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2020_09
19
(Sat)23:55

いつかまた、別のときにはなすことにしよう。

※しばらくブログの更新をゆっくりにします。次回は26日に更新予定です。


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東京都現代美術館に行ってきました。
久し振りに訪れたせいか、清澄白河駅の出口を間違えて反対方向に進んでしまい
「なんか景色が違う」と引き返した程度には木場公園への記憶が曖昧でした。あわわ。

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入館時に消毒液で両手を消毒してサーモグラフィの検温をして
館内ではマスクを着用し、人との距離を保って会話を控えてくださいとのこと。
予約なしで入れますが混雑時は入場制限があるそうです。
平日のお昼に行ったのですがチケット売り場が結構並んでいて、
床に貼られたシールを目印に距離を取って並んで、5分くらいでチケットを買って展示室に入れました。
展示室の中には人がほとんどいなくて(10人いたかな?)、距離を取って鑑賞できました。

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企画展「おさなごころを、きみに」を鑑賞します。
タイトルの「おさなごころ」はミヒャエル・エンデのはてしない物語から取られていることは
美術館の企画趣旨からもうかがえますが、
「きみに」の部分はたぶん、旧エヴァの映画「まごころを、きみに」からの影響があると思う。

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チケットに日付印を押してもらって中に入ると
下りたシャッターにでかでかと書かれた「ようこそ」の文字が迎えてくれます。お、おう。。
(言い忘れましたがこの展覧会は一部の映像作品を除いて撮影が可能です)

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「のらもじ」というプロジェクトの一部だそう。
街のあちこちに点在するお店の看板の手書き文字をフォントにしてオンラインで配布する取り組みです。
デザイナーの下浜臨太郎氏らが始めたプロジェクトで、
フォントを使う人がダウンロードした際の料金はその看板を持つお店に還元されるそうです。
ちょっと昔懐かしい雰囲気の飾り文字はわたしも大好きだし、
こういう文字で書かれた看板は昔も今もときどき見かけますねえ。
喫茶店とか理髪店とか、個人経営の電気屋さんとかに使われてるイメージ。

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のらもじデザインの千社札がびっしり貼られたシャッターもありました。
日本の名字がたくさん。名刺代わりに作ってみたい。

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エスカレーターを登って、展示室へ。
Noritake氏によるメインビジュアルと展示品2点。とてもシンプルなイントロダクションだ。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆


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名和晃平「PixCell-Banbi #10」。
子鹿の剥製を透明なビーズで覆ったもの。
最初は全部作りものかと思ったんですがじーっと見てたら「えっこれ中にいるの本物では」ってなって
ちょっとドキッとした。
(名和氏、初めて知りましたが他にも大鹿や狐など様々な動物の剥製を同じような作品にしているらしい)

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名和晃平「PixCell-Banbi #3」。
角度によって子鹿が見えたり見えなかったりする立方体。
これも剥製が内部にいるんだろうか…と思ったけど見ただけではよくわからなかったです。

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吉岡徳仁「ROSE」。
本物の生花の薔薇の上に結晶を作った作品。
発表された当時はまだ花の赤い色や葉っぱの緑が見えていたみたいですが
何年もかけて真っ白に。。
上の部分、つまり花びらの部分の色が薄いのは花の色素の影響でこうなったらしい。

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吉岡徳仁「Water Block」。
これたぶん、ガラスの茶室に使われている椅子だと思うんだけどピンでも作品になってるんですね…。
水の流れのような模様がきれい、座ってみたい…ヒンヤリしていそう。

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「8K Works Screening」。(撮影不可)
8Kで作成されたCG作品やミュージックビデオなどの映像作品が繰り返し上映されていました。
サカナクションの「Aoi」は確か、NHK紅白に出たときの映像だったと思う。
バンドの背景がドームの観客からテクノ系の背景になったり、目まぐるしい。

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錯視ブロックプロジェクトによる「錯視地図」。
ブロックに描かれた模様の組み合わせによって錯視を起こす試みです。
上から見るだけでは何だかよくわかりませんが、

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視点を下げるとこんな景色が見られます。子どもの背丈になる必要があるんですね。
清澄白河の地図上に置かれたブロックには、凸凹やシマシマ、ネジやモザイク模様が描いてあって
かちっとして見えたり、ぐにゃぐにゃしたりくねくねして見えたりします。
たまに街中のビルをじーっと見つめていると歪んで見えたりするみたいな感覚に似てるな…。

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ジュスティーヌ・エマール「Co (AI) xistence」。
モスクワの国際現代美術ビエンナーレにも出品された映像作品で、
人とアンドロイドがダンスで対話をするというコンセプト。
阪大・東大の研究室が共同開発したロボット「オルタ」に森山未來さんがダンスで語りかけ、
オルタの反応に対して森山さんの反応も変化していくというものでした。

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手のひらで感じるテニス。
視覚と聴覚のスポーツ観戦を触覚でもやってみようという試み。
コートの形をした台に両手を置くと、ボールがコートで跳ねたり打たれたりすると振動します。

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イメージとしてはこんな風に観戦するみたい。
おもしろそうだったけど、時節を考えると手で触るのはちょっとためらわれたので見学だけにしました。
近くに消毒液は置いてあったけどね。

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渡邊淳司ほか「心臓ピクニック」。
こちらも触れる展示ですが、手のひらで触るのはやめて手の甲でブロックに触れると
一定の間隔でブルッ、ブルッと震えているのが感じられました。
心臓の鼓動なのかな…脈をさわるのとはまた違った感覚です。

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触覚年表。
触覚という感覚について「メディア・テクノロジー」「科学技術」「表現」の3つの歴史を追いかけたもの。
細胞の発生から道具を使う行為、史上初の手術、知覚の研究、点字の発明、彫刻の表現、
テルミン、ゲーム機のハンドルの震え、映画館の4DX、タッチパネル、VRなど
「触ること」に関する事象がまとまっていておもしろい。
何かに触ることがなかなか難しい2020年ですが、歴史はこんなに積み重なってきたことを考えると
今年は触覚の歴史の中でどういう位置づけになるんだろう。

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さわる展示といえばダイアログ・イン・ザ・ダークがありそうだなと思って探したら、あった。
SEGAのギャラクシーフォースとかコナミのDDRとか懐かしいな~流行ったね。
ディズニーランドのスター・ツアーズも映像に合わせて乗り物が動くアトラクションですね。

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GRINDER-MAN「HERO HIROINE」。
右側のカメラの前でポーズを取ると、映像として加工されて左側のスクリーンに映し出される仕組みで
ヒーロー or ヒロインみたいに変身できたり悪役っぽい演出がつけられたりします。
撮影された映像はネットにUPされるとのことなのでわたしは参加せずに見学だけしましたが
光の柱が立ったりカメラがぐわーーっと引いたり必殺技っぽい光が画面いっぱいに出たりして
かなりおもしろそうでした。
童心にかえって楽しんでしまいそうですね。

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photo/graph「『Silence』project」の一部。
ユニットがNisshaの高精細印刷システムを使って制作した「ビッグブック」です。
幅が73cmもあるので、ちょっと、子どもの頃に大きな図鑑を開いたときのような気持ちになったりした。

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藤木淳「P055E5510N」。
画面の中に大勢のアバターが歩き回っていますが、
その中にひとりだけ、コントローラーを使って操作できるアバターがいるので、それを探します。
見つけて画面の中の旗の下まで連れて行くと、また別のアバターに憑依(POSSESION)してしまいます。
永遠の自分探し…どきどき。

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AR三兄弟「スポンジと運動」。
静止画だとわかりにくいのですが、これ、タブレットの中の人物がスポンジでトランポリンをやっているのですが
人物がスポンジに着地すると、机の上のスポンジも本当に凹むという仕組みになっています。

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ちょっとわかりにくいけど、真ん中が少し凹んでるのわかります??
このとき、タブレットの中では人物がスポンジに着地しているんです。
人物はタブレットの中にしかいないのに、現実でも誰かがスポンジを凹ませているおもしろさ…。
どういうシステムなんだろう( ˘ω˘ )。

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さっきシャッターのところにあった、のらもじプロジェクトの紹介コーナー。

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制作されたフォントと、フォントのもとになった看板のお店の写真があります。
街を歩いてお店を探し、看板の文字を拾って、まずはその文字をフォントにして
看板にない他の文字は研究したうえでデザインを作っているようです。
いくつかの文字から50音を作るのは大変そうだな…でも楽しそう。

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幸村真佐男「非語辞典」。
常用漢字を組み合わせて、辞書にある言葉を省いて残ったものを収録しているので「非語」辞典。
開かれていたページに載っていたのはアキュサド、アキュサナ、アキュサニ…などなど
聞いたことのないカタカナ文字でした。
そういえば子どもの頃は知っている単語を組み合わせて変な言葉を考えたりしたなあ…。

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非語辞典の新作「人名編」。
モニターの前に手をかざすと新しい名前がもらえます。
やってみたら「細谷ミランダ菜摘」という名前がもらえました。
なんだか『はてしない物語』のバスチアンが幼ごころの君に月の子の名前を与えるシーンを思い出した。
新しい名前を名乗ると決めたら、わたしはバスチアンみたいに今の名前を忘れてしまうんだろうか。どきどき。

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CTGによる「Return to a Square(B)」
「COMPUTER DESIGN SERIES No.2 『COMPUTER IS A GOOD ILLUSTRATOR』」
「Running Cola is Africa!」のポスター。
CTGの1968年の個展のポスターで、コンピューターを使ってCG作品を制作した若者たちの試行錯誤の結晶。
今でこそコンピュータ・アートは無数に作られていますが、その黎明期の一部ですね。
記号を使ってケネディの顔を描いたり、正方形で人間の横顔を描くために
ものすごい計算式が使われているみたいですが、わたしにはそこまでわかりませんが
何かの形から別の形を表現する試みは1960年代より前の時代も、今の時代も行われているので
過渡期の一部を見るのはとても楽しい。

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森脇裕之「宇宙掃査機」。
足元にいるテラリウムは宇宙を彷徨っている姿をイメージしているそうです。
ウロウロしたり掃査機に戻っていったりする姿がかわいくてしばらく追いかけてしまいました。
動画をTwitterにあげています。→こちら

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森脇裕之「時花」。
プロジェクターから投影される画像が刻々と変化していきます。
写真では花が映っていますが、やがて太陽系の惑星の公転図になったり
その公転図が幾何学的なデザインに変化します。
銀河を外側から眺めるってこんな感じなのでしょうか。

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小阪淳「一家に1枚 宇宙図2020」。
宇宙に関する様々な言葉や歴史についてびっしり記述されていました。

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宇宙図は数年前の制作ですが、年々アップデートされているそうです。
2018年版のダウンロードもできます。→こちら

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またきてね。
(展覧会入口でもらえるガイドマップには再訪時に使える「おかえりなさい券」がついてるよ!)


そうそう。
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現美までは清洲橋通りを歩いていくので清洲兄弟とパチリしました。

今回は久し振りにこの子たちを連れてお出かけしました。なぜかって。
理由は次回記事にて書きます☆
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C.O.M.M.E.N.T

No Subject

初めまして
生まれたのがすぐ近所なんですよね。ここってどでかい貯木場で周りは全部製材所。おっかない職人の町でした。そうそう、近所にある木場病院って昔はお医者さん一人のドブ川に建ってたほったて小屋、赤ひげ先生を地で行ってたらしいです。

2020/09/22 (Tue) 01:04 | Sukunahikona Parthasarathy #- | URL | 編集 | 返信

Re: No Subject

> Sukunahikona Parthasarathy様

初めまして!いつもご訪問ありがとうございます。
お生まれが公園のお近くなのですね。
清澄白河は美術館や資料館しか訪れたことがなく…確かに木場といえば職人さんがたくさんいそうですね。
お散歩してみると色々な発見がありそうです。

2020/09/26 (Sat) 21:12 | ゆさ #- | URL | 編集 | 返信

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