目があう。よばれる。
ちょっと連休前あたりからマンガのジャケ買いブームが到来しまして、
色々買いすぎてしまったために部屋の床や本棚が大変なことになっています。
しかも全然整理できずに毎日が過ぎていく…。あわあわ。
思えばあれだ、人と犬の姿を持つ忍者が主人公の『ワンニン!』を買ってから火が点いたんだな…。
変身もので、御主人様に正体がバレてはいけないというお約束的展開ながら
笑いありラブありで楽しいマンガです。
主人公のハヅキや、その周囲にいる味方キャラクターは犬の化身ですが
最近は猫の化身も出てきて賑やかになってきていると思う。
タマさん(猫耳のおねえさん)はかわいさの中に妖艶な雰囲気をかもし出していて好きです。
そしてジュウベエさん(犬耳のおにいさん)はいい男オーラがすごくて、もっと好きです。
ニブイんだか聡いんだかわからない光慶様が、犬の姿のハヅキをなでなでするのが
やさしくて愛を感じます。いいなぁ。
普段は猫派なゆさですが、このマンガを読んでいると犬を飼うのもいいなぁとか思ったりする。
それくらいこのマンガのわんこの描写はかわいいです。
『カミツキ』は帯に「ものに宿るカミさま」という文字を見て速攻でレジに持っていきました。
ありそうでなかなかない付喪神マンガですよ~!!ツボです♪
舞台が現代なので、ぬいぐるみとか、蚊取り豚とか、針山とか、歯車とか、ハサミとか
そういうものに宿るカミさまと高校生の男の子のお話です。
カミさまたちは男の子にしか見えないので、
しゃべっていると周りからは独り言を言っているようにしか見えない、というのが
『夏目友人帳』の夏目くんに通じるような。
ものの名前を言い当てられると正体を現すというのは昔話や小説などにもたまに見られますね。
「大工と鬼六」とか「ゲド戦記」とか。
(幽霊の正体みたり、なんていう言葉もあるし)
万年筆に宿る獏のようなカミさまがかわいくてたまらないのですが、
まさかあんな結末になるとは…!また出てきて欲しいです。
(それから、同じ作者様の『あわいの森』も買ったのですが未読です。早く読みたい)
『ましまろ文學ガール』も表紙に惹かれてジャケ買い。
文學をこよなく愛する主人公の百音に、ひたすら共感しながら読みました。
お話の舞台が100年前の日本をモデルにしているので
当時の価値観とか女性の立場等、ちょっときつい描写もあるのですが
それを夢さんと一緒にはねのけていく百音がいとしいです。
思い込んだら一直線なぶん感情的になりやすい部分があるし、それだけに跳ね返す力も大きいのかな。
お園さんは絵に描いたような女学生ですね~。
鷹次さんの館でもただならぬ雰囲気を見せてくれましたが
それはたぶん彼女の身分からくるものなのでしょう。
しかし骨の随まで同人根性しみついてると思うと、何と言うか。。
百音に対する態度がまるで『CCさくら』の知世ちゃんのようだ。
あと『たむらまろさん』を読んでいたら笑いが止まらなくなりました。なんじゃこりゃー!!
タイトルどおり坂上田村麻呂が主人公なんですが、とにかく自由な人すぎて素敵です☆
何も考えていないようで、実はやっぱり何も考えていなくて、
でも部下の文室綿麻呂の性質を出会ったときからちゃんと見抜いていて
しょっちゅう仕事を丸投げしつつも信頼するところは信頼しているのがいいなぁ。
そして妹らぶーなところにキュンときました。
そんな田村麻呂に首ったけの鈴鹿御前と、堅実な上司である細目の和気清麻呂がいい感じ。
友達の橘清友も何だかんだでいい味を出しています。このマンガの清涼飲料水ですな。
(そういえば清友って檀林皇后の父で橘逸勢の伯父さんだよね)
あとこのマンガ、時代考証がしっかりされているのですが
あまりそれに縛られることなく、史実を踏まえて自由に描かれているところに好感が持てました。
読後もすっきりさっぱり。こういう手堅いマンガを読むと手堅い話が描きたくなりますね。
よくお店などでぬいぐるみを買うときに「目が合った」「呼ばれた」とかいいますが、
本をジャケ買いするのも、ぬいぐるみのそれと似ている気がします。
表紙や背表紙に呼ばれるというか。
本の声を漏らさずキャッチできるように、日頃からアンテナを研ぎ澄ましておかねば。
※クリックで大きくなります
歌人シリーズ18。17はこちら。
貫之と牡丹が東対に行くと、友則が手を振りながら笑顔でやって来ました。
牡丹「きゃーーーっともくんだ、ともくんだー!」
友則「あら~牡丹ちゃんだ。久し振り」
牡丹「ひっさしぶりーー!!」
貫之「おいそこの病み上がり。涼しい顔して俄か訪問かよ」
友則「大丈夫大丈夫、ただの風邪。寝たら治ったよ」
貫之「本当だろうな」
友則「やだなあ、本当だってば」
貫之「去年も高熱でぶっ倒れたばかりだろうが。おまえ、せっかく除目決まりそうなんだから気をつけろよ。春先は天気も変わりやすいし」
友則「はいはい。ごめんねぇ突然来ちゃって」
さて友則は何の用事で来たのでしょう。続きます。
色々買いすぎてしまったために部屋の床や本棚が大変なことになっています。
しかも全然整理できずに毎日が過ぎていく…。あわあわ。
思えばあれだ、人と犬の姿を持つ忍者が主人公の『ワンニン!』を買ってから火が点いたんだな…。
変身もので、御主人様に正体がバレてはいけないというお約束的展開ながら
笑いありラブありで楽しいマンガです。
主人公のハヅキや、その周囲にいる味方キャラクターは犬の化身ですが
最近は猫の化身も出てきて賑やかになってきていると思う。
タマさん(猫耳のおねえさん)はかわいさの中に妖艶な雰囲気をかもし出していて好きです。
そしてジュウベエさん(犬耳のおにいさん)はいい男オーラがすごくて、もっと好きです。
ニブイんだか聡いんだかわからない光慶様が、犬の姿のハヅキをなでなでするのが
やさしくて愛を感じます。いいなぁ。
普段は猫派なゆさですが、このマンガを読んでいると犬を飼うのもいいなぁとか思ったりする。
それくらいこのマンガのわんこの描写はかわいいです。
『カミツキ』は帯に「ものに宿るカミさま」という文字を見て速攻でレジに持っていきました。
ありそうでなかなかない付喪神マンガですよ~!!ツボです♪
舞台が現代なので、ぬいぐるみとか、蚊取り豚とか、針山とか、歯車とか、ハサミとか
そういうものに宿るカミさまと高校生の男の子のお話です。
カミさまたちは男の子にしか見えないので、
しゃべっていると周りからは独り言を言っているようにしか見えない、というのが
『夏目友人帳』の夏目くんに通じるような。
ものの名前を言い当てられると正体を現すというのは昔話や小説などにもたまに見られますね。
「大工と鬼六」とか「ゲド戦記」とか。
(幽霊の正体みたり、なんていう言葉もあるし)
万年筆に宿る獏のようなカミさまがかわいくてたまらないのですが、
まさかあんな結末になるとは…!また出てきて欲しいです。
(それから、同じ作者様の『あわいの森』も買ったのですが未読です。早く読みたい)
『ましまろ文學ガール』も表紙に惹かれてジャケ買い。
文學をこよなく愛する主人公の百音に、ひたすら共感しながら読みました。
お話の舞台が100年前の日本をモデルにしているので
当時の価値観とか女性の立場等、ちょっときつい描写もあるのですが
それを夢さんと一緒にはねのけていく百音がいとしいです。
思い込んだら一直線なぶん感情的になりやすい部分があるし、それだけに跳ね返す力も大きいのかな。
お園さんは絵に描いたような女学生ですね~。
鷹次さんの館でもただならぬ雰囲気を見せてくれましたが
それはたぶん彼女の身分からくるものなのでしょう。
しかし骨の随まで同人根性しみついてると思うと、何と言うか。。
百音に対する態度がまるで『CCさくら』の知世ちゃんのようだ。
あと『たむらまろさん』を読んでいたら笑いが止まらなくなりました。なんじゃこりゃー!!
