フレッドのラストコンサートのCDをずっとかけていたのですけれど、
聴き終えた後で何故だか妙に人恋しい心地になったりしました。
秋だからかなぁ。。。
そうでなくてもフレッドには「秋」というイメージがある気がします。
単純に秋に亡くなったせいか、
いくつかの肖像画で彼が着用している服が、黒とか茶色系が多くて秋色っぽいからか、
もこもこしたあったかそうな服装から落ち葉や紅葉の季節が連想されるというか…。
(そういえばワルシャワやパリやロンドンは北海道よりも高緯度ですな)
フレッドはジョルジュ・サンドと暮らしていたとき、
夏はジョルジュのノアンの館で作曲に専念して、秋になるとパリに出て楽譜を出版したり
サロンで演奏を披露したり弟子たちにピアノを指導する生活を送っていたのだそうな。
秋に活動を始めるところが、まさに「芸術の秋」って感じでいいなぁと思います(*^ ^*)。
ヨーロッパでの芸術の秋も、いつか何らかの形で体験してみたいと思う今日このごろ。
秋はまだこれからだ。

鈴木春信の周辺事情その2。1はこちら。
1745年早春の神田@江戸。駆け出しの絵師だった2人はお勉強も兼ねて
絵草紙屋に並んだ絵を見に来ました。そこで、ふと一枚の女絵に目を留めた春さんが。
春信「西川祐信…」
石燕「どうした?」
春信「決めた。おれ、この人に絵を習う。絵に惚れたんだ。教えを乞いたい」
石燕「上方の絵師だぞ」
春信「うん、だから訪ねていく。着いたら土地の人に聞くよ。江戸まで絵がくるんだもん、誰かお宅をご存知でしょ」
突然ですが次回、京都に出発します。。。昔の江戸っ子は決断が早かったらしいので(笑)。