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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


Lux aeterna luceat eis.(永久の光を以て彼らを照らしたまえ)

  1. 2010/08/25(水) 23:57:45_
  2. テレビ
  3. _ tb:0
  4. _ comment:2
BShiの『妖しき文豪怪談』見ています。今日は芥川龍之介の『鼻』でした。
「『鼻』が怪談になったらどうなるんだろう」と思って見てみましたらば
今夜のは監督の李さんのアレンジが結構加えられていて、
(昨日までの川端や太宰の小説の映像化がわりと原作に忠実だったので尚更そう思った)
なるほどこうなるのかぁ(゚□゚)…と思いました。。。
子役の男の子の演技がすごかった!!(>_<)
ひやりとした笑い方に背筋がゾクッとしました。
本編の後にメイキングがありましたけど、内供役の松重豊さんは
あの鼻を装着するだけで毎日50分かけていたそうです。わあ。

設定以外はオリジナルストーリーだったので、最初は違和感があったのですが
よく考えたら、龍之介も千年前の『今昔物語集』の禅智内供の話を
100年前の人の心理で書いたわけですから、
今回、李さんも現代人の心理で『鼻』に光をあててみたんですよね。
ひとつの物語が歴史の中で長いこと残っていると、
時代ごとの読まれ方や使われ方が、同じ日本国内といえど全然違うので
(『源氏物語』の読書史を見ていると本当に悲喜交々で
時々、紫式部に同情したくなることがあります^ ^;)
面白いなぁ~と大学時代に思ったものですが、
今夜はそれを久しぶりに思い出して、ちょっと感慨深くなりました(笑)。
今から100年後の人たちは『鼻』をどんな風に読むのかな。


makki30.jpg※クリックで大きくなります
遣唐使団第4シリーズ「結」その7。6はこちら
東シナ海を行く遣唐使船。
一雨きそうな雲行きなので、船上は海の波よりも大忙し。
学生たちはのんきに、唐で学んだことを反芻しながら議論の真っ最中です。
そんな中落ち着いているのがここに2人。
マッキーは進行方向をしっかり見つめ、玄ちゃんは海龍王経を唱えます。
何が何でも帰るという意志だけは、天の意志にも負けない。

続きはこちら


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>kiyon様

あばばば嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです!!
仲くんの背中から色々見つめてくださったようで(>_<)こちらこそ幸せです~vvv
誰かを見送る後ろ姿ってロマンですよね…。

どっどうぞ仲くんの隣に並んで世界を見てやってくださいまし!
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テーマ : 怪談/ホラー    ジャンル : 小説・文学

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comment

  1. 2010/08/26(木) 13:00:42 |
  2. URL |
  3. パセリサラダ
  4. [ 編集 ]
こんにちは(^^)

『妖しき文豪怪談』って、BShiなんですよね。
うえーん、うちのテレビではうつりません。
今夜は犀星の「童子」と「後の日の童子」?!
怖いというより、哀しい話ですよね。
総合か教育テレビで再放送熱烈希望です。

遣唐使船、嵐のときの揺れ方は、半端じゃなかったでしょうね。
何が何でも帰るという意志
が、絵からも伝わってきます。
見ていて思わず、無事を祈りたくなりました。

Re: タイトルなし

  1. 2010/08/26(木) 23:23:34 |
  2. URL |
  3. ゆさ
  4. [ 編集 ]
> パセリサラダ様

今夜は室生犀星の「童子」と「後の日の童子」が原作でした~。
途中、原作にないエピソードとかもちょこっと混じってましたけど
わりと忠実で面白かったです。
そうそう、怖いんじゃなくて哀しい話でした。。。
監督の是枝さんがすごく綺麗な映像にしていましたので、機会があればぜひ!

遣唐使船には漕ぎ手の水師もいましたけど、
基本的には風まかせ波まかせというところがあって
海が少しでも荒れればあらぬ方向に流されることもあったとか。
それだけにみんな必死だったと思いますね。
あああぁ彼らの無事を祈ってくださってありがとうございます!!
 
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