今週の月曜の朝、あの軽快なOPが聴けないとわかったときに発症。たぶん。
先日の火曜サプライズで小池くんが能年ちゃんに「アキちゃんて呼ぶ方が慣れてる」て言っただけで
じわーって涙が出てきちゃって…。
本当に楽しいドラマでした。
久慈編の海と電車と人間模様に毎日笑ってました。
東京編が始まるときレベルダウンしないか心配だったけど杞憂でした。
震災編も明るさと現実の突きつけ具合が絶妙でした。
有働さん&イノッチと高瀬アナのあま受け大好きでした。
(ブクログさんのあまちゃんオフ会で「彼らは準あまちゃん」と言われていたっけ)
クドカン、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、素敵な朝の15分間をありがとう、楽しかったよ☆
2日には伊勢神宮(内宮)の式年遷宮の遷御の儀をネット動画で見ました~。
先日行ってきたばかりですが懐かしかったです。
あのとき見た新しい社に、お引越しが終わったのか…神宮の皆様お疲れ様です(´∀`)。
そして明日は外宮の遷御の儀だよ!みんな見ようず!
そんな日々ですが今日、会期ギリギリになりましたけど
国立科学博物館の「深海 挑戦の歩みと驚異の生きものたち」展に行ってきました☆
おりからのダイオウイカ人気のため、開始直後からものすごい人気で大混雑で
正直行こうかどうか迷っていたのですが、
行って来た友達が「楽しかったよ!写真撮影もできるよ!」と教えてくれたのと
展覧会を訪れた人たちの楽しそうなツイートが連日投稿されるのを見てわくわくしたので
行ってみました。
で、大正解だったわけですv(^ ^)v
平日は午前中がいいということで朝10時に行ったら、すでに列ができていて心が折れかけましたけど。。
展示の導入部はそもそも深海ってなに?というところから始まります。
水深200メートルを基準とし、それより深いところを「深海」というそうです。ほお。
太陽光は海の中のどこまで届くか、水面と深海では水温がどのくらい違うかなどが
実際に見たり触ったりできます。
深海の水温が体験できるガラス窓を触ったら氷のように冷たかった。

キッズ用キャプション。これはメンダコちゃんVer.
家族連れが多いのを考慮してか、イカやクラゲなどかわいい絵であっちこっちにありました。
こういうキャプションの文章ってすごくわかりやすいので助かります。

深海の水圧でぺしゃんこになった金属バットとボンベとラーメンカップ。
水深6500メートルを超えると、人間の手のひらに大型バスが乗るような水圧がかかるそうな。
えっと…なに、それ。
以下、たくさん撮ってきた写真を載せています↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆

しんかい6500!わあああ!ゴジラにも出てきたしんかい6500!!
日本で1989年に開発された、深度6500メートルまで潜れる有人潜水調査船の実物大模型です。
本物はプレートや深海生物、深海の環境調査などで大活躍中だそう。
ちなみに動力源は電池だ!かわいい!

コックピットの内部。
定員3人だそうですが、3人乗ったらぎゅーぎゅーですなこれ。

まるで前足のようなマニピュレーター(サンプルを吸引するチューブ)と
ピカ~と点灯した目を見て思っちゃったんだけど、
なんか、似たようなのが20世紀少年にいたよね…(;´∀`)。

科博所蔵のチャレンジャーレポート。
19世紀に世界初の深海調査を行ったチャレンジャー号の記録です。
ぼろぼろの背表紙が年月を物語っている。司書さん修理してさしあげてくれ。

しんかいさんの支援母船「よこすか」。
しんかいさんが深海調査のお仕事で潜っている間、このひとが海上にいて調査のお手伝いをします。
(海女さんが海に潜っている間、命綱のロープを船上で握っている漁師さんみたいな存在かな)
指令室にラボ、研究室、会議室、お風呂、トイレ、厨房、金毘羅さんを祀る神棚まであるそうな。
動くところを想像すると船というより要塞みたいな感じがしました。
ちなみにこの人も電池で動いているそうだ…!
お尻にしんかいさんがぶら下がってるのもかわいい。

ゆめいるかと、

かいこう。どちらも無人探査機で、深海6500メートル以上や地形が危険な海域など、
有人潜水船での調査ができない場所でお仕事します。
かいこうさんは水深7000メートルまで潜れるそうです!
ゆめいるかさんは3000メートルまでですが、
でこぼこした海底でも機体を水平に保ったまま動けるらしい。
カメラとかケーブルとかいっぱい積んで、海底を動き回っている姿を妄想して萌えた。

