fc2ブログ

六道珍皇寺の井戸。

2009.08.23 22:30|歴史
昨夜のときめきが冷めません。すべては篁さんの不意打ちのせいですよ。
『耳をすませば』の雫ちゃんの気持ちが今ならわかります。
ひどい。不意打ちだわ。洞窟の生き埋めよ。それが落ちてきたみたい。


昨日の記事でわたしがワーキャー騒いでいた小野篁氏について。
説話上では、夜な夜な六道珍皇寺の井戸から冥府に行って閻魔さまの裁判のお手伝いをして
朝方、福生寺の井戸から戻ってきて内裏でお仕事してまた夜に珍皇寺へ出かけて
一体いつ寝てるんだって人です(^ ^;)。
自分の親しい人が冥府に来ると「この人正直者です!」とか何とか閻魔さまに説明して(笑)、
藤原良相さんや藤原高藤さんや義父の藤原三守さんら数人を生き返らせたりもしています。
他にも嵯峨天皇をやりこめたり、百鬼夜行に出くわしたり、
満米上人を閻魔さまに引き合わせたり、地獄に堕ちた紫式部をとりなしたりと大活躍。
もうこれだけでアン・シャーリーが言うみたいにゾクゾクっとします(笑)。
興味のある方は『篁物語』『江談抄』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などをぜひどうぞ。
篁さんが奇妙なことをいっぱいやってのけている話が載っています(^ ^)。

史実では外交一家に育って、詩も歌も武芸もできて、法律にも詳しかったから
無駄に自信がついちゃったらしく、
藤原三守娘に詩のラブレター(漢字ばっかり!笑)を送ったり
せっかく遣唐副使に任命されたのに大使の藤原常嗣とケンカして隠岐に流されたり
何かと話題になったあげく野狂(やきょう)と揶揄されてもケロッとしていたらしい。
納得できないことには我を通すタイプだったんでしょうね。
でも友達がお金に困っていると、必死で稼いだお金さえドサッと渡してしまったりする。
お陰で屋敷はボロボロで、すきま風がしょっちゅう入ってきてたそうな。
こういうアウトローorピカレスク的生き様の人に惹かれてやみません。
篁の後にも、菅原道真の左遷は不当だと朝廷に進言した息子の葛絃や
藤原純友を蹴散らした孫の好古や、空海の書を批評してる道風など
ぶっとんでる人たちがいっぱいいるよ!
書で大成した道風でさえ地方官をやりたいと天皇に願い出ているから
小野妹子からもうずっとずっと外交官の家系だったのだな~。
(そう思うと遣唐使の停止とか、東北や瀬戸内が平定されて世の中が落ち着いてくると
頭角が出せなくなっていくのも時代の流れというやつかもしれない…
実際、好古や道風の後に著名な小野氏ってあまり見かけませんのでね)

日本のお話は下に降りると異界に通じていることが多いですね。
井戸の底は地獄だし、海に潜れば竜宮城があるし、おむすびを追って穴に入ればネズミの国だし。
イギリスだったら実に様々なんですけど。
ウサギ穴の奥は不思議の国、洋服ダンスの向こうはナルニア国。
時計が十三時を打てば過去の庭園に行ける。2階の扉のひとつを開ければ16世紀の人々がいる。
今は9と3/4線から行くホグワーツ校の方が有名ですかね。


そんなこんなで精神は潤っていても、身体は夏バテぎみです。だるーい。
お腹はすくのですが、食欲がないから「ごはん何作ろうかなぁ」と冷蔵庫を開けても
何を食べたいのかわからないのです…。
今夜は母親がチョイスしてくれたおかずを食べました。
夏の疲れが出る時期だし、とにかく3食きちんと食べて栄養失調だけは防がなければ。。。
スポンサーサイト



テーマ:歴史
ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

非公開コメント

カレンダー

01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -

プロフィール

ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
*twitterにも出没なう。→こちら

初めての方はブログご案内をどうぞ。
当ブログはリンクフリーです(宗教、アダルトサイトは×)。
文章や画像の加工、無断転載は禁止。
版権元の企業や団体とは一切関係ありません。

All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.
This blog is written only in Japanese.



にほんブログ村 イラストブログ オリジナルイラストへ
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ


☆気が向いたらクリックお願いします

FC2カウンター

「小倉百人一首」

問い合わせ先

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

検索フォーム

応援中

最新コメント

最新トラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード