fc2ブログ
2024_01
27
(Sat)23:50

博物館に初もうでその11(2)。

前回記事の続き。東博本館の新年の展示です。

2024tohaku_41.jpg
紺紙金銀字大唐西域記 巻第十(中尊寺経)(12世紀)。
藤原清衡が発願した5000巻のうちの1巻です。
見返しには釈迦の説法図が描かれ、経文は金字の行と銀字の行が交互に続いています。

2024tohaku_42.jpg
4室に入ってちょっとびっくり、茶の美術の展示室なのですが模様替えしたみたい(゜_゜)。
真ん中の黒いパネルはもっと左側にあったけど移動してるし。。
右下に四角く空いた穴はにじり口のオマージュかな。

2024tohaku_43.jpg
松花堂昭乗作の竹茶杓、銘「さかひ」(17世紀)。
実業家で耳庵の号をもつ松永安左エ門氏の寄贈品だそうです。

2024tohaku_44.jpg
青井戸茶碗「土岐井戸」(朝鮮時代・16世紀)。
戦国時代初期に流行した朝鮮製の高麗茶碗です。

2024tohaku_45.jpg
建盞(南宋時代・12~13世紀)。
中国の福建省の建窯で焼かれた黒釉椀です。
内部に天目のような模様も見え、当時は建盞と天目の定義が曖昧だったことがわかります。

2024tohaku_46.jpg
灰被天目(元~明時代・14~15世紀)。
建盞を写して福建で焼かれた黒釉椀。
灰をかぶったように見える色から灰被と呼ばれます。

2024tohaku_61.jpg
天目(室町時代・16世紀)。
石川県小松市波佐谷町で出土したものです。
瀬戸では14世紀頃から建盞を写した天目の生産が本格化し、
こちらは大量生産が可能になった大窯による製品だそうです。

2024tohaku_47.jpg
青磁人形手茶碗(明時代・15~16世紀)。
同じく石川県小松市波佐谷町で出土したもの。
内部に人形の人物文がみえることから人形手と呼ばれます。

2024tohaku_48.jpg
紅安南唐草文茶碗(16世紀)。
ベトナムの黎王朝で作られた五彩の器で、日本では紅安南と呼ばれ珍重されたそうです。
インドネシアで実業家として活躍した岡野繁蔵氏の旧蔵品。

2024tohaku_49.jpg
片身替釉茶碗の銘「深山路」(17世紀)。
朝鮮陶工が始めた高取焼のなかで茶陶を量産した内ヶ磯窯のものだそうです。
形がちょっとハートっぽくてかわいい。

2024tohaku_50.jpg
伊藤若冲「松梅群鶏図屏風」(18世紀)。
も~~~いつ見てもかわいい!モノクロの鶏ちゃんたちが思うままに遊びまわっている。
鶏の筆が踊っている一方で石灯籠は無数の点描、このギャップがたまらない。

2024tohaku_51.jpg
永田友治「青海波水鳥蒔絵螺鈿盃及び盃台」(18世紀)。
僧侶が手を清める豆粉を入れる盃台と盃で、作者は蒔絵師。
作風は尾形光琳の影響を受けているそうです。

2024tohaku_52.jpg
石村直「梅樹据文三味線」(部分)(1798年)。
作者と制作年が判明している珍しい例で、希少な外来銘木を使用しています。
金銀や象牙で梅花をかたどっていて美しい。

2024tohaku_53.jpg
唐織「紅地南天宝尽模様」(17世紀)。
女性役の衣装を子役用の振袖に仕立て直したものです。
南天模様は難を転ずるに通じることから縁起物とされ、宝尽模様は中国から伝わったものです。

2024tohaku_54.jpg
唐織「茶地向鶴菱模様」(17世紀)。
道成寺や山姥などの演目で女性役が身に着けるものです。
平金糸が織り込まれていないため江戸時代初期の古様とわかるとのこと。

2024tohaku_55.jpg
鈴木春信「追羽子」(18世紀)。
いわゆる羽根つき遊びで、羽を落とさないように2人で打ちあっています。
基本的には女の子たちの遊びですが、この絵では男の子と女の子で遊んでますね。

2024tohaku_56.jpg
羽川珍重「壽之字内江戸名所」(18世紀)。
「壽」の字の中に江戸の名所がたくさん描かれています。
てっぺんは浅草で、日本橋や上野大仏なども描いてあります。

2024tohaku_57.jpg
「女万歳之図」(18世紀)。
作者不詳ですが、漫才楽を演奏する女性たちが細かく描かれた美しい作品。
息を合わせて足踏みをして楽しそう^^

2024tohaku_58.jpg
こちらの展示ケース、すべて源氏物語に関する作品でした。
初音蒔絵源氏箪笥(18世紀)、源氏蒔絵鏡台および内容品(18世紀)、源氏物語蒔絵源氏箪笥(18世紀)。
すべて木製漆塗で蒔絵も豪華、大名家の婚礼調度であった可能性があるそうです。

2024tohaku_59.jpg
澳国維府博覧会出品撮影(1872~1873年)。
1873年のウィーン万博の前に日本から出品する品々を撮影した写真をアルバムにしたもの。
万博終了後に記念のため関係者に配布されたと考えられています。
写真はアイヌに関する展示品。

2024tohaku_60.jpg
伊藤快彦「勾玉のある静物」(1907年頃)。
静物画はいくつも見ていますが勾玉が描かれているのは初めて見たと思います。
とはいえ、勾玉は右端に寄せられていて主役は果物っぽい。
スポンサーサイト



C.O.M.M.E.N.T

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2024/01/28 (Sun) 14:51 | # | | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック