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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


松の内の京都旅。

  1. 2019/01/13(日) 23:50:16_
  2. 旅行
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
2019kyoto_1.jpg
今年の旅行始めも京都でした☆
六道珍皇寺さんの初ゑんま詣が目的です。
閻魔賽日は1月16日ですが前倒しして三連休から法要をおやりになるとのことで
有難や有難やと夜行バスに乗ってやってきました。
六道さん今年も応援しています。どうぞよろしくお願いいたします。

お寺に着いたのは8時過ぎでしたが、境内にはすでに何人か待っている人がいらして
わたしも拝観受付時間まで外で待機。
ダウンにマフラーぐるぐる巻いてホッカイロでお腹と背中を挟んだわたしに隙などないのだ。
2019kyoto_2.jpg
しばらく待っているとご住職がいらして
「よかったらどうぞ、皆さん顔見知りの方ばっかりですから」とニコニコとおっしゃり、
その場にいた人たち全員がご厚意で新年閻魔斎日法要に参列させていただけることになりました。
ご住職が堂内でお経を唱え、わたしたちは外で手を合わせて
お経が唱え終わると堂内に入れていただき閻魔像・篁像にお焼香させていただけました!
えええお堂入っていいのーーー!!?!?!??((((゚Д゚;≡;゚Д゚))))
真正面に閻魔像と篁像がどーん!と迎えてくださる2019年お正月マジなんなの、
法要後の大事な時間だというのにおふたりを目の前にして大興奮!!
だってだって栄西と建仁寺展でも篁さんこんな近くで拝見できなかったよ、もっと距離あったよ!!?
久々に間近で拝見する閻魔像と篁像は全然お変わりなくおっかなくて力強くてかっこよくて
冬の京都のしいん、と冷えた空気も相まって雰囲気めっちゃありました。あああああ最高のお年玉。

新年早々、あんな至近距離で閻魔様と篁さんに見下される機会をくれたご住職にマジで感謝です…
本当にありがとうございました。(深々)

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2つの井戸にも挨拶。
この日はテレビ局のカメラも来ていましたが何の撮影だったんだろ~そのうちどこかで放送されるかな。

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帰りに閻魔・篁堂にお線香をさしあげました。
今年も通わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
あと閻魔様は16日になったらゆっくり休んでいただきたい。

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初ゑんま詣限定の、金屏風仕立墨書朱印と新年厄除け御札。
「閻魔王」「冥官篁」めっちゃかっこいいです☆
お札は来年以降も同じ大きさの別デザインが作られるらしい、何それ来年も行くしかない。

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すっかりおなじみになったSAGANさんにて朝ごは~ん。
卵かけご飯とお味噌汁であったまりました。いつもありがとうございます。

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歩いて建仁寺霊源院に来たよ。
今月から始まった京の冬の旅にて、今川義元生誕500年を記念した展示がこの日から開催中なのでした。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆
 
 
 
霊源院は室町時代の創建で学僧を多く輩出しており、
今川義元(栴岳承芳)が13~17歳までを過ごしたお寺でもあります。
(彼は17歳のときに建仁寺を出て駿河に戻り、お家騒動ののちに今川家を継いでいる)
今年は義元生誕500年を記念して、本人による書状や縁の人々の書や絵画が展示されていました。
義元の直筆書状は丁寧な筆致だなあと思ったら1536年12月の日付だから、エッ、18歳!??(゚Д゚)☆
領主としてお仕事始めたばっかりの頃の手じゃん!!
ちょっとみずみずしいにも程がありました…全然読めませんが、内容は家臣への安堵状だそうです。
細川幽斎による茶会の招待状には「草かれしこの花をこごる雪の月」などと句が記されており
霜月十日玄旨とのことなので冬のお茶会だったのかしら。
雪斎の師であり義元の得度をおこなった常庵龍崇の墨蹟は力強かったし、
織田信長直筆書状は1574年5月の日付だから41歳のときの筆跡で
寺領の年貢などの件について建仁寺へ出したものだそうです。
初公開の狩野山楽「布袋像」は最近お寺の中を整理していたら偶然見つかったものだそうで
こういう風にどこかに眠っている作品がきっとまだたくさんあるんだろうな。
中巌円月坐像、中巌円月は霊源院のもとになった妙喜世界を創建した人で
隣にあった湛慶の毘沙門天立像は、中巌円月坐像の胎内仏だっただけあって美しいまま残ったようでした。

