第1082回「最近読んだ本を教えてください」
こんにちは!トラックバックテーマ担当の水谷です!今日のテーマは「最近読んだ本を教えてください」です。水谷の、最近読んだ本は「カラフル」という小説です。つい先日まで、アニメ映画として上映されていたのですが原作の小説も読んで、すごく考えさせられました。小説とアニメでは、若干、内容が違うのですがどちらも、良いお話でした。水谷は、もともと、そんなに読書はしないので文学的なものよりも、読みやすい小説をよく読...
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わたしの好きな歴史上の出来事だけ(←ここ重要)を書き込んだ
「今日は何の日手帳」というのを数年前から作っているんですけど、
今日の項を見たらミヒャエル・エンデの81回目の誕生日でした。
わお、もうそんなになるんだと思って『モモ』とか『はてしない物語』をパラパラ読み返しました。
両方とも夢中で読んだ覚えがあります。懐かしい。
しかしエンデが強い内面世界を持っているのって、作品を読めばすぐにわかりますね。
この人絶対、外より内の世界が好きだよなあって。
しかもそれ、マイスター・ホラの「どこにもない家」みたいに
隅から隅までがっちり形作られていてちょっとやそっとじゃ壊れそうもないのが、すごい。
大勢でわいわい楽しくやるより、静かな場所で一人で考え事をしているタイプではなかろうか。
そして、その時間を何よりも大切にしているとか。ああ、親近感が湧く(笑)。
日本が大好きだったエンデ。晩年は『はてしない物語』を翻訳した日本人女性と結婚しています。
ドイツ人って堅実なイメージがありますけど、
小説を読んでいる限りは必ずしもそれだけではない気がする。
オトフリート・プロイスラーとかエーリッヒ・ケストナーの小説を読んでみても
とても真面目なのですけど、ストーリーや情景表現にはユーモアと余裕があるなと思います。
プロイスラーの『大どろぼうホッツェンプロッツ』で、カスパールとゼッペルがお互いの名前を
ホッツェンプロッツに間違えて覚えさせて活躍するのが、いつ読んでも面白くてたまらん。
大好きです(^▽^)。
他に好きなドイツ人は…
ヴィルヘルム・グリム&ヤーコプ・グリム、ヘルマン・ヘッセ、トーマス・マン、
ヨハン・セバスチャン・バッハ、ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ロベルト・シューマン、
ヨハネス・ブラームス、ノルベルト・ブルグミュラー、フェリックス・メンデルスゾーン、
フリードリッヒ・フレーベル、アルブレヒト・デューラー、アンネ・フランク、オリバー・カーン。
偏ってますね…(^ ^;)。

鈴木春信の周辺事情その15。14はこちら。
春さんが帰ってきたのは、ちょうど仲秋の名月の日の午後でした。
お月見の準備をしながら、子鬼さんたちに質問攻めの春さんです。
春信「ねえねえ、普段はどこにいるの?」
子鬼「冥府の閻魔様のところ。身の回りのお手伝いしてる」
春信「どうやってここへ来るの?」
子鬼「そこの井戸から」
春信「へぇ~~。みんな石ちゃんに描いてもらってるの」
子鬼「まあねぇ」
春信「誰かに見つからない?」
子鬼「大丈夫、すぐ消えるから。それに、見える人の方が少ないもん」
春信「おれは見ていいの?」
子鬼「うん。先生が警戒してないし」
春信「石ちゃん、いつから知り合い?」
石燕「2年前。引っ越しても引っ越してもついてくるからよ、暇つぶしに描いたら世情受けした」
先生は慣れているのでドライです。
鳥山石燕の妖怪絵の集大成『画図百鬼夜行』シリーズは
彼の晩年に刊行されたものですが、あそこまで細かく描くには
若いうちから相当の枚数をさばいていただろうなぁと思っています。
そして世間においてそれなりの需要がないと、描き続けるのは難しいはず。。。
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- 2010/11/13(土) 22:48:28 |
- URL |
- ぴゆう
- [ 編集 ]
嬉しかったぞー
はてしない物語の虚無は、字の通りに虚しかったなぁ。
今はどうなんだろう。
子供の時に見失っても、大人になって復活したりする。
今の私なんか、どっぷりと浸かっている気もする。
石燕の飄々としている処がいいよね。
お江戸の頃は行事が沢山あったんだよねぇ。
良き時代かな。
管理人のみ閲覧できます
- 2010/11/14(日) 00:02:58 |
- |
- [ 編集 ]
- 2010/11/14(日) 18:49:44 |
- URL |
- 桐月きらり☆
- [ 編集 ]
エンデがまさか日本の方と結婚されていたとは、驚きです。
そしてドイツの創作家さまたちの名前がずらりと!
グリム童話でなじんでいるグリム兄弟から、バッハなど有名な音楽家の名前が並んで
そういえば、アンネ・フランクの名前は最近あまりきかなくなった気がします。忘れてはいけない過去の出来事ですものね。彼女の名前を見ると、戦争反対!と強く思います。
そして、絵師さん二人の再会のシーンに、なんだかいいなぁと和みました。
なんというか、春ちゃんがもうちょっと感激はという空気を出してるところがかわゆいです。
でも、心はかわゆい子鬼さんたちに持っていかれ気味ですね☆
子鬼さんたちすごいかわいいですっ!
無邪気にいる姿がなんとも言えず……。石燕先生に良く懐いているのがすごく伝わって来ますvvv
Re: タイトルなし
- 2010/11/14(日) 22:53:52 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
とんでもないです~改めておめでとうございました!
これからも訪問させていただきますね~(^-^)/
『はてしない物語』の虚無はぞっとしますよね…。
エンデの危機感があらわれているようです。
そういう意味で『モモ』の時間泥棒たちも強烈だったなぁと思います。
先生はすっかり妖怪さんたちに囲まれることに慣れています(笑)。
自分の生活の邪魔をしないことを条件に、好きにさせている感じですね。
> お江戸の頃は行事が沢山あったんだよねぇ。
そうですね~(^ ^)。
電気がない時代ですから、提灯をつるして眺める月は
格別風流なものだったのではないでしょうか。
季節に合わせて暮らしの楽しみを考えていた江戸時代って、素敵だなぁと思います☆
Re: タイトルなし
- 2010/11/14(日) 23:01:16 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
わーい、ありがとうございます☆
妖怪さんたちは先生のそばにいますので、今後も時々出てきますよ~(^-^)/
どうぞ、かわいがってやってくださいませ♪
> 『モモ』『はてしない物語』
若葉さんも子どもの頃に読まれたのですね!
世界観が完璧に作り込まれていて、引き込まれてしまいますよねぇ。。
わたしも今回、パラパラと読み返すだけのつもりが
いつのまにか数ページくらい真剣に読んでしまっていて
「おぉぅやばいやばい」と我に返りました。
時間を忘れて何度でも読んでしまうのが、エンデの魅力ですね☆
Re: タイトルなし
- 2010/11/14(日) 23:09:19 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
まさかの国際結婚だったみたいです!
わたしも知ったのは20代になってからですが、びっくりでしたね。
好きなドイツ人は自然と芸術家や作家に限られてしまいます(^ ^;)いかんなぁ…。
アンネの日記は何年か前に完訳版を読みまして、
隠れ家生活の窮屈な感じと、人々のあたたかさと、思春期の悩みが書かれていたのが印象的でした。
戦争中であってもそうでなくても変わらない人間の悩みと、
戦争中であるがゆえの窮屈さが伝わってきます。
絶対に繰り返されてはなりませんよね。
再会シーン、和みますか?ありがとうございます☆
春さんはすっかり子鬼たちに興味が移ってますね(^ ^;)。
珍しい物を見ると「何なに?」と知りたがるのです。江戸っ子ですから。
先生のところに来る妖怪さんたちは、だいたいこんな感じです(笑)。
好き勝手なことやってますが、何だかんだで先生のそばが好きなので。。
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