2023.02/11 [Sat]
博物館に初もうでその10(3)。
- ジャンル:[学問・文化・芸術]
- テーマ:[美術館・博物館 展示めぐり。]

前回記事の続き。
東博本館での鑑賞の後は表慶館に移動、150年度の国宝展を見てきました。
東博初の公募型展覧会で、個人や協賛企業が未来に残したいものを
「150年後の国宝候補」として展示するものです。
これ12月までは確か本館の入館料金とは別料金だったんですけど、
お正月を過ぎたら本館入館料だけで入れるようになってました。ありがたや。

表慶館の吹き抜けいつ見てもモダンで美しい。
真ん中の垂れ幕には展示品が代わる代わる映し出されるようになっていて
シャッターを切ったらたまたま初音さんでした。

入口はこちら。
なんか真正面に紫色のフットライトが当たってる人がいますね…。

ゴジラさんだー!!
(声出そうになった)(マスクしててよかった)

白目があるから2代目ゴジラさんかな。
現在はウルトラマンと並んで特撮の代名詞のようになってますが
初代から5代目?6代目?くらいまでの間に正義のヒーローだったり悪役だったり
人間と心通わせる存在だったりと、結構役割が変わってきてもいますね。
(核兵器への反対という思想だけはずっと貫かれています)

オキシジェン・デストロイヤーだー!!
これは複製ですがすごい久し振りに見た、いつ見てもすっきりして禍々しいデザイン。

後ろの背びれも光っておるのですようふふかっこいいね(* ´艸`)。

周りには現場で使われたと思われる小道具も配置してありました。
金槌とか釘とかペンチとか入ってる木箱。

ピクトリアルスケッチ(絵コンテ)。
1954年第一作のイメージイラストをまとめたもので、円谷英二のサインも入っています。
永田町やテレビ塔をぶっ壊すシーンのページが開かれていた。

ラッシュチェックに使われたフィルム。
「ゴジラVSガイガン」て書いてあったから1972年のフィルムですな。

第一作台本の決定稿。
血文字のデザインが時代を感じさせます。
ゴジラさんは150年後にはどんな存在になってますかねえ…。
150年後ってことは22世紀後半ですけど特撮技術は残っているんだろうか、
というか映画はどうやって撮影されるようになってますかね。
ちなみに23世紀になったらバイオ生物からキングギドラさんが生み出されて20世紀に送り込まれて
ゴジラとの戦闘で首1本へし折られてメカキングギドラに作り替えられて再バトルする出来事が起こります☆
(いきなり1991年の映画の話をするな)(文章にすると結構エグい内容だな…)
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

バンダイのたまごっち。
デジタルペットの先駆けで、発売当時わたしも1個持ってたなあ、
最初はがんばってお世話するんだけどそのうち忘れてうっかりポケットに入れたまま洗濯機で回したなあ。。
びっくりしたのが今も販売されていること、売れてるんですね。

JKAの競輪。
日本発祥のスポーツというの知りませんでした。そうなんですね。
競技については概要しかわかりませんが、子どもの頃はマウンテンバイクにめっちゃ憧れてたのを覚えてます。

東映アニメーションのプリキュアシリーズ。
戦う女の子アニメの現代の形ですね。
わたしは最初の白黒しか知りませんが、今はカラフルになってて素敵だなと思うし
最新作は男の子と成人女性のプリキュアがレギュラーで登場しているらしくて進化してるなあと思う。

バンダイナムコのガンダムプロジェクト。
山下ふ頭にあるガンダムファクトリー横浜にある動くガンダムの模型です。
まだ見に行ってないんだよな~そのうち見に行きたいです。大きさを体感したい。

IMAGICAのフィルム修復技術。
日々制作されている映像を保存・修復し未来へ伝えていくプロジェクトです。

劣化した35mmフィルム(左)と修復された複製フィルム(右)。
原本は劣化していくので複製を作ることで映像も見ることができますね。

Hokushin Electric Works(現在の横河電機)製の16mmフィルム映写機。

ニットーレコードの横川エンタツ&花菱アチャコのSPレコード。
近代漫才は洋服に身をつつみ「きみ」「ぼく」と呼び合い音楽は使わず、
喋りのみで行うしゃべくり漫才が始まりだそうですね。

サンリオのハローキティ第一号ぬいぐるみ。
来年で誕生50年を迎えるそうです。おめでとうございます!
だいぶ汚れてしまっていますが何とか色を保って保存されてほしい…。
背景の影絵は手を振ったりジャンプしたりして動いてました。

学研の科学のふろく。
簡単に組み立てられるのが特徴で、子どもたちの自然観察の機会を増やしたそうです。
雑誌本体もなかなか保存されにくいですが付録はさらに捨てられてしまうことが多いので
こういうの貴重だと思います。
(わたしも子どもの頃に買ってたなかよしとかりぼんとかの付録はほとんど捨ててしまっている…)

クリプトン・フューチャー・メディアの初音ミク。
パソコンで作曲・歌唱するソフトはミク以前にもありましたが、
姿形と声優の声を当ててキャラクター化したことで人気が出たものですね。
動画以外にも活躍の場を増やしていてどこまでいくのか、わたしはどこまで彼女の活躍を見られるかなあ。

シンカリオンはありませんでしたが超歌舞伎の紹介はあったよ!

