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2010_12
28
(Tue)23:45

倚りかかるとすればそれは椅子の背もたれだけ。

平凡社刊の『茨木のり子の家』を読みました。
約50年前に建てられた茨木さんのご自宅の内部を撮影した写真集です。
居間や階段、ダイニングキッチン、ピロティ、お庭、タンスに戸棚、お酒の瓶、家計簿に至るまで
こんなに拝見してしまっていいのかしらと思うくらい、いっぱい撮影されていました。

家具や小物はあまりないのですが、階段や居間にぽっと置かれた花瓶や果物や植木鉢が
静かな存在感を醸し出していて、すてき(^ ^)。
長く置かれて、いつしか景色の一部になっているような感じがします。
こういう何気ないインテリアっていいなぁ~。
書斎には、色んな人の詩集や洋書やハングルの本やスケッチブックがたくさんありました。
(アルトゥロ・ミケランジェリのポスターがあったけど、ファンだったのかしらvvv)
ご本人のお人柄がそのまま反映されたお宅だなぁと思いました。
あと、茨木さんの書いた原稿用紙のお写真も載っています。
丸くて小さくて、メリハリのある字を書く方なのだなぁ。。。
うーむ、やっぱり作者の手が見える直筆原稿って、いいです。

写真の合間には詩やエッセイも掲載されていて、「わたしが一番きれいだったとき」
「くだものたち」「食卓に珈琲の匂い流れ」「時代おくれ」「一本の茎の上に」
「倚りかからず」「さゆ」「色の名」「ある工場」「みずうみ」でした。
わたしは「時代おくれ」と「倚りかからず」が今でもいちばん好きです~。
便利な物は持たなくても支障がない、倚りかかるなら椅子の背もたれだけ、というフレーズが
やっぱり印象深い。

あと、書斎の本棚に、わたしが持っている古典文学全集とそっくり同じものがあって
ちょっと嬉しくなってしまいました(*^-^*)。
そういえば茨木さんは、古典にもものすごく詳しかったのだっけ。


ええとちょっと、今、アップできる絵が何もないので
春さんの連載を始める頃に描いていたイメージボード(というからくがき)を2点アップしてみます。
まだ性格が固まってなかった人もいるので(主に江ちゃん)今と多少異なっている点もあります。
1枚目はまだましな方ですが、2枚目が明らかに遊びすぎてますね…すみません。
何やってるのって感じで笑ってやってください。。。

イメージボード1。1枚目  イメージボード2。2枚目


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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
 
 
>鍵コメ様

「ニノ国」面白いですよっvvv
DSが戻ってきたらぜひやってみてくださいませ☆
ジブリのアニメも久石さんの音楽もすっっっごく美しいですよ!
あわわっtwitterのつぶやきも見てくださって(笑)わーっと感動したことだけつぶやいてるので、わけがわからないですよね(^ ^;)すみません。。

春さんのシリーズ、ようやく佳境に向かい始めました。
いつも見守ってくださってありがとうございます!
年末年始で充電して、最後まで描ききろうと思います~(^-^)/☆
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コメント

おおーー
源ちゃんがぁ~~
時代劇では変なオジサンみたいな感じだけど、
考えてみれば紅顔の美少年であったかもしれないしね。

歴史ロマンなんだよね。
ゆささんの遣唐使シリーズ、そうであったかもしれないと同時にそうあってほしいとか。
純粋に何かを追い求めていた人達。
春ちゃんもそうだしね。

今年はゆささんと知り合えて本当に良かったです。
これからも楽しいシリーズを続けて下さいね。
良いお年を~~
v-410

2010/12/29 (Wed) 18:11 | ぴゆう | 編集 | 返信

Re: タイトルなし

> ぴゆう様

確かに、源さんが今よりちょっと少年っぽいですね(笑)。
彼は春さんより年下なのですが、お話では外見年齢を少し高めにしてあります。
史実では、あの年でものすごい経験豊富な人なので…。

> そうであったかもしれないと同時にそうあってほしいとか。
あ、そうかもしれないです。。。
「こうだったかな」と思いつつ描くのですが、たまに「こうだったら面白いな」と思うこともあります。
自分自身が面白いと思ったり、その人たちをちゃんと信じられていないと
納得して描くことはできませんし、変に力が入って嘘っぽくなってしまうのです。
もちろん、当時の背景を力の限り知って、そのうえで描く、ということが歴史創作の大前提ではあるのですけれど。

わたしも、ぴゆうさんとお会いできて良かったです!!
来年もマイペースで描きつづけていきますので、お時間がありましたらおつき合いください。
良いお年を(^▽^)☆

2010/12/30 (Thu) 21:37 | ゆさ | 編集 | 返信

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