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限定御朱印がかわいい!義元・雪斎・寿桂尼です。
すごい。本人とお師匠だけでなくお母様まで御朱印になってる。

霊源院の後は四条通へ移動~。でもその前に。
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今年は亥年なので禅居庵の摩利支天(猪に乗った神様)にお参りしました。
新年で干支の神様のためかだいぶ混雑していました。

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狛犬ならぬ狛猪がいた。

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禅居庵のすぐ近く、京都ゑびす神社の前を通りかかると何やら賑やかでした。
十日ゑびすの後祭で撤福祭が開催中だったようです。

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本殿にもお参りする人やお札がたくさん。
着物姿の人もたくさん見かけました。

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お祭の間は福笹の授与があるのですが
神楽殿の祭壇に供えられた笹に巫女さんが舞と神楽を奉納することでお清めしてもらえます。
笹と鈴を手に舞う巫女さんはとても美しかった。

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境内の恵比寿様。

この後四条通に移動しましたが、そこでも着物姿の人をたくさん見かけて
市内が何となくウキウキしているように見えました。
お正月というか松の内に京都へ来たのは久しぶりなので、あの雰囲気も懐かしかったですね。
いいね楽しいね松の内の京都!
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高島屋で新年の和菓子をゲットしました。二條若狭屋の亥の福と玉寿軒の亥。

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とらやの亥の風と、お題「光」にちなむ月夜の水面。

この後は祇園四条駅から京阪電車で石清水八幡宮へ移動します~。
枕草子や徒然草に書かれ源氏物語では玉鬘もお参りしている石清水八幡宮!
お正月になると本殿がかっこよくなると聞いて何がなんでもお正月に行きたかったのでした。
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八幡市駅に到着。京都市内から30分ほどでした。

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駅から歩いてわずか3分、石清水八幡宮の一の鳥居に到着。

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鳥居には八幡宮の扁額がついています。

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頓宮・極楽寺跡。
年1回の勅祭石清水祭が行われる場所で、徒然草にある仁和寺の法師の逸話に出てくるのはここです。
その法師は石清水八幡宮にお参りしようと歩いてここまで来たのですが
極楽寺と高良神社を八幡宮だと思い込んでそのまま帰っていってしまったというやつ。

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頓宮の南門の奥にある五輪塔。
いつの制作か何故ここにあるのか、詳しくは不明らしいですが
鎌倉時代には既にあったようです。

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先へ進みますよ~高良神社。
仁和寺の法師の逸話で法師が八幡宮と思い込んで、頓宮とともにお参りした神社です。
彼もアホではなかったらしく、人々が山上へ歩いていくのを見て何かあるのかな?とは思ったようですが
お参りはしたのだからもういいか、と帰ってしまったようで。
先達はあらまほしきことなり。まったくだなあ。
そういえばその法師さんは、あの後間違いに気づいて八幡宮へお参りすることはできたんだろうか…。

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頼朝松。
源頼朝が八幡宮に6本の松を奉納したという記録が残っているそうで、これはそのうちの1本ですが
過去に落雷で燃えてしまったようです。こちらは2代目。

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左奥に鳥居、右に階段。
地図を見ると鳥居が表参道なので、とりあえず鳥居へ進みます。

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表参道の二の鳥居をくぐります。

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鳥居の後はひたすら階段を登る。。
七曲がりと呼ばれるジグザグ階段は運動不足の足にはこたえます。キツい。

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登っていくと小さなお社がありました。大扉稲荷社。

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影清塚。
かつて祓谷社というお社があり、参拝者はそこの清水に自分のの影(姿)を写して
心身を祓い清めてから参道を上がって行ったそうです。

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参道には神仏習合時代の坊の跡地がいくつかありまして、これはそのひとつ「中坊」の石垣。
神仏分離令により取り除かれて現在は石垣のみが残ります。

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三の鳥居まで登って来た!

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参道にあった一ッ石。
自然に盛り上がって出てきた石で、お百度参りなどの起点になったそうです。

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参道には各所から奉納された燈籠がずらり。

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参道から見えたのでちょっと寄り道。涌峰塔。

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近くにレストランがあるようだったのでお昼にしようかなァと歩いていたら、まさかの猫さま!
毛づくろいをしてそのままどこかへ行ってしまいました。あ~びっくりした…癒しをありがとう。

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エジソン記念碑。
トーマス・エジソンが白熱電球の発明の際に使用した竹がここ八幡の竹だった縁で
記念碑が建てられたそうです。

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石翠亭にていただいた厄除けうどん。そんなにコシがなくて食べやすかったです。
少し休憩もできたのでまた元気に歩き始めます。

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石翠亭の近くにあった三女神社。
宗像三女神(多紀理毘売命・市寸島姫命・多岐津比売命)が祀られていて
平安時代に宇佐神宮から勧請されたそうです。

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参道に戻って、重森三玲の石庭を見たくて書院に来てみたらなんと門が閉まっていた。。
隣の社務所に尋ねてみたら「あ、じゃあ門を開けますのでお待ちください」というお返事が!

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ガコンと閂を外す音がして、うおお開いた!開けていただいてしまいました。。
こんなの初めて…あのときの職員さん本当にありがとうございました。お手数をおかけしました。

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小さな方丈のお庭で、石を島に見立てて海を表現しているそうです。
右奥にある石燈籠は鎌倉時代のもので重要文化財、八幡宮でもっとも古いものとか。

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南総門まで来ましたよ!

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門をくぐって、本殿のある広場へ。

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きましたわ~!!石清水八幡宮本殿です。
都の裏鬼門にあたるこの地に八幡宮が鎮座したのは平安時代で、
何度か修理を重ねながら今日まで建ち続け、現在の本殿は徳川家光の修造によるもの。
巨大な御神矢がささった本殿が見られるのは年末~松の内だけだそうで
間に合って本当によかったです。長さは8メートルだそうでものすごい迫力でした。

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ちょっと横から見ると斜めに突きだしているのがわかります。
竹でできているそうですがこんな立派な竹が境内にはあるんですね…。

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矢羽のアップ。

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屋根下の彫刻もきれいです。龍虎がいて鳩がいる。
わかりづらいですが向かい合った鳩の片方は口を少し開けており、阿吽になっているそうです。

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本殿の左側、神楽殿の隣には巨大な御神矢がもう1本立っています。

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神楽殿では巫女さんが御神矢に舞を奉納して清めていらっしゃいました
さっきのゑびす神社でも巫女さんが似たようなことをしていらっしゃったな…
参拝者に授与されるものはこうして清められるんですね。

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本殿と石清水社の御朱印をいただきました。
石清水社は八幡宮の名前の由来になった湧き水のある神社で
境内からしばらく階段を降りたところにあります。

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楠木正成の大クス。
南北朝時代に本人が必勝祈願に訪れて奉納したとされる木です。
八幡宮のご神木で、樹齢は700年ほど。

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大クスから本殿の裏へ回ってみますよ。

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角にあった校倉(宝蔵)。

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本殿の裏には各地の神社がずらりと並んでいます。
住吉・一童・貴船・龍田・若宮・若宮殿・気比・水若宮。畿内の有名な神社が所狭しと。

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本殿の裏側も美しい朱色でした。

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鬼門封じ。あえて石垣を切り取ったデザインにしているそうです。
ちゃんと作ってしまうと門ができちゃうから鬼門ごと取っぱらっちゃうという大胆な考え方、嫌いじゃないよ。

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東総門。
八幡宮の本殿は東西南北の総門が囲んでいて、すべて重要文化財に指定されています。

