神は天にいまし、すべて世は事もなし。
朝ドラの「あまちゃん」をドキドキしながら追いかける毎日ですが、
先日発表された来春の朝ドラが「花子とアン」で村岡花子さんの生涯と聞いて
今年何度目かわかりませんがぴぎゃーーーーー!!!ってなりました。
『赤毛のアン』を翻訳された方ですよ!
『エミリー』シリーズや『ポリアンナ』『王子と乞食』『あしながおじさん』『クリスマス・キャロル』
なども訳された方ですよ~!
ほわああぁ…なんてこったおめでとう…見るしかない。
アンの翻訳はいくつか種類があって、出している出版社も結構ありますが
日本で一番最初にアンを日本語訳したのが村岡花子さんです。
教師として訪日していたロレッタ・ショー宣教師が、戦争のためカナダへ帰国する際に
この本を日本で紹介してくださいと『Anne of Green Gables』を手渡されたのが
村岡さんとアンとの出会いで、
村岡さんは戦争中も翻訳を続けて(空襲警報が鳴るたびに原稿を防空壕へ持ち込んだそうな)、
戦後に『赤毛のアン』のタイトルで出版されるや大ヒット。
(出版社は三笠書房だったらしい)
ほかにも自宅に家庭文庫を開いたり、ラジオでしゃべってみたり、女性参政権運動に協力したり
何かと活動されているすごい人です。
ちなみに村岡さんの文庫は今も運営されていますよー。→こちら
まさかまさかドラマで見られる日がやってくるなんて…。
生きてるといいことありますねえ。
同時代に活躍した人としては芥川龍之介、堀辰雄、佐々木信綱、同じ大学だった片山広子や柳原白蓮など。
埼玉の偉人である石井桃子さんとも一緒に家庭文庫の活動をなさっています。
…石井さん出てくるんだろうか?wktk(´∀`)
村岡さんの周囲には文学女子がいっぱいいたので、みんな出てくるといいな。
特に柳原白蓮とは同級生で仲が良かったらしいので
つまりあれだ、やるんですね、失踪とか、公開絶縁状とか、やるんですね??
昼ドラじゃないよ朝ドラだよ!!
色んな意味でチャレンジャーなドラマになりそうな予感がいたします。
脚本がドクターXの中園ミホ氏なので濃いキャラ+パリッとかっこよいドラマになるって信じてる。
村岡花子さんについてはお孫さんが書いている『アンのゆりかご-村岡花子の生涯』と
村岡さんご本人の『わが少女の日』でほとんどわかると思います。
興味のある方ぜひ。
アンのシリーズも読み返したくなってきた。
『赤毛のアン』を初めて読んだのが何歳だったか、正確には覚えていないのですが
最初に読んだのが小学生のときで、本は子ども向けのダイジェスト版だったのは記憶にある…。
完訳は大学生のときに読みました。シリーズ全10巻を一気読み。
なつかしいなあ。
新潮社の村岡さん訳も好きですが、講談社の掛川恭子さん訳も好き~。
翻訳者が違うと訳も違ってくるので、読み比べると楽しいです。
たとえば村岡さんは「A bosom friend」を「腹心の友」と訳されているのですが
掛川さんは「宿命の友」あるいは「相呼ぶ魂」と訳されていて
ホワー!ってなりました。
両方ともずしっとくる訳。
「the White Way of Delight」は、お二方とも「喜びの白い道」だけども。
あと、アンの息子のWalterを村岡さんは「ウォルター」、掛川さんは「ウォールター」と表記していて
わたしは村岡さんの方が読みやすいのですが、
英語の発音を聞いてみると掛川さんの表記が近いのかもしれない、と思うこともあります。
全体をとおしてみると、手堅く読めるのが村岡さん訳で、スッキリ読めるのは掛川さん訳かな。
他の翻訳は読んだことがないのですが(ダイジェスト版はどなたの訳だったか覚えてない…)、
岸田衿子さんや猪熊葉子さんも訳されているそうで、どんな訳か気になります。
特に岸田さんは、アニメ『赤毛のアン』主題歌の作詞もなさっているし。
そういえば名前の表記でふと思い出したのですが。
わたしアガサ・クリスティのエルキュール・ポワロは「ポワロ」で覚えて育ったのですけど
最近のドラマや新訳を見たら「ポアロ」になっていますよね。
発音としてはポアロの方が原語に近いのでしょうか…よくわからん。
あと、数年前に図書館で見た岩波少年文庫のシャーロック・ホームズが
「ホウムズ」表記になっていてものすごくびっくりしました。
わたしの知らない間に世の中は動いている。
先日発表された来春の朝ドラが「花子とアン」で村岡花子さんの生涯と聞いて
今年何度目かわかりませんがぴぎゃーーーーー!!!ってなりました。
『赤毛のアン』を翻訳された方ですよ!
『エミリー』シリーズや『ポリアンナ』『王子と乞食』『あしながおじさん』『クリスマス・キャロル』
なども訳された方ですよ~!
