いつでも誰かがきっとそばにいる。

東京国立近代美術館の高畑勲展に行ってきました。
去年亡くなった高畑勲氏の作品や膨大な制作資料などから彼の表現と思想をたどる展覧会です。
写真は竹橋駅ホームと改札の間にあったポスター。4種類ある☆

美術館前の看板。
展示ですが、会場入口のしつらえからもう素敵すぎて→こちら
映画でかぐや姫が何枚もの布をヒラヒラさせながら走っていたシーンを思い出したりしました。
最初の展示室に入ると竹林が再現されていて、竹から生まれたかぐや姫が映像で投影されていて
かすかに聞こえるBGMは映画のメインテーマでした。雰囲気バッチリ。
最初の展示室は壁一面が年表になっていて、
高畑さんの人生と、国内外のアニメーション界の動きと、国内・世界情勢を並べてありました。
ユーリ・ノルシュテイン氏から高畑さんに贈られたイラストが途中に飾られていて
霧のなかのはりねずみが描かれていました。モフモフかわいい。
(高畑さんはノルシュテイン氏の親交が深く、ジブリを通してお仕事を日本に紹介していて
ノルシュテインの他にもフレデリック・バックやジャック・プレヴェール、ミッシェル・オスロなど
海外の映画監督や詩人の作品を紹介していますね)
同じ室内には高畑さんのお仕事の一部として
ドラえもん企画書、2期ルパンの絵コンテ、ナウシカを映画化する際のメモがありました。
ドラえもんは1話完結にするのでシリーズ構成は不要とか
初回はドラえもんの説明をするのではなくいきなりのび太との日常から始めた方がいいとか
企画の段階から色々考えていらっしゃった様子。
ルパンは最初にアニメ化したときニヒルな展開で視聴率がふるわず、
高畑さんと宮崎さんが関わるようになってドタバタが増えてからヒットしたという逸話があるけど
展示されていた絵コンテも確かそんなドタバタ回。
ナウシカのメモは「秘められたかなしさ、あふれ出るかなしさ」「はげまし」「叫び」「苦悩」などのキーワードがあり
王蟲は「根源的な生命力」「しかしなつかしさもある」「BGMはバッハ」などとあり、
未来感となつかしさのある作品づくりを目指していらっしゃったのでしょうか。
ラストシーンはラヴェルやリヒャルト・シュトラウスの音楽を想定していらっしゃったみたい。
ナウシカをクラシック音楽で考えたことはなかったなあ…王蟲はバッハかあ…。
(高畑さんはナウシカのプロデューサーを依頼されたとき最初は断って、
なぜできないかを鈴木さんに何時間も語ったというエピソードがあるんだけど、
宮崎さんの「おれは高畑勲に全青春を捧げた。何も返してもらってない」の言葉と
鈴木さんの説得で最終的には引き受けたっていうのが好き。
でもって、引き受けたら徹底してやり遂げたっていうのも好き)
宮崎さんの出発点が白蛇伝といわれるように、高畑さんにも出発点があったわけで
ポール・グリモー監督の映画「やぶにらみの暴君(現邦題:王と鳥)」の展示がありました。
学生時代に見て「アニメーション映画で思想が語れるのか」と衝撃を受けたそうです。
(高畑さんは「王と鳥」を2006年にジブ美ライブラリーから紹介していて
わたしはその時も今もあの映画を見ていないのですが、
そろそろ見ても大丈夫かなと思い始めています…あらすじを読む限り難解そうなので敬遠してしまったのだ…)
東映に入社後は安寿と厨子王丸やわんぱく王子の大蛇退治などで演出助手をしながら
企画を提出する機会などもあったようで、そのうちのひとつが「ぼくらのかぐや姫」。
かぐや姫の映画が公開された際にずっと昔に考えたみたいなことをどこかでおっしゃっていたけど
これかー!って感動してしまいました。
何枚もの紙にびっしり書いていて読むのが大変でしたけど
(高畑さん字は綺麗だけど書く文章は理屈っぽくて理解するのに時間がかかるんです)、
当時から原作通りにつくることを想定していたんですな…。
冒頭のイメージも既にあったようで絵巻物をクルクルッと開いて始めるみたいな感じにしたかったみたいですな。
若手の頃から抱えていた企画を晩年に制作期間8年もかけて実現させたのほんとすごい、
制作に関わった人たちも応援した人たちもすごい。
その後はTVシリーズの狼少年ケンで絵コンテや演出を担当したそうで
ご本人が「好き」とおっしゃっている72話の絵コンテが展示されていました。
ケンとゴリラの戦いを仲間のゴリラたちがTVを通して見るというものですが
ケンはジャングルが舞台なので当時そういう演出は斬新だったようです。
完成映像も上映されていて、コミカルに動きまわるゴリラたちがおもしろかった。
太陽の王子ホルスの大冒険。
作画枚数が増え続けるわ、制作が遅れに遅れるわ、会社とケンカになって始末書書きまくるわで
もうこの映画制作の話だけで1本映画が作れそうだなといつも思う。
過去にホルスの関係書籍を読んだときも震えあがりましたけど、
それらの関係資料を一部とはいえナマで見られたのはとてもよかったです。
会社からはスケジュールが遅れたり予算が膨らんだことで制作を一時中断させられたり
「スケジュールを完遂するという決意が表明されない限り演出を降ろす」と通達され、
高畑さんは「尚一層の努力をする覚悟です」と反論してカットごとの作画枚数まで決めさせられ、
もう読んでるこっちがハラハラして気持ちが真っ黒になりそうだったけど、当時の熱意も息遣いも伝わってきて。
生々しいやりとりが残ってるってすばらしいですね(((((((((;;´Д`)))))))))ハアハア
展示室の床にそれらの資料のコピーがびっしり貼られていて気が狂いそうでした。
展示されていた資料はほんの一部でしょうし、もっと他にもおっかない資料がいっぱいありそうだし
きっと残された資料以上におっそろしいことがもっともっとあったんだろうな…。
また、高畑さんはホルスを制作するにあたりスタッフにアイディアを募っていて
ストーリーや舞台についてのスケッチやメモもありました。(小田部夫妻と書いてあるのがあったよ)
圧巻は宮崎駿著「覚え書」。
「僕なりに考えて、こんな風に書いてみました」で始まるアイディアは24枚にもおよんでいて
(岩男と氷象に関してはこの時すでにイメージがあったみたい)、どの紙もびっしり文字があって
でもきっとこの枚数以上に言いたいこと伝えたいことがいっぱいあったと思うし、
現場でも倍以上の言葉が交わされたであろうことも容易に想像がつきます。
(後年、ホルスのコメントを求めた鈴木さんの電話に「16ページよこせ」って言ったくらいだし)
あとこの資料に「ヒルダ(シータ)」「ホルス(パズーという名はどうでしょう)」とあって
もうこの頃からシータの名前を使いたかったんだなと。。
ちなみに宮崎さんのイメージではホルスは常に食べることが好きらしいです。かわいい^^
隣に制作当時治の高畑さんと宮崎さんの写真があって、和気あいあいという雰囲気ではなかったけど
色んなことがあったろうなあとしみじみしてしまいました。
(宮崎さんの手元のコップにアトムの絵がついてたよ…アトムは1963年だからね…)(ホルスは1968年)
展示の間にアニメーターの作業机が再現されていました。
高畑さんの机ではないっぽいですが、古くて汚れて、長いこと使いこまれた印象でした。
トレス台の上にヒルダが子どもたちに手を引かれているカットの原画が置いてあった。
ホルスはキャラデザもスタッフからイメージを募っていて、色んな人が描いたキャラクタースケッチがありました。
宮崎さんのホルスはパズーっぽくて、大塚康生さんのホルスは未来少年コナンっぽい。
(大塚さんの描いたキャラクター対照表があって、高畑さんと宮崎さんが全キャラに怒られててちょっとかわいそうだった)
奥山玲子さんのヒルダは強い目をした女の子で、小田部羊一さんのヒルダは森の子って感じで
それらを最終的にまとめた森やすじさんのヒルダは神秘的で強さを秘めた、
この世のものではないような雰囲気をかもし出していてやっべぇ…ってなった。
展示してあった作画担当表のヒルダのカットはほぼ森さんが担当されていたのもうなずける。
高畑さんもヒルダの表現は本当に悩んでいて、ぐっちゃぐちゃなメモからそれが伝わってきます。
「ここのヒルダ実に難しいんだ、目はうるんで、口元は微笑んで、絶望の中で」とか、
確かにヒルダはとても難しい立場の子なのでどうやってまとめるか大変だったろうな…。
(迷いの森のシーンは東山魁夷の絵を参考にしたそうです)
ホルスについても「なぜホルスは追放されるのか」ということで人々の感情の変化を記したメモがあり
ホルスが村に来て追放されるまでの一連の流れが事細かに説明されていました。
小田部さんによるホルスの船出シーンの原画もあって、
ホルスが小舟ごと海に突っ込んで帆を上げる有名なやつですけども
隣に映画の予告編が流れていて完成シーンも確認できました。やっぱり何度見てもあの動きはすごい。
大塚・宮崎とともに東映動画を退社してAプロに移籍した高畑さんは
リンドグレーンの長くつ下のピッピなどを企画していましたが原作者の許可が得られず、
次に制作したのが「パンダコパンダ」。
わたしも子どもの頃何度も見た大好きな映画です。
扉を開けて顔を見せるミミちゃん・パンちゃん・パパンダの絵が壁に貼ってあって和みました(*´︶`*)。
演出は高畑さんですけど、脚本は最終的に宮崎さん高畑さんで仕上げているはずで
おふたりの合作と言ってもいいと思います。
宮崎さんによる雨ふりサーカスのレイアウトがどっさり展示されていて見ごたえありました。
その後は小田部・宮崎とともにズイヨーに移籍して「アルプスの少女ハイジ」を手掛けるわけですね。
日常生活を丁寧に描くためにスイスへロケハンに行き、ヤギの乳しぼりやセントバーナードの生態を研究し、
全52話の構成もきっちり決めておく徹底ぶり。
あとこの頃からレイアウトを本格的に工程に組み込むようになります。
ハイジでは宮崎さんが担当していますが、その一部と完成画面が展示してありました。
「事前設計をしっかりやったうえで仕事をする」ためにどうしても必要だったというレイアウトは
高畑さんが始めたということで有名ですけども、
高畑さんにしてみれば必要だったから取り入れましたっていう意識だったかもしれないな…。
井岡さんの背景画も相変わらずすばらしくて、ロケハン行ってないとか信じられないクオリティでした。
(井岡さんの参加はロケハン後で彼は写真やスケッチのみを参考に仕事してた)
オープニングのブランコ、雲に乗るハイジ、ハイジとペーターがダンスしてる原画とか
ハイジが1話で重ね着を次々に脱いでアルムの山を走って行く原画などもありました。
今思うとなんて贅沢に時間を使っている1話だったんだろ…すごいな。
母をたずねて三千里も、わずか50ページほどの原作を全52話で描くために
本当に苦心されたというのは何度も聞いた話ですが、
1話でマルコが街から路地の家に戻るまでの高低差を意識した道のりの演出とか
マルコと出会うことで右往左往する大人たちの演出なども、今思えば本っっっ当に高畑さんだなと思うし
アメディオの動きについても「(落ちるときは)嘘でもゆっくり落下」とか指示があったりしておもしろい。
椋尾篁さんの背景美術も好きなんだよな~濃い色の背景。日差しが強い国の色彩ですよね。
赤毛のアンは生活描写ここに極まれりとでも言いたくなるレベルですごいよな…。
ご本人は「TVシリーズなので中途半端にならざるを得なかった」と後年語っていらっしゃるので
もっともっとやりたかったみたいですけども。
アンのデザインについても注文が細かくて、
「風変わりで目立ち、骨格からして将来は魅力的で知的になる」という高畑さんの要求に応えるべくして
キャラデザの近藤喜文さんは本当に大変だったろうなと思います。
他にも、じゃりん子チエで当時の大阪の下町の空気まで伝わる演出をしていたり
セロ弾きのゴーシュで音楽映画に挑戦したり
また「ファンタジーを作っていると現実を撮りたくなる」ということで制作された柳川堀割物語などから
ナウシカのプロデューサーを経てスタジオジブリに参加していくわけですね。
となりのトトロと同時上映だった火垂るの墓は、新潮社が制作に参加するまで様々あったり
高畑さんが80分の映画にしたら宮崎さんも「トトロも80分にする」と言い出して大変だったり
高畑・宮崎でスタッフを取りあう地獄絵図があったりと、本当にエピソードに事欠かない映画ですが
わたしはちゃんと見たの2回くらいですな…つらすぎて見られない。
亡くなった清太くんと節子ちゃんが生きている自分たちを見つめる演出とか
生きている人と亡くなった人とで表現を変えてみたりとか
(「ノーマル(生きてる人)とユ~レイ」の表現についての主線や色指定の比較表があった)
色々と挑戦しているんですよね。
高畑さんは、トトロと火垂る両方の色指定を担当した保田さんとは「スリリングな冒険をした」と語っていて
それはキャラクターの昼・夜・幽霊の3パターンの色指定表からも伝わってきます。
おもひでぽろぽろでも、現在と思い出でキャラクターの色や背景のパターンを変えているのは有名な話で
背景がぼかされていたら思い出、くっきりしていたら現在みたいな区別をつけていますね。
美術の男鹿さんはトトロで緑のイメージがある人ですけど、引き算の背景画もきれいですよね。
平成狸合戦ぽんぽこの展示はイメージボードが壁一面に貼られていて、その色彩の鮮やかさにびっくりして
こんなにも色彩豊かな作品だったかと改めて。
総天然色漫画映画ってわざわざ副題つけてるくらいですからな…。
ガラスケースの展示の半分以上を妖怪大作戦の妖怪デザインが占めていておもしろかったです。
「妖怪画談 p.112より」とか引用元までしっかり描かれた頼もしいイメージボード、嫌いじゃないぜ。
(あと玉三郎兄さんがショーパブでバイトしてたっていう裏設定を初めて知りました。そうなのかあ)
こちらも美術は男鹿さんで、里山の風景はもちろん都会の景色も工事現場の様子も本物のようにリアルで
美術の力をこれでもかと見せつけられましたね。
そんなぽんぽこでリアリティを追求しまくった画面づくりから一転、
となりの山田くんでは限界まで引き算した表現になるからすごい…。
シンプルでほとんど白い画面ですがまるで原作の絵がそのまま動いているような錯覚を覚えます。
かぐや姫の物語は山田くんほどではないけど、結構、引き算の画面づくりをしているのは変わらなくて
でも表現はまったく易しくなくて、「絵巻物が動いているような表現」をとことん追求していると思う。
作監の田辺さんが動画に指示したメモが印象的だったんですけど
「線画が硬く原画とニュアンスが違うので直してください」という添え書きとともに
いつものアニメーションの線で描いた原画の隣に筆ペンのようなタッチに修正された原画が並んでいて
違いは一目瞭然で、これを田辺さんは制作中ずーーーーーっとやってたのかと思うと気が遠くなりそうでした。
橋本さんによるかぐや姫疾走シーンの原画と動画が展示ケースにどっさり積まれていたけど
目測ですけど計ったら6~7センチくらいあって頭おかしくなるかと思った、
どんだけ時間かけて描いたんですか橋本さん…!
たった2秒の横顔を52枚かけて描いてるみたいですがあれ何分あったっけあのシーン…考えたくない…。
下書きの鉛筆もあえて残し、ザラッとした力強さでまとめられた原画は
1枚だけ見てても動きが感じられて本当にすごい。
姫が捨丸にいちゃんと空を飛ぶシーンではこの映画で初めて青空が描かれますけど
それも「姫が地球を実感するためにここまで空を描かなかった」という演出のもとだったんですね。
最後の展示が月をバックに映る赤ちゃんかぐや姫で、BGMが天人の音楽でめっちゃドキドキしました。
かぐや姫に始まりかぐや姫に終わる!
高畑さんが亡くなられているという事実も改めて突き付けられた気がした…天人の世界に行っちゃったんだな…。
高畑さんお疲れさまでした。考えて考えて考え抜いた人生でしたね。お疲れさまでした。