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そんな門を囲っているのが、織田信長が寄進したという信長塀。
瓦と土を何重にも重ねて作る、当時としては割とポピュラーな塀です。

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南総門を出て、名残惜しいですが山を降ります…。
まだ寄るところがあるのでもうちょっと歩きますけど。

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南総門から東総門のふもとへ歩いていくと、細橋があります。
下を石清水社の水が通っているために、人は渡ってはいけない、渡らずの橋です。

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ずんずん歩いて、展望台前にある鳥居が見えた。

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男山ケーブル駅の隣にあるここは展望台になっています。

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とてもいい眺め。お天気が良ければ京都タワーや東寺五重塔や比叡山もきれいに見えるらしいです!
今度は晴れているときに来たい。

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谷崎潤一郎の文学碑もあります。
谷崎の「蘆刈抄」という小説に男山の月の描写があるそうです。

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鳥居から戻って階段を降りていきますと、太子坂・萩坊跡に出ます。
萩坊は秀吉に追われた狩野山楽が隠れ住んだところで、
八幡宮には山楽の描いた襖絵なども残されているそうです。

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帰りはこちらの坂を下る予定でしたが通行止めになっていた…!
去年の地震で岩などが崩れたままになっているようです。
この坂を下りていくと、途中に石清水社があるのですが結局参拝できませんでした。。
石清水八幡宮に来たのに石清水社に行けないなんて!御朱印もいただいちゃったのになあ。
松花堂跡(松花堂が晩年に住んだ草案跡)も近くにあるのですが見られなかった。またの機会に。

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階段を降りていく途中にたくさんあった竹林。
エジソンはどうやってここの竹を見つけたんでしょうな…。

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ずんずん歩いて、さっきの二の鳥居の場所へ降りてきました。
というわけで男山登り、もとい石清水八幡宮への参拝完了!

この後は京阪に乗って京都駅へ戻りまして
時計を見たらまだ時間があったので、どこか行けるなァと観光案内所へ向かいましたら。
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仕方ないんだ目に入っちゃったんだから!
最近ほんとに、ほんっっっっっとにこのての文字に目が吸い寄せられる率が高いです。
おかしいなあ鉄の自覚はないんだけどな、主に新幹線ロボに乗る小中学生のせいですよ。

というわけで。
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来てしまいました超進化研究所京都支部、じゃない京都鉄道博物館!
京都駅から歩ける距離にあるっていうのがまずいよね。うっかり来やすい。
(ちなみに去年ここでシンカリオン展をやってたときは
館内案内掲示のところに本当に「SUEI京都支部」と書いたシールが貼ってあったそうだ)

しかしつくづくわたしは何をしているんだろうな…。
主人公がいるのは大宮てっぱくでわたしは埼玉県民だというのに、
名古屋のリ鉄とか京都てっぱくとか、やたら大宮から距離のある博物館を攻略しているのは何故なんだ…
何とかタイミングを見つけて大宮も行きたい…。(ゆさは大宮てっぱく未訪問です)

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入口の樹の下にかわいいのがいました。

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チケットを買って入口のプロムナードへ。
0系、クハ86形、C62形蒸気機関車が迎えてくれます!
シンカリアニメ30話でハヤトくんとアズサちゃんが最初に訪れたのもここでしたね。

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「0系先輩!お目にかかれて光栄です!」(ハヤトくん風に)
団子鼻かわいいよかわいい。

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0系の車内では展示スペースがあります。
電車の技術や部品、名前の由来や座席シートなどの解説が見られます。

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プロムナード中央にあったナシ20-24車両はブルートレインの食堂車だった車両で
中では食事ができます。

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シンカリオンのお弁当も売ってるんですけど、午後だったのでもう完売でした。。

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リュウジさんパッケージのドクターイエロー弁当も完売でした。
お弁当は午前中に来ないと売り切れてしまうみたいです~。

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トワイライトプラザへ。2代目京都駅1番ホームの上家の一部が利用されているそうです。
電気機関車やトワイライトエクスプレスを展示しています。

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EF81-103電気機関車。
東北~近畿間を往復していたので50Hz~60Hzの交流区間に対応していて
この車両はトワイライトエクスプレスの元になっています。

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トワイライトエクスプレスのロゴ。気品があってかっこいい!

