いざ我が行く処は愛宕ぞ。
茨木童子について語って欲しいと何人かの方からリクエストをいただいたので、
ちょこっと(どころじゃないけど)語ってみたいと思います(笑)。
まずは史実…というか、日本の説話の中で茨木童子がどう語られてきたのかを
ざっくりお話してみます。
茨木童子と聞くと、こんな話を連想する方が多いのではないかと思いますが↓
「一条戻り橋or朱雀門or羅城門にて、渡辺綱と対決して片腕を切り落とされて、
7日後に綱の伯母に変装して渡辺家に侵入し、腕を取り返して去っていった」
ここに出てくる鬼は「朱雀門の鬼」や「羅城門の鬼」という名で文献に記されていますけど
実は、渡辺綱と対決した鬼が茨木童子だと断定している文献は
現存する平安・鎌倉時代文学にはひとつもありません。
室町時代後期成立といわれる『御伽草子集』にて、酒呑童子が身の上話をする場面で
初めて「茨木童子はかつて渡辺綱に腕を切られ、その後取り返した」という記述が
出てきます。
ここから、「茨木童子=羅城門または朱雀門の鬼」という認識が
人々に広まっていったのではないかな…。
で、江戸時代になると
「童子は産まれた直後に歩き出して人語をしゃべり、髪も歯も生えていたので
気味悪がった両親が茨木村に捨てたところ、髪結床の主人に拾われて育てられた。
ある日、手違いで客を剃刀で傷つけて血をなめたところ、血の味を覚えてしまい
客を傷つけるようになって主人に家を追い出されて、
とある橋の上で川に映った自分の姿をみて鬼になっていることに気づき出奔、
大江山の酒呑童子の部下になった」
という話が、民話や語り物などで見られるようになります。
これは「髪と歯が生えた赤ん坊=not人間=鬼子」「髪結=江戸時代を起源とする職業」
「血をなめる=ケガレを口にする→鬼になる」「川=水面=あの世とこの世の境」
といった当時の風俗や慣習が、茨木童子の物語が人づてに語られるうちに少しずつくっついて
ひとつの話にまとまっていった結果のようです。
その後、自分を捨てた親が病気に倒れると、看病に戻ってきてきちんと看取ったなどの
小さなエピソードも付随するようになります。
(このあたりは大橋忠雄氏の『茨木童子の素顔に迫る』にものすごく詳しく書いてある)
あと、綱から腕を取り返した鬼は女性の格好をしていたため、
茨木は女性ではないか…と言われるようにもなったようです。
これは「腕を取り返した鬼=茨木童子」という認識がなければ成り立たないので
江戸時代以降に出てきた説なんじゃないかな…。
ちなみに江戸時代、浮世絵師たちの描く茨木童子は、鬼か少女か老婆のどれかでした。
(少女として描いたのはもちろん鈴木春信です・笑)
ついでに言うと綱に切られた腕も、物語や浄瑠璃の中では「腕」としか書かれていないし、
舞台や絵の中でも右だったり左だったりして、特にどっちと決まっているわけではないです。
また、江戸時代は過去からの流布本がいくつも存在しているうえに
劇作家たちがこぞって面白おかしく戯作や絵本に書いたために
茨木の腕のエピソードと大江山征伐の順番も、どっちが先と決まっているわけではありません。
たとえば『御伽草子集』では「腕を取り返す云々→大江山征伐」という流れですが
『謡曲羅生門』では大江山征伐が先で、腕のエピソードはその後になっています。
このことについて馬場あき子氏は『鬼の研究』の中で
「むしろ大江山は完全に殲滅できなかったのであり、
後継者的存在であった茨木童子はその後に生き存えたとする方が
話としては発展性がある」とおっしゃっています。
で、わたしは後者の「大江山征伐→腕エピソード」の設定で日々妄想しているわけです、が。
すみません、ここからちょっと自分設定を語りますので厨二モード発動します。
