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岩手旅行2日目です~☆1日目はこちら
この日は遠野物語ゆかりの地をもっさり回ってきました。

かっぱかっぱ☆
↑遠野駅前にいた河童さんたちです。和気あいあい。

以下、写真が多いのでたたみます↓よろしければクリックしてどうぞ~☆
 
 
旅館で朝ごはんをいただいて、遠野駅に向かうため意気揚々と新花巻駅に行ったら
釜石線が止まっていました!!∑(゚□゚;)
(熊と衝突か何かしたらしくて、専門業者さんにお願いして線路から追ったのだとか)
駅の人が代行バスを出してくれまして、それに乗って遠野駅へ連れて行ってもらいました。
むぅ…いきなり前途多難。。。
(…と思っていたら、バスが遠野駅の近くを通ったときに
道沿いにしまむらがあるのを見つけて、飲んでいた爽健美茶のペットボトル落としかけた)

ぺたぺたぺた…。
遠野駅でレンタカーを借りて、まずはカッパ淵へ向かいました。
伝承園の手前にある橋で、カッパの足跡を発見。辿っていきます。

さらさら。
カッパ淵に到着!!
浅く小さな川で、木がたくさんあって涼しいところでした。
川岸から垂れた釣り竿には大きなキュウリが結び付けられています。カッパの好物だ(*^ ^*)。
(この「カッパ釣り」は、伝承園に売っているカッパ捕獲許可証がないとできないそうです)
川にかかる小さな橋にはカッパのトーテムポールまであります。とぼけた顔でかわいいvvv

でーん。
常堅寺のカッパ狛犬。頭の上にお皿があって、浄財が入れられています。
なぜ、ここにこんな狛犬がいるのでしょう…答えは後述。

国の重要文化財です。
カッパ淵から歩いて、伝承園にやって来ました。
佐々木喜善記念館や、遠野の農家を再現した建物や、工芸体験ができる施設などがあります。
写真は曲り家「菊池家住宅」。園内で一番大きな建物です。
中にはみずき飾りや、藁で作られた馬っこや、昔話を聴けるいろり端がありました。
いろりにいた語り部のおばあちゃん人形が、ちょこんと鎮座ましましてるお姿がすごくキュートvvv

この家に隣接しているのが、オシラ堂。
約1000体ものオシラサマが祀られています。
入った瞬間、空気がヒヤリとして周囲の音がふっ…と消えたので、思わず立ち止まりました。
土蔵という建物の性質上、堂内が静かなのは当然といえば当然だったのですが
普段聞き慣れている空気のこすれる音が消えるというのは、なかなかどきりとするものです。
馬頭や烏帽子を被った人の形をしたオシラサマがたくさんいました。『遠野物語』で読んだとおりだ。
せっかくなので赤い布に願い事を書いて、お納めしてきました。

あと、ここでお昼ごはんにカッパ茶漬けをいただきました。
ねぎとチャーシューと山菜とごぼうと護摩と片ゆで卵入り。栄養満点。超おいしかった☆
入口兼出口の売店でカッパ捕獲許可証を見つけて即ゲットしました!しかし期限付き…(笑)。

風がすごく強い。
続いて、たかむろ水光園の先にあるデンデラ野へ行きました。
(デンデラ野と呼ばれる野は遠野にいくつかあるそうで、ここは土淵のあたりです)
レンタカーをとばすうちに、信号も対向車線もない、まったく人気のない景色になるにつれて
『遠野物語』に書かれたデンデラ野の物語が身にしみた気がしました。
昼間はこんなに明るい景色なのにね。

段々のお墓。
ダンノハナの佐々木喜善のお墓から見えた風景。
すぐ近くには喜善の生家があり、現在も住んでいる人がいます。

小さな社。
山崎のコンセイサマ。
五穀豊穣の神様、また縁結びや出産の神様として信仰されているそうです。
山崎の他にも、遠野ではコンセイサマを祀った神社や社がいくつか点在しています。
(ところでこのコンセイサマはほぼ山の中にあった感じだったけど
地元の人は通うの大変なんじゃなかろうか)

ぴーひゃらら…。
遠野市と釜石市のほぼ境の山道にある笛吹峠。釜石市側から撮りました。
看板には「平泉で自刃した源義経が実は生きていて、この峠を通り海へ抜けた」とありましたが
『遠野物語』にはもう少し壮絶な小話の中で出てくる地名だったりします。
車もほとんど通らず、風の音しかしませんでした。
(実は笛吹峠と呼ばれる峠は、我らが彩の国にもあります。それはまた後日お話しようと思います)