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本館1F車両展示に来ました。
500こだま、月光、雷鳥を始め多くの特急車両が並んでいますよ☆
(京都てっぱくはリ鉄と比べて天井が低いですが、たぶんこっちの方が車両の展示数が多そう)

kyototeppaku_14.jpg
こだまの車内には入れるのかなァと後ろに回るとこんな表示が。
保存のためにできることを鑑賞者も考えなくてはいけない。

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国鉄時代のこだまの頭もありました。

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運転席の見学ができました。
高さのある階段を3段登って席につきます。かなり高い!
窓が高い位置にあるのでさもありなんと思いますが、天井は低いので頭をぶつけないよう注意です。

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キッズスペースにいた新幹線E7かがやき…かと思いきや、
頭にW1と書いてあるので500系電車なのか。。

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シンカリオン500こだまのパネル!
運転士のホクトさんはここの地下にある(という設定の)SUEI京都支部でお仕事をしています。

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シンカリオン各機もShincaとともに展示されていました☆

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なんか外から汽笛の音がするなあ、と2Fの通路から外へ出てみると。

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転車台のある扇型車庫を見下ろせる場所に出ます。蒸気機関車がいっぱい!

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このときちょうど蒸気機関車が車庫に戻る予定だったようでその一部始終が見学できました。
汽笛をならし、蒸気を吹きだしながら機関車が転車台へ移動。

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セット完了。

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ぐるっと回って、

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バックオーライ。きれいに車庫に入っていきました。

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下に降りてみます。
現存する日本最古の鉄コン扇型車庫「梅小路蒸気機関車庫」をまるごと保存していて
京都てっぱくの前進である梅小路蒸気機関車館の名前の由来でもあります。
(もともとは蒸気機関車の博物館だったのが鉄道の博物館としてリニューアルしたのですね)
シンカリアニメではこの転車台からホクトさんの500こだまが出発進行しますね!

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まわれ右して転車台を出た機関車の向かう方向を見てみる。
昔は実際にここから機関車が発着していたんですよね。

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中には20台もの機関車がずらり。
動態保存している機関車もありたまに動かしているそうです。

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さっき走っていた「SLスチーム号」。1939年製造のC56形160号機です。
わたしが見たのは夕方の車庫入れだけですが、
昼間には客車を連結して来館者を乗せて走ってくれるそうです。いいなー!

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シンカリアニメ30話でも紹介されていたSL義経号。
北海道開拓時代にアメリカから輸入された2台の機関車のうちのひとつです。
(ちなみにもうひとつは弁慶号と名付けられ現在は大宮てっぱくにいる)
1885年、小樽市で作業していた義経と弁慶が大雪のため動けなくなってしまったときに
彼らを引っ張り出しに行ったのがSLしづか、つまり静御前の名前のついた機関車だったという逸話も
アニメで少し紹介されたよね。
(ちなみにSL6号機しづかは現在小樽市の博物館にいます)

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館内へ戻って見学を再開。
1F鉄道のあゆみコーナーにいたドクターイエロー様をパチリ☆
リ鉄で実物の展示を見て内部も見学した922形電気軌道総合試験車は模型もかっこいい。

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「列車を安全に走らせよう」コーナー。
信号機や速度制限を守りながら、先行している電車にぶつからないように、
安全に駅から駅まで電車を動かしてみるシミュレーションコーナーです。

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こちらのマスコンとブレーキを使って操縦。
わたしは後ろから見ているだけでしたが、操縦していた人たちはみんな手慣れているようで
すいすい電車を動かしていました。かっこいい。

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鉄道ジオラマコーナー。
リ鉄よりもざっくりした作りという印象でした。ど真ん中に京都駅がある。

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さっきの転車台と扇型車庫も再現されてます!