苦手な方はご注意ください…。そして異常に長いです…。
勇気のある方は追記をクリックしてどうぞ。↓
「大江山の鬼たちを好きな人といっぱい交流したいなぁ」と思っている身としては
あまり好ましくない傾向だとは思っているのですけど、
かれこれ10年近く彼らを好きでいるために
わたしの中でイメージがガッチリ出来上がってしまっていて
それと異なる創作設定で語ると生皮を剥がされるような気がするのです。
ちなみに外見だけ言うと↓
・全員男の子
・水干を着用
・黒髪かむろ頭
・履き物は履かずに素足
ほか、髪の長さ・着物の色・盗賊団における役割分担・頭の角の数まで決まっちゃってる
特に酒呑と茨木については完全に
「友達も恋人も家族も超えた関係」という図式になってしまっているため、
冷静に語るにはかなり体力が要ります(^ ^;)。
ええとまず、うちの茨木童子に関して言いますと
「酒呑に対して茨木が無条件で矢印を向けている」のがデフォです。
茨木は子どもの頃に酒呑と出会って、長いこと養育してもらっているから
「酒呑のためなら何でもする。酒呑が自分のすべて」と思っている感じですね。
別に酒呑は、それを全然重荷に思っていなくて茨木を頼りにしているし、
茨木も酒呑と一緒にいたときはそうだったんですが、
酒呑がいなくなった途端に矢印が発動している感じですな…。
他の鬼の仲間たちと一緒にいるときも冗談言って笑ったりはするんだけど、
心のどこかで常に、酒呑を助けられなかったことを引きずってしまっているという。
でもそれは別にコンプレックスではなくて、
酒呑を追って行くことはしたくないと思ってるし、仲間の鬼たちと一緒にいたいとも思ってる。
しかしもし万が一、酒呑と一緒に行ける可能性があるなら行ってもいい…と思ってる。
でも、そういう可能性は絶対にないということもわかってる。
そんな風に、もういない酒呑と、今いる仲間たちの間でぐらぐらしながら生きているのが
わたしの茨木童子だったりします。
で、酒呑は魂だけになって、普段は地獄の閻魔様のところでぶらぶらしているんだけど
たまにこっそり現世にやって来て仲間たちを離れた場所から見ていることがあって
その気配を時々、茨木たちがハッと感じることがあったらいいな…とか。
で、気付いたときには酒呑は姿を消してしまっている…とか。
そういうときの茨木の顔をイラストで描いてみたいなぁ~とか
たまに思ったりします。
む~何というかもう、つくづくわたしはこういう構図が好きなのだな…。
自分たちのせいではない事情で遠く離れてしまうんだけど
会える時が来るまで会えないことはわかってるから会わない、みたいなのが。
(酒呑と茨木の場合は、2人の結びつきが強すぎて
もしもう一度会ってしまったら生者と死者の境界が壊れる事態を起こしかねないっていうか、
だからこそ2人ともあえて会わないようにしている…ような感じかな。
で、仲間の鬼たちも地獄の閻魔様も、2人の関係についてはきちんと理解しているけど
2人ならそんな事態を起こすような真似はしないって信じて放っておいてる…みたいな。
そんな感じで、酒呑と茨木と仲間の鬼たちと閻魔様の思いが
三すくみみたいになってかろうじて均衡を保っている状態が長く続いている。←いまここ
もし、どこかのバランスが崩れたときにどんなことになるかは
誰にも想像がつかないという感じ)
あと好きなのはあれですな、↑の茨木みたいに「あの人が自分のすべて」というか
とにかく誰かのために身も心も捧げているタイプ。
あげくそういうタイプ同士の結びつきだったりすると、もはや最強かもしれない。
異性同士でも同性同士でもいいけど、立場や能力の拮抗している者たちが
血のつながりはないけど空気みたいに一緒にいるお話は
