来ないなら来るまで待とうホトトギス。
先日、エドワード・ゴーリーの新刊絵本を買いたくて本屋さんに寄ったのですが
美術コーナーで高畑勲さんの訳したジャック・プレヴェールの詩集を見つけて
思わずパラ見してしまいました。。。
予算の都合がつかなくて買えなかったのですけど、やっぱり後で買いに行こうかな…。
奈良美智さんの挿絵も個性的で見入ってしまったし。
ジャックの詩は昔から好きだったりします(*^ ^*)やさしさと静かさと少しの淋しさに満ちていて素敵。
何か、詩にうたわれている情景とか心情が散文的で、すっと頭に入ってくる感じがするのです。
特に好きなのはやっぱり「鳥の肖像を描くには」かなぁ~。
あの詩は、何年か前にお絵かきのことでモヤモヤしていたときに出会って
自分が今までどういう姿勢で絵を描いてきたかを思い出させてくれた詩なので、
今でもお絵かきに迷ったりすると引っ張り出してくる癖があります。灯台代わり☆
「まず鳥籠を描くこと 扉は開けたままで」という出だしからして、
はあ、しごくごもっともですねという気がして笑ってしまうのですが(^ ^)、
その後の「ときには鳥はすぐ来る だが長年かかることもある その気になるまでに
がっかりしないこと 待つこと 必要なら何年間でも待つ
鳥の来るのが早いかおそいかは 何の関係もないのだから」
という箇所には、うなずくしかないというか…。
わたしも、イメージがおりてくるとか、描こうとする絵の世界が見えてくるまで待ってる派なので。
(イメージにおりてきてもらうために色んなものを見たり読んだりはしておきますけども)
そしてラストの↓もすごくよくわかるのです…。
「もし鳥がうたわないなら それはよくないサイン(しるし) 絵が良くないというサイン
しかしもしうたったらそれは良いサイン きみがサインしてよいというサイン」
描いている対象が絵の中で居心地よさそうにしていると、わたしも嬉しくなってきます。
同時に、ふぅやれやれどうやら終わった、描ききった…という気持ちになります。
で、ものすごくお腹がすいていることに気がついたりする(^ ^;)。
詩って素敵だなぁ~。いい詩に会うと、しばらくの間コトバダイブしたくなりますね。
(ちなみにゴーリーの新刊はその本屋さんに在庫がなくて、まだ買えていないですorz
もっか探し中。密林で頼んだ方が早いかな…)
※クリックで大きくなります
最近気になっている人シリーズ。源実朝。鎌倉時代の人です。
この子のことは、なぜかいつも笑顔に描いてしまう不思議。。。
というか、笑顔に描かないといけないような希ガス。彼を取り巻く状況がそうさせるのかな…。
*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*
美術コーナーで高畑勲さんの訳したジャック・プレヴェールの詩集を見つけて
思わずパラ見してしまいました。。。
予算の都合がつかなくて買えなかったのですけど、やっぱり後で買いに行こうかな…。
奈良美智さんの挿絵も個性的で見入ってしまったし。
ジャックの詩は昔から好きだったりします(*^ ^*)やさしさと静かさと少しの淋しさに満ちていて素敵。
何か、詩にうたわれている情景とか心情が散文的で、すっと頭に入ってくる感じがするのです。
特に好きなのはやっぱり「鳥の肖像を描くには」かなぁ~。
あの詩は、何年か前にお絵かきのことでモヤモヤしていたときに出会って
自分が今までどういう姿勢で絵を描いてきたかを思い出させてくれた詩なので、
今でもお絵かきに迷ったりすると引っ張り出してくる癖があります。灯台代わり☆
「まず鳥籠を描くこと 扉は開けたままで」という出だしからして、
はあ、しごくごもっともですねという気がして笑ってしまうのですが(^ ^)、
その後の「ときには鳥はすぐ来る だが長年かかることもある その気になるまでに
がっかりしないこと 待つこと 必要なら何年間でも待つ
鳥の来るのが早いかおそいかは 何の関係もないのだから」
という箇所には、うなずくしかないというか…。
わたしも、イメージがおりてくるとか、描こうとする絵の世界が見えてくるまで待ってる派なので。
(イメージにおりてきてもらうために色んなものを見たり読んだりはしておきますけども)
そしてラストの↓もすごくよくわかるのです…。
「もし鳥がうたわないなら それはよくないサイン(しるし) 絵が良くないというサイン
しかしもしうたったらそれは良いサイン きみがサインしてよいというサイン」
描いている対象が絵の中で居心地よさそうにしていると、わたしも嬉しくなってきます。
同時に、ふぅやれやれどうやら終わった、描ききった…という気持ちになります。
で、ものすごくお腹がすいていることに気がついたりする(^ ^;)。
詩って素敵だなぁ~。いい詩に会うと、しばらくの間コトバダイブしたくなりますね。
(ちなみにゴーリーの新刊はその本屋さんに在庫がなくて、まだ買えていないですorz
もっか探し中。密林で頼んだ方が早いかな…)

最近気になっている人シリーズ。源実朝。鎌倉時代の人です。
この子のことは、なぜかいつも笑顔に描いてしまう不思議。。。
というか、笑顔に描かないといけないような希ガス。彼を取り巻く状況がそうさせるのかな…。
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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など ジャンル : 学問・文化・芸術
- 2011/02/19(土) 16:07:52 |
- URL |
- ぴゆう
- [ 編集 ]
私もブログを始める前、挿絵を描こうと決心してから千枚近く練習しました。
少し良くなったのは身体のラインが少しは描けるようになったこと。
おニャ達は服を殆ど着てないので、ラインが大事だと今さらながら感じています。
でもまあ、好きなのね。
好きこそ何とやらなのかも。
実朝様って暗殺されたお方ですよね。
シリーズが始まるのかな?
Re: タイトルなし
- 2011/02/20(日) 00:00:16 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
難しいですよね…。
わたしもブログを始めたばかりの頃は、緊張して描けなかったです。
今もおっかなびっくり載せています…(^ ^;)。
> 挿絵を描こうと決心してから千枚近く練習
うわ~~~っすばらしいです(゚▽゚)☆その姿勢、見習いたい!
動物って描くのすごく難しいのに、さらりとやってのけてしまっているぴゆうさんはすごいと思いますよっ!!
猫様たちの柔らかなラインと、ふんわりした色遣いが大好きですvvv
> でもまあ、好きなのね
好きですね~vvvそして、ありがたいことに皆様から応援していただいているので、描けます(*^▽^*)。
> 実朝
あわわ、すみません。実朝はただ単に描きたくなっただけでして
シリーズではないです…(^ ^;)。
本当は彼の命日に合わせて描きたかったんですが、絵師シリーズがあったので諦めて、今になった次第です。
新しいお話は、もうしばらくしたら始めたいと思っています~。
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