深海生物の調査は18世紀後半(江戸時代)から始まっていたことを紹介したコーナーで
伊藤若冲さんと仲良しだった木村蒹葭堂さんの名前を発見~☆
この人ったら趣味どこまで広いの、コレクター魂爆発しろ。

深海の生物部屋!人多すぎ(泣笑)。
中央に鎮座ましましているのはおなじみ、生きた化石ことタカアシガニ様です。
足を広げると3メートルにもなるそうだ。

ガラスケースの中には生き物たちのビン詰め標本が種類ごとにずらーーーっと並んでいます。
膨大な数で、どれもこれもよくわからない変な生き物!うおおたぎる!
深海って生物が少ないイメージがありますけど
大きなものから小さなものまで、確認されているだけでもかなりの数にのぼります。
まだまだ未知な深海、きっとこの倍以上の生き物でひしめき合っているんだろうなあ。ロマンだ。
以下、気に入った生き物の写真です。

みんなのアイドル、メンダコちゃん。足かわゆい!つまんで愛でたい。

日本だから!いや、日本宝?

確かに糸車に見えなくもない。

みんな大好きウミウシちゃん。

イカ軍団!
左のミミイカがかわいいな~と思いました。

タコなのかイカなのか。

一瞬、白いウニかと思った(笑)。
この子の下には同じくトゲトゲのイガグリエビがいました。

ネコガニになり損ねたのか、それともカニモドキなのか。

海のイケメン、りゅうぐうのつかい。

大丈夫、ちゃんと生きてる展示品もいるよ!
水槽のすみっこでじっとしていたユノハナガニです。
熱水噴出孔という、300℃近い水が噴出する割れ目近くに生息しています。
過酷な環境…。
キャプションのディープローバーさんは
去年、小笠原諸島の深海で世界で初めて生きているダイオウイカの映像が撮影されたときに
潜水艇トライトンさんと一緒に潜っていたあのひとですな。
ここで展示室の壁をぐるりと回っていくと。

!!??
会場の天井から巨大マッコウクジラの頭が!いつかのロンギヌスの槍みたいに!突っ込んできていた!
ほぼ原寸大だそうです。
マッコウクジラの主食はイカ類でして、これは深海のイカを求めて一気に潜水してくる姿です。
こんなのが真っ暗闇の中を上から突っ込んでくるとか、深海怖すぎる。
そしてダイオウイカとの壮絶バトルが始まるわけですな。たぎる。
(頭や口にダイオウイカの吸盤の痕が残っているマッコウクジラが、たまに捕獲されたりするらしい)

ダイオウイカさんキターーー!おいたわしい!けど凛々しい!
出雲沖で捕獲され、現在は科博が所蔵しています。
この標本は触腕まで含めて全長5メートルですが、
記録に残る最大のダイオウイカは18メートルあって、目はバレーボールくらいの大きさだとか。
長さだけでいうと奈良の大仏さんと同じくらいってことかな…。
そして18メートルがいるということは、18メートル以上もいるかもしれないわけで。アヒィ。
深海は生き物が巨大化できる環境にあると考えられているそうです。
ゼノフィオフィアという有孔虫は堆積物を集めて巨大な殻を作っているとか。
真っ暗な海中で巨大化すれば、敵に襲われにくくなったり栄養を蓄えることもできるよね。
去年、小笠原で撮影されたダイオウイカさんは確か約3メートル。
1年経ったけど大きくなっているでしょうか。今どうしてるかな。

標本の上に吊られているダイオウイカさんの模型。
やっぱこういう姿の方が生き生きしてる~。

深海で巨大化するのはイカばかりではありません。星の砂だって巨大化します。
…つまり、これは砂です。もう意味がわからん(^ ^;)。

発光生物のコーナーにいたニジクラゲ。
上にあったスクリーンでキラキラ光る映像が流れていました。イルミネーションというそうな。
発光のしくみは蛍とおなじとか。

高い水圧に影響を受けないように、深海の生き物は体のほとんどを水分で満たすそうですが
オウムガイは硬い殻で耐え続けているらしいです。
オウムガイおまえ…!!
水深1100メートルに生きるコンゴウアナゴなどは1500もの水圧をかけても壊れないという
あんたそれ生き物としてどうなの的な生き物。

地球ができた頃からほとんど姿を変えていないと言われる、いわゆる「生きた化石」たち。
環