わたしの好みにクリーンヒットする確率が高いです。
例:親友とか相棒とか義兄弟とか主君&腹心とか、そういうもの。
…何を語ってるのかよくわからなくなってしまいましたが、
要するにわたしにとって彼らはそういう存在になっているということです。
なので、テレビで鬼たちの話題に出会ったり、鬼関係の本を読むときのテンションは
毎回色々とやばかったりします。
鬼の特集なんぞやられた日にはもう、脳があさっての方向に飛んで行ってしまいそうになる。
ほのぼのの欠片もない厨二トーク大変失礼いたしました(-ω-;)。
好きすぎているのねって暖かくスルーしてやってください。。。
(一応お断りしておきますが、↑で書いたのはあくまでわたしの設定であって
他の方がその方なりに茨木童子や鬼たちをイメージして語るのはまったく気にしません。
むしろ鬼好きさん増えて欲しいし、どんどん語って欲しいです~ *^ ^*)
※クリックで大きくなります
酒呑童子(角2本)と茨木童子(角1本)。
こういう構図は好きなのですが描くのが難しいー。
ちょこっと(どころじゃないけど)語ってみたいと思います(笑)。
まずは史実…というか、日本の説話の中で茨木童子がどう語られてきたのかを
ざっくりお話してみます。
茨木童子と聞くと、こんな話を連想する方が多いのではないかと思いますが↓
「一条戻り橋or朱雀門or羅城門にて、渡辺綱と対決して片腕を切り落とされて、
7日後に綱の伯母に変装して渡辺家に侵入し、腕を取り返して去っていった」
ここに出てくる鬼は「朱雀門の鬼」や「羅城門の鬼」という名で文献に記されていますけど
実は、渡辺綱と対決した鬼が茨木童子だと断定している文献は
現存する平安・鎌倉時代文学にはひとつもありません。
室町時代後期成立といわれる『御伽草子集』にて、酒呑童子が身の上話をする場面で
初めて「茨木童子はかつて渡辺綱に腕を切られ、その後取り返した」という記述が
出てきます。
ここから、「茨木童子=羅城門または朱雀門の鬼」という認識が
人々に広まっていったのではないかな…。
で、江戸時代になると
「童子は産まれた直後に歩き出して人語をしゃべり、髪も歯も生えていたので
気味悪がった両親が茨木村に捨てたところ、髪結床の主人に拾われて育てられた。
ある日、手違いで客を剃刀で傷つけて血をなめたところ、血の味を覚えてしまい
客を傷つけるようになって主人に家を追い出されて、
とある橋の上で川に映った自分の姿をみて鬼になっていることに気づき出奔、
大江山の酒呑童子の部下になった」
という話が、民話や語り物などで見られるようになります。
これは「髪と歯が生えた赤ん坊=not人間=鬼子」「髪結=江戸時代を起源とする職業」
「血をなめる=ケガレを口にする→鬼になる」「川=水面=あの世とこの世の境」
といった当時の風俗や慣習が、茨木童子の物語が人づてに語られるうちに少しずつくっついて
ひとつの話にまとまっていった結果のようです。
その後、自分を捨てた親が病気に倒れると、看病に戻ってきてきちんと看取ったなどの
小さなエピソードも付随するようになります。
(このあたりは大橋忠雄氏の『茨木童子の素顔に迫る』にものすごく詳しく書いてある)
あと、綱から腕を取り返した鬼は女性の格好をしていたため、
茨木は女性ではないか…と言われるようにもなったようです。
これは「腕を取り返した鬼=茨木童子」という認識がなければ成り立たないので
江戸時代以降に出てきた説なんじゃないかな…。
ちなみに江戸時代、浮世絵師たちの描く茨木童子は、鬼か少女か老婆のどれかでした。
(少女として描いたのはもちろん鈴木春信です・笑)
ついでに言うと綱に切られた腕も、物語や浄瑠璃の中では「腕」としか書かれていないし、
