
函館&札幌旅行3日目レポです♪2日目はこちら。
写真は、さっぽろテレビ塔の近くにいた鳩たちです。
この子たちに限らず、大通公園は鳩がたくさんいます。鳩の声しかしない。。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ♪

というわけでさっぽろテレビ塔です。
先日55周年を迎えたのだそうな。もうすぐ還暦ですね。

斜め下からぐいっと。

自動販売機にこんなのがいました(笑)
さっぽろテレビ塔のゆるキャラ「テレビ父さん」です。なんて和むデザイン(´∀`)。
ちなみにテレビ塔のショップにはこのテレビ父さんグッズがいーーーーっぱい売っています。
さんざん迷ったすえ、父さんが趣味のスキーをしている絵のマグネットをげっと。
これです↓

父さんはわりと本気です。
他にも、時計大臣とかとうきびおばさんとかばんば君とか、
色んなキャラグッズが売られています。
こんなにたくさんいるのですなぁ、北海道のゆるキャラ…。
で、こんな人見つけました。→ヒジカタ君
他のチーム箱館メンバーも味のあるキャラデザです。特に近藤さん、だいたいあってる(笑)。
あまりにツボだったのでクリアファイル買ってしまったよ。

時計大臣(笑)…もとい、札幌市時計台。
もともとはウィリアム・クラーク博士の要望で札幌農学校に建てられたものだそうです。
アメリカ開拓時代の建築様式を取り入れていて、現在は重要文化財に指定されています☆
ちなみに時計をつけたのは黒田了介だとか。了ちゃんいい趣味しとる。

さすがに観光スポットで、早朝にも関わらずたくさんの人で賑わっていました。
実はわたし、この時計台ってもっと開けた場所にあるとなぜか思い込んでいたのですが
ばっちりビルに囲まれていたのでちょっと意外に思いました。。
あれー青空をバックに、みたいなイメージがずっとあったんだけど。なんでかなぁ。
なんだか曇りの日みたいな写真になってしまいました。いい天気なのよ。

北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」です☆
完成から120年以上が経ち、重要文化財にも指定されています。
ドームが乗せられているのですよー何という格調、やはり道庁となると気合いが違いますな。
ちなみに右後ろにあるのが現北海道庁。

旧本庁舎の中は無料で開放されていて、見学することができます。
写真は、2階の真正面の部屋から庭を見下ろした様子。
旧本庁舎は道立文書館を内蔵していまして、資料の一部展示があったので見てきたのですが
ここでも函館市立図書館の岡田健蔵氏を発見。ほほう、よく会いますね。
あと、箱館戦争時の物流とか地価に関する展示もありました。
あの戦争の影響は、遠く離れた札幌にも及んでいたみたいです。

地下鉄に乗って、中島公園内にある北海道立文学館へ。
新美南吉生誕100年を記念して「ごんぎつねの世界」展が開かれていたので見てきました。
南吉の持ち物や直筆原稿は見られてとても嬉しかったのですが、
個人的に面白く感じたのが、南吉が教鞭を執っていた学校の生徒さんたちが
南吉について語った手記でした。
「清潔」「厳しい」「ユーモアがある」「ロマンチスト」など、いろいろありまして
どの手記にも共通しているのが南吉と話すのがとても楽しかったということでした。
国語の授業、特に作文に関してはとても厳しい批評をするけど
それ以外の時間はニコニコしていた人だったようです。なんだかほのぼの。
南吉童話の挿絵を描いた人々の原画も展示されていました。
池田あきこさんの『手袋を買いに』、狐さんたちの尻尾がふさふさしてた~触ってみたい☆
小学校の頃に、国語の教科書で見たのが確かこの人の絵でしたけども
後になってダヤンの人だと知ってびっくりしたんだっけな…。
かすや昌宏さんの光彩画は絵本で見たときから感動を覚えていたので
今回、光を当てた状態で拝見できて嬉しかったです。
黒井健さんの絵も好きです。『手ぶくろを買いに』の絵本、今も持ってます☆
棟方志功は南吉も尊敬していて、おじいさんのランプなどを描いてもらったようです。
展示からも炎のような迫力のタッチが伝わってきました。

地下鉄とバスを乗り継いで羊ヶ丘展望台へやって来ました☆
看板の後ろにあるのは「クラーク博士旅立ちの鐘」です。
少し揺らしてみましたら、学校のチャイムのような、かなり大きな音が響きました。

ぼーいずびーあんびしゃす!
この人の後ろに札幌市内と、石狩平野と、札幌ドーム(日ハム本拠地)が見えますよー。
クラーク博士は大変な人気ぶりで、写真を撮るのも順番待ちです。
一緒に写る人たちは、だいたいクラーク博士と同じポーズをとっていました。
観光客よ大志を抱け。
(余談ですがわたしがバスで展望台に到着したとき、
どこかの修学旅行生が50人くらいクラーク博士の像の下にズラッと並んで
いっせいにクラークポーズをとって記念撮影をしていました!
いやーあれは壮観だった…まさに「少年たち、大志を抱け」な情景だった。
うおおーすげえぇ待ってて写真撮るからあと少し待っててええぇ!!と念じたけど、
入場チケットを買っているうちにみんないなくなってしまいました…惜しかったorz)

ひつじ!!もこもこ!!
この展望台は北海道農業研究センターの一部であり、
動物の飼育や農作物が栽培されていたりします。
羊くんたちがいるのはそういうわけなのだそう。
しかし…もこもこした生き物というのはなぜこうも癒しパワーに満ちているんだろう…。
もこもこ恐るべし。

足湯があったので入ってきました。気持ちよかった☆
お湯は、本当に源泉を運んできているそうですよ。

バスと地下鉄で大通公園に戻って、テレビ塔のすぐ近くにあるWorld Book Cafeに行きました☆
雑誌でこのお店を知ってから「うおー!めちゃくちゃ行きたい!」と思っていたので感激☆
旅行や写真集や、美術雑誌などの「旅」に関する本が集められていて
栞などの小物販売もあります。
選書もそうですが、お店の雰囲気がすっかり気に入りました。大好きだーこういう内装。
写真は店長さんに許可をいただいて撮影しました。ありがとうございました~♪

挽肉と魚介のジェノヴァ風ごはん。
飲み物はサービスでつけてくださいました。何という気前の良さ。
他にもおいしそうなランチメニューだらけで、選ぶのに時間がかかってしまいました。。
またいつか札幌に来たらリピートして別メニュー食べる!
カフェでのんびり過ごした後は、地下鉄で札幌駅に戻って
北海道大学へてくてく歩いていきました。