ほわああぁ…なんてこったおめでとう…見るしかない。
アンの翻訳はいくつか種類があって、出している出版社も結構ありますが
日本で一番最初にアンを日本語訳したのが村岡花子さんです。
教師として訪日していたロレッタ・ショー宣教師が、戦争のためカナダへ帰国する際に
この本を日本で紹介してくださいと『Anne of Green Gables』を手渡されたのが
村岡さんとアンとの出会いで、
村岡さんは戦争中も翻訳を続けて(空襲警報が鳴るたびに原稿を防空壕へ持ち込んだそうな)、
戦後に『赤毛のアン』のタイトルで出版されるや大ヒット。
(出版社は三笠書房だったらしい)
ほかにも自宅に家庭文庫を開いたり、ラジオでしゃべってみたり、女性参政権運動に協力したり
何かと活動されているすごい人です。
ちなみに村岡さんの文庫は今も運営されていますよー。→こちら
まさかまさかドラマで見られる日がやってくるなんて…。
生きてるといいことありますねえ。
同時代に活躍した人としては芥川龍之介、堀辰雄、佐々木信綱、同じ大学だった片山広子や柳原白蓮など。
埼玉の偉人である石井桃子さんとも一緒に家庭文庫の活動をなさっています。
…石井さん出てくるんだろうか?wktk(´∀`)
村岡さんの周囲には文学女子がいっぱいいたので、みんな出てくるといいな。
特に柳原白蓮とは同級生で仲が良かったらしいので
つまりあれだ、やるんですね、失踪とか、公開絶縁状とか、やるんですね??
昼ドラじゃないよ朝ドラだよ!!
色んな意味でチャレンジャーなドラマになりそうな予感がいたします。
脚本がドクターXの中園ミホ氏なので濃いキャラ+パリッとかっこよいドラマになるって信じてる。
村岡花子さんについてはお孫さんが書いている『アンのゆりかご-村岡花子の生涯』と
村岡さんご本人の『わが少女の日』でほとんどわかると思います。
興味のある方ぜひ。
アンのシリーズも読み返したくなってきた。
『赤毛のアン』を初めて読んだのが何歳だったか、正確には覚えていないのですが
最初に読んだのが小学生のときで、本は子ども向けのダイジェスト版だったのは記憶にある…。
完訳は大学生のときに読みました。シリーズ全10巻を一気読み。
なつかしいなあ。
新潮社の村岡さん訳も好きですが、講談社の掛川恭子さん訳も好き~。
翻訳者が違うと訳も違ってくるので、読み比べると楽しいです。
たとえば村岡さんは「A bosom friend」を「腹心の友」と訳されているのですが
掛川さんは「宿命の友」あるいは「相呼ぶ魂」と訳されていて
ホワー!ってなりました。
両方ともずしっとくる訳。
「the White Way of Delight」は、お二方とも「喜びの白い道」だけども。
あと、アンの息子のWalterを村岡さんは「ウォルター」、掛川さんは「ウォールター」と表記していて
わたしは村岡さんの方が読みやすいのですが、
英語の発音を聞いてみると掛川さんの表記が近いのかもしれない、と思うこともあります。
全体をとおしてみると、手堅く読めるのが村岡さん訳で、スッキリ読めるのは掛川さん訳かな。
他の翻訳は読んだことがないのですが(ダイジェスト版はどなたの訳だったか覚えてない…)、
岸田衿子さんや猪熊葉子さんも訳されているそうで、どんな訳か気になります。
特に岸田さんは、アニメ『赤毛のアン』主題歌の作詞もなさっているし。
そういえば名前の表記でふと思い出したのですが。
わたしアガサ・クリスティのエルキュール・ポワロは「ポワロ」で覚えて育ったのですけど
最近のドラマや新訳を見たら「ポアロ」になっていますよね。
発音としてはポアロの方が原語に近いのでしょうか…よくわからん。
あと、数年前に図書館で見た岩波少年文庫のシャーロック・ホームズが
「ホウムズ」表記になっていてものすごくびっくりしました。
わたしの知らない間に世の中は動いている。
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- 2013/06/28(金) 18:33:25 |
- URL |
- 若野 史
- [ 編集 ]
今ちょうど地方ローカルテレビでハウス食品の「赤毛のアン」やってて時々見るのですが、
「よろこびの道」は他と変わらずそれだったのですが「腹心の友」が
「心の友」になっていました……子供向けの聞き取りやすさではありますがなんというジャイアン風味。
原作は大昔に読んだきりなので記憶が曖昧ですが;あれをどう訳すのかも
ドラマで見られるのでしょうか、見られるといいなと思いました^^
Re: タイトルなし
- 2013/06/30(日) 21:21:58 |
- URL |
- ゆさ
- [ 編集 ]
わたしもびっくりでしたーーーまさかの村岡さん!
えねっちけーさんやってくれるんですね。
> テレビでハウス食品の「赤毛のアン」
高畑さんのですね♪大好きでDVD持ってます(^ ^)。
そうそう、「心の友」なんですよね。元祖ジャイアンですね←コラ
「どう訳そうかな、そうだ、腹心の友にしよう」とか
思考過程をやってくれたらいいなーと今からwktkです。来春が楽しみです☆
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