだからと。

延暦寺へ行くよ~ケーブル方面から歩いてきたのは初めてです。

消防車があった!
中尊寺や高野山にもあるし比叡山もあるだろうなと思ってたけど!確認したのは初めて。
自主消防隊といって全山に配備して万一に備えているそうです。頼もしい。

というわけで久しぶりの延暦寺です~。
東塔・西塔・横川については3年前の記事に書いたので細かい部分は省きますが、
勝手がわかっているので今回は足の向くままぶらぶらしながら撮った写真をいくつかご紹介します。

根本中堂は改修中。中に入ることは可能なのでお参りしてきました。
久しぶりの不滅の法灯は相変わらず元気そうでした。

最澄さんにはご挨拶していくか…と思って浄土院にお参りしたのですが
ここまで来たらいいや、横川まで行っちゃおうと思ってえいやっとバスで移動。

横川の龍ヶ池の水が綺麗になっててびっくりした。。
水を清浄にしてわたしを助けなさいと龍神から夢のお告げがあってお掃除した的なことが
立札に書いてありました。なるほど。

恵心堂は閉まっていました。
3年前はおもしろいような奇跡が起こってたまたま開いてるところをお参りできたけど
奇跡は続かないから奇跡というんだなあ。
それでもやっぱり初夏の比叡山は居心地がよくて
あ~~~帰りたくないなあ~~降りたくないなあって一人で駄々をこねましたが
そうもいかないので(というか百人一首カクテルを思い出したのだ)名残惜しいですが戻ります。

バスで無動寺まで戻って、坂本ケーブルで比叡山から降ります。
ケーブルカーとかロープウェーとか、高い場所の乗り物から見る景色がやっぱり好き。
ケーブル坂本駅に着いて、歩いて坂本比叡山口駅に向かっていると
後ろから高校生たちがランニングしながら「こんにちは~」と言って通り過ぎていったので
わたしも何となく挨拶を返したけど、聞こえてたかなあ。

生源寺に来ました~坂本比叡山口駅のすぐ目の前にあります。
最澄が生まれたお寺といわれているそうです。

本堂。
ご本尊は十一面観音菩薩像で円仁の作と伝わります。師のお寺の像を弟子が作ったのだね。
ご本尊の両脇には最澄の両親の像が祀られていました。

最澄の産湯を汲んだという井戸もあった。

さてお昼をどうしようと道沿いに歩いていると、よさげな喫茶店を発見したのでin。
ミックスサンドとミルクティをいただきました☆
歩きっぱなしだったのでよい休憩になりました~。

移動しようと駅の改札をくぐったら
うおおぉ響けユーフォニアムのラッピング電車が停車しているではないかー!
朝から何度か見かけていたけど人が多すぎて写真撮れるタイミングがなくて
でもこのときは誰も乗ってなかったから撮り放題でした。
車体も車内も、吊り革の革部分にまでキャラクターがいる!楽しすぎてテンションがやばたにえん。

ユーフォ電車に乗って近江神宮前駅に到着。
千早が道案内をしてくれましたのでそれに従って5分ほど歩いていきますと。

わー!あの朱色の楼門だ!マンガとアニメと映画で見たあれだ!!

時間的にどこから撮っても逆光になる時間だったので仕方ない!けど逆に神々しい。
この門で千早たちと詩暢ちゃんがすれ違うんだよ~~大っっ好きですあの場面☆

というわけでお参りです。祭神は天智天皇。
天皇がこの地に遷都し近江大津京を置いて即位したことにより祀られています。

境内には小倉百人一首の絵札や取り札が飾られています。
さっそく小野篁を発見^^

境内には天智天皇が中大兄皇子時代に漏刻を始めたことにちなんで
水時計の模型(一目盛りが約10分)と、

約4000年前の古代火時計(一間隔が約2時間)があります。
龍の背に銅球が糸で吊り下げられていて、火が糸を焼き切って銅球が落ちて
その音が下に設置された銅鑼を鳴らすことで時間を知らせる仕組みらしいです。
糸の長さとか当時の人はどうやって計算したんだろう…試行錯誤がしのばれる。

