アートアール・デコのモダニズム。
目黒の庭園美術館の夜間開館に行ってきました☆
来月から始まる全面リニューアル工事前の最後の展覧会ですよ~~vvvものすごく混んでた!!(笑)

美術館の建物までの道は、点々とライトアップされていました。
幻想的な雰囲気でどきどき。

美術館前の広場。ここも幻想的。
オレンジの光のライトアップって何でこんなに心地よいんだろう~いいなぁいいなぁ。
建物の壁には、昔この美術館に住んでいた朝香宮家の人々の映像が投影されていました。

玄関のブルーライト。

玄関入ってすぐの扉に、ルネ・ラリック作のレリーフの女性たちがいました。
ガラス製で、隣の部屋(大広間↓)からの光が透けることで照らされています。
アール・デコというよりアール・ヌーヴォーのような感じがしますが
この建物が竣工された頃ガラスは特にめずらしい素材ではなかったようで、
そう考えると素材的には現代風ということになるのかな。
背中の翼がきれい。

大広間。
ダンスパーティーなども行われたらしいですが、結構シンプルな内装で良かったです。
20世紀前半の建築にしては天井が高めだなぁと思いました。
設計者がフランス人だからかな…。
(どうでもいいけど天井の装飾が日本のお寺かお風呂屋さんっぽい感じがする)
次の部屋にはアンリ・ラパン作の白磁の巨大香水塔がありました。ハックリョク!!

広間のカーテン。オレンジのあかりの中だとワインレッドっぽく見えた。
花もたくさん生けてあって綺麗でした。

小客室にいた、ロイヤルコペンハーゲンのペンギン。
朝香宮がデンマークから持ち帰ったものだそうです。何を見つめているのかな…。
ひょこっと首を上に向ける様がかわいい~~(人*´∀`*)。←ペンギン大好き

2階の寝室のラジエーターカバーに魚が泳いでた。
2階の部屋や装飾は宮内庁職員によるデザインなのだそうな。

書斎。
アンリ・ラパンによる内装で、室内の壁面は真四角ではなく、ちょっと丸みを帯びた感じになっています。
(パンフレットを見たら八角形の造りって書いてあった)
正面の飾り棚の中に本が少し、というシチュエーションなのはさすがフランス人だなと思う。
机の上にある小さな置き時計はラリックの作品です。

階段踊り場にあった照明。
ここのあかりはデザインの凝ったものが多いです。これもそのひとつ。
金平糖を連想させる形なのに、色はルービックキューブとかステンドグラスみたい。素敵。
ライトアップや室内の雰囲気もとても良かったのですが
何より面白かったのは室内の装飾でした。
壁紙、照明の接続部分、点検口カバー、通気口、床のタイル、階段の手すりなどありとあらゆる場所に
植物とか動物とか、市松模様とか唐草模様とか、幾何学模様とか
キュビズムやシュールレアリズムな模様などの、
19世紀末~20世紀にかけてヨーロッパで流行したアール・デコデザインが
ふんだんに施されていてとても良かったです。
食堂にあったエッチングの扉に、魚なのか泡なのか空気なのか星なのか
よくわからないものが彫られてはめ込まれていまして、
作者のマックス・アングランに失礼な言い方をすれば本当にどうということのない模様なんだけど
見続けていて全然飽きないのが、かえって印象的でした。
シンプルなものってわりと毎日見ていても飽きなかったりするよね。シンプル・イズ・ベスト。
かと思えば、がっつりアートな作品も一部屋にひとつは必ずあって
シンプルに、且つメリハリを意識して室内づくりがされているのだな…と思いました。
大広間に大理石レリーフが飾ってあったり、客室マントルピースの上に彫刻が置いてあったり
何がしかのワンポイントがどの部屋の中でも目を惹いていました。
階段を上がったところの巨大照明に、年月とともに蔦がからみついたような装飾が黒で施されていて
でも装飾の模様そのものはやっぱりアール・デコで、
その何とも言えないちぐはぐさがすごく気に入りました。あれはよいです。
食堂の、入ってすぐ右手の壁一面に描かれているアンリ・ラパンの壁画を見たときに
「『テルマエ・ロマエ』の世界観と似ているな…」と何となく思ってしまって、
その後いくらこの絵を見ても『テルマエ・ロマエ』のお風呂に見えてしまう病が
わたしの頭の中で発動していた(^ ^;)。おそるべし第一印象…。
絵そのものは、赤いパーゴラのある噴水の庭を描いた優雅なもので
お風呂とは全然関係ないのだけれど。
アール・デコは、アール・ヌーヴォーの古典的な美しさとはちょっと違って
シンメトリーとか幾何学などのデジタルな模様が多くて現代的な装飾なんだけど、
その中にかすかにアナログ的な懐かしさを感じさせるようにも思う。
機械っぽさと生き物っぽさの共存するアートっていいなぁ。
リニューアルオープンが具体的にいつになるのかは、まだ発表されていませんけれど
綺麗になって元気になって開館してくださいね~。
来月から始まる全面リニューアル工事前の最後の展覧会ですよ~~vvvものすごく混んでた!!(笑)

美術館の建物までの道は、点々とライトアップされていました。
幻想的な雰囲気でどきどき。

美術館前の広場。ここも幻想的。
オレンジの光のライトアップって何でこんなに心地よいんだろう~いいなぁいいなぁ。
建物の壁には、昔この美術館に住んでいた朝香宮家の人々の映像が投影されていました。

玄関のブルーライト。

玄関入ってすぐの扉に、ルネ・ラリック作のレリーフの女性たちがいました。
ガラス製で、隣の部屋(大広間↓)からの光が透けることで照らされています。
アール・デコというよりアール・ヌーヴォーのような感じがしますが
この建物が竣工された頃ガラスは特にめずらしい素材ではなかったようで、
そう考えると素材的には現代風ということになるのかな。
背中の翼がきれい。

大広間。
ダンスパーティーなども行われたらしいですが、結構シンプルな内装で良かったです。
20世紀前半の建築にしては天井が高めだなぁと思いました。
設計者がフランス人だからかな…。
(どうでもいいけど天井の装飾が日本のお寺かお風呂屋さんっぽい感じがする)
次の部屋にはアンリ・ラパン作の白磁の巨大香水塔がありました。ハックリョク!!

広間のカーテン。オレンジのあかりの中だとワインレッドっぽく見えた。
花もたくさん生けてあって綺麗でした。

小客室にいた、ロイヤルコペンハーゲンのペンギン。
朝香宮がデンマークから持ち帰ったものだそうです。何を見つめているのかな…。
ひょこっと首を上に向ける様がかわいい~~(人*´∀`*)。←ペンギン大好き

2階の寝室のラジエーターカバーに魚が泳いでた。
2階の部屋や装飾は宮内庁職員によるデザインなのだそうな。

書斎。
アンリ・ラパンによる内装で、室内の壁面は真四角ではなく、ちょっと丸みを帯びた感じになっています。
(パンフレットを見たら八角形の造りって書いてあった)
正面の飾り棚の中に本が少し、というシチュエーションなのはさすがフランス人だなと思う。
机の上にある小さな置き時計はラリックの作品です。

階段踊り場にあった照明。
ここのあかりはデザインの凝ったものが多いです。これもそのひとつ。
金平糖を連想させる形なのに、色はルービックキューブとかステンドグラスみたい。素敵。
ライトアップや室内の雰囲気もとても良かったのですが
何より面白かったのは室内の装飾でした。
壁紙、照明の接続部分、点検口カバー、通気口、床のタイル、階段の手すりなどありとあらゆる場所に
植物とか動物とか、市松模様とか唐草模様とか、幾何学模様とか
キュビズムやシュールレアリズムな模様などの、
19世紀末~20世紀にかけてヨーロッパで流行したアール・デコデザインが
ふんだんに施されていてとても良かったです。
食堂にあったエッチングの扉に、魚なのか泡なのか空気なのか星なのか
よくわからないものが彫られてはめ込まれていまして、
作者のマックス・アングランに失礼な言い方をすれば本当にどうということのない模様なんだけど
見続けていて全然飽きないのが、かえって印象的でした。
シンプルなものってわりと毎日見ていても飽きなかったりするよね。シンプル・イズ・ベスト。
かと思えば、がっつりアートな作品も一部屋にひとつは必ずあって
シンプルに、且つメリハリを意識して室内づくりがされているのだな…と思いました。
大広間に大理石レリーフが飾ってあったり、客室マントルピースの上に彫刻が置いてあったり
何がしかのワンポイントがどの部屋の中でも目を惹いていました。
階段を上がったところの巨大照明に、年月とともに蔦がからみついたような装飾が黒で施されていて
でも装飾の模様そのものはやっぱりアール・デコで、
その何とも言えないちぐはぐさがすごく気に入りました。あれはよいです。
食堂の、入ってすぐ右手の壁一面に描かれているアンリ・ラパンの壁画を見たときに
「『テルマエ・ロマエ』の世界観と似ているな…」と何となく思ってしまって、
その後いくらこの絵を見ても『テルマエ・ロマエ』のお風呂に見えてしまう病が
わたしの頭の中で発動していた(^ ^;)。おそるべし第一印象…。
絵そのものは、赤いパーゴラのある噴水の庭を描いた優雅なもので
お風呂とは全然関係ないのだけれど。
アール・デコは、アール・ヌーヴォーの古典的な美しさとはちょっと違って
シンメトリーとか幾何学などのデジタルな模様が多くて現代的な装飾なんだけど、
その中にかすかにアナログ的な懐かしさを感じさせるようにも思う。
機械っぽさと生き物っぽさの共存するアートっていいなぁ。
リニューアルオープンが具体的にいつになるのかは、まだ発表されていませんけれど
綺麗になって元気になって開館してくださいね~。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術
Re: デコ
- 2011/10/31(月) 00:20:44 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
> リニューアル
建物がだいぶ老朽化しているとのことで、工事休館するらしいです。
確かに、入ってみると、夜でも建物のあちこちに気になる部分がありました。
戦前から建っていますからね。おいたわしや。
> アール・デコ
普段あまり見る機会がなかったのですが、とても素敵な模様だなと思いました。
おっしゃるように、洗練された無駄のないデザインですね。
そうそう、ファッションにすごく合うと思うんです、あれ!!
今でも充分流行しそうな。
弥勒菩薩(笑)。なるほど。
懐かしい、とわたしが感じるのは、アール・デコができてから時間が経過しているからであって
当時の人々にしてみればこれほど最先端のデザインはない、という感じだったとは思います。
アートの中に色んな面を発見できるのって楽しいです☆
美術館がリニューアルしたら、今度は日中に訪ねてみたいと思ってます。
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