博物館に初もうでその3。
楽しい楽しいお正月休みが昨日で終わってしまったので、
職員玄関に山積みになった郵便物や新聞の処理で馬車馬のごとく働く仕事始めであります。
ついさっき年末だった感がありますが気のせいだったんですね…(遠い目)。
しかし1週間も暖房が入っていなかった事務室寒すぎる!もはやツンドラ地帯です。
来週には快適な仕事環境になっていますように。
お正月には家族で祖父母の家に行ってお汁粉とお菓子たらふく食べて、友達とお茶して
お雑煮食べながら箱根駅伝を見てわあわあ騒いでいました。
駅伝ってなんであんなに見入ってしまうのだろう…特に中継所でたすき繋ぐところが大好きです。
余裕たっぷりで繋いだ人も、途中でヘロヘロになって繋いだ人も、惜しくも繋げなかった人も
みんなよくがんばった!!
来年も楽しみにしているよ青年たちよ~☆
そんなわけで(どんなわけだ)、お正月休みの最終日にお出かけしてきました♪
まずは、江戸東京博物館の「えどはくでお正月2013」。
江戸博は1月2日~3日は常設展が無料開放なのです。お客さんもいっぱいいて賑やかでした。

江戸博1階にあったお飾りです。でかっ!
ど真ん中に鎮座ましましているおかめさんに見とれた。大迫力ですおねえさま。

6階の常設展入口を入ってすぐ、日本橋のたもとでお琴の演奏の真っ最中でした!
「春の海」ほか諸々、美しい生演奏を、かなりの至近距離で聴くことができましたよ♪
こんな機会めったにないよね…。
お琴の演奏は6日までやってますので、興味のある方ぜひ行ってみてください。
こうしてすっかり気分も盛り上がって日本橋を渡ろうとしたら、
前方から今度は尺八の音が聞こえてきまして、あっひょっとして、と思ったら…。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆

虚無僧イターーーーー!!(*゚▽゚*)
これです、今回はこれが見たかったんです!江戸博名物「ぶらぶら町人」☆
江戸時代の衣装に身を包んだ人々(役者さんかな?)が、常設展室内をぶらぶらする企画が
お正月2~3日の間に行われているのです。
まさか来たとたんに会えるとは思わなんだ…あーびっくりした。
他にも誰かいないかな、と思って館内を探してみたんですが
タイミングが良くなかったのか誰も見つけられず、
代わりに中村座の前のからくり人形の展示に吸い寄せられました。。
「夢からくり一座大公演」という企画で、江戸時代・近現代に再現された人形が展示されています。
わたしが行ったときはちょうど実演公演の時間だったらしく、
夢からくり一座の座長さんの解説つきで、人形が実際に動く様子を見ることができました。

からくり人形の定番、「茶杓娘」。
カラカラと軽快にお茶を運んできてくれて、お茶を飲んで茶碗をお盆に戻すと、
くるりと背を向けてカラカラと去っていきます。すごいよくできてる。
真ん中のは骨組みの状態。単純な作りですがその単純さの中におそろしい精巧さが組み込まれています。
ちなみに「支援金」の箱を持ったお人形さんはおひねりをもらって回る役。
お金を入れるまでは帰ってくれません(笑)。

手品人形(品玉)。菖蒲太夫という名前があるそうです。
人形さんが右手に持った箱を伏せて、左手の扇で2回たたくと、
箱の中身がなす、けん玉、夫婦折鶴、鯛など様々なものに変化します。
からくり仕掛けは下の箱の中にあります。見せていただきました。ここには書きませんが。
ちなみに、この人形が動くときは一座の人が「さあさ、次にご覧入れますのは~」など
太鼓を片手に朗々と口上を述べてくださいます。張りのあるお声でかっこいい!
からくり人形が動く様は過去に何度か見た経験があるものの、
ゼンマイを1回巻くだけでこんなに細かい動きができるんだなあ…と見るたびに感心してしまいます。
着物や顔のつくりも見事だなと。
特に表情。能面を参考にしているそうで、基本的にはどの人形も無表情なのですが
たとえば弓を射る人形がうまく的の中心を射ると笑顔に、
的を外してしまうと悲しい顔に見えてくるから不思議。
たぶん観客であるわたしの気持ちが人形の顔に反映されて見えるんだろう。
他にも文字書き人形や連理返り、童子杯台などの実演があったのですが
上演中は写真撮影禁止でしたので、
動いている人形をご覧になりたい方は江戸博公式動画をどうぞ→こちら

からくり人形の公演が終わると、今度は日本橋の下で獅子舞が始まりました。
2頭の獅子がお囃子に合わせてひとしきり舞った後、
観客ひとりひとりの頭をかぷかぷして回ります。無病息災のおまじない。
わたしもかぷかぷしてもらいました☆
去年は東博で、今年は江戸博で獅子舞&かぷかぷ。うふふ~♪
で、そろそろまた、ぶらぶら町人を探してみようと思ってその場を離れようとしたら、

町火消しのおにいさんイターーーーー!!!
「うおおおおお写真撮らせてください!」って半分どもりながらお願いしましたらば
「いいですよ~」とかっこよくポーズを決めてくださいました☆
うっわすげえ本当にいたよ、ねじりはち巻き超かっこいい!
こうしてすっかり調子に乗って、全部で8人いるはずの町人をコンプリートすべく
もういちど日本橋上に戻ってみましたらば。

お武家の奥様イターーー!!
忙しいお年始、ちょっと屋敷を抜け出して天神様に初詣という設定らしいです。設定って!(笑)
お召しの小紋が大変ステキでどうしたらいいのかわかりませんでした。晴れ着いいなあ。

奥様の隣にはサムライ!
ナマ裃姿です。かっこいいです。ポーズも決めてくれて大感激。
ちなみに肩の出っ張った部分はクジラの髭でとめているそうです。そうなのか…初めて知りました。

大店のお内儀さん。
着物は引摺で前帯ですよ、大人の色気ですよ!ひゃー☆
写真をお願いしていたら、お内儀さんの傍にいた江戸博スタッフさんが
「良かったらご一緒に」と言ってくださったので、ツーショットで撮っていただきました☆
お内儀さんスタッフさんありがとうございました~。

日本橋のたもとにいた芸者さん☆
もう、もう、この方、めっちゃくちゃかわいかったです!こっち向いて~って感じでした(≧▽≦)
どこかのお店にお年始の仕事に行く途中という設定です。お忙しい中ありがとうございました~。
まだ何人かいるはずですが、日本橋には見当たらなかったので橋の下を見下ろしたら、
朝野新聞社の建物の前にこの方↓が見えたので大慌てで降りていきました。。

お茶屋の看板娘さん。
着物が、着物がなんか、鈴木春信の描いた笠森お仙っぽいよ!

最後に宝船売りさん。
江戸時代には、お正月に宝船の絵を枕の下に敷いて寝るとよい夢が見られるという言い伝えがあり、
その絵を売る商人です。
初夢の日は過ぎていましたが、せっかくなので1枚いただいてきました。いい夢見たい☆

そして虚無僧。
この後しばらく常設展を見ていたのですが、3回くらい出くわしました(笑)。
おかしいなあ1人しかいないはずだけどなあ。虚無僧無双…。
「ぶらぶら町人」は、お正月のほかにGWや夏休みにも館内に出没するそうです。
実物に会いたい人は江戸博のホームページをこまめにチェックするとよいかも。
動画をご覧になりたい方は、例によって江戸博公式動画をどうぞ。→こちら
続いて、常設展内の企画展示「笑う門には福来る」「浮世絵の中の忠臣蔵」も見てきました。
福来るは七福神のほかおめでたい絵が描かれた本や、おかめさんや福助さんの人形、
羽子板やすごろくや福笑いなどのおもちゃの展示がテーマでした。
福助さんが大きいのから小さいのまでいっぱいいたなあ…みんな頭でかかったなあ…。
そして北斎漫画の変な顔シリーズは何度見ても笑える。
よく考えたら錦絵や掛軸に描かれる七福神がしかめっ面だった例はないような気がする。
お江戸の人々は笑うことで福を呼び込もうとしたんですね。
忠臣蔵の方は、赤穂浪士討入りに関する浮世絵展示がテーマです。
歌川国芳の「誠忠義士伝」全50枚が揃っていたのはちょっと圧巻でした。
国芳が武者を描くとただでさえ迫力があるのに、
それが義士となるとぱりっと引き締まった感もあって、それぞれとても力強かったです。
赤穂浪士の事件というと、どうしても『仮名手本忠臣蔵』の内容や歌舞伎役者と結びついて
描かれることが多いですが、
今回展示されていた浮世絵にはあまり役者の記述がなく、できるだけ史実に忠実に描かれたものが
集められているように思いました。
ただ、人物名についてはすべて『仮名手本忠臣蔵』の中から採られていました。
(例:大石内蔵助→大星由良之助、堀部安兵衛→織部易兵衛、など)
やっぱり幕府があるうちは本名で出版するわけにはいかなかったんだな…。
他にも忠臣蔵の浮絵や、泉岳寺参りの浮世絵、四十七士と浅野内匠頭のお墓地図などもありました。
そういえば泉岳寺って行ったことないや、いつか行きたいです。