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貨物列車のコーナー。
蒸気機関車が走り始めてから現代の貨物車まで、鉄道による流通について細かく知ることができます。
牛を運ぶ列車を見て何となく映画魔女宅を思い出した。

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鉄道と文化のコーナーもありますよ。
写真は文学のスペースで、梶井基次郎『檸檬』や夏目漱石『三四郎』、
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』などが紹介されています。
内田百閒や阿川弘之などは電車が好きすぎる作家として著作がまるっと置いてあった。

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食堂車や駅弁などを紹介する食文化のコーナーにあった
岡山のラマルドボァのスイーツがめちゃくちゃかわいくておいしそうだった!
アキタくんとセイリュウくんが見たら喜びそうだなあ。

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切符を買って改札機に入れてみようコーナー。
ICカードの時代だからこそ、切符の買い方と使い方を展示する意味があるかもしれない。

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運転シミュレータ。
整理券は配布終了していたので遠くから見学だけしましたが
運転士の帽子をかぶったお子さんたちが一生懸命レバーを動かしていたのが微笑ましかったです。

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天井付近をふと見上げて、窓に人がいるなあと思って3Fへ行ってみますと。

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なるほどこういうことですか。窓からは2Fの景色が見下ろせるのでした。

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廊下を歩いていくと図書資料室があった。
基本的に土日祝日のみの開室だそうですがこの日は予約の人のみでした。残念。
(平日は事前に予約が必要だそうです)

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スカイテラス前のポスターコーナーでリ鉄のポスターを見つけるなど。
京都から名古屋まで新幹線で40分だもんね。みんな行ってね^^

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スカイテラスへ。
京都てっぱくは京都駅の線路沿いにあるので、駅から伸びる線路が全部見えます。
東寺五重塔や京都タワーももちろん見えます。

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しばらくは行き交う電車をのんびり写真に撮っていましたが、
突然「東寺と電車の組み合わせってどうよ!?」と脳内で着火。
チャレンジしてみましたが電車がむちゃくちゃ速くて何度撮ってもブレブレでした。
京都駅からそんなに離れてないように思うのですが電車ってかなり早くから加速するんですね…。
写真はスーパーはくとです。カラーリングが好きだ~青とピンク。

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N700A速すぎる!もっといいカメラならロゴがブレずに撮れたのかなあ。
リュウジさんの機体なのでもうシャッターを切る手が止まりませんでした。楽しい!
(いや、もうすぐタツミくんが引き継ぐことを考えるとこの電車は清州兄弟なのかもしれぬ←)

あとこれは撮影していてすごいなと気づいたのですが、写真ではブレてしまってうまく撮れないロゴが
肉眼ではそのデザインをはっきりくっきり捉えたまま目で追えることでした。
人間の目はすごい。

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閉館前に0系ちゃんを見に行ったらライトがついてました!
なんだかこのまま出発進行しそうな雰囲気です。

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扇型車庫の隣を通って出口に向かいます。こちらも電気がついて明るかった。

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出口ー!左側はミュージアムショップになっています。
ショップはごった返していたので最小限眺めるにとどめましたが
ショップの一角に貴賓室なる表示の扉がありちょっと気になりました。

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建物を出るとこんなでした。旧二条駅舎。
1904年に建てられた木造の駅舎で、鉄筋全盛期の時代にあえて和風で造られたとのことです。
またこの駅があった二条付近は京都御所が近いため、当時は皇族の人たちが乗り降りする駅でもあって
ああミュージアムショップの貴賓室はそのためかと納得がいきました。

この後はバスで京都駅へ戻りました~。
2019kyoto_17.jpg
N700Aに乗って帰ります!
今日は清洲兄弟、もといN700Aたくさん見られて幸せいっぱいでした。ありがとうございました☆

2019kyoto_18.jpg
今月のnikiniki。2019年は亥年です。左のお菓子の模様が猪の爪の形になっていておもしろい。
今年も色んなところへ旅行できますように!
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テーマ : 京都    ジャンル : 旅行

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歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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