近江勧学館へ。
競技かるたの名人戦・クイーン戦は毎年ここで行われますね。
わたしが行ったときもかるたの試合が行われていたみたいで、
階上からは時々バタバタッと威勢のいい音が聞こえてきていました。

館内には大津光ルくんやちはやふるグッズが並んでいて
末次氏のサインや絵馬、映画出演者のサインも飾られています。
机くんノートに笑った^^ 来館者が自由に書きこめるようです。

撮影に使われたという襖が飾ってあったけどどう見ても酒井抱一の夏秋草図屏風^^;
どの場面で使われているのか後で映画で確認しなくては。

襖の手前はなりきり撮影コーナーになっていて、取り札がざっくばらんに並べてありました。
畳の上に2人で向かい合って「競技線から出てるよ!」とか楽しめます。(楽しみ方間違ってる)
ここでも篁の札を発見^^
この後は再び駅に戻って、電車で三井寺駅へ向かいますよっと。

駅から歩いて三井寺(園城寺)に着きました。
(入口でびわ湖チケットを見せると拝観料が割引になりますぞ)
壬申の乱で敗れた大友皇子の子・大友与多王が父の菩提を弔うために寺を創建したのが始まりで
その後は最澄の弟子だった円珍が天台別院として立てなおしています。

目的はこちら。観音堂の特別公開☆
この日までだったので本当にギリギリです。間に合ってよかった。。

その観音堂。
ご本尊の如意輪観音坐像をはじめ不動明王像や絵馬など様々な寺宝を拝観できました。
御朱印をいただいたら西国三十三か所草創1300年の印を押してくださっていて
よい記念になりました。
なんで観音堂に来たかったかというと、このお堂のある辺りは
平安時代末期に後白河上皇の子の以仁王が挙兵して三井寺に入った際に
御所として滞在した場所でもありまして。
(三井寺には当時、延暦寺と同じように多くの僧兵がおったので頼ってきたのです)
源平合戦の幕開けのきっかけのひとつになった事件ゆかりの場所なのですな~。
目的を果たした後は境内をぶらぶらします。

唐院へ。
お寺を整備した円珍が唐から持ち帰った経典や密教の法具などを納めていたり
弟子に説法をする道場です。

隣に建つ三重塔。

弁慶の引きずり鐘のあるお堂。

弁慶の引きずり鐘。
奉納したのは藤原秀郷だけど、ある時弁慶がこの鐘を引きずって比叡山を登ると
鐘が帰りたいと泣くので谷底へ投げ落とした…という伝説があるそうです。弁慶なにやっとんの。。

弁慶の汁鍋。
鐘を奪った時に置いていったものといわれているそうです。
パネルの絵図を見ると江戸時代には既に引きずり鐘も汁鍋も旅行者に観光されていたらしい。
お堂を出ると、突然どこからともなく「ケーン!」という鳴き声がしてびびったのですが
三井寺は境内でインドクジャクを飼育していて、その鳥が鳴いたようでした。
孔雀って結構、でかい声出しますよね。

金堂にくっついてる閼伽井屋。
天智・天武・持統帝が産湯に用いたという「三井の霊泉」を囲っている建物です。

左甚五郎の眠り龍が掲げられています。
昔からこの泉には九頭龍神が棲んでいて、夜な夜な琵琶湖方面に飛んで暴れていたのを
甚五郎が見とがめてここに彫刻として鎮めてしまったという言い伝えがあるそうな。
甚五郎あんた何者だよ…などと考えつつ龍を眺めていたら
内部の泉からコポッ、コポッと時折水の湧く音が聞こえていました。まだ湧いてるんだ。

金堂。
秀吉の妻おねさんが再建したお堂で、ご本尊は弥勒菩薩像です。

歌川広重の近江八景にも描かれている「三井の晩鐘」。
夕暮れからごーん、ごーんと何度も鳴っていたので後ろへ回ってみたのですが。

撞いてる人がいなかった不思議!
撞木が大きく揺れて勝手に音が出ておったんですよ…。
自動ピアノじゃあるまいしどういう仕組みなのかな、一度揺らせば鳴りっぱなしなのか、PC制御とかなのかしら。

釈迦堂。藤原公任が千日供養や結縁灌頂などを行った記録があるそうだ。
この後は電車で移動します。
さあいっくよー!本日最大の目的地へ☆

琵琶湖ホテルに着いた!