ショップで図録とパパンダおみくじをゲット。
おみくじは見たとたんに値段も見ないでレジに持って行きました(900円だった)パパかわいいー!
図録は展示品を網羅していません。制作資料は抜粋掲載ですし(多すぎるので無理もないけどね)、
ドラえもん企画書やルパンの絵コンテ、やぶにらみの暴君関連資料、アニメーターの机の再現、
会場で上映されていた映像展示の詳細などは載っていません。
展示室でお見逃しなく。

パパンダおみくじ末吉でした。
おうちの戸締りしっかりしようとか、ラッキースポットが竹林とか、
いちいち映画を意識した内容になってておもしろい☆
会場を出たら3時間以上経過していました…。
夢中で観てしまったし、制作メモのたぐいがおもしろすぎて熟読しちゃったからなあ。
今回の展覧会は高畑さんも企画段階から関わっていらっしゃったようなので
高畑さんが亡くなったから展示しますってわけではないようです。
(大きな展覧会は基本的に企画から開催まで数年かかる)
でももし最後まで監修しておられたらどんな内容になったかな…と思わずにはいられません。
骨格は変わってないと思いますが、開催までに新しく見つかった資料もいくつかあるみたいだし…。
担当の方もインタビューで「見ていただきたかった」とおっしゃっているのお見かけして
ほんとにそうだよな~と思いました。
あと、展示の最後にこの展覧会に協力した人々や団体のクレジットがあったのですが
宮崎さんのお名前はありませんでした。
関わったけど載せなかったのか、本当に関わっていないのかわかりませんけど。
新作の絵コンテでそれどころじゃないだろうし、心境を思うとそもそも関わるのも複雑だろうしなあ…。
代わりに鈴木さんが全部やった可能性もあるのかな。
そういえばわたしは借りなかったのですが、今回の音声ガイドは俳優の中川大志さんで
彼は朝ドラ「なつぞら」にて坂場一久なる演出助手を演じていらっしゃいますが
坂場くんのモデルは高畑さんといわれてますね。
東大出身で、フランスのアニメーション映画を見て入社してきて、カチンコが下手。そのまんまですね。
ちなみに主役の広瀬すずさん演じるなっちゃんのモデルは奥山玲子さんなんだよね、
今回の展示で彼女の描いた絵をいろいろ見られてよかったです。
他にも、井浦さんがやってる仲さんのモデルは森さんだろうし川島さんの下山さんは大塚さんだろうし
貫地谷さんの大沢さんは中村和子さんだろうし井原さんの森田さんは保田さんだと思う。
あとは小田部さんと宮崎さんにあたる人が出てくれば役者は揃う!
みんなでホルス(ドラマでは違うタイトルになると思うけど)を作ったりしませんかね。
やたら追求されまくるクオリティ、遅れに遅れるスケジュール、演出降ろす降ろさない泥沼。
いや~朝から大炎上しそうですね!楽しみだなぁ~~(*´▽`*)☆←←
あと今回、展示物は撮影禁止だったのですが
唯一撮影できたスポットがありまして。
追記にその写真を載せてあります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

