かにと九条通の旅その2。
前回記事に引き続き、京都旅行のレポです♪
今回は九条通の様子をお届けします。

東寺の講堂の近くにあった盆栽。紅梅が咲いています。はーるよこいっ。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
前日の天気予報では晴れだったのですが、運悪く朝から曇りのお天気でした。
風がこの時期特有の強い風でとにかく寒かったです。。
(後で行った東福寺近くの電柱の電光掲示板に気温3℃って表示されててひいぃってなった。
2月ってなんでこんなに寒いの)
雨が降らなくて良かったなー。

油小路を東寺に向かって歩いていくと、伏見稲荷大社のお旅所を見つけました。
境内を見ても由緒の看板などはなく、なぜここに旅所があるのかはよくわかりません…。

東寺へやって来ました!
五重塔の内部公開中なのですよ~。れっつごう。

うおおおお!!
遠くからとか電車の中とかテレビとか、外観は何度も見たことがありますが
実際にここまで近くに来たのは初めてでした。
興福寺の五重塔とどっちが高いだろうとか見る前は漠然と思っていたのですが
こっちの方がずっと大きかったや…。
竣工したのは883年なので、空海さんは完成した塔を見ることはかなわなかったそうです。
さらにその後、4度の焼失や無数の落雷にもめげずに立ち続け、現在は5代目の塔だとか。
日本一の五重塔の異名は伊達ではないのだな…。
内部ばっちり見てきましたよ!
写真撮影禁止なので画像はありませんが、大日如来を中心に4仏8菩薩がおられます。
壁には曼荼羅や空海さんの姿が極彩色で描かれていました。

金堂。(内部は写真撮影禁止)
薬師如来と、日光菩薩と、月光菩薩がいらっしゃいます。お3方とも大きかった…!
月光菩薩さんのお顔がやっぱり一番好きです。穏やかなお顔をしてらっしゃる。
あと、薬師如来の台座を支えていた十二神将もかっこいいです。

講堂。(内部は写真撮影禁止)
入ったとたん、寒さとか全部忘れるくらい、びっくり、した。
堂内は、荘厳すぎるくらい、荘厳、だった。。
巨大な大日如来を中心に、菩薩や明王や四天王ほか21体の仏像がズラリと並んでいたのですよ!
こ、これは…!おととしの「空海と密教美術展」で見た立体曼荼羅ではないか!!
しかも、あのときは8体だったけど!今回はフルコンプで!目の前に!うきゃーー!!(大興奮)
21体のうち半分以上が平安時代初期の傑作だそうですよ。
みなさん身長が高いので迫力満点ですよ。
やさしい顔の梵天…炎の男不動明王…リボン結んでる金剛宝菩薩…すべてがCoolな帝釈天…!
お顔をよく拝見したくてできる限り近づいたり、
色んな角度から見てみたくて堂内をウロウロしてきました。
あのときのわたしは叫びを堪えるのに全身全霊をかけていた…。
周りに人がいなかったら確実に叫んでいたと思います。かっこよすぎるよチーム大日如来。惚れた。
時は平安時代初期。中国から帰国してきた空海さんは密教の教えを広めるために
曼荼羅を作ることにします。
しかし絵のような平面的にではなく、もっとリアルに、視覚にダイレクトに訴えたかった空海さんは
思い切ったことを考えます。
「そうだ、立体で、作ろう」。
立体的な曼荼羅がないなら、作ってしまおうホトトギス。
空海さんの行動力マジパネェ…良くも悪くも史上最強のお坊さんだと思いました。すごい。

東寺から歩いてやって来ました、羅城門跡地!
芥川龍之介の小説と黒澤明の映画の舞台になった羅城門が、かつてあった場所ですよー。
ゆさ的には羅城門の鬼の舞台ということでどうしても訪れたかった場所です。
源博雅が自分の笛と「葉二」の笛を交換し合ったり、都良香が吹いていた笛の音を褒められたという、
芸術を愛する鬼さんがいた門です☆
他にも他にも、詩人の詩を添削したり、一緒に歌を詠んだり、漢詩を吟詠したり、
羅城門に出る鬼さんはあらゆる嗜みをやっちゃいます。
はああぁぁ鬼って何てミステリアスで魅力的な存在なんだろう!風流ですなあ。
博雅や良香ほか、鬼たちの不思議な説話は『今昔物語集』などに収録されていますので、
興味のある方はぜひどうぞ。
(で、この羅城門の鬼がのちのち茨木童子と結び付けられていくわけですな☆)
羅城門前からバスに乗って、泉涌寺道まで移動。
泉涌寺の周囲にはお寺がたくさんあるので寄り道し放題です。

即成院の門前にあった那須与一の碑。
屋島の戦いに向かう途中で体調を崩した与一が、ここで療養したという話が残っているとか。
亡くなったのもここだそうで、境内には与一のお墓もあります。
(平家物語は冒頭とか扇の的とか、学校でやった部分は今でも暗唱できるなあ。
妹も弟もできるから3人で合唱or輪唱ができる)

戒光寺。
本堂には運慶・湛慶父子の合作である釈迦如来立像(重要文化財)があります。
背丈は約10メートル、木像としては世界最大級だそうです!
さすが運慶さん…どんな仕事も手を抜かないお人(笑)。
ちなみに戒光寺には新選組の伊東甲子太郎ほか御陵衛士のお墓もあります。
事前申込制なのでお参りはしてこらませんでした。。

戒光寺の本堂脇にあった生花。

また少し歩いて、悲田院へ。
聖徳太子が身寄りのない老人や子どもを受け入れる福祉施設として造られたのが始まりだそうです。
本堂の右側には展望台があって、京都市内が広く見渡せました。
大文字も見えたから、お盆になるとこの辺りは賑わうんだろうなあ。

さらに歩いて、泉涌寺別院、雲龍院にやって来ました。
足を一歩前に踏み出した姿の「走り大黒天」があることで有名なお寺です。
拝観の入口で「雲龍院のへぇ~ポイント」なる解説の紙をいただいたのですが、
大石内蔵助の書や徳川慶喜奉納の灯篭や山村美沙さんのお墓などがありました。
なんだか色々な時代のビッグなお名前にたっぷり遭遇しました。なんなのだ雲龍院。。

これも「へぇ~ポイント」のひとつ。しきしの景色。
雪見障子の四角いガラスから4種類の違った景色が楽しめるというものです。
左から椿・灯篭・楓・松となっています。
今度は椿が咲いた季節に来たいなあ。

と思っていたら境内にすでに椿がいくつか咲いていました!かわいい☆

ようやく泉涌寺へ。写真は舎利殿です。
もともとは御所にあった建物をここへ持ってきたのだとか。
内部の天井には狩野山雪の描いた龍図があります。相国寺と同じように鳴き龍です。

泉涌寺道バス停近くのうどん屋さんでお昼ごはん。
ほかほか&薄味でたいへんおいしかったです!ごちそう様でした。
続いて、東福寺へ向かいます。東福寺の周囲もお寺がたくさんあります。
退耕庵とか、盛光院とか、善慧院とか、霊源院とか、竜眠庵とか、天得院とか。
(退耕庵は幕末の戦争時に長州藩の陣があった場所で、
天得院は「国家安康」の鐘があったために取り壊され、のち再建されたあのお寺ですな)

東福寺の塔頭・芬陀院。
雪舟がデザインした枯山水庭園があることから雪舟寺とも呼ばれます。

雪舟庭園。通称、鶴亀の庭。
手前の大きな石組みが亀を、奥の小さい石が折り鶴を表しているとか。
ちなみに雪舟がこの亀を作った当時、石組みの亀が手足をバタつかせて動き出したので
亀の甲に大きな石を乗せたという逸話が残っているそうです。
亀がバタバタ手足動かすところを想像するとかわいい。

東福寺方丈!

中に入るとこんなステキなお庭をいくつも見ることができます。
ここも花の季節や紅葉の季節はきっと色鮮やかになるんだろうなあ。

こういう複雑な間取りの写真撮るの好き~。

三門。階上には釈迦如来がいらっしゃるそうです。
この門の前には大きな池があって、睡蓮の葉っぱが浮いていました。
初夏には綺麗な花が咲くのかも。
あとは、この近くにあるはずの藤原俊成のお墓参りをして帰ろう、ということにしたのです、が。
手持ちの地図では、東福寺近くの永明院の中にあるっぽい表記だったのですけど
永明院に行ってみると門が閉まっていて、中に入ることができませんでした。
入り方を調べようと思ってスマホでぐぐってみたら、
なんか、どうも、永明院の中にはない、というような情報がちらほら…??
えっ…もしかしてこの地図間違ってる?( ゚Д゚)
何度か情報検索してみても、やっぱり永明院じゃないっぽい。
これはもう探すしかないと、過去に俊成のお墓を訪れた方のブログ写真を参考に
住宅街をぐるぐる回ってみたのですが、まったく見つかりません。
地元の方ならご存知かなぁと東福寺に戻ってお寺の人に聞いてみても、首を傾げられてしまいました。
うおおーどこにいるんだ俊成ー!!(そむそむそむそむ)
途方にくれて、再びスマホで情報検索しながら歩き出したものの
やっぱりどこにあるのかが全然見つからなくて、さっきと同じように住宅街をぐるぐる。
なかなか人通りもなかったのですが、友達が声をかけてくれたバイクのおじさんに
有難いことに道案内をしていただいて、
ようやく辿り着いた、藤原俊成のお墓はこちら!

