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ゆさな日々

猫・本・歴史・アートなど、好きなものやその日考えたことをそこはかとなく書きつくります。つれづれに絵や写真もあり。


地上のお花見。

  1. 2012/04/18(水) 23:58:28_
  2. 徒然写真
  3. _ tb:0
  4. _ comment:2
Court Cafe BLOG」のTOM-F様がブロともになってくださいました☆
紹介記事はこちらです。どうぞよろしくお願いいたします~。


ブルーアワー。
宵の明星とうちの庭の桜のツーショット。まだ満開だった数日前に撮ったものです。

「日暮るれば山の端出づる夕づつの 星とは見れどはるけきやなそ」壬生忠岑
(忠岑集六二番)


地面や水に散り敷いた桜の花びらをパチパチ撮ってみました。
猫と桜。
うちの垣根に散り敷いた桜。

散る桜も何気に好きだったりします。
桜は花が枯れる前に散るので、花びらが落ちた跡を見てもとても綺麗だなぁと思う。
ひらひら散る桜には雪が溶けるような儚さを感じるのと、
桜吹雪には鬼気迫るような凄絶さを感じるせいもあるからかな。
(梶井基次郎の「櫻の樹の下には屍體が埋まつてゐる!」ではないですけども)

この色が、いい。
アスファルトを車が通ると、花びらが風にあおられて道端に寄って
薄紅色の川みたいになったりすることもあります。綺麗~。

「ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ」紀友則
(古今和歌集巻二・春歌下八四番)


スパッタリング。
前回記事で目黒雅叙園に行ったと書きましたが、
当日は雨だったので、行人坂や雅叙園の前は雨に濡れた桜の花びらでいっぱいでした。
写真はロータリーにあるお七井戸の近くのアスファルト。
白い絵の具を散らしたみたいって思った。

「桜散る木の下風はさむからで 空に知られぬ雪ぞ散りける」紀貫之
(拾遺和歌集・春六四番)

もしもし、そこで何をしてますか?
垣根の中に紛れ込んでいる花びらもいました。雫が光って綺麗。

何かの模様に見えるんだけど何だったかな…むー思い出せない。
花びらが散った様は何度か絵にした経験はあるものの、
こういう、本物の花たちが実際に創り出す模様を見ていると
見ている分にはものすごく楽しいのですが
いざ描いてみるとなかなか難しいもので、四苦八苦するのと同時に
改めて自然の織りなす模様に憧れを抱く今日この頃です。

晴れた日の桜もいいですが、雨の日の桜も趣があってよし。
花はさかりに月はくまなきを見るものかは。地面を見るのもお花見です。

「いつの間に散り果てぬらむ桜花 面影にのみ色を見せつつ」凡河内躬恒
(後撰和歌集春下・一三二番)
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テーマ : 桜のある写真    ジャンル : 写真

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comment

  1. 2012/04/20(金) 09:10:32 |
  2. URL |
  3. TOM-F
  4. [ 編集 ]
ゆささん

おじゃましております、TOM-Fです。

今回も、素敵な記事ですね。
桜は、散っていく瞬間がいちばん美しい、と思っているのですが、地上に落ちた花もまた綺麗なものですね。
とくに、掃き清められた庭なんかに散り落ちた花びらは、絵になると思います。
桜を詠んだ和歌は多いですが、凡河内躬恒のこの一首は滋味があっていいですね。大人の歌、という感じがします。

何気に写真に参加している猫ちゃんも可愛いです。

それと、こんな素敵な記事と一緒に、私のBLOGをご紹介いただいてありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。

Re: タイトルなし

  1. 2012/04/21(土) 22:20:00 |
  2. URL |
  3. ゆさ
  4. [ 編集 ]
> TOM-F様

散る桜は綺麗ですよね(*´∀`*)。
ピンクの花びらが地面いっぱいに敷き詰めるように落ちているのが、特に好きです~。
いい香りもするし。
> 躬恒の一首
いい歌ですよね。
彼は散る桜を惜しむ歌を結構詠んでいますが、どれも切ない内容であることが多いです。
本当に桜が好きだったんでしょうね。

写真にいるのはうちの猫です(^ ^)。撮っていたら寄ってきてしまいました。

いえいえ、恐縮です。。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします~☆
 
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歴史やアートも溺愛中
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