ハイジのジオラマです!こちらは全景。
過去にジブリ美術館のハイジ展やたてもの園の立体建造物展で見たものですが
どこも撮影不可だったので今回撮影できて本当にうれしかった。
(ハイジ展が2005年ですから14年越しの撮影OKですよ関係者のみなさまありがとうございます)

マイエンフェルトの駅のある街からデルフリ村、アルムの山小屋への景色。
いつ見てもものすごい急斜面…。
ペーターは毎日村まで降りてヤギたちを集めて山を登って放牧しに行くんですよね。すごいよ。

マイエンフェルト。
ハイジはデーテおばさんにこの町からフランクフルトに連れて行かれ、帰ってくるのもここ。
その後はクララがフランクフルトから遊びに来たりしますね。

線路には汽車が走っていて、駅に止まり、また走り出します。
シャッター切ったのが動き出したタイミングだったのでちょっとブレてしまった。わくわく。

デルフリ村。
ペーターは春~秋の間この村の人たちからヤギたちを預かり、山へ連れて行きます。

ハイジとおじいさんが冬の間だけ暮らす家。
元教会みたいで、老朽化で屋根はなくなってしまっているけど
天井と暖炉のある部屋で過ごすんだよね。

教会前の水飲み場。
ペーターはいつもここで水を飲んでいます。

さあ山登りです。

山の途中にあるペーターの家。
お母さんとおばあさんとペーターの3人暮らしです。

走るペーターとヤギたち。

ペーター。ちゃんと表情もあります。
ペーターの前を走るのは暴れん坊のアトリ。

アルムの山小屋。
あらためて見ると本当にしっかりした造りですな。

シロとクマ。

ハイジ。
ヤギたちの鈴の音とペーターの指笛を聞いて飛び出してきたところでしょうか。元気いっぱい^^

おじいさんとヨーゼフ。
薪割り中のおじいさんをヨーゼフが見守っています。

山小屋の中もチラッと見えます。椅子の向こうにチーズを作るお鍋があるね!

窓にはピッチィ☆
ピッチィあれから元気にしてるのかな。

山小屋の水汲み場。
ハイジは朝起きて一番に水を汲みに行きますね。
山から下りてきたペーターがひと休みする場所でもあります。

反対側のテーブルと椅子。
木陰になっていて夏は涼しいので、クララが遊びに来たときもここで過ごしていたような。

山小屋の近くにある木々。

牛たちが休んでいます。
牛飼いは近くにいないみたいだけど、どこかにはいるでしょう。
あと、美術館のロビーにアルムの山小屋のジオラマもありました。

全景。
こちらも確かハイジ展で展示されていたと思います。

調理場。
おじいさんがパンを焼いたりチーズを作ったりします。道具もきちんと再現されている。

チーズを作るお鍋。大きい…!

テーブルと椅子。
おじいさんはハイジが来たときもクララが来たときも椅子を作ってくれましたね。

天井から吊られたランプ。

ヤギたちの鈴とハイジの積み木。

窓の向こうにはアルムの山の景色が見えます。

こちらも。
わたしが過去にハイジ展で見たときは確か冬だったので、冬景色が描かれていたように記憶しています。
ジブリ美術館が季節に応じて景色を変えていたんだよね。

はあ~ヨーゼフかわいい。
さわっていいのかわからなかったのでさわらなかったけど、きっとモフモフしていたろうな…。
彼の嗅覚は物理的にも勘どころ的にも優れていて
ハイジが山にいてピンチになるとだいたい近くにいて助けてくれるんですよね。
寝てるとかわいくて起きてるとかっこいいヨーゼフ。一生大好きです。
あとこの2つのジオラマも図録には載ってませんでした!撮影必至ですぞ。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術
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