個人的に一番すごいと思った月岡芳年の磯貝十郎左衛門。
さすが月岡さん…リアルですね…。
2つの展示で年末年始をいっぺんに感じられる、面白い構成だなと思いました。良かった。
そんなこんなで頭と心がいっぱいになった後、江戸博の和風レストランで遅い昼食をいただいて
日も傾いてだいぶ寒くなってきていたので、そのまま帰ろうかなーとも思ったのですが。
よく考えたら総武線→丸ノ内線だから帰り道に神田明神あるじゃん!ということに思い至り
御茶ノ水で途中下車して初詣に行くことにしました。

神田明神に到着。午後4時を回っているのに、参道まですごい人だかりでした!
本堂はこの門の奥なのですが、時間が時間なので並んでお参りすることは諦めて
ちょっとアレですが脇から本堂のお賽銭箱付近まで歩いて行って、
おりゃーとお賽銭を投げ入れて柏手打ってきました。
江戸総鎮守様本当にごめんなさい。次回はもう少し時間に余裕を持って来ますね(;´∀`)。

茅の輪の向こうに大黒天。両脇にはおみくじがいーっぱい結び付けられていました。
あ、おみくじも引いてきました、大吉でした、幸先いい感じ☆

神田の家にいた平将門くん。
余談ですがこの子はキューピー人形になっていて、神田の家で買うことができます(笑)。
詳細はこちら。
胴体の中にお札を入れて首をつなぐと願いが叶うという、何とも将門らしいネタに溢れた代物です。
すでに1個持っているのでどうしようかと思ったのですが、結局2個目を買ってしまった(´∀`)。
あのキューピーの造形クオリティは、パない。
職員玄関に山積みになった郵便物や新聞の処理で馬車馬のごとく働く仕事始めであります。
ついさっき年末だった感がありますが気のせいだったんですね…(遠い目)。
しかし1週間も暖房が入っていなかった事務室寒すぎる!もはやツンドラ地帯です。
来週には快適な仕事環境になっていますように。
お正月には家族で祖父母の家に行ってお汁粉とお菓子たらふく食べて、友達とお茶して
お雑煮食べながら箱根駅伝を見てわあわあ騒いでいました。
駅伝ってなんであんなに見入ってしまうのだろう…特に中継所でたすき繋ぐところが大好きです。
余裕たっぷりで繋いだ人も、途中でヘロヘロになって繋いだ人も、惜しくも繋げなかった人も
みんなよくがんばった!!
来年も楽しみにしているよ青年たちよ~☆
そんなわけで(どんなわけだ)、お正月休みの最終日にお出かけしてきました♪
まずは、江戸東京博物館の「えどはくでお正月2013」。
江戸博は1月2日~3日は常設展が無料開放なのです。お客さんもいっぱいいて賑やかでした。

江戸博1階にあったお飾りです。でかっ!
ど真ん中に鎮座ましましているおかめさんに見とれた。大迫力ですおねえさま。

6階の常設展入口を入ってすぐ、日本橋のたもとでお琴の演奏の真っ最中でした!
「春の海」ほか諸々、美しい生演奏を、かなりの至近距離で聴くことができましたよ♪
こんな機会めったにないよね…。
お琴の演奏は6日までやってますので、興味のある方ぜひ行ってみてください。
こうしてすっかり気分も盛り上がって日本橋を渡ろうとしたら、
前方から今度は尺八の音が聞こえてきまして、あっひょっとして、と思ったら…。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆

虚無僧イターーーーー!!(*゚▽゚*)
これです、今回はこれが見たかったんです!江戸博名物「ぶらぶら町人」☆
江戸時代の衣装に身を包んだ人々(役者さんかな?)が、常設展室内をぶらぶらする企画が
お正月2~3日の間に行われているのです。
まさか来たとたんに会えるとは思わなんだ…あーびっくりした。
他にも誰かいないかな、と思って館内を探してみたんですが
タイミングが良くなかったのか誰も見つけられず、
代わりに中村座の前のからくり人形の展示に吸い寄せられました。。
「夢からくり一座大公演」という企画で、江戸時代・近現代に再現された人形が展示されています。
わたしが行ったときはちょうど実演公演の時間だったらしく、
夢からくり一座の座長さんの解説つきで、人形が実際に動く様子を見ることができました。

からくり人形の定番、「茶杓娘」。
カラカラと軽快にお茶を運んできてくれて、お茶を飲んで茶碗をお盆に戻すと、
くるりと背を向けてカラカラと去っていきます。すごいよくできてる。
真ん中のは骨組みの状態。単純な作りですがその単純さの中におそろしい精巧さが組み込まれています。
ちなみに「支援金」の箱を持ったお人形さんはおひねりをもらって回る役。
お金を入れるまでは帰ってくれません(笑)。

手品人形(品玉)。菖蒲太夫という名前があるそうです。
人形さんが右手に持った箱を伏せて、左手の扇で2回たたくと、
箱の中身がなす、けん玉、夫婦折鶴、鯛など様々なものに変化します。
からくり仕掛けは下の箱の中にあります。見せていただきました。ここには書きませんが。
ちなみに、この人形が動くときは一座の人が「さあさ、次にご覧入れますのは~」など
太鼓を片手に朗々と口上を述べてくださいます。張りのあるお声でかっこいい!
からくり人形が動く様は過去に何度か見た経験があるものの、
ゼンマイを1回巻くだけでこんなに細かい動きができるんだなあ…と見るたびに感心してしまいます。
着物や顔のつくりも見事だなと。
特に表情。能面を参考にしているそうで、基本的にはどの人形も無表情なのですが
たとえば弓を射る人形がうまく的の中心を射ると笑顔に、
的を外してしまうと悲しい顔に見えてくるから不思議。
たぶん観客であるわたしの気持ちが人形の顔に反映されて見えるんだろう。
他にも文字書き人形や連理返り、童子杯台などの実演があったのですが
上演中は写真撮影禁止でしたので、
動いている人形をご覧になりたい方は江戸博公式動画をどうぞ→こちら

からくり人形の公演が終わると、今度は日本橋の下で獅子舞が始まりました。
2頭の獅子がお囃子に合わせてひとしきり舞った後、
観客ひとりひとりの頭をかぷかぷして回ります。無病息災のおまじない。
わたしもかぷかぷしてもらいました☆
去年は東博で、今年は江戸博で獅子舞&かぷかぷ。うふふ~♪
で、そろそろまた、ぶらぶら町人を探してみようと思ってその場を離れようとしたら、

町火消しのおにいさんイターーーーー!!!
「うおおおおお写真撮らせてください!」って半分どもりながらお願いしましたらば
「いいですよ~」とかっこよくポーズを決めてくださいました☆
うっわすげえ本当にいたよ、ねじりはち巻き超かっこいい!
こうしてすっかり調子に乗って、全部で8人いるはずの町人をコンプリートすべく
もういちど日本橋上に戻ってみましたらば。

お武家の奥様イターーー!!
忙しいお年始、ちょっと屋敷を抜け出して天神様に初詣という設定らしいです。設定って!(笑)
お召しの小紋が大変ステキでどうしたらいいのかわかりませんでした。晴れ着いいなあ。

奥様の隣にはサムライ!
ナマ裃姿です。かっこいいです。ポーズも決めてくれて大感激。
ちなみに肩の出っ張った部分はクジラの髭でとめているそうです。そうなのか…初めて知りました。

大店のお内儀さん。
着物は引摺で前帯ですよ、大人の色気ですよ!ひゃー☆
写真をお願いしていたら、お内儀さんの傍にいた江戸博スタッフさんが
「良かったらご一緒に」と言ってくださったので、ツーショットで撮っていただきました☆
お内儀さんスタッフさんありがとうございました~。

日本橋のたもとにいた芸者さん☆
もう、もう、この方、めっちゃくちゃかわいかったです!こっち向いて~って感じでした(≧▽≦)
どこかのお店にお年始の仕事に行く途中という設定です。お忙しい中ありがとうございました~。
まだ何人かいるはずですが、日本橋には見当たらなかったので橋の下を見下ろしたら、
朝野新聞社の建物の前にこの方↓が見えたので大慌てで降りていきました。。

お茶屋の看板娘さん。
着物が、着物がなんか、鈴木春信の描いた笠森お仙っぽいよ!

最後に宝船売りさん。
江戸時代には、お正月に宝船の絵を枕の下に敷いて寝るとよい夢が見られるという言い伝えがあり、
その絵を売る商人です。
初夢の日は過ぎていましたが、せっかくなので1枚いただいてきました。いい夢見たい☆

そして虚無僧。
この後しばらく常設展を見ていたのですが、3回くらい出くわしました(笑)。
おかしいなあ1人しかいないはずだけどなあ。虚無僧無双…。
「ぶらぶら町人」は、お正月のほかにGWや夏休みにも館内に出没するそうです。
実物に会いたい人は江戸博のホームページをこまめにチェックするとよいかも。
動画をご覧になりたい方は、例によって江戸博公式動画をどうぞ。→こちら
続いて、常設展内の企画展示「笑う門には福来る」「浮世絵の中の忠臣蔵」も見てきました。
福来るは七福神のほかおめでたい絵が描かれた本や、おかめさんや福助さんの人形、
羽子板やすごろくや福笑いなどのおもちゃの展示がテーマでした。
福助さんが大きいのから小さいのまでいっぱいいたなあ…みんな頭でかかったなあ…。
そして北斎漫画の変な顔シリーズは何度見ても笑える。
よく考えたら錦絵や掛軸に描かれる七福神がしかめっ面だった例はないような気がする。
お江戸の人々は笑うことで福を呼び込もうとしたんですね。
忠臣蔵の方は、赤穂浪士討入りに関する浮世絵展示がテーマです。
歌川国芳の「誠忠義士伝」全50枚が揃っていたのはちょっと圧巻でした。
国芳が武者を描くとただでさえ迫力があるのに、
それが義士となるとぱりっと引き締まった感もあって、それぞれとても力強かったです。
赤穂浪士の事件というと、どうしても『仮名手本忠臣蔵』の内容や歌舞伎役者と結びついて
描かれることが多いですが、
今回展示されていた浮世絵にはあまり役者の記述がなく、できるだけ史実に忠実に描かれたものが
集められているように思いました。
ただ、人物名についてはすべて『仮名手本忠臣蔵』の中から採られていました。
(例:大石内蔵助→大星由良之助、堀部安兵衛→織部易兵衛、など)
やっぱり幕府があるうちは本名で出版するわけにはいかなかったんだな…。
他にも忠臣蔵の浮絵や、泉岳寺参りの浮世絵、四十七士と浅野内匠頭のお墓地図などもありました。
そういえば泉岳寺って行ったことないや、いつか行きたいです。

個人的に一番すごいと思った月岡芳年の磯貝十郎左衛門。
さすが月岡さん…リアルですね…。
2つの展示で年末年始をいっぺんに感じられる、面白い構成だなと思いました。良かった。
そんなこんなで頭と心がいっぱいになった後、江戸博の和風レストランで遅い昼食をいただいて
日も傾いてだいぶ寒くなってきていたので、そのまま帰ろうかなーとも思ったのですが。
よく考えたら総武線→丸ノ内線だから帰り道に神田明神あるじゃん!ということに思い至り
御茶ノ水で途中下車して初詣に行くことにしました。

神田明神に到着。午後4時を回っているのに、参道まですごい人だかりでした!
本堂はこの門の奥なのですが、時間が時間なので並んでお参りすることは諦めて
ちょっとアレですが脇から本堂のお賽銭箱付近まで歩いて行って、
おりゃーとお賽銭を投げ入れて柏手打ってきました。
江戸総鎮守様本当にごめんなさい。次回はもう少し時間に余裕を持って来ますね(;´∀`)。

茅の輪の向こうに大黒天。両脇にはおみくじがいーっぱい結び付けられていました。
あ、おみくじも引いてきました、大吉でした、幸先いい感じ☆

神田の家にいた平将門くん。
余談ですがこの子はキューピー人形になっていて、神田の家で買うことができます(笑)。
詳細はこちら。
胴体の中にお札を入れて首をつなぐと願いが叶うという、何とも将門らしいネタに溢れた代物です。
すでに1個持っているのでどうしようかと思ったのですが、結局2個目を買ってしまった(´∀`)。
あのキューピーの造形クオリティは、パない。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術
- 2013/01/05(土) 19:54:39 |
- URL |
- TOM-F
- [ 編集 ]
ゆささん、相変わらず活動的ですねぇ。
江戸東京博物館、面白そう。ぶらぶら町人なんて、時代劇に入り込んだみたいで愉快だろうなぁ。
火消しの兄さん、イナセだねぇ。
虚無僧、神出鬼没だし(笑)
ゆささんの着物、すごく粋な感じですね。髪飾りも可愛らしくて、お正月っぽいです。素敵だなぁ……。
そんなわけで(どんなわけだ)、今年もよろしくお願いします。
- 2013/01/05(土) 22:35:00 |
- URL |
- さくらくも
- [ 編集 ]
江戸東京博物館、とても楽しそうですね。
お飾りがすごく豪奢で素敵です、もしあのお飾りを飾ったら沢山福が来てくれそう。
そして、ゆささんの着物姿、とてもお美しいです。
お内儀さんと並んでも違和感がないくらいですね。
ぶらぶら町人、私も見てみたかったなぁ。
宝船売りさんに一目惚れしてしまいました。
神田明神にも行かれたのですね。
神田明神といえば平将門だ!と思っていたらなんですかあの可愛い将門くんは!
ほ、欲しい・・・!
長々と失礼しました。
Re: タイトルなし
- 2013/01/06(日) 22:21:08 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
わーい今年もよろしくお願いします☆
ぶらぶら町人が見たくて出かけてしまいました。
火消しさんかっこよかったです~言葉遣いがちゃんと江戸弁なんですよ!役作りもばっちりでした。
虚無僧さんはなんであんなにいっぱい見たんだろう(;´∀`)今でも謎です。
いや、面白かったんですけど。
江戸博は建物の再現や江戸の町のミニチュアもあって面白いですよ☆
機会がありましたら行ってみてください。
> 着物
ぎゃん!ありがとうございます。
お正月は白い着物を着ることにしてるのです。
手持ちの着物で白いのがこの1枚なので、もうちょっと増やしたい~。
Re: タイトルなし
- 2013/01/06(日) 22:30:54 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
江戸博楽しいですよーよろしければ行ってみてください(^ ^)。
> お飾り
豪華でした、そして大きかったです…!
そうですねー集団で来てくれそう。福よ来いっ!
> 着物姿
ありがとうございます(*^▽^*)
羽織で隠れちゃってますが、お正月なので白の着物着てみました。
ぶらぶら町人はテンション上がりすぎて江戸博中を探し回りました(笑)。
宝船売りさん超かっこよかったです☆
神田明神は帰り道にあったので行ってきました。
> 神田明神といえば平将門だ!
おっしゃるとおりだ!(笑)
まさかのキューピーです、しかもかわいいです、要チェックです~♪
今年もどうぞよろしくお願いいたしますね☆
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