舞台や絵の中でも右だったり左だったりして、特にどっちと決まっているわけではないです。
また、江戸時代は過去からの流布本がいくつも存在しているうえに
劇作家たちがこぞって面白おかしく戯作や絵本に書いたために
茨木の腕のエピソードと大江山征伐の順番も、どっちが先と決まっているわけではありません。
たとえば『御伽草子集』では「腕を取り返す云々→大江山征伐」という流れですが
『謡曲羅生門』では大江山征伐が先で、腕のエピソードはその後になっています。
このことについて馬場あき子氏は『鬼の研究』の中で
「むしろ大江山は完全に殲滅できなかったのであり、
後継者的存在であった茨木童子はその後に生き存えたとする方が
話としては発展性がある」とおっしゃっています。
で、わたしは後者の「大江山征伐→腕エピソード」の設定で日々妄想しているわけです、が。
すみません、ここからちょっと自分設定を語りますので厨二モード発動します。
苦手な方はご注意ください…。そして異常に長いです…。
勇気のある方は追記をクリックしてどうぞ。↓
「大江山の鬼たちを好きな人といっぱい交流したいなぁ」と思っている身としては
あまり好ましくない傾向だとは思っているのですけど、
かれこれ10年近く彼らを好きでいるために
わたしの中でイメージがガッチリ出来上がってしまっていて
それと異なる創作設定で語ると生皮を剥がされるような気がするのです。
ちなみに外見だけ言うと↓
・全員男の子
・水干を着用
・黒髪かむろ頭
・履き物は履かずに素足
ほか、髪の長さ・着物の色・盗賊団における役割分担・頭の角の数まで決まっちゃってる
特に酒呑と茨木については完全に
「友達も恋人も家族も超えた関係」という図式になってしまっているため、
冷静に語るにはかなり体力が要ります(^ ^;)。
ええとまず、うちの茨木童子に関して言いますと
「酒呑に対して茨木が無条件で矢印を向けている」のがデフォです。
茨木は子どもの頃に酒呑と出会って、長いこと養育してもらっているから
「酒呑のためなら何でもする。酒呑が自分のすべて」と思っている感じですね。
別に酒呑は、それを全然重荷に思っていなくて茨木を頼りにしているし、
茨木も酒呑と一緒にいたときはそうだったんですが、
酒呑がいなくなった途端に矢印が発動している感じですな…。
他の鬼の仲間たちと一緒にいるときも冗談言って笑ったりはするんだけど、
心のどこかで常に、酒呑を助けられなかったことを引きずってしまっているという。
でもそれは別にコンプレックスではなくて、
酒呑を追って行くことはしたくないと思ってるし、仲間の鬼たちと一緒にいたいとも思ってる。
しかしもし万が一、酒呑と一緒に行ける可能性があるなら行ってもいい…と思ってる。
でも、そういう可能性は絶対にないということもわかってる。
そんな風に、もういない酒呑と、今いる仲間たちの間でぐらぐらしながら生きているのが
わたしの茨木童子だったりします。
で、酒呑は魂だけになって、普段は地獄の閻魔様のところでぶらぶらしているんだけど
たまにこっそり現世にやって来て仲間たちを離れた場所から見ていることがあって
その気配を時々、茨木たちがハッと感じることがあったらいいな…とか。
で、気付いたときには酒呑は姿を消してしまっている…とか。
そういうときの茨木の顔をイラストで描いてみたいなぁ~とか
たまに思ったりします。
む~何というかもう、つくづくわたしはこういう構図が好きなのだな…。
自分たちのせいではない事情で遠く離れてしまうんだけど
会える時が来るまで会えないことはわかってるから会わない、みたいなのが。
(酒呑と茨木の場合は、2人の結びつきが強すぎて
もしもう一度会ってしまったら生者と死者の境界が壊れる事態を起こしかねないっていうか、
だからこそ2人ともあえて会わないようにしている…ような感じかな。
で、仲間の鬼たちも地獄の閻魔様も、2人の関係についてはきちんと理解しているけど
2人ならそんな事態を起こすような真似はしないって信じて放っておいてる…みたいな。
そんな感じで、酒呑と茨木と仲間の鬼たちと閻魔様の思いが
三すくみみたいになってかろうじて均衡を保っている状態が長く続いている。←いまここ
もし、どこかのバランスが崩れたときにどんなことになるかは
誰にも想像がつかないという感じ)
あと好きなのはあれですな、↑の茨木みたいに「あの人が自分のすべて」というか
とにかく誰かのために身も心も捧げているタイプ。
あげくそういうタイプ同士の結びつきだったりすると、もはや最強かもしれない。
異性同士でも同性同士でもいいけど、立場や能力の拮抗している者たちが
血のつながりはないけど空気みたいに一緒にいるお話は
わたしの好みにクリーンヒットする確率が高いです。
例:親友とか相棒とか義兄弟とか主君&腹心とか、そういうもの。
…何を語ってるのかよくわからなくなってしまいましたが、
要するにわたしにとって彼らはそういう存在になっているということです。
なので、テレビで鬼たちの話題に出会ったり、鬼関係の本を読むときのテンションは
毎回色々とやばかったりします。
鬼の特集なんぞやられた日にはもう、脳があさっての方向に飛んで行ってしまいそうになる。
ほのぼのの欠片もない厨二トーク大変失礼いたしました(-ω-;)。
好きすぎているのねって暖かくスルーしてやってください。。。
(一応お断りしておきますが、↑で書いたのはあくまでわたしの設定であって
他の方がその方なりに茨木童子や鬼たちをイメージして語るのはまったく気にしません。
むしろ鬼好きさん増えて欲しいし、どんどん語って欲しいです~ *^ ^*)

酒呑童子(角2本)と茨木童子(角1本)。
こういう構図は好きなのですが描くのが難しいー。
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- 2011/06/21(火) 18:06:10 |
- URL |
- 桐月きらり☆
- [ 編集 ]
ゆささまの大切な扉を覗かせてくださって、ありがとうございます!
ずっと気になっていた彼に近づくことが出来た気がします。
個人でも少し調べてみた(ネットでですが)のですが、
やはりゆささまのお言葉は分かりやすいです。
知識の深さに尊敬の眼差しを向けてしまいます。そして、愛情が見えます。
"好き"だから詳しくなったといわれても、やはり深い。
タイトルからもそれが伺えます……!
”鬼”という言葉が(ついたことによって)彼に新たな歴史をつけていったという印象が深い気がしました。
でも、彼らはみなそうなのかも知れないのかも、とか。
あまり彼らに関しての知識がない私が勝手に感じたことを言っているので、申し訳ないのですが。
そしてREAD MOREを読ませていただいて何か目覚めそうです。
酒呑童子と茨木童子の信頼を超えた関係と、それを取り巻く閻魔様や、お仲間たちとの間柄とその
均衡が素敵です。誰もが思いあっている。そして、そこに守るべきものが存在した気がします。
酒呑童子の気配を感じて振り返った茨木童子の表情は、とても気になります。
でも、それを見ることができるのは、夜空だけなのかもと感じました。
そして描かれたイラストの美しさにうっとりです☆
二人ともが優しくてどこか信頼で結ばれた二人の関係が現れている気がします☆
長々と失礼しました!
機会があればでもいいので、また語って下さるとうれしいです!
鬼云うこと
- 2011/06/21(火) 21:53:05 |
- URL |
- はなさかすーさん
- [ 編集 ]
馬場あき子さんの「鬼の研究」、妻が古本で買い
読んだようです。僕はまだ読んでいませんが、
一種の美学を妻の感想から感じました。
僕の美学は、鬼が云うことは字の通り「魂」なので
多次元世界の住人になりますから、宇宙物理学に
近い存在として、具現化されています。この世と
あの世は、川で隔てられた二つの世界ではなく、
同時に同じ空間・場に存在して、なおかつブラック
ホールにも繋がっているような感じです。
空即是色、色即是空の世界観は、鬼の云うことに
近いと思いつつ・・・・何を書いているのか^^;
長くなりますので、この辺で失敬。
ゆささんも、ある種の美学に取りつかれていますね^^
Re: タイトルなし
- 2011/06/21(火) 23:19:57 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
あう、ごめんなさい、うちの酒呑と茨木は恋愛関係ではないです。。。
がんばって冷静に書いたつもりなんですけど、
やっぱりそう見えちゃうかなぁ…むむむ(- -;)。
わたしの思い入れが強すぎるっていう自覚はあるんですけどね。。。
単に彼らが、いつも一緒にいるのが当たり前になっていたというのを
書きたかったのです。
ただ、いきなり降りかかってきた理不尽によって唐突な別れ方をしたので
今は2人ともちょっと病的になっている、というのが一番近い表現かも。
時間が経てば、彼らの関係も少しずつ変わっていくかもしれないです。
今後は言い方に気をつけますね。f(・_・;)
> 酒呑さんも赤子の頃には
あ、そうだったみたいですね~。
「母親のお腹に3年いた」とか「産まれてすぐ歩いた」などの説話が残っているようです。
出身地もあっちこっちにあって、どこだかはっきりしないし(^ ^;)。
> 悪路王
わーっキタ!かっこいいですよね彼!!鈴鹿御前とセットで好きですvvv
新作お待ちしています♪
Re: タイトルなし
- 2011/06/21(火) 23:30:46 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
うひゃ~茨木に興味持ってくださったなんて嬉しいです!
(わたしが言うのも変な話ですが ^ ^;)
説話の流れとか、あまり詳しくしゃべれてなくて、ざっくりでごめんなさい~。
本当はもうちょっと深いです、鬼の世界って(笑)。
> タイトル
『源平盛衰記』から引っ張ってきてしまいました…てへ(^ ^;)。
> 彼に新たな歴史をつけていった
あ、おっしゃる通りかもです!
色んなものがくっついて茨木童子像を形成していますよね。
酒呑童子も他の鬼たちも、閻魔大王様もそうして語られてきたのかなと思います。
絵巻物とか浮世絵とか見ても、彼らの描かれ方って時代ごとに全然違いますし。
桐月様たちの洞察力、相変わらずすばらしいです!
> READ MORE
はわわ~何だか色々すみません!!(焦)
あけすけなことばっかしゃべってるから、恋愛関係っぽく見えてしまったかな…。
うちの2人は、たぶん愛とかそういうんじゃなくて
もっと深い、空気みたいな関係になっている感じなのです。
> 誰もが思いあっている。そして、そこに守るべきものが存在
あ、これです!これが言いたかったんです!!(^ ^;)
あーもう本当、もっと文章力つけないと…。
> それを見ることができるのは、夜空だけ
きゃーーーっすごい☆今、鳥肌立ちました!!
桐月さんたちはもはや詩人ですね…!うおおぉぉ。。。
イラストにもコメントありがとうございます。
2人の信頼関係を見てとってくださって嬉しいです☆
こちらこそ長々とテンションのおかしいお返事失礼しました。
桐月さんたちのコメントは毎回元気が出ます!ありがとうございます☆
Re: 鬼云うこと
- 2011/06/21(火) 23:37:46 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
奥様はあの本の読者でいらっしゃったのですね(*^ ^*)。
なるほど美学ですか…わたしもあの本を読んでいて、似たような感じを受ける箇所がいくつかありました。
ん?美学…というか、闇の中におけるきらきらしさ、と言う方が
個人的にしっくりくる気がします。
必ずしも光の中に生きていたわけではないので。鬼って。
(鬼自身がその人生において輝いていたかどうかは、また別として)
> 宇宙物理学
す、すごーい!!Σ(゚д゚;)
何というかもう、スケールが違います!さすがはなさかさん…☆
まるで宮沢賢治の世界のようですね。
わたしももっと勉強すればそういう世界に近づけるのかしら…。
> 空即是色、色即是空の世界観は、鬼の云うことに近い
あ、それ、わたしも思ってます…。
人は世界に存在するあらゆるものに名前をつけましたけど、
それらは別々のものではなくて、どこかで必ず繋がっているものですよね。
> ある種の美学
あー…何か色々とすみません。
好きすぎているっていうのは自覚してます、一応…。
適当にスルーしてやってください。。。
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