最後の最後に今回のメインイベント!ホテルのBarベルラーゴにて百人一首カクテルをいただきます。
小野小町・小野篁・藤原実方・在原業平をイメージしたカクテルが飲めるんだよ~☆

運ばれてきた小野小町カクテル「花の憂い」!
絵札にお花のカクテルグラスにポットの花の出がらし(出がらし言うな)まで綺麗。
ハチミツとエルダーフラワーをベースに、ウエイターさんがホットカモミールを注いでくれて
花の香りがふわっと漂って最高にオシャンティ。
ここここんなオシャレなカクテルいただくの初めて…!どきどき。

ストローでいただくのですが一口飲んだら「え??待っ??は!??!??!!」ってなったくらい美味で
わたしの人生におけるカクテルの常識が630度くらい大回転した。
蜂蜜で甘いのかと思ったけどエルダーとカモミールがあっさりしているので
甘みがハーブにくるまれてすっきり飲めて、そんなしつこくない上品な味がスーッと入ってくるのがもう
脳内の味覚処理が追いつかなくて意味不明になって
しかもどんなに飲んでも味が均一で薄すぎる部分も濃すぎる部分も皆無でますます訳がわからなくなった。
飲み終わるのがとてもとてももったいなかったけど、美味すぎてごくごく飲んじゃう葛藤。
おいしい、ずるいーーー!!!!!
お酒が苦手なのでカクテル自体そもそもあまり飲む機会がないんですけど
今まで飲んだどのカクテルよりも最強レベルでおいしかったです個人的に…!
何だったんだあれは、わたしの中の「カクテルというもの」のレベルをたった1杯で跳ね上げてしまった。
どうしてくれる小野小町。
あれはおいしい、まじでおいしいです。おすすめ。興味ある方はぜひどうぞ。

本当の本当に飲みたかったのはこっちなんですけどね!!!(血涙)
アルコール入りだから飲めなかったんだ…篁カクテルまじ飲みたかった…!orz
だって小野篁がカクテルになるなんて後にも先にもきっとこの機会しかありませんぞ!
どうせならノンアルとアルコールの2種類用意していただいて好きな方選べたらよかったのに。
百人一首カクテルは去年から第一弾・第二弾が企画されていますがノンアルが入ったのは前回からで
それが今回は小野小町だったのは小野氏クラスタとしては僥倖と思うしかない…
これで全然別の歌人がノンアルで、小野氏2人とも飲めなかったらわたしたぶん行かなかったと思うので
企画してくれた人、ノンアル入れようと言ってくれた人、それを小町にしてくれた人には感謝しかないです。
ほんとにほんとに楽しくて幸せな時間でした。ありがとうございました。
願わくば小野篁のノンアルカクテルを今後ぜひ企画してくだs(ry
この後はJRに乗って京都駅へ戻りました~。
今日は京都にほとんどいなかったけど、電車を降りて京都駅に降り立ったら
なぜか「帰ってきた…」とか思った(笑)どんだけ京都好きなの自分。。

新幹線に乗る前に駅のnikinikiに寄って燕の親鳥と雛をゲット。
5月は鳥たちの子育ての季節ですね^^
6月末まで限定の琵琶湖ホテルの百人一首カクテルを飲みに行きたくて、
「せっかくだからずっと行きたかった紀貫之のお墓にも行こう☆」と、急に思いまして。
で、ちょっと調べたら三井寺の特別公開があったので、じゃあついでに近江神宮も行こうかなとか
あれよあれよと予定が増えて結局パンパンになりました。うん、いつものことだ。
例によって夜行バスで京都駅に到着、時間がギリギリでしたので朝ごはんは買い食い。
食べながらJRで膳所に移動して、京阪膳所駅にてびわ湖チケットをゲットしました。

今回は京阪電車を乗り降りするのでお得な切符があるの便利!
沿線の施設で割引も受けられますぞ。

京阪電車に乗って坂本比叡山口駅にやって来ました。

駅を出ましたらいきなり茶園が!地名から日吉茶園と呼ばれているそうです。
最澄が唐から持ち帰った茶の種を植えたのが始まりとかで、
延暦寺浄土院(最長の廟)にもここのお茶が献じられるそうだ。

