ともだちは緑のにおい。

行ってきました~Team申 in 森ノ宮ピロティホール公演(^▽^)。
梨木香歩さん作『家守綺譚』を、佐々木蔵之介さん・市川亀治郎さん・佐藤隆太さんの3人が
舞台劇風に朗読するイベントです。
もともと原作そのものは以前から大好きだったのですが、このたび蔵之介さんが読むと知って
しかも大阪限定公演ということで「ぎゃーー行く!」と思い切って行きました。
最初から最後までめっちゃめちゃ良かったですよ~~~(≧▽≦)☆
舞台には綿貫が住む二階屋の縁側が再現されていて、
向かって右から亀ちゃん、蔵之介さん、隆太さんの順で並んで座っての朗読でした。
そして、なんとお3方、和服で出ていらした!!
シャツの上に着物を着て袴をつけて下駄を履いて、書生さんみたいだった。ステキだ~☆
お話の舞台が100年前の京都なので、その雰囲気づくりかもしれません。
(ちなみにお3方の着物&袴のチョイスと着付けは全部亀ちゃんが担当したそうです。
白や藍染めや紺や茶色など、渋めの色の着物でした。亀ちゃんのセンスって超ナイスだ)
お3方の背後には、照明で、高堂がボートを漕いでくる掛け軸が映し出されていました。
世界観溢れまくりの演出すぎて始まる前からお腹いっぱいです。うっはぁ~♪
原作は連作短編なのですが、今回朗読されたのは以下の8章。
・サルスベリ
・都わすれ
・紅葉
・葛
・ホトトギス
・サザンカ(ダァリヤのラストもちょこっと追加して朗読されました)
・檸檬
・葡萄
ホトトギスと葡萄は個人的に大好きな章なので、読んでもらえてとても嬉しかったです。
(狸が松茸を籠いっぱいに拾ってきたのを見たときの綿貫のセリフがたまらなく好き)
そして予想していた通り、主人公の綿貫を蔵之介さんが、綿貫の親友高堂を亀ちゃんが、
綿貫の後輩編集者の山内を隆太さんが演じていました(^ ^)。
うぎゃあぁぁイメージぴったりで燃える萌えるvvv
また、ト書きとガヤをそれぞれ手分けして演じ、セリフを言う人と重ならないようにしながら
うまく分担していらっしゃいました。
ト書きからセリフへ、またはその逆のときのお3方の切り替えはごく自然なもので
違和感もまったくありませんでした。さすがだ。
蔵さん演じるまじめで理屈屋でちょっととぼけた綿貫がとてもステキ。
しかし「これは人間のはずはない」が、あんなに大声で叫ばれるとは思わなかった…。(^ ^;)
(このセリフの直前に亀ちゃんが絶叫していたせいもあるかもしれない)
蔵さんのやる綿貫は情熱のある人ですな(笑)。
あと、「化けて出られても困る…いやもう出ているのか」のところは
一瞬自分の考えに対して眉をひそめた綿貫が目に浮かぶようで笑ってしまいましたvvv
会場でも笑いが起きていたし。
隆太さんの山内くんも初々しさ炸裂で、でもきちんと社会人らしいところもあって(笑)、
ステキだなぁー(人*´∀`*)☆とときめきまくっていました。
(これでもし、「桜」のラストの彼のセリフが隆太さんの声で朗読されたら
硬直して立てなくなっていたかもしれない)
そして、それ以上にステキだったのが亀ちゃんの高堂ですよ…!!((((*゚▽゚*))))ハワワワ
なにこの人か わ い い 。
本で読んでいたときは、高堂って明るくも陰のある人だなぁと漠然と思っていたのですけど
亀ちゃんの口を通して彼の言葉を聴くと、体温が感じられてどきーん!としました。
こんなに生き生きした奴だったのか。
初登場時の「雨に紛れて漕いで来たのだ」というセリフが何とも艶っぽかった。
高堂以外にも、亀ちゃんは次から次へと色んな人を演じわけていて、まるで七変化です。
彼が読むところでは会場に笑いが起きていました(^ ^)。
以下、印象に残った亀ちゃんの朗読セリフ↓
・「都わすれですよぅ!」(会場大爆笑)
・「続けてください」
・「続けてくださらんか!!」(石川五右衛門の「絶景かな!」みたいな声だと思った)
・「疎水べりで首つり!」(遠くてよく見えなかったけどたぶん目むいてたと思う)
・「佐ー保ちゃーん」
・「ダァリヤ、というのです」
・「そのことに気づいたのだわ」
・ラストの「また、来るよ…」(高く低く張りのある声で切なさMAX)
亀ちゃんは普段のお仕事柄か、演じる際のしぐさがいちいち優雅で色っぽくて
ホヤ~っとなってしまう。
あと声色の自由度がパネェです。ドラマの『風林火山』で晴信を演じていたときに
「晴信の若い頃と年取った頃とで声色は意識して変えてます」と語っていたので
今回も色々と意識していたんだろうな…。
(あまりの自由さに、終了後のアフタートーク時に演出の長部氏から公開オファーまで来たし)
あれ、蔵さん目当てで見に行ったはずなのにいつの間にか亀ちゃんの話ばかりしている…f(^_^;)。
別に彼しか見ていなかったわけではないのですが。。。
えーと、く、蔵さんも色っぽかったんだよ!!(焦)
朗読の後のアフタートークショーも楽しかったです☆
座長の蔵さんは「公演中日です。慣れてくるとうまく読もうとしちゃいます(笑)」と
照れながら挨拶してくださいました。
亀ちゃんは、「読んでいても特に長いと感じません。最終章ではえ、もう終わりなの?って思った。
自分の読み方に対するお2人の返し方で、内容に化学変化が起こって面白いです」とおっしゃって
隆太さんは、「楽しさが勝っていたけど、何だか途中でフワフワしたところがあるな~と
思いながら読んでいました」とのことでした。
そして舞台に履いてきた下駄の話で盛り上がるお3方(笑)。
隆「朗読中にたまたまチラッとお2人の下駄を見たら、きちんと揃えて置かれてたんですよ。
ぼくは適当に置いてて、でも、今直すのも行儀の悪さを露呈するようでちょっと…と思って(笑)」
蔵「昨日はおれも適当に脱いで置いてたんだけど、亀ちゃんがきちんと揃えてるの見てね、
今日から揃えたの(笑)」
亀「…えっとね、実はこうやって(下駄を片手で持ってぶら下げて)舞台に出てきてたの」
蔵「あー!!(納得した風に)この人、つーって、つーって行くの。早いの!!
そうだったかぁ!!(笑)」
司会者「ネタバレしちゃった(笑)」(会場も本日何度目かの大爆笑)
亀ちゃん曰く、素早く舞台に座って、座り方を間違えないようにきちんと座らないと
(言い忘れてたけど亀ちゃんは2時間近く正座してた)パッと立つことができないし、
そもそも朗読するときは正座をしていた方が声が前に出るから正座している、とのこと。
でも蔵さんに「正座した後によく立てるね」と言われて
「今日は左足の感覚がないです(笑)」ともおっしゃっていました。あらまぁ。
ちなみに蔵之介さんと隆太さんは、朗読中に下駄を履いて足を下ろしていたり
時々あぐらをかいたりしてポーズを変えていました。なるほど、しびれ防止…(^ ^;)。
朗読の終了後にはプレゼント抽選会がありました。
一等賞のみ、お3方がそれぞれ引かれまして、あとはスタッフさんによる抽選でした。
以下は一等賞の賞品です↓
・ドラマ『ハンチョウ4』のスタッフパーカー
・亀ちゃんデザインのTシャツと亀柄の手ぬぐい
・Team申の過去の公演DVD
それぞれにサインを入れてのプレゼントでした。
当たった人はステージに上がって、目の前で書いてもらえてましたよ!!
ほかにも、出演映画のTシャツやDVD、ドラマのスタッフジャンパー、亀治郎の会のグッズ、
出演CMの商品や文房具や食べ物飲み物などなど、い~っぱいありました。
どれも当たらなかったのですが(^ ^;)、会場はずっとのんびりのほほんな雰囲気で
とても居心地のいい2時間半でした。
あー来て良かった。楽しかった☆また彼らが何かやるときは見に行ってみたいです。
あとこれ、DVDにならないのかな。なったら、買うよ!!

クリックで拍手お返事。↓
皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆
>kiyon様
きゃ~~~っそうだったのですね~~~!!!(>_<)
迷惑とかそんなっわたしもぜひお会いしたかったです!
あぁkiyonさんのお住まい、知っていたら良かったのに…。
また行ける機会があったらぜひお会いしてお茶しましょう!!
> 通天閣
下町の花vvv素敵な呼び方、わたしもこれからそう呼びます☆
> くいだおれ太郎さん
そういえばCM、出てましたね(^ ^)。わたしが行ったときも回りに人がいて人気者でしたvvv
小さな頃から道頓堀を!?うらやましいです~たこ焼きの町!(違)
> 大阪城
電車から(笑)。でも、わたしも実は地元の観光名所ってほとんど行ったことないです。
地元に住んでいるとそんなもんかもしれないですね(笑)。
大阪はいい街ですね~(´ ∀ `)。
今回見られなかった場所や、まだ行きたい場所がいくつかあるので
またいつか行きたいと思っていますvvv
そのときはぜひ一緒に茨木童子観光を…(*^ ^*)。
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- 2011/09/07(水) 00:31:30 |
- URL |
- かなやのぶ太
- [ 編集 ]
そんな亀治郎さんと蔵之助さんが目の前にいたら、ゆささんとおんなじように「きゃー」っってなっちゃいますね!佐藤隆太さんは若者に着物っていう感じがなんとも(絶句)←
朗読劇~><羨ましいっ 素敵な舞台をご覧になったのですね^^
「慣れてくると上手く読もうとしちゃう」という言葉に深くうんうんとしてしまいました。初めは作りこむ緊張感があるんだけど、それが自分の中に消化されてしまうと、「違うものを」を求めてしまって、演出(であったり自分が初めに求めた)定型から外れてしまい、という甘いワナ(@Paint it,Black!)にかかってしまいますよね。やっぱりプロの方もそうなんだ~^^となんだかうれしくなってしまいました☆
抽選会、何か当たりましたか~??(によによ)
Re: タイトルなし
- 2011/09/07(水) 23:43:08 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
お3方ともステキでしたよ~~vvv
好きな俳優さんが和服っていうだけでもテンションあがりぎみなのに
そのうえ書生さんスタイルとか、もう!!
あのファッションって何であんなにときめいてしまうんでしょうね(*´∀`*)。
朗読もすばらしかったです。
舞台ってやっぱりナマの演技が見られて、
セリフが体で感じられるのがいいなぁ~と思います。臨場感たっぷり☆
> 慣れてくると上手く読もうと
そういうとき、ありますよね。
もっと面白く、もっといいものを…と思うのはいいことなのですが、
そうするあまり肩肘張ってしまうとぎこちなさが出てしまいますよね。
余裕をもって創作活動する、というのはわたしの理想でもあります~。
> 抽選会
完スルーされましたぁ(^▽^)ある意味、ツイてる??(笑)
くっ、次回こそは!
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