うおおおおあったああああ!!
ほとんど諦めかけていたので喜びもひとしおでしたよ。
良かった…俊成…マジで会えないかと思った…(号泣)。
結局、永明院から歩いて10分くらいの場所にありました。ぐるぐる巡りの時間は何だったのか。
こんなに迷子になりかけたの久し振りです。でも辿り着けて良かった!
「たぶんこの先の墓地にあるよ。なかったらごめんねー」と去って行かれた
背が高くてウインドブレーカーの似合う、笑顔がステキなおじさん!
本当に本当にありがとうございました!!
場所を覚えておくために後で地図作ろうと思います。
たくさん歩いて疲れたけど、精神的には大いに満足して
電車で京都駅に戻って、駅でお土産をごそごそ買い込んで新幹線に乗り込みました。

京都駅で買って、新幹線の中でいただいたnikinikiのお菓子。
八つ橋の生地でできているのですよ~おいしかった☆

戦利品の間人ガニタグ(緑)と、大江山名物鬼まんじゅうと、かにせんべいと、東寺の朱馬。
朱馬は昔、空海が筆をとって絵馬占いをしたのが始まりだそうで
この朱馬を見た人々の邪気を払い、金運・家運・勝負運を招いてくれるそうです。
これは連れて帰らなきゃ…!と速攻ゲットしてきました。いいことありますように。
以上で京都冬の旅はおしまいです~。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
そのうちまた行くぞー京都!
今回は九条通の様子をお届けします。

東寺の講堂の近くにあった盆栽。紅梅が咲いています。はーるよこいっ。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
前日の天気予報では晴れだったのですが、運悪く朝から曇りのお天気でした。
風がこの時期特有の強い風でとにかく寒かったです。。
(後で行った東福寺近くの電柱の電光掲示板に気温3℃って表示されててひいぃってなった。
2月ってなんでこんなに寒いの)
雨が降らなくて良かったなー。

油小路を東寺に向かって歩いていくと、伏見稲荷大社のお旅所を見つけました。
境内を見ても由緒の看板などはなく、なぜここに旅所があるのかはよくわかりません…。

東寺へやって来ました!
五重塔の内部公開中なのですよ~。れっつごう。

うおおおお!!
遠くからとか電車の中とかテレビとか、外観は何度も見たことがありますが
実際にここまで近くに来たのは初めてでした。
興福寺の五重塔とどっちが高いだろうとか見る前は漠然と思っていたのですが
こっちの方がずっと大きかったや…。
竣工したのは883年なので、空海さんは完成した塔を見ることはかなわなかったそうです。
さらにその後、4度の焼失や無数の落雷にもめげずに立ち続け、現在は5代目の塔だとか。
日本一の五重塔の異名は伊達ではないのだな…。
内部ばっちり見てきましたよ!
写真撮影禁止なので画像はありませんが、大日如来を中心に4仏8菩薩がおられます。
壁には曼荼羅や空海さんの姿が極彩色で描かれていました。

金堂。(内部は写真撮影禁止)
薬師如来と、日光菩薩と、月光菩薩がいらっしゃいます。お3方とも大きかった…!
月光菩薩さんのお顔がやっぱり一番好きです。穏やかなお顔をしてらっしゃる。
あと、薬師如来の台座を支えていた十二神将もかっこいいです。

講堂。(内部は写真撮影禁止)
入ったとたん、寒さとか全部忘れるくらい、びっくり、した。
堂内は、荘厳すぎるくらい、荘厳、だった。。
巨大な大日如来を中心に、菩薩や明王や四天王ほか21体の仏像がズラリと並んでいたのですよ!
こ、これは…!おととしの「空海と密教美術展」で見た立体曼荼羅ではないか!!
しかも、あのときは8体だったけど!今回はフルコンプで!目の前に!うきゃーー!!(大興奮)
21体のうち半分以上が平安時代初期の傑作だそうですよ。
みなさん身長が高いので迫力満点ですよ。
やさしい顔の梵天…炎の男不動明王…リボン結んでる金剛宝菩薩…すべてがCoolな帝釈天…!
お顔をよく拝見したくてできる限り近づいたり、
色んな角度から見てみたくて堂内をウロウロしてきました。
あのときのわたしは叫びを堪えるのに全身全霊をかけていた…。
周りに人がいなかったら確実に叫んでいたと思います。かっこよすぎるよチーム大日如来。惚れた。
時は平安時代初期。中国から帰国してきた空海さんは密教の教えを広めるために
曼荼羅を作ることにします。
しかし絵のような平面的にではなく、もっとリアルに、視覚にダイレクトに訴えたかった空海さんは
思い切ったことを考えます。
「そうだ、立体で、作ろう」。
立体的な曼荼羅がないなら、作ってしまおうホトトギス。
空海さんの行動力マジパネェ…良くも悪くも史上最強のお坊さんだと思いました。すごい。