ON-ARTのリアル恐竜体験プロジェクト「DINO-A-LIVE」。
リアルに作り上げた恐竜の着ぐるみに人間が入って操演するライブショーだそうです。
展示されているティラノさん確かにめちゃめちゃ迫力あった。。

麹の代表として八海醸造の麹づくりを紹介。
魚沼の麹文化は地域の暮らしと密接に関わっています。

ベネッセアートサイト直島。
瀬戸内海の景観と地域の歴史を組み合わせた現代美術の活動拠点のひとつですね。
5年前に訪れましたがとても楽しかったです。

吹き抜けにある「ワタシの宝物、ミライの宝物」。
個人から一般公募を行って寄せられた国宝候補を写真とともに展示しています。
たくさんありますので気になったいくつかを紹介します。

心の通る新幹線。N700Aと0系新幹線の写真です。

ミニチュアカーのコレクション。

電線と電柱のある風景。

コミケと東京ビッグサイト。

それぞれの時代の源氏物語。

本の帯。

ウルトラシリーズ怪獣のスクラップブック。

ジャノメ製の足踏みミシン。

ファミリーコンピュータ。

日本各地で集めたニボシのコレクション。

KDDIのデザインケータイ。
90年代まで電話機能だけだったのに今では通信どころか本まで読めるようになった携帯電話ですが
様々なアーティストとコラボすることで新しいパッケージデザインも生み出されています。

大塚製薬のポカリスエット。
水分と電解質補給の有用性を示した清涼飲料水として根強い人気。
初期の缶は真っ青なデザインでしたね、懐かしいです。

醤油文化の代表としてキッコーマンの丸大豆しょうゆ。
日本の食文化の味付けに欠かせない商品ですね。
ちなみに我が家はしぼりたて生しょうゆのユーザーです。

湖池屋のポテトチップス。
アメリカ発祥のポテトチップスの量産化に成功し、最初の味がのり塩。
こういう透けるパッケージ確かにあったなあ、今は見かけないけど。
(わたしは今も昔もコンソメ味一択で、たまにカラムーチョ食べますね)

袋入りで販売する前は一斗缶で量り売りしていたそうです。

ていうか湖池屋のブースおもしろすぎた。。
じゃがいもの形した鉄道模型が走るジオラマになってたんですよ!
昔々の住宅街から現代的なビルが立ち並ぶ間に創業者の小池和夫氏の銅像まで建っていた。。
じゃがいも担いでるんですね。

コンビニの代表としてセブンイレブン豊洲店。
1974年に国内1号店がオープンしてから間もなく半世紀なのですな。
朝7時~夜11時の営業というのも画期的だったと思いますが今や24時間だもんなあ…。
果たしてコンビニも今後どうなってゆくのやら。

最初に売れた商品はサングラスだったそうです。

JINS MEMEのセルフケアメガネ。
センサーとバッテリーを搭載することで使用者の心と体調を可視化できるらしい。
わたしは今のところ裸眼ですがそのうちお世話になることもあるだろうか。

丸紅のあかね會。
1927年に発足した染織図案の研究会で、画家やグラフィックデザイナーなど多くの芸術家が参加して
様々な図案が編み出され着物や帯に使われたそうです。
参加した作家は名前が判明しているだけでも朝倉文夫、伊東深水、岡田三郎助、梶原緋佐子、
川端龍子、高畠華宵、堂本印象、藤島武二、望月春江など錚々たるメンツ。

ホンダのスーパーカブC100。
オートバイは乗ったことないですがこれはだいぶすっきりしたデザインで乗りやすそう。

大林組のPort plus横浜研修所の模型。
木造建築で耐火性にすぐれたビルを建てようというプロジェクトだそうです。

まちづくりDNAのブースにいたのるるん(東急線キャラクター)のぬいぐるみ。
川崎市や横浜市で行われた住宅開発と鉄道整備の地域づくりについての紹介でした。

首都高。
高度経済成長期のモータリゼーションにより限界を迎えた首都圏の交通網のため建設されました。

これちょっとおもしろかった。
首都高は150年後も残ってますかねえ…。

新宿住友ビルの模型。
壁が一部とっぱらわれて内部を見せてくれています。
耐震のための竹筒構造で中央は吹き抜け、周りがオフィスになっているんですね。

日本電設工業のブースにあった新品と使用済みのトロリ線。
パンタグラフが擦れるため摩耗すると夜間に交換されます。
ちなみにトロリ線が摩耗しているかどうか調べるのもドクターイエローの仕事だぜ!(何の豆知識なの)

東芝の万年時計。
創業者の田中久重が設計・制作した機械式の和時計です。
二十四節気と七曜、干支、月の満ち欠けなどがわかり、プラネタリウムや外国製の懐中時計まで埋め込んでいます。
動力源はゼンマイ。

うさぎ年だからっていうのでもないですが、
ゼンマイを収納している台座に七宝焼きのうさぎがいたのでご紹介。

ENYSiのアート絵本「まきのまきのレター」。
植物学者の牧野富太郎の生涯を描いた絵本で、土佐典具帖紙が使われています。
土佐の和紙は文化財の修復にも使われることのある紙で、
うちの職場でも資料の修理用に何種類か買わせてもらってます。

鹿島建設の1万年コンクリート「EIEN」。
特殊な材料を混ぜて推定寿命1万年をめざしたコンクリートだそうです。

ミュージアムショップにあったグッズ。
果たして150年後まで残って国宝に指定されるものはあるのかなあ…。
わたしたちのこれからの頑張りにかかっていると思う、がんばろう。
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毎週行ってたぐらいなのに、、
午後20時近くのミイラとか、、あるきまわってたのに、、
此のゴジラの企画面白そうですね。