むかし、あったずもな…。
とおの昔話村の語り部館。語り部が語る昔話が聴けます。
この日の語り部は菊池さんというおばあちゃんで、ニコニコしながら話してくれたのは
カッパ淵のかっぱ狛犬の話と、オシラサマ誕生の物語でした。

「昔、常堅寺の近くの淵で、農家の子が馬を冷やしていた。
子どもが馬を放って遊んでいる隙に、いたずらっ子のカッパが馬の手綱を引いた。
馬は驚いて、カッパをくっつけたまま逃げ帰り、困ったカッパは厩のすみに隠れた。
じきに農家の人が見つけて、『今までさんざんいたずらしてきた罰だ』とカッパを殺そうとしたが
騒ぎを聞いた常堅寺の和尚がその場を何とか取りなし、
もう二度といたずらをするなときつく言い聞かせてカッパを許した。
カッパはお礼を言って、帰っていった。
しばらくして、常堅寺からボヤが出た。和尚が驚いて飛んでいくと、火はすでにおさまっていた。
周囲の農家に聞いてみたが誰も消した者はいない。
不思議に思って和尚が寺の裏に行くと、裏の小川と寺の間の土が、ぐっしょりと濡れていた。
和尚はカッパの仕業と思い、カッパにお礼を言おうと何日も待っていたが、
カッパはとうとうあらわれなかった。
そこで和尚は、寺にカッパの狛犬を作って、祀ることにした。
以来、この狛犬に祈ると、身の回りで火事が起きたときにカッパが助けに来てくれるそうな…」

「昔、飼い馬に恋をした娘がいた。昼も夜もいつも一緒にいて、厩で寝泊まりするようになった。
怒った父親は、ある日娘を町へ使いに出し、その隙に庭の桑の木の下で、馬を殺した。
町から帰った娘は、厩に馬がいないことに気づき、庭を探して、
桑の木の下に馬と父親を見つけて号泣した。
父親がとがめると、そこへ一陣の風が吹きつけ、娘と馬を空の彼方へ攫った。
娘はそれきり帰らなかった。
親たちはたいへん後悔し、日々悲しんでいたところへ
ある夜の夢枕に娘が立った。
『あなたたちの仕打ちは許せないが、よく考えればわたしは親孝行をひとつもしなかった。
せめてというわけではないが、旧暦9月4日の晩に、臼を庭へ出して
わたしの赤い着物をかけておきなさい。
翌日には臼の中に虫がたくさん湧くだろう。その虫は絹の糸を吐く虫だ。
その糸を使って布を織り、着物を作りなさい。きっとよい収入になる』そう言って娘は消えた。
親たちが言うとおりにすると、その着物が飛ぶように売れて、たちまち商売が繁盛した。
親たちは娘のおかげと、小さな削り木に娘の着物をかけて祀った。
それは『娘が知らせてくれたもの』ということから、オシラサマと呼ばれるようになったそうな…」

どちらもご当地のことばで語られたもの。じーんときました。。。

ここも風が強い。
またレンタカーで移動。写真は寒戸の婆のいる風景。
神隠しにあった子が、何十年も後の晩秋の風の強い日に帰ってくるって
少しの恐怖と切なさがあるな…。
季節の変わり目の風の強い日に、山から何かがやって来る、というのは
洋の東西を問わずよくあるモチーフじゃないかと思います。

鎌倉時代の英雄。
阿曽沼公歴代の碑。
源頼朝からこの土地の政治を命じられよく治めた一族だとか。
江戸時代初期に、家臣の謀反に遭い滅んでしまいました。つはものどもが夢の跡。

ここもカッパ淵。
太郎カッパ淵です。
この付近に太郎という名のカッパが住んでいたことに由来するもの。
淵にやって来る人たちにいたずらしていたとか。
(しかしカッパってどの地域の昔話を聞いてもいたずらばっかりしてるな…^ ^;)

江戸時代の殿様。
清心尼公の碑。
清心尼は遠野南部氏第21代目当主だった人です。
頭がよく政治的手腕もあり、南部氏250年の礎を築き上げたとか。
また、この碑のすぐ側には、阿曽沼一族が信仰した諏訪神社があります。

歩くお地蔵様。
消防署前にある白幡神社。境内にはさすらい地蔵がいます。
人がこのお地蔵様を神社の外へ持ち出しても、
いつの間にかここの台座へ戻ってくるのでそう呼ばれているとか。
また、子どもや若者と遊ぶのが好きなお地蔵様だそうで
ある日、若者たちがお地蔵様を持ち出してその辺りに放っておいたのを
信心深い人がかわいそうに思って神社の台座に戻したところ、
お地蔵様が「せっかく面白かったのに」と怒って罰を受けたという話もあるそうな。
なんですかそれ(^ ^;)。

銀河鉄道の中から。
昨日の花巻の例に漏れず、やっぱりもっと回りたい場所がたくさんあったのですが
新幹線の時間が迫っていたので遠野駅に戻って、釜石線に乗って帰りました。
(停車する沿線の駅すべてに、『銀河鉄道の夜』をイメージした看板が立っているのが
電車の中から見えてテンションあがりました。
そういえば土沢駅は銀河鉄道の始発駅「銀河ステーション」のモデルだ)

そんなこんなで新花巻駅に到着し、新幹線やまびこで帰りました。
…が、仙台駅に来たところで線路内に人が立ち入ったとか何とかで新幹線がしばらく止まりました。。
今日はやたらと鉄道トラブルに縁のある日だな…。

とにかく本当に楽しかったです!
時間があればもっともっと色んなところを回りたかったですが、また次の機会かなぁ。
いつかまた行くよー花巻も遠野も!!
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都道府県☆擬人化バトン。

イーハトーブ&遠野物語の旅その1。

comment iconコメント ( 10 )

こんばんは、
初日の記事もあわせて楽しく拝見させて頂きました(>▽<)/!
ゆさ様の記事の内容の充実っぷりに本当に遠野行きたくなりました!!
賢治や遠野物語の世界観がそのまま残っている風景や、興味深い資料館など確かに一週間くらいは滞在したい気分ですね(^^;)
お写真もすごいキレイですよね!
初日の記事の花巻の夜景がキレイで感動でした!
あと山猫軒にはウケましたw

東北は私の好きな縄文遺跡や資料もワンサカありますし、ちょっと時間作って(軍資金もw)行きたいな~って思いましたw
素晴らしい記事ありがとうございます(>▽<)!
あと銀河鉄道の夜の映画!お仲間サマでした!w
良いですよね!ますむら先生の賢治作品のコミック版も好きです(^^)/!

名前: ヘンリー田嶋 [Edit] 2011-08-31 00:40

おかえりなさいませー。

こんばんは、おかえりなさい。
そしてお疲れさまでしたー!!
(鉄道トラブルは本当、まいってしまいますよね; 大した影響がなかったようで何よりです)

イーハトーブ&遠野物語の旅行記、楽しく拝読させていただきました!!
花巻も遠野も本当に素敵なところですよね。
羅須地人協会と宮沢賢治記念館、行きたかった!!

さすらい地蔵や馬頭観音など、子供と遊ぶ神仏の話は私も「えー」と思いました(笑
何も罰まで与えんでも……
遠野物語には「なんだそれ」という話がちらほらありますが、その人間くささがたまらなく好きです。

ゆささんの旅行記を見て、もう一度岩手に行きたくなりました。
今度行く際は、是非ゆささんのコースを参考にしたいと思います。
素敵な写真と文、ごちそうさまでしたー!!

名前: エッカ(ナギカルタ) [Edit] 2011-08-31 01:13

こんばんは、遠野じゃない遠野ですww
↑何だか意味不明ですが、遠野いいですねー(自画自賛)w
遠野というか、岩手はずっと行きたい観光地なんですよねー。

輪行バッグ持って、ロードで回りたい……。
あっ、でも、舗装路はちゃんとしてましたか?
その辺り、凄く気になります。

名前: 遠野秀一 [Edit] 2011-08-31 02:35

おいでやんせイーハトーヴ!
おかえりなさい!そしてお疲れ様でした~!
超濃密な二日間でしたね。
それにしても遠野のおばあちゃんのお話、よくぞそこまで聞き取りましたね…!
私は半分ぐらいが精一杯でした。修業します。
岩手には二戸の座敷童のお宿や世界遺産の中尊寺、の浄土ヶ浜もありますので、今度こそぜひぜひご一緒したいであります><
素敵な旅行記をありがとうございました^^
今日はこのへんで、どんとはれ☆

名前: kanayano [Edit] 2011-08-31 10:40

面白かった

ゆささん、こんばんは^^

面白かったです。妻の両親が住む遠野には
去年家族で遊びに行っただけで、色々回ることが
出来ませんでしたから、楽しく読ませて頂きました。
賢治の故郷は魅力が満載ですね。小沢一郎は置いといて。
感謝。

ゆささん、紀行文いい感じです^^

名前: はなさかすーさん [Edit] 2011-08-31 22:21

Re: タイトルなし

> ヘンリー田嶋様

楽しんでいただけて良かったです~☆
きゃ~~そんな遠野行きたくなったとか嬉しすぎますっこの際行っちゃってください!(笑)

そうなんです…魅力的な場所やテンションあがる場所(当社比)ばかりで
すごく楽しかったです☆あぁもっともっといたかった。。。
> 初日の記事の花巻の夜景がキレイ
ありがとうございます!(^▽^)何気にちょっと自信作ですvvv
> 山猫軒
わたしもウケました(笑)あそこまでやってくれるとファンは楽しくてたまらないです!

東北はいいところですよね。
宮城の松島と福島の会津に以前旅行しましたが、どちらも素敵なところでした~。
田嶋様も機会がありましたらぜひぜひvvv
遺跡や城跡もおっきくて迫力ありますよ!

> 銀河鉄道の夜の映画
いいですよね~(人*´∀`*)
ますむらさんの描くマンガは賢治の世界観とぴったりですよねvvv

名前: ゆさ [Edit] 2011-08-31 23:01

Re: おかえりなさいませー。

> エッカ様

ただいまです~vvv楽しんでまいりました。
(移動に鉄道を予定していると、ふいに止まられたときに途方にくれますよね ^ ^;)

楽しんでいただけたようでわたしも嬉しいです~☆
花巻も遠野も行きたいところがいっぱいありすぎて、何とかスケジュール組みましたが
本当はもっとたくさん回りたかったです。。。
> 羅須地人協会と宮沢賢治記念館
テンションあがる場所ですよ!機会がありましたらぜひvvv

> さすらい地蔵や馬頭観音
そうそう、罰はないよ~って思いますよね(^ ^;)。
その人は親切心から元に戻しただけなのに。。
お地蔵様にも色々いるんだなァと思いました。
『遠野物語』は楽しいものからどきっとするものまであって、
どれも不思議にリアルで面白いですよね。

ひゃ~そんな!(//▽//)こんなんで参考になるかしら…!
実はわたしも先日、エッカさんの東北記事を拝見して岩手に戻りたくなっているのです(笑)。
よいよ岩手ー!!

こちらこそ、素敵コメントありがとうございました!

名前: ゆさ [Edit] 2011-08-31 23:08

Re: タイトルなし

> 遠野様

遠野はいいところですよ~(*´∀`*)広大で静かで風がひんやりしてて。
わたしも岩手はずっと行きたくて、今回思い切って行って良かったと思っています。

花巻も遠野も町中は平地ですから、歩いてでも自転車でも結構回れると思います。
今度は歩いてみたいですね。

道路はノープロブレムでした。砂利道も無傷でしたよ。
東北の内陸は強い土地です(^ ^)。

名前: ゆさ [Edit] 2011-08-31 23:12

Re: タイトルなし

> kanayano様(拍手お返事込みです)

きゃ~っただいまです☆気にかけてくださってありがとうございました。
東北の土地や人々の、のんびりゆったり、どっしりとした安定感はとても頼もしく、
安心して旅行できました。そして皆さん親切でした。
東北すごい。南部領すごい。

> おばあちゃんのお話
お話、良かったです。やっぱりナマの語りは違いますね。
内容は…え、ええと、実は自信ないのです。。。(^ ^;)←笑ってる場合じゃない
あってるかなこれで…。
一応『遠野物語』は通読しているので、それに近いお話だったので理解しやすかったという感じです。
普通におしゃべりしたらきっと全然わからないです~(汗)。。

> 二戸の座敷童のお宿や世界遺産の中尊寺
あー実は行きたかったのですよ、二戸。
今回の旅先から遠いので泣く泣く諦めました。くっ、次回こそは!
中尊寺も早く行きたい…芭蕉の句碑…!

こちらこそ嬉しいコメントありがとうございました~☆

名前: ゆさ [Edit] 2011-08-31 23:20

Re: 面白かった

> はなさかすーさん様

前回に引き続き見てくださってありがとうございました~(^▽^)☆
楽しんでいただけてこちらも嬉しいです。

遠野は本当に素敵なところだと思いました。あと1週間くらいいたかった。。
まだ行けてない『遠野物語跡地』が結構あるので、いつかリベンジしたいです。
遠野めぐりのバスにも乗ってみたかったし。

花巻は花巻で、のんびりやさしい空気が流れているなぁと思いました。
とても過ごしやすかったです。こちらもまた行きたい。

いい感じですか??ありがとうございます~☆

名前: ゆさ [Edit] 2011-08-31 23:24

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