東寺から歩いてやって来ました、羅城門跡地!
芥川龍之介の小説と黒澤明の映画の舞台になった羅城門が、かつてあった場所ですよー。
ゆさ的には羅城門の鬼の舞台ということでどうしても訪れたかった場所です。
源博雅が自分の笛と「葉二」の笛を交換し合ったり、都良香が吹いていた笛の音を褒められたという、
芸術を愛する鬼さんがいた門です☆
他にも他にも、詩人の詩を添削したり、一緒に歌を詠んだり、漢詩を吟詠したり、
羅城門に出る鬼さんはあらゆる嗜みをやっちゃいます。
はああぁぁ鬼って何てミステリアスで魅力的な存在なんだろう!風流ですなあ。
博雅や良香ほか、鬼たちの不思議な説話は『今昔物語集』などに収録されていますので、
興味のある方はぜひどうぞ。
(で、この羅城門の鬼がのちのち茨木童子と結び付けられていくわけですな☆)
羅城門前からバスに乗って、泉涌寺道まで移動。
泉涌寺の周囲にはお寺がたくさんあるので寄り道し放題です。

即成院の門前にあった那須与一の碑。
屋島の戦いに向かう途中で体調を崩した与一が、ここで療養したという話が残っているとか。
亡くなったのもここだそうで、境内には与一のお墓もあります。
(平家物語は冒頭とか扇の的とか、学校でやった部分は今でも暗唱できるなあ。
妹も弟もできるから3人で合唱or輪唱ができる)

戒光寺。
本堂には運慶・湛慶父子の合作である釈迦如来立像(重要文化財)があります。
背丈は約10メートル、木像としては世界最大級だそうです!
さすが運慶さん…どんな仕事も手を抜かないお人(笑)。
ちなみに戒光寺には新選組の伊東甲子太郎ほか御陵衛士のお墓もあります。
事前申込制なのでお参りはしてこらませんでした。。

戒光寺の本堂脇にあった生花。

また少し歩いて、悲田院へ。
聖徳太子が身寄りのない老人や子どもを受け入れる福祉施設として造られたのが始まりだそうです。
本堂の右側には展望台があって、京都市内が広く見渡せました。
大文字も見えたから、お盆になるとこの辺りは賑わうんだろうなあ。

さらに歩いて、泉涌寺別院、雲龍院にやって来ました。
足を一歩前に踏み出した姿の「走り大黒天」があることで有名なお寺です。
拝観の入口で「雲龍院のへぇ~ポイント」なる解説の紙をいただいたのですが、
大石内蔵助の書や徳川慶喜奉納の灯篭や山村美沙さんのお墓などがありました。
なんだか色々な時代のビッグなお名前にたっぷり遭遇しました。なんなのだ雲龍院。。

これも「へぇ~ポイント」のひとつ。しきしの景色。
雪見障子の四角いガラスから4種類の違った景色が楽しめるというものです。
左から椿・灯篭・楓・松となっています。
今度は椿が咲いた季節に来たいなあ。

と思っていたら境内にすでに椿がいくつか咲いていました!かわいい☆

ようやく泉涌寺へ。写真は舎利殿です。
もともとは御所にあった建物をここへ持ってきたのだとか。
内部の天井には狩野山雪の描いた龍図があります。相国寺と同じように鳴き龍です。

泉涌寺道バス停近くのうどん屋さんでお昼ごはん。
ほかほか&薄味でたいへんおいしかったです!ごちそう様でした。
続いて、東福寺へ向かいます。東福寺の周囲もお寺がたくさんあります。
退耕庵とか、盛光院とか、善慧院とか、霊源院とか、竜眠庵とか、天得院とか。
(退耕庵は幕末の戦争時に長州藩の陣があった場所で、
天得院は「国家安康」の鐘があったために取り壊され、のち再建されたあのお寺ですな)

東福寺の塔頭・芬陀院。
雪舟がデザインした枯山水庭園があることから雪舟寺とも呼ばれます。

雪舟庭園。通称、鶴亀の庭。
手前の大きな石組みが亀を、奥の小さい石が折り鶴を表しているとか。
ちなみに雪舟がこの亀を作った当時、石組みの亀が手足をバタつかせて動き出したので
亀の甲に大きな石を乗せたという逸話が残っているそうです。
亀がバタバタ手足動かすところを想像するとかわいい。

東福寺方丈!

