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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


第2425回「好きな芸術家は?」

  1. 2018/11/16(金) 23:59:36_
  2. お絵かき
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0

こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の葉月です今日のテーマは「好きな芸術家は?」です芸術の秋ですね皆様は好きな芸術家はいますか?私は「叫び」で有名な「エドヴァルド・ムンク 」が好きです旅行中にたまたま入った美術館で「ムンクの叫び」を見たときは張り詰めた緊張感が伝わり、鳥肌が立ち、感情を揺さぶられました...
FC2 トラックバックテーマ:「好きな芸術家は?」


モネ。
ブログでもSNSでも何度か、いや何度も書いていますけどモネです。もう文句なしに好きすぎてたまらない。
小学生の頃に母親に連れて行ってもらった、今は無き東武美術館での衝撃の出会いから
モネ展とかモネの絵が出る展覧会とか、モネの絵を常設展示している美術館のこととか聞くと
うれしくなってしまって、とにかく都合をつけて飛んでいきます。
モネのどこが好きかと言われると、理由が多すぎて困ってしまうのですが
タッチもモチーフも色彩も見ていて全然飽きなくて好き。
初めて見たときに(確か睡蓮か太鼓橋だったと思う)えっなんかすごい色が明るい…きれい…とヨロッ…として
近くで見るとキャンバスの表面に絵の具がごつごつ残って荒々しいのに
遠くから見るとそのものずばりに見えるってどういう技だよ!と突っ込んで
チェブラーシカのようにバッタリ倒れた時点で、すっかり彼の絵の魅力にとりつかれてしまった気がします。

特に好きなのはやっぱり色ですかね…モネの絵を見て最初に驚いたのが色彩だったので。
空が空で、水が水で、雪が雪で、花が花の色だって思ったのを覚えていまして
あっ色ってこうやって塗ればいいんだ…と子ども心に感じたわけです。
それまでのわたしは(それまでって言ってもまだ数年しか地球で過ごしてませんでしたが)
クレヨンや色鉛筆でスケブに色をつけるのが大好きだったくせに配色センスが壊滅的でテクニックとかもなくて
つまり誰も教えてくれなかったしわたしも誰からも盗もうとしてなかったわけですけど(そういう発想がなかった)、
そこにモネっていう先生ができたんですね。
東武美術館のショップで母に小さな太鼓橋の絵を買ってもらって
花の絵は、特に緑色はしばらくモネみたいな感じで塗っていたように思います。
やがて小学校にあがり学生時代を経て社会人になるにつれて
モネだけではなくルネサンスとか江戸美術とかターシャ・テューダーとか宮崎駿とかCLAMPなどの影響が
付け足されて今に至るわけですけど。

そういえば今日は語呂合わせで「いい(11)色(16)の日」といわれているそうで。
画家の色彩で好きなのは、そんなわけで印象派なのですが
フランドル派やバロック期のはっきりくっきりした色彩も好きだし(影を真っ黒に塗っちゃうやつ)
唐代の水墨画のごつごつふわっとしたモノクロも好きだし
色彩が花開いていく近世美術の革命期すごい好きだし
少なくくっきりした色数で物語を紡ぎ出す古代アフリカやアジアの美術もよき。
各地の王族とか皇帝のいでたちとか金色堂や目黒雅叙園みたいな金ピカロココ調とかも大好き。
最近はライトアップやプロジェクションマッピングなどの光アートも好きです。たーのしー。
絵でも彫刻でも建物でも、塗られたその色を見るとわくわくしてしまって
なんでこの色なんだろう、何か意味があるんだろうか、注文主や画家の趣味だろうか、とか
色んなこと考えたり知るのが昔から楽しくて、
お絵かきでも色塗りタイムが一番好きだったりします。
今思えば「人の目に映る色(つまり光)」をつきつめたモネや印象派にわたしが惹かれたのは
そういう理由だったのかもしれない。
晩年にほとんど目が見えなくなったモネの色彩は一見、ぐちゃぐちゃですけども
かろうじて目に映っていた光の色を精一杯キャンバスに乗せた睡蓮の絵を見ていると
痛々しいんだけどやっぱりわくわくします。

shizeniro.jpg
自然の色彩。
家の庭もあちこち色づいてカラフルになってきています。

shirokuro.jpg
自然の色彩(白黒)。
うちの母にゃんこはお腹の白と背中の黒のバランスが最高なんです。とうとみ。

koyookashi.jpg
お菓子の色。
花扇の紅葉と落ち葉です。鮮やかなオレンジも渋い焦げ茶も、どっちも大好き。

あ。
そういえば三鷹の森ジブリ美術館にて、明日から「映画を塗る仕事展」が始まりますね!
アニメーションの色彩表現とジブリ映画の色について特集された展示だそうです。
特におととし亡くなられた保田道世氏のお仕事(彼女の作る色はジブリ色と呼ばれた)が
かなりの内容を占めると思うので楽しみ☆いつ行こうかなあ。



本日のお絵かき↓
tsuranuki.jpg※クリックで大きくなります
大門山ツラヌキ氏。
加賀宝生による「小袖曽我」の子ども装束と素踊りの紋服姿です。
彼と他のシンカリオン運転士たちによる芸能の絵はpixivにひっそりあげてますが→こちら
この絵は別ヴァージョンです。
背景の紅葉の散らし方をあれこれ試してみた結果、この絵にするかしぶの絵にするか迷って
結局しぶの方の絵を仕上げたのですが、こちらも何となく気に入ってもったいないのでここで供養。
芸能+秋ということで背景を紅葉で真っ赤にしたかったのでしたが
これは空間がある方がしっくりくる気がしている。

ツラヌキくんの出身地である金沢は「空から謡がふってくる」と言われるほど能楽のさかんな街で
江戸時代には殿様から職人まで謡を口ずさんでいたそうです。
ので、彼にぜひ加賀宝生をやってほしいなと思ったのでした。
普段洋服を着ている子がたまに和服着ると似合いすぎる問題。お正月にはみんなで着物きてほしいな。
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テーマ : 絵画・美術    ジャンル : 学問・文化・芸術

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ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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