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2019_01
05
(Sat)23:54

文化の祭典その3。

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今年も東京国際フォーラムのJ-CULTURE FESTの展示を見てきました!
去年と同じで入場料無料で開催されていたお正月のイベントです。
写真は手毬さんの和菓子ですよ~~今年もかわいい、干支の猪に牡丹にパンダ饅頭。
上生菓子は基本、練り切りで作られますが、この猪は表面がこしあんでできています!
滑らかな食感で美味でした☆

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会場の入口にあった猪タワー。
白い猪のぬいぐるみがぎっしり積まれていてすごい光景(笑)。
おかめのお面や獅子頭をかぶってたり小判や海老を持ってたり、お正月らしくてかわいかったです。

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会場にあった巨大宝船☆
伊藤若冲が見たら狂喜乱舞して絵を描き始めそうなくらい、野菜や果物がどっさり積まれていて
その中に松竹梅や季節の花が飾られてまるで生け花のようでした。
米俵や酒樽も積まれていて七福神が喜びそう。

今年もEホールのロビーギャラリーにて京都の井筒さんによる「平安王朝文化絵巻」があります。
相変わらず気合いの入った展示で、無料で、写真撮影OK!ほんとに有難い。
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牛車、今年は中だけではなく外にも人がいます!
キャプションを見たら源氏物語をイメージして再現しているそうで、
牛車の外で扇を持って立っている彼は惟光(光源氏の従者)ですね。
隣に立ってみたら烏帽子を差し引いても結構、背が高くてびっくりしました…
そういえば惟光の身長について物語の中では特に言及がないから、好きに想像していいんですな。

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手元の扇をアップで。夕顔の巻を思い出しますな。

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中には源氏と紫の上がいました。何を話しているのかな…。

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そして今回もジオラマ展示がアツイ!
今年の六條院は明石の姫君の裳着の儀式と宴会が再現されていましたよ。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆
 
 
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明石の姫君の裳着は源氏39歳の年の2月11日戌の刻に行われまして、姫君は当時11歳。
庭には梅の花が咲いていますのでここは春の御殿(紫の上の住まい)ですね。
(源氏物語では、姫君の裳着は秋の御殿で行われますが
展示では春の御殿に場所を変更して再現しているそうです)

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こちらが姫君。腰結は秋好中宮が、髪上げは内侍が務めています。
腰結は加冠の烏帽子親のような役割ですが、中宮のような身分の人が務めることはあまりないそうで
つまり源氏はそれだけ姫君の裳着に力を入れているということなのだなあ。

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紫の上も見守ります。

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男性たちも見守っていておごそかな雰囲気。一番右の室内にいるのが源氏です。

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音楽を奏でる楽人さんたち!ずらりと並んで壮観。

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着物も楽器も細部まで細かく再現されていて美しいです。笙や笛の音色が聞こえてきそう。

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六條院の後ろに回ると、そこは平安時代の生活風景を再現した展示になっています。
(今年は見学用の台が去年より高くなっていて、上から見下ろす感じでした)

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乞巧奠のお供え。
七夕の夜に短歌や裁縫、技芸の上達を願ってお供えされるものです。

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こちらも七夕行事から。織姫・彦星の二星会合の伝説にちなみ歌を詠み梶の葉に書く男性。
新古今和歌集や平家物語にも七夕の夜に梶の葉に歌を書く描写がありますね。

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隣にいた女性。
柱の陰で見えませんが、彼女の前にも梶の葉が置かれているのでこれから詠んで書くのでしょうね。

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七夕は裁縫の上達を願う行事ですので、お裁縫の工程の再現もありました。
こちらは縫う工程。

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ひねる。

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布を裁つ。

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打ち物。

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綿入れ。

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地直し。

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染め。
小さな童女が見守っていますね。

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食べ物に目がないわたしはすぐこういうのに目がいきます。索餅と甘葛。
索餅は米粉や麦粉を練って揚げたお菓子で、甘葛はツタの樹液を煮詰めて作る甘味料です。
(枕草子「あてなるもの」にも「けずり氷にあまづら入れて」という描写がありますね)

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ミニチュア展示を見終えて、今度は実物大の展示へ。童舞の衣装です☆

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迦陵頻。
童子の四人舞で、極楽浄土で舞う迦陵頻伽を表現しています。

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胡蝶。迦陵頻の番舞です。
こちらも童子の四人舞で、蝶がかわいらしく舞う様子を表現しているそうです。

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源氏物語からの、結び文の再現。
主にラブレターに使われた、巻いてたたんで結んだ手紙で、季節の花などを添えて相手に届けます。
他にも立文と捻文、継紙、硯箱、文台などの展示がありました。

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「類聚雑要抄にみる平安時代の室礼 『源氏物語』に描かれた王朝人の暮らしを知る」。
1115年に藤原忠実が東三条殿に引っ越した際の、女性たちが過ごしたであろう室内の様子を再現しています。
御帳台(脇息)、几帳、屏風、鏡台、二階棚などが美しく置かれています。とても素敵なお部屋…!

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御帳台の天井を見上げたら吹き抜けになってた。。

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こちらは近代の御大礼装束の展示で天皇・皇太子の装束です。去年もあったやつですね。

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沓がカラフル!

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采女装束も素敵。

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大正天皇が即位した際の紫宸殿と南庭の模型です。

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高御座が後ろ側から見られました。

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屋根の鳳凰がきれい!

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「即位の美・儀式の美」と題して儀式における正装の変遷。写真は近代。
去年は女性の正装だけでしたが今年は男性も一緒に展示されていました。

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江戸時代。

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平安時代。

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奈良時代。

そんなこんなで展示を眺めて目が幸せでお腹もいっぱいになっていたところへ
どこからか笛の音が聞こえてきたので音を頼りに戻ってみますと。
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さっきの童舞装束展示のスペースで、しのばず雅楽会さんによる雅楽の生演奏が始まってました!
曲は音取、越天楽、鶏頭などを演奏してくれました。

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曲の合間に楽器(笙・篳篥・龍笛)の紹介もしてくださいました。
「拍手のタイミングがわからないと言われますが、笙が吹き終わったら曲の終わりなので
そこで拍手をしていただいて結構です」
「平安貴族はくつろぎながら、かしこまらずに雅楽を楽しんでいたと思いますので、
どうぞ想像しながら聴いてください」など、など
素敵な解説をたくさんしていただいてとてもためになりました。
今で言えば自宅でちょっとピアノやギターを弾くみたいな感じで、昔の人も音楽を楽しんでいたのでしょうね。
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C.O.M.M.E.N.T

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