中に入るとこんなステキなお庭をいくつも見ることができます。
ここも花の季節や紅葉の季節はきっと色鮮やかになるんだろうなあ。

こういう複雑な間取りの写真撮るの好き~。

三門。階上には釈迦如来がいらっしゃるそうです。
この門の前には大きな池があって、睡蓮の葉っぱが浮いていました。
初夏には綺麗な花が咲くのかも。
あとは、この近くにあるはずの藤原俊成のお墓参りをして帰ろう、ということにしたのです、が。
手持ちの地図では、東福寺近くの永明院の中にあるっぽい表記だったのですけど
永明院に行ってみると門が閉まっていて、中に入ることができませんでした。
入り方を調べようと思ってスマホでぐぐってみたら、
なんか、どうも、永明院の中にはない、というような情報がちらほら…??
えっ…もしかしてこの地図間違ってる?( ゚Д゚)
何度か情報検索してみても、やっぱり永明院じゃないっぽい。
これはもう探すしかないと、過去に俊成のお墓を訪れた方のブログ写真を参考に
住宅街をぐるぐる回ってみたのですが、まったく見つかりません。
地元の方ならご存知かなぁと東福寺に戻ってお寺の人に聞いてみても、首を傾げられてしまいました。
うおおーどこにいるんだ俊成ー!!(そむそむそむそむ)
途方にくれて、再びスマホで情報検索しながら歩き出したものの
やっぱりどこにあるのかが全然見つからなくて、さっきと同じように住宅街をぐるぐる。
なかなか人通りもなかったのですが、友達が声をかけてくれたバイクのおじさんに
有難いことに道案内をしていただいて、
ようやく辿り着いた、藤原俊成のお墓はこちら!

うおおおおあったああああ!!
ほとんど諦めかけていたので喜びもひとしおでしたよ。
良かった…俊成…マジで会えないかと思った…(号泣)。
結局、永明院から歩いて10分くらいの場所にありました。ぐるぐる巡りの時間は何だったのか。
こんなに迷子になりかけたの久し振りです。でも辿り着けて良かった!
「たぶんこの先の墓地にあるよ。なかったらごめんねー」と去って行かれた
背が高くてウインドブレーカーの似合う、笑顔がステキなおじさん!
本当に本当にありがとうございました!!
場所を覚えておくために後で地図作ろうと思います。
たくさん歩いて疲れたけど、精神的には大いに満足して
電車で京都駅に戻って、駅でお土産をごそごそ買い込んで新幹線に乗り込みました。

京都駅で買って、新幹線の中でいただいたnikinikiのお菓子。
八つ橋の生地でできているのですよ~おいしかった☆

戦利品の間人ガニタグ(緑)と、大江山名物鬼まんじゅうと、かにせんべいと、東寺の朱馬。
朱馬は昔、空海が筆をとって絵馬占いをしたのが始まりだそうで
この朱馬を見た人々の邪気を払い、金運・家運・勝負運を招いてくれるそうです。
これは連れて帰らなきゃ…!と速攻ゲットしてきました。いいことありますように。
以上で京都冬の旅はおしまいです~。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
そのうちまた行くぞー京都!
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No title
- 2013/02/22(金) 10:55:52 |
- URL |
- TOM-F
- [ 編集 ]
一日でこれだけ回られるとは、ゆささん、タフですね。
東福寺は、紅葉を見に行きましたけど、すごい人でした。冬はしっとりと落ち着いていて、良い雰囲気ですね。
建物の写真もよかったけど、盆栽や生花や椿の写真が、ぐっときました。とくに椿の写真……綺麗です~。
ゆささんの京都探訪、ばっちり楽しませていただきました。
Re: No title
- 2013/02/23(土) 22:54:35 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
今回はどこのお寺もだいたい地続きなのですんなり回れましたが、
ラストの藤原俊成のお墓が曲者でした(^▽^;)。
あんなに時間かかるとは…。
時間の都合で入れなかったお寺もあります~次回行けるかな。
東福寺は紅葉の季節が有名ですね☆
冬は静かでしたよー。
> 盆栽や生花や椿の写真が
わーありがとうございますー(^▽^)
最近は春が待ち遠しいので、花が気になって仕方ないです。
こちらこそ記事読んでくださってありがとうございました!
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