北海道大学図書館。
ちょこっとのぞいてきましたが蔵書はかなりのもの。

北大ポプラ並木!
数年前の台風でかなりの被害があったそうですが、若木の移植などにより回復しているとのこと。
葉っぱが若干色づいていて秋の気配がありました。絵になる風景だなぁ。
ここで夕方になったのでホテルへ荷物を取りに行って、
札幌駅でラーメンとかサーモンとかロイズチョコとか、お土産をしこたま買い込んで
あらかじめ切符を予約していた北斗星に乗って関東に帰るはずだったの、です、が。
何番線に乗ればいいのか確認しようと、札幌駅改札口の電光掲示板を見たのですが
どこを見ても北斗星の時刻が表示されていない。
おかしいと思って改札の駅員さんに尋ねたところ、
駅員さん「申し訳ありません、貨物車の事故がありまして寝台特急は全線運休なんです…」
∑(゚Д゚;)
さらに。
駅員さん「復旧の見込みがたっていないので、本州へ行くには飛行機とかフェリーとか、
別の方法を考えていただくしかありません…」
∑(゚Д゚;)
EEEEEEEeeeeeeeeeeeeeeeeee
予想もしなかった事態に完全にパニくったのは言うまでもありません。。
夏休みは残り2日、とにかく帰らなくてはならないと思ったのですが
飛行機は苦手だしフェリーじゃ時間かかりすぎる…ということで
その足でみどりの窓口へ駆け込んでカウンターにかじりついて目をむいて
「ああああのわたし何としても電車で帰りたいんですわたしあの!」と頼み込んだところ
明日の午前中に函館から振替バスが出るから、それに乗って木古内まで行って
そこから特急と新幹線で関東に帰ることができますよ、との
回答をいただきまして。
もう腹をくくるしかないと札幌-函館間の切符を買って、
札幌駅の旅行センターに駆け込んで函館駅近くのホテルを予約してもらって
特急北斗に飛び乗って函館へ帰還、急遽一泊することになりました。
列車運休にパニくるゆさに、みどりの窓口の場所を教えてくださった札幌駅改札の駅員さん、
関東までの帰り方を丁寧に説明してくださったみどりの窓口さん、
キャッシュコーナーの場所を教えてくださったJRタワーインフォメーションのスタッフさん、
函館駅付近のホテルに電話をかけまくってくれた旅行センターのスタッフさん、
駅から出るバスの時刻を確認してくださった函館駅改札の駅員さん、
ホテルにたどり着いたゆさに「お疲れさまでした」と声をかけてくださったフロントスタッフさん、
本当に本当にありがとうございました!
金八先生は言っていた、人という字は支え合いできているのだと…。いいセリフだよね。
(Byあーや@フルバ)
ホテルに着いたところで家族に連絡を入れて、その日はもう何も考えずに爆睡。。
翌日の朝にホテルの食堂から函館の街をぼんやり眺めつつ朝ごはんをいただきました。
とうぶん来ることもないと思っていただけにすごく懐かしい思いがしてキュンときた。
バスが出るまで少し時間があったので、せっかくだからと朝市をぶらぶらして
(漁師のおっちゃんが「どうだぁー」って言いながらタコとカニをぶらさげて見せてくれた)、
函館湾まで散歩して(やっぱり漁師のおっちゃんたちがだべってた)、
最終的にやっぱりここ↓へ。

一本木関門です!何回行くねん!!(笑)
まさか一本木関門に始まり一本木関門に終わる旅だとは予想もしていなかったよ。
それともあれですか、函館観光のときはさんざん歳さんフィーバーしてたから
「だったらもう一泊してけよ」とか、そういうことですか歳さん。
お陰でまたお会いすることができましたとも…しかしわたしは帰ります。またいつか来ます。

函館駅からバスに乗ってやって来た木古内駅。
ここから特急白鳥に乗って青函トンネルをくぐります。
よく考えたら木古内も箱館戦争史の中にちらりと出てくるんだよな…。
大鳥圭介の軍隊が薩長軍にこてんぱんに負かされた戦闘が行われた場所です。
(大鳥さんは、負けてもニコニコしながら帰ってくる人だったというけれど)
そういう意味では、短時間とはいえ今回寄ることができて良かったかもしんない。
ちなみに木古内は、勝海舟や福沢諭吉やジョン万次郎などを乗せて太平洋を横断した
あのやんちゃ坊主な咸臨丸が座礁し沈没した場所でもあります。
咸臨丸まつりの頃は賑やかになるんだろうな。

新青森駅に到着!
余裕があれば観光できたかもしれないのだけど、くたくたなので今回は断念。
いつかまた来ますねー。

新青森駅で買った笹寿司とりんごジュース♪おいしかった!
そんなわけで新幹線に揺られて、夕方に大宮へ到着。
家に帰宅した頃にはすっかり日が暮れていました。
結局まる1日移動に費やしてしまったなぁ…貴重な夏休みがーうおあぁ。
ラストの思いも寄らぬ出来事ですっかり予定が狂って、バタバタしながらの終幕でしたが
旅行そのものは本当に充実していて楽しかったです(*^ ^*)。
時間の都合で断念した場所もありますし、他に回りたい所もいっぱいありましたし
まだまだ北の大地へのロマンは尽きません。
やっぱり北海道いいとこ。特に函館!函館また行きたいよ~歳さんー☆