クリムゾン・グローリー。

近所の川岸で彼岸花、もとい曼珠沙華が見頃だったのでパチパチしてきました☆

群生するところもあれば、まばらに咲いているところもあります。
それでも、1本1本がとても鮮やかな赤色だから、あんまりスカスカして見えないんだよな…。
柿本人麻呂の詠んだ歌の中に彼岸花を指すと思われる歌がありますけど、
あれにも「いちしろく(はっきりと、の意)」って書かれているよね。
「路の辺の壱師の花のいちしろく 人皆知りぬ我が恋妻を」柿本人麻呂
(万葉集巻十一・二四八〇番)

赤い絨毯みたい。

彼岸花はとても美しい花ですが、見ていると何となく鬼気迫るような凄みを感じる花でもあります。
お彼岸の前後に一斉に咲くということと、有毒性からくる連想かも。

川をバックに。
ところで、地元の周辺では数年に数本くらいしか見られないのですけど
この花には赤い花のほかに、白い色をした花もありますね。
彼岸花の名所である巾着田や半田市に、真っ白な彼岸花がぽつぽつ咲いている写真を
ニュースなどで見かけることがあります。今年も咲いているのかな。
そして半田市といえば新美南吉の『ごんぎつね』の舞台ですが、
童話の中にも、兵十のお母さんのお葬式をごんが見かけるシーンで
「彼岸花が赤い布を散らすように咲いている」という描写があったような。
そういえば来年は『ごんぎつね』が「赤い鳥」に発表されてから80年目にあたりますね。
本日のお絵かき↓

七福神シリーズ4人目。大黒天。
「だいこく」が「大国」に通じることから、大国主と同一視されることもあるそうです。
(『因幡の白兎』のお話大好きだ~)
子どもの頃は、彼の持つ打出の小槌が欲しくて欲しくて
気が狂いそうな思いをしていたことがあります(^ ^;)。
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