タイトルどおり坂上田村麻呂が主人公なんですが、とにかく自由な人すぎて素敵です☆
何も考えていないようで、実はやっぱり何も考えていなくて、
でも部下の文室綿麻呂の性質を出会ったときからちゃんと見抜いていて
しょっちゅう仕事を丸投げしつつも信頼するところは信頼しているのがいいなぁ。
そして妹らぶーなところにキュンときました。
そんな田村麻呂に首ったけの鈴鹿御前と、堅実な上司である細目の和気清麻呂がいい感じ。
友達の橘清友も何だかんだでいい味を出しています。このマンガの清涼飲料水ですな。
(そういえば清友って檀林皇后の父で橘逸勢の伯父さんだよね)
あとこのマンガ、時代考証がしっかりされているのですが
あまりそれに縛られることなく、史実を踏まえて自由に描かれているところに好感が持てました。
読後もすっきりさっぱり。こういう手堅いマンガを読むと手堅い話が描きたくなりますね。
よくお店などでぬいぐるみを買うときに「目が合った」「呼ばれた」とかいいますが、
本をジャケ買いするのも、ぬいぐるみのそれと似ている気がします。
表紙や背表紙に呼ばれるというか。
本の声を漏らさずキャッチできるように、日頃からアンテナを研ぎ澄ましておかねば。

歌人シリーズ18。17はこちら。
貫之と牡丹が東対に行くと、友則が手を振りながら笑顔でやって来ました。
牡丹「きゃーーーっともくんだ、ともくんだー!」
友則「あら~牡丹ちゃんだ。久し振り」
牡丹「ひっさしぶりーー!!」
貫之「おいそこの病み上がり。涼しい顔して俄か訪問かよ」
友則「大丈夫大丈夫、ただの風邪。寝たら治ったよ」
貫之「本当だろうな」
友則「やだなあ、本当だってば」
貫之「去年も高熱でぶっ倒れたばかりだろうが。おまえ、せっかく除目決まりそうなんだから気をつけろよ。春先は天気も変わりやすいし」
友則「はいはい。ごめんねぇ突然来ちゃって」
さて友則は何の用事で来たのでしょう。続きます。
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No title
- 2012/05/10(木) 09:03:40 |
- URL |
- TOM-F
- [ 編集 ]
最近は、小説の表紙も凝ったものや可愛いものが多くて、本屋さんで表紙だけ見て回るのも、結構楽しかったり……。
私はアニメ絵にめっぽう弱いので、米沢穂信の「古典部シリーズ」、思わずオトナ買いしてしまいそうになりました。
Re: No title
- 2012/05/10(木) 23:57:33 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
> ジャケットや表紙に魅せられて
ありますよねぇー(^∀^)ノ
というか、最近のわたしはそんなんばっかりです。。
表紙に惹かれたりタイトルに惹かれたり。
しかし本の装丁ってなぜあんなに魅力的なのだ…もはや美術の域!!
その本が売れるか否かが装丁で決まる場合もあると思うので、装丁家さんたちもがんばりがいがあるでしょうね。
古典部シリーズって、今アニメやってますね。(見てないですが
そういえば今、本屋さんに4~5冊並んで平積みされていますね!
確かキャラクターがひとりずつ表紙を飾っていたような。あれも面白い試みですね。
Re: No title
- 2012/05/15(火) 23:26:12 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
ひゃあ、わかってくださいますかーーーーー☆
ジャケ買いはうまくいくと本当に楽しいですよね!
> 自分もちょっと前ジャケ買いのターン入ってました^^;
> (そして今うちも部屋が大変なことに…笑)
あう、おんなじですね。。
買ってくるのはいいのですが、本棚が飽和状態です…(^ ^;)もっとスペースが欲しいぃ。
> 『たむらまろさん』
きゃーーーっ春さんも読まれたのですね!
あれ超面白いですよね~~☆
ヘタレでもがんばり屋さんな綿麻呂と、唯我独尊な田村麻呂、ステキすぎます。
本屋さんは宝の山です…一生通い続けると思います(*´∀`*)
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