アートコミュニケーション。
ちょっと機会がありまして、職場で行われたアートコミュニケーションに参加してきました☆
参加メンバーは学芸員さん1人+4人の鑑賞者で、
一枚の絵を何の知識もないまま(作者、タイトル、描かれた時代も一切!)見て、
これはああ見える、いやこういう場面ではないか、あそこに描かれてるあれは何だろう、
この絵の作者はこういう目で作品世界を見ているのでは…?などなど
思い思いに語り合うというものです。
今回、学芸員さんが選んだ絵は全部で3点あり、どれも最近発表された現代アートです。
なまじ昔の絵を出してくると予備知識が出てきてしまう可能性があるとのことで、
知る人ぞ知るという絵を選んでみたとのこと。
で、スクリーンに大きく投影された絵について全然わからないまま、順番に鑑賞スタート。
(わたしがわかったのは3枚目の奈良美智さんだけだった)
しかしいざ始まってみると、わからないことなどちっとも気にならずに
みんなでわいわい色んな事を話せてすごく面白いです。
おかあさんと子どもたちを描いた絵では「家族写真かなぁ」「そっぽ向いた男の子が気になる」
「服装が一昔前だよね」「オーダーメイド?おかあさんの手作り?」「お揃いで作った感がある」
ちょっと童話的な要素のある絵では「夕焼けかな」「いや朝焼けじゃない、だって月が白いし」
「背景の山がイギリスっぽい」「後ろの女の人誰だろう」「これさ、映画のポスターっぽくない?」
おまるに座った子がこちらを振り向いている絵では「かわいい」「いや生意気そう」
「この子マイペースそう」「でもやっぱりかわいいよ」「こういうTシャツ欲しいよね」
などなど、感想や意見がとめどなく出てきて、ほとんどノンストップで進行していきまして。。
誰かが何かを言うと、それを受けて次の人が「じゃあ、こうかな」と話し出して
また他の人が別の見方を示したり、その話を聞いてみんなで笑ったり考え込んだりして
(中にはストーリーまで作ってしまう人もいた)
それらを学芸員さんにまとめていただきながら、テンポ良く鑑賞が続いていくのが
とても気持ち良かったです。
「わたしね、こう思うの」「あ、わたしも!」と意見が合うのも楽しいですけど
「こうかな」「いやこうかもよ」と違う意見が出てくるのも、
色んな絵の見方ができて興味深いですね。
今思えば休憩やコーヒーブレイクも全くとらなかったのですが、
わたしも他の人も、あの時間が本当に楽しくて、それどころではなかったように思います。
(むしろ休憩したら雰囲気が壊れてしまうんじゃないかという気がするくらいだった)
で、時計を見るといつの間にか2時間以上経っていて、「えー!」とみんなで叫んだわけで。
結局最後まで3点の絵のタイトルも作者も聞かなかったのですが、
(現代アートなのでたぶん今もご活躍中の作家さんの作品だと思う)
もうそれどうでもいいやっていうくらいお腹いっぱいになる、幸せな時間でした。
あー時間があればもうちょっとやっていたかった…。
と思っていたらそれはメンバー全員もそうだったみたいで、
「またやろう!」「絶対やろう!!」と盛り上がって終わった。
年の暮れに、本当に面白くて貴重な体験をさせていただいたなぁと思っています。
絵を見て感じたことを言うだけで充実した時間が過ごせるっていいなぁ…。
いやでも、本当に楽しかった!マジでまたやりたい!アート鑑賞って大好きっ☆
参加メンバーは学芸員さん1人+4人の鑑賞者で、
一枚の絵を何の知識もないまま(作者、タイトル、描かれた時代も一切!)見て、
これはああ見える、いやこういう場面ではないか、あそこに描かれてるあれは何だろう、
この絵の作者はこういう目で作品世界を見ているのでは…?などなど
思い思いに語り合うというものです。
今回、学芸員さんが選んだ絵は全部で3点あり、どれも最近発表された現代アートです。
なまじ昔の絵を出してくると予備知識が出てきてしまう可能性があるとのことで、
知る人ぞ知るという絵を選んでみたとのこと。
で、スクリーンに大きく投影された絵について全然わからないまま、順番に鑑賞スタート。
(わたしがわかったのは3枚目の奈良美智さんだけだった)
しかしいざ始まってみると、わからないことなどちっとも気にならずに
みんなでわいわい色んな事を話せてすごく面白いです。
おかあさんと子どもたちを描いた絵では「家族写真かなぁ」「そっぽ向いた男の子が気になる」
「服装が一昔前だよね」「オーダーメイド?おかあさんの手作り?」「お揃いで作った感がある」
