世界はつながっている。
影絵作家の藤城清治さんが、2階建てのご自宅兼アトリエの中に
今までの作品をどっさり展示している展覧会です。もう夢と希望とメルヘンがいっぱいだった!!

↑入口です☆色んな人からお祝いのお花がたくさん来ていました。
入ってすぐ、フクロウと笑いカワセミと淡水魚とにゃんこ2匹とブルーボタンインコ2羽が
出迎えてくれて、さながら小さな動物園のようでした。
(笑いカワセミのカックンが一定時間ごとに「キャーーーッ!」と鳴いていたのが印象的だった)
藤城さんの影絵は子どもの頃から大好きで、展覧会も何度か行っているのですが
ご自宅を訪ねるのは初めてでした。
(1992年に開催して以来、実に20年ぶりの自宅展覧会だそうです)
過去の作品を見て懐かしがったり、新しい作品に度肝を抜かれたり感動したりの連続でした。
小人・猫・鳥・花・楽器・子鬼・聖書・宮沢賢治・アリス・アンデルセンなどなど
愛くるしくかわいらしいものから神々しく荘厳なものまでたくさんの影絵があって
どれもが息をのむような美しさでした。
(そしてそれらはすべてわたしの大好きなものばかりだったりします。キャーフジシロサーン)
館内の写真撮影がすべてOKとのことなので(フラッシュ焚くのは×です、念のため)、
撮らせていただきつつ鑑賞してきました。
以下、撮ってきた写真の一部をご紹介いたします。

↑下に水がためてあって、両脇が鏡になっていてすごく綺麗だなぁと思いました。
コスモスの花畑がどこまでもどこまでも続いているみたいに見えました。
(藤城さんが各地の展覧会でよくやる演出ですな *^ ^*)
少女や猫の躍動感もさることながら、コスモスの美しいこと!しばらく見とれていました。
この作品の向かい側にバーのような飲み場所がありまして、カルピスが冷やしてあって
「ご自由にお飲みください」と書いてありました。もちろんいただきましたとも♪

↑秋田県の竿燈まつりを題材に描いたもの。ほぼ壁一面の大きな作品です。
提灯の数もすごいけど、ひとつひとつが本物みたいに灯っているように見えるから圧巻です。
どんなライトニング技術なのこれ…。
藤城さんは最近、日本国内各地の伝統行事や風景を影絵で描くことをライフワークにして
全国を旅行するたびにスケッチをされて作品制作をなさっているとか。
他にも桜島、清水寺、軍艦島、室戸岬、足摺岬、広島原爆ドームなどの作品がありました。
どれもものすごく大きくてエネルギッシュでした。

↑絵本『マボロシの鳥』挿絵の一斉展示もありました。
(爆笑問題太田光さんの同名小説を読んだ藤城さんが
ぜひ絵をつけたいと申し出られ、あっという間に40枚ほど作り上げてしまったのだそう)
鳥の目がブリリアンカットされたダイヤモンドのようにキラキラ光っていて綺麗でした。

↑賑やかでいいなぁ~と思った一枚。
世界中の人がぎゅっと凝縮されているような感じがしました。
藤城さんの「こびとは一人だけじゃなく、この世の中にいっぱいいると思う。
そして、誰にでも話しかけ、喜びや悲しみを分かち合ってくれる。
みんなこびとくんと仲良しになり、話し合い語り合っていったらどんなに楽しいだろう。
そんなことを願って制作した作品」というキャプションにも感動。
…ところで。
ご自宅での展覧会なので、もしかしたら藤城さんご本人がふらりといらっしゃることとか
あるのかなあ…と思いながら鑑賞して、
2階の奥にあるグッズ販売コーナーに入っ、た、ら。
すぐ左のスペースにご本人座ってたーーーーー!!!Σ(゚▽゚;;/)/
もう我を忘れて一気にテンションがおかしくなって、
わあわあ言いながらその場で買った本にサインいただいて握手もしていただきました!
革製のふかふかアンティークソファにダイブしたかのような、すべてを包み込むような、
すごくすごく柔らかくてあたたかいお手でした…!!
このお手から数々の影絵が生み出されているのだと思うと感無量でした。
せっかくなので色々とお話したかったのですが、緊張のあまりお礼しか言えなかった。アホやー。
(後ろに他の人も並んでいたし)でもお会いできて幸せでした。
まだあと何日か開催されるようですので、興味のある方やお近くの方はぜひ。
素敵なメルヘンの世界に浸れますよ~(*´▽`*)ノ

「行きて帰りし遣唐使・後日」その9。8はこちら。
マッキーたちが大和国に到着した735年の3月、
仲くんは唐の長安城でいつものようにお仕事をしていました。
そこへ鴻臚寺(外交担当機関)の官人がやって来ました。何やら切羽詰まった様子です。
官人「左補闕どの、先ほど福州から伝令が参りました。遣唐副使の中臣様という方が、あなた様にお目通り願っているそうです。いかがいたしますか」
仲麻呂「…えっ!?」
官人「副使様の乗った第2船が、嵐で福州に流れ着いたのだそうです。今現在は皆様、都督府に滞在中で、幸い船は多少の破損ですんだとか」
仲麻呂「全員無事なのかな」
官人「ええ。怪我人はいるようですが」
仲麻呂「……わかった。それで、来るのは副使どのだけ?」
官人「従者がお2人、いらっしゃるそうです。2~3週間ほどで到着されるでしょう」
仲麻呂「わかった、ありがとう。皇帝に奏上してくる」
すわ一大事。仲くん、臨時のお仕事ができました。
ちなみに福州とは、今の中国福健省のことです。
続きはこちら。
*遣唐使のイラスト記事一覧はこちらです*
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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
>春様
マッキー無事に帰って来られました!
いつも見てくださってありがとうございますvvv
由利ちゃんの後ろ姿よいですか~vvv嬉しいですっありがとうございます(*^ ^*)☆