比叡山に向かいますよ~写真は穴太衆積みの石垣のある道。
戦国時代の石工集団穴太衆!安土城の石垣を作った穴太衆!彼らの地元にも残ってるんですね。

せっかくなので石垣に沿って歩きます。
右に戦国時代の石垣、左に涼しげなせせらぎの水路、頭上には風にそよぐ緑と初夏の青空。最高です。

10分ほど歩いてケーブル坂本駅に到着。
ここからケーブルカーに乗って比叡山へ向かいます。坂本側から登るの初めてだよ(゜∀゜)☆

午前8時、始発のケーブルカー。目指すは紀貫之のお墓だ!
(切符を買うとき窓口にびわ湖チケットを出すと往復乗車券が2割引きで買えますぞ)
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

琵琶湖を背景にガタンゴトンとケーブルカーが登ります。
車内アナウンスで沿線や景色の見どころを教えてくれるので楽しい。
坂本ケーブルは90年ほどの歴史があり、延暦寺と坂本を結ぶ参道でもあるそうです。
約2kmの道のりを延暦寺駅まで11分かけて登っていきますが、
これは現存する日本のケーブルカーの中では最長だとか。
過去に乗った高野山ケーブルが800mですから倍以上の長さなのですな。
(ちなみに日本一短いケーブルカーは鞍馬寺の鋼索鉄道だそう)

ひとつ目の駅、ほうらい丘駅を過ぎたあたりでターンアウト(すれ違い)があります。
上下の列車のすれ違いはわくわくする^^

もたて山駅で下車。降りたのはわたしだけでした。
(わたしの近くに座っていた人が「えっ降りるの…」って目で見てた気がする。降ります)
坂本ケーブルは基本的には坂本駅~延暦寺駅間をノンストップで走行しますので
途中下車したい場合は乗る前にあらかじめ駅員さんにお伝えしておく必要があります。
また、当日中であれば途中下車しても次に来る列車に切符を見せれば乗車が可能です。
駅ごとに運賃払わなくていいの有難いよね。

さて駅からの山道です。こんな感じの道が延々と続いております。
何となくおわかりかと思いますが道の片方は崖ですgkbr
土というより砂道のため足を滑らせないよう気をつけながら歩いていくよ!
周りを見回してもわたししかいないうえに、目印とか何もないので
「本当にこの道で合ってるよね…」と不安になる頃に矢印がちょこんと立って道案内してくれるのでホッとする。
設置した人は心理学でも学んでいるのではないかというくらい絶妙でした。有難い。

ずんずん10分くらい歩いていくと、何か見えた!

紀貫之のお墓うおおお!
八瀬の看板で表示を見つけたあの日から想い続けて!やっと!ここに!来たどー!!
ああああ思い続けてよかった諦めないでよかった。
なぜ紀貫之のお墓がここにあるかというと、
彼が生前にこの裳立山の景色を気に入って
お墓を作るならここがいいとか言い残したという伝説があるらしいんですね。
石碑は1868年に建てられたものなので、貫之本人が埋まっているわけじゃないけど
こんな山奥にわざわざ来て石碑を建てた貫之ファンがいると思うとアツイ。
周囲がとても綺麗にされていますが、これは度々ここを訪れる南国市国府史跡保存会の人々のお蔭らしい。
南国市はかつて貫之が土佐守をつとめた土地ですから…平安時代と現代を結ぶ活動だなあ。
しばらくボーっと雰囲気を堪能した後は、上りのケーブルカーが来る時間が迫っておりましたので
名残惜しいですがお墓を去ります。
(ケーブルカーは30分に1本しかない)

もたて山駅に戻って、ホームにあるインターホンを押すと駅員さんが出てくれますので
上り列車に乗りたい旨を伝えます。
しばらく待っていると、ガタゴトと音を立てて列車が登ってきて、止まってくれました。
ふたたび頼もしいケーブルカーで延暦寺駅をめざすよ。

ケーブル延暦寺駅に到着!黄色い建物かわいい。

駅からは琵琶湖が一望できます。
沖ノ島や竹生島が見える!竹生島も行きたいなあいつか。
天気がいいと白山や御嶽山まで見えることがあるそうです。

駅のすぐ裏手にある無動寺参道。今回は先ずこっちへ行くよ~。
比叡山東塔にある無動寺谷は不動明王をまつる明王堂を本堂にいくつかのお寺と神社で構成され、
開基は千日回峰行の祖とされる建立大師相応さん。
過去に延暦寺を訪れた際は来られなかったので今回はこの地域もお参りしようと思ったのでした。

また山道だ!
さっきの裳立山よりは綺麗に整備されてるけど、さっきよりも急な下り坂で
行くときはスタスタ楽ちんでしたが
まてよこれ帰りがめっちゃきついぞ…と早々に気づけたのはよかったです。覚悟ができた。

途中にあった閼伽井。
千日回峰行の行者さんが明王堂の不動様にお供えする水をここから汲むのだそうで
近づくとコポコポと水が湧いているのがわかりました。

駅から15分ほど歩くと見えてくる、辨天堂入口の鳥居。
そう、ここはまだ入口なのです。ここから更にもっともっと下へ降りていきますよっと。
九十九折りのようなくねくねした下り坂をさらに歩いていきますと、、

着いた…!無動寺辨天堂。
白蛇として現れた弁財天を祀っている神社で創建は江戸時代、
千日回峰行をおこなうお坊さんたちの守り神でもあるそうです。

辨天堂の脇には瀧参道があります。奥からは滝の音も聞こえてくる。

小さな滝の側にある白蛇大龍神。弁財天の蛇の姿を祀っています。
内部には小さな不動明王像がいくつも安置されておりました。
不動様はこれから行く明王堂のご本尊でもあります。
涼やかな水の音でマイナスイオンを浴びた後は辨天堂の鳥居まで戻るのですが
これ以上はないというくらい容赦のない登り坂で
わずか5分くらいですが何とか休み休み登りまして、もう、もう、まだ朝9時前なのにしぬかと…!
さすが回峰行のお山だ。アップダウンどころじゃない。運動不足にはしんどい。。

ひいひい言いながら鳥居に到着、今度は別の道を行きますと。

明王堂。無動寺の本堂にあたります。
ご本尊は不動明王像で、相応さんが彫ったものが始まり。
千日回峰行の出発点であり、クライマックスに籠られるのもこのお堂で(堂入りといいます)、
断食や不眠をおこないながら不動明王の真言をひたすら唱え続ける場所でもあります。話を聞くだけで壮絶。
お堂の隣には回峰行のいでたちをした相応さんの像がちょこんと立っていました。

ここからも琵琶湖と滋賀の街が見渡せました。

大きなツツジが咲いていた。

明王堂から階段を下りていく途中に法曼院。回峰行者さんたちが寝泊まりする場所です。
後で下から戻ってくるときにわかったのですが、切り立った崖の上に建物が半分出っ張っていて
あらためて無動谷の傾斜のすごさにびっくりした。

階段を下りて、さらに坂の下にある大乗院。
九条兼実の建立で、若き日の親鸞が修行した場所でもあります。
中にはそば喰い木像(六角堂へ100日参りをしていた親鸞の代わりに
親鸞の師慈鎮の前でお蕎麦を食べた木像)が安置されていました。

大乗院の先にある玉泉院。扉が閉まっていて入れませんでした。
ひととおり回ったのでさて戻りますか…と、山道を登り始めたのですが
15分で降りてきた道を15分かけて登れるわけはなかった。。
下ってきたなら登らないと帰れないわけで、下っていたときに想像してたよりしんどかったけど
とにかく足を動かしてひたすら登りました。
途中、下って来る何人かの人とすれ違いましたが皆さん笑顔だったので
(帰り、がんばれ…)と心の中でエールだけ送っておいた。
あと途中で後ろから登ってきた2人のお坊さんに追い抜かれました…彼らはすごい、慣れてるんだろうけどすごい。
「こんにちは~」と息ひとつ乱さずさっさと登って行かれた。なんだあれは。人間が登る速さじゃないよ。
作務衣だったので回峰行の人ではないと思うけど…修行ってすげぇな。
で、ひいひい言いながらやっとこケーブル延暦寺駅まで戻りまして、
どうしようかなと思ったのですがせっかくここまで登ってきたんだからと。

延暦寺へ行くよ~ケーブル方面から歩いてきたのは初めてです。

消防車があった!
中尊寺や高野山にもあるし比叡山もあるだろうなと思ってたけど!確認したのは初めて。
自主消防隊といって全山に配備して万一に備えているそうです。頼もしい。

というわけで久しぶりの延暦寺です~。
東塔・西塔・横川については3年前の記事に書いたので細かい部分は省きますが、
勝手がわかっているので今回は足の向くままぶらぶらしながら撮った写真をいくつかご紹介します。

根本中堂は改修中。中に入ることは可能なのでお参りしてきました。
久しぶりの不滅の法灯は相変わらず元気そうでした。

最澄さんにはご挨拶していくか…と思って浄土院にお参りしたのですが
ここまで来たらいいや、横川まで行っちゃおうと思ってえいやっとバスで移動。

横川の龍ヶ池の水が綺麗になっててびっくりした。。
水を清浄にしてわたしを助けなさいと龍神から夢のお告げがあってお掃除した的なことが
立札に書いてありました。なるほど。

恵心堂は閉まっていました。
3年前はおもしろいような奇跡が起こってたまたま開いてるところをお参りできたけど
奇跡は続かないから奇跡というんだなあ。
それでもやっぱり初夏の比叡山は居心地がよくて
あ~~~帰りたくないなあ~~降りたくないなあって一人で駄々をこねましたが
そうもいかないので(というか百人一首カクテルを思い出したのだ)名残惜しいですが戻ります。

バスで無動寺まで戻って、坂本ケーブルで比叡山から降ります。
ケーブルカーとかロープウェーとか、高い場所の乗り物から見る景色がやっぱり好き。
ケーブル坂本駅に着いて、歩いて坂本比叡山口駅に向かっていると
後ろから高校生たちがランニングしながら「こんにちは~」と言って通り過ぎていったので
わたしも何となく挨拶を返したけど、聞こえてたかなあ。

生源寺に来ました~坂本比叡山口駅のすぐ目の前にあります。
最澄が生まれたお寺といわれているそうです。

本堂。
ご本尊は十一面観音菩薩像で円仁の作と伝わります。師のお寺の像を弟子が作ったのだね。
ご本尊の両脇には最澄の両親の像が祀られていました。

最澄の産湯を汲んだという井戸もあった。

さてお昼をどうしようと道沿いに歩いていると、よさげな喫茶店を発見したのでin。
ミックスサンドとミルクティをいただきました☆
歩きっぱなしだったのでよい休憩になりました~。

移動しようと駅の改札をくぐったら
うおおぉ響けユーフォニアムのラッピング電車が停車しているではないかー!
朝から何度か見かけていたけど人が多すぎて写真撮れるタイミングがなくて
でもこのときは誰も乗ってなかったから撮り放題でした。
車体も車内も、吊り革の革部分にまでキャラクターがいる!楽しすぎてテンションがやばたにえん。

ユーフォ電車に乗って近江神宮前駅に到着。
千早が道案内をしてくれましたのでそれに従って5分ほど歩いていきますと。

わー!あの朱色の楼門だ!マンガとアニメと映画で見たあれだ!!

時間的にどこから撮っても逆光になる時間だったので仕方ない!けど逆に神々しい。
この門で千早たちと詩暢ちゃんがすれ違うんだよ~~大っっ好きですあの場面☆

というわけでお参りです。祭神は天智天皇。
天皇がこの地に遷都し近江大津京を置いて即位したことにより祀られています。

境内には小倉百人一首の絵札や取り札が飾られています。
さっそく小野篁を発見^^

境内には天智天皇が中大兄皇子時代に漏刻を始めたことにちなんで
水時計の模型(一目盛りが約10分)と、

約4000年前の古代火時計(一間隔が約2時間)があります。
龍の背に銅球が糸で吊り下げられていて、火が糸を焼き切って銅球が落ちて
その音が下に設置された銅鑼を鳴らすことで時間を知らせる仕組みらしいです。
糸の長さとか当時の人はどうやって計算したんだろう…試行錯誤がしのばれる。

近江勧学館へ。
競技かるたの名人戦・クイーン戦は毎年ここで行われますね。
わたしが行ったときもかるたの試合が行われていたみたいで、
階上からは時々バタバタッと威勢のいい音が聞こえてきていました。

館内には大津光ルくんやちはやふるグッズが並んでいて
末次氏のサインや絵馬、映画出演者のサインも飾られています。
机くんノートに笑った^^ 来館者が自由に書きこめるようです。

撮影に使われたという襖が飾ってあったけどどう見ても酒井抱一の夏秋草図屏風^^;
どの場面で使われているのか後で映画で確認しなくては。

襖の手前はなりきり撮影コーナーになっていて、取り札がざっくばらんに並べてありました。
畳の上に2人で向かい合って「競技線から出てるよ!」とか楽しめます。(楽しみ方間違ってる)
ここでも篁の札を発見^^
この後は再び駅に戻って、電車で三井寺駅へ向かいますよっと。

駅から歩いて三井寺(園城寺)に着きました。
(入口でびわ湖チケットを見せると拝観料が割引になりますぞ)
壬申の乱で敗れた大友皇子の子・大友与多王が父の菩提を弔うために寺を創建したのが始まりで
その後は最澄の弟子だった円珍が天台別院として立てなおしています。

目的はこちら。観音堂の特別公開☆
この日までだったので本当にギリギリです。間に合ってよかった。。

その観音堂。
ご本尊の如意輪観音坐像をはじめ不動明王像や絵馬など様々な寺宝を拝観できました。
御朱印をいただいたら西国三十三か所草創1300年の印を押してくださっていて
よい記念になりました。
なんで観音堂に来たかったかというと、このお堂のある辺りは
平安時代末期に後白河上皇の子の以仁王が挙兵して三井寺に入った際に
御所として滞在した場所でもありまして。
(三井寺には当時、延暦寺と同じように多くの僧兵がおったので頼ってきたのです)
源平合戦の幕開けのきっかけのひとつになった事件ゆかりの場所なのですな~。
目的を果たした後は境内をぶらぶらします。

唐院へ。
お寺を整備した円珍が唐から持ち帰った経典や密教の法具などを納めていたり
弟子に説法をする道場です。

隣に建つ三重塔。

弁慶の引きずり鐘のあるお堂。

弁慶の引きずり鐘。
奉納したのは藤原秀郷だけど、ある時弁慶がこの鐘を引きずって比叡山を登ると
鐘が帰りたいと泣くので谷底へ投げ落とした…という伝説があるそうです。弁慶なにやっとんの。。

弁慶の汁鍋。
鐘を奪った時に置いていったものといわれているそうです。
パネルの絵図を見ると江戸時代には既に引きずり鐘も汁鍋も旅行者に観光されていたらしい。
お堂を出ると、突然どこからともなく「ケーン!」という鳴き声がしてびびったのですが
三井寺は境内でインドクジャクを飼育していて、その鳥が鳴いたようでした。
孔雀って結構、でかい声出しますよね。

金堂にくっついてる閼伽井屋。
天智・天武・持統帝が産湯に用いたという「三井の霊泉」を囲っている建物です。

左甚五郎の眠り龍が掲げられています。
昔からこの泉には九頭龍神が棲んでいて、夜な夜な琵琶湖方面に飛んで暴れていたのを
甚五郎が見とがめてここに彫刻として鎮めてしまったという言い伝えがあるそうな。
甚五郎あんた何者だよ…などと考えつつ龍を眺めていたら
内部の泉からコポッ、コポッと時折水の湧く音が聞こえていました。まだ湧いてるんだ。

金堂。
秀吉の妻おねさんが再建したお堂で、ご本尊は弥勒菩薩像です。

歌川広重の近江八景にも描かれている「三井の晩鐘」。
夕暮れからごーん、ごーんと何度も鳴っていたので後ろへ回ってみたのですが。

撞いてる人がいなかった不思議!
撞木が大きく揺れて勝手に音が出ておったんですよ…。
自動ピアノじゃあるまいしどういう仕組みなのかな、一度揺らせば鳴りっぱなしなのか、PC制御とかなのかしら。

釈迦堂。藤原公任が千日供養や結縁灌頂などを行った記録があるそうだ。
この後は電車で移動します。
さあいっくよー!本日最大の目的地へ☆

琵琶湖ホテルに着いた!

最後の最後に今回のメインイベント!ホテルのBarベルラーゴにて百人一首カクテルをいただきます。
小野小町・小野篁・藤原実方・在原業平をイメージしたカクテルが飲めるんだよ~☆

運ばれてきた小野小町カクテル「花の憂い」!
絵札にお花のカクテルグラスにポットの花の出がらし(出がらし言うな)まで綺麗。
ハチミツとエルダーフラワーをベースに、ウエイターさんがホットカモミールを注いでくれて
花の香りがふわっと漂って最高にオシャンティ。
ここここんなオシャレなカクテルいただくの初めて…!どきどき。

ストローでいただくのですが一口飲んだら「え??待っ??は!??!??!!」ってなったくらい美味で
わたしの人生におけるカクテルの常識が630度くらい大回転した。
蜂蜜で甘いのかと思ったけどエルダーとカモミールがあっさりしているので
甘みがハーブにくるまれてすっきり飲めて、そんなしつこくない上品な味がスーッと入ってくるのがもう
脳内の味覚処理が追いつかなくて意味不明になって
しかもどんなに飲んでも味が均一で薄すぎる部分も濃すぎる部分も皆無でますます訳がわからなくなった。
飲み終わるのがとてもとてももったいなかったけど、美味すぎてごくごく飲んじゃう葛藤。
おいしい、ずるいーーー!!!!!
お酒が苦手なのでカクテル自体そもそもあまり飲む機会がないんですけど
今まで飲んだどのカクテルよりも最強レベルでおいしかったです個人的に…!
何だったんだあれは、わたしの中の「カクテルというもの」のレベルをたった1杯で跳ね上げてしまった。
どうしてくれる小野小町。
あれはおいしい、まじでおいしいです。おすすめ。興味ある方はぜひどうぞ。

本当の本当に飲みたかったのはこっちなんですけどね!!!(血涙)
アルコール入りだから飲めなかったんだ…篁カクテルまじ飲みたかった…!orz
だって小野篁がカクテルになるなんて後にも先にもきっとこの機会しかありませんぞ!
どうせならノンアルとアルコールの2種類用意していただいて好きな方選べたらよかったのに。
百人一首カクテルは去年から第一弾・第二弾が企画されていますがノンアルが入ったのは前回からで
それが今回は小野小町だったのは小野氏クラスタとしては僥倖と思うしかない…
これで全然別の歌人がノンアルで、小野氏2人とも飲めなかったらわたしたぶん行かなかったと思うので
企画してくれた人、ノンアル入れようと言ってくれた人、それを小町にしてくれた人には感謝しかないです。
ほんとにほんとに楽しくて幸せな時間でした。ありがとうございました。
願わくば小野篁のノンアルカクテルを今後ぜひ企画してくだs(ry
この後はJRに乗って京都駅へ戻りました~。
今日は京都にほとんどいなかったけど、電車を降りて京都駅に降り立ったら
なぜか「帰ってきた…」とか思った(笑)どんだけ京都好きなの自分。。

新幹線に乗る前に駅のnikinikiに寄って燕の親鳥と雛をゲット。
5月は鳥たちの子育ての季節ですね^^
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- 2018/05/25(金) 17:59:36 |
- URL |
- 橘右近大夫
- [ 編集 ]
貫之の墓所!!!! いらつしやつたのですね。しかも大近江神宮にも。聖地巡礼ですね。いつか行きたい、いや絶対に死ぬまでに行きます!
琵琶湖ホテルつて、そんなことをしてゐたのですね。知らなかつたです。これ、良いですね。小町のカクテルは華やかで小町らしいです。
Re: タイトルなし
- 2018/05/25(金) 23:51:00 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
貫之のお墓行ってきました…!
本人が埋葬されたわけじゃなくてもテンションあがっちゃいました。坂本ケーブルも楽しかったです^^
近江神宮もとてもきれいな神社で御朱印が優美なんですよ~おすすめです!
> 琵琶湖ホテルつて
企画は去年から始まっていて、今回の4種類は6月までの期間限定なのです~。
小町カクテル、本当にきれいでオシャレでした!いただけて本当によかったと思ってます☆
次はどの歌人がカクテルになるのか楽しみです。
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