ちょっと童話的な要素のある絵では「夕焼けかな」「いや朝焼けじゃない、だって月が白いし」
「背景の山がイギリスっぽい」「後ろの女の人誰だろう」「これさ、映画のポスターっぽくない?」
おまるに座った子がこちらを振り向いている絵では「かわいい」「いや生意気そう」
「この子マイペースそう」「でもやっぱりかわいいよ」「こういうTシャツ欲しいよね」
などなど、感想や意見がとめどなく出てきて、ほとんどノンストップで進行していきまして。。
誰かが何かを言うと、それを受けて次の人が「じゃあ、こうかな」と話し出して
また他の人が別の見方を示したり、その話を聞いてみんなで笑ったり考え込んだりして
(中にはストーリーまで作ってしまう人もいた)
それらを学芸員さんにまとめていただきながら、テンポ良く鑑賞が続いていくのが
とても気持ち良かったです。
「わたしね、こう思うの」「あ、わたしも!」と意見が合うのも楽しいですけど
「こうかな」「いやこうかもよ」と違う意見が出てくるのも、
色んな絵の見方ができて興味深いですね。
今思えば休憩やコーヒーブレイクも全くとらなかったのですが、
わたしも他の人も、あの時間が本当に楽しくて、それどころではなかったように思います。
(むしろ休憩したら雰囲気が壊れてしまうんじゃないかという気がするくらいだった)
で、時計を見るといつの間にか2時間以上経っていて、「えー!」とみんなで叫んだわけで。
結局最後まで3点の絵のタイトルも作者も聞かなかったのですが、
(現代アートなのでたぶん今もご活躍中の作家さんの作品だと思う)
もうそれどうでもいいやっていうくらいお腹いっぱいになる、幸せな時間でした。
あー時間があればもうちょっとやっていたかった…。
と思っていたらそれはメンバー全員もそうだったみたいで、
「またやろう!」「絶対やろう!!」と盛り上がって終わった。
年の暮れに、本当に面白くて貴重な体験をさせていただいたなぁと思っています。
絵を見て感じたことを言うだけで充実した時間が過ごせるっていいなぁ…。
いやでも、本当に楽しかった!マジでまたやりたい!アート鑑賞って大好きっ☆
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- 2011/12/29(木) 14:44:38 |
- URL |
- かなやのぶ太
- [ 編集 ]
学芸員さん主催?とのことですが、狙いは何だったのでしょうか。気になります。現代アートに対する一般的見識から展示方法を模索するとか?
古物の展示と違って、モダンアートは空間そのものが展示対象(というか体感対象?)になる一方で、抽象的で分かりにくい側面もあり、広く一般の人に見てもらうための工夫が必要なのかなと思いました。なのでこういう企画が持ち上がったのかな、と勝手に推測しました。せっかくいいものなのに、「知る人ぞ知る」ではもったいないものね。
だが羨ましい。その空間に俺も入りたい。
ところで、奈良美智さんにガタッ((*゚゚∀゚゚*))←青森県人
Re: タイトルなし
- 2011/12/30(金) 00:14:54 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
とても楽しかったです☆こんな鑑賞法があるんだって思いました。
> ストーリーをつくったのは
………えへ(* ̄▽ ̄*)←えへじゃない
あと、わたし以上にすごかったのが職場の先輩でした。すっげぇファンタジーでした(笑)。
狙いというか、そもそも公式なものではなく知り合いの学芸員さんの練習におつき合いした形でして
かなり気軽なものだったのですよ。
でも、途中からそんなことは本当にどうでも良くて、ただただ楽しんじゃいました☆
現代アートってとっつきにくい印象がありますけど、
一定の評価がある昔のアートよりは、ずっと多様な見方ができるジャンルですから
ハマると結構面白いですよね~。
> せっかくいいものなのに、「知る人ぞ知る」ではもったいない
まったくです!
機会がありましたらぜひご一緒しましょう☆kanayanoさんのご意見も聞きたいですっ(*^∀^*)
> 奈良美智さん
現代アートでは避けて通れない人ですよね!
彼の描く子どもの、生意気そうで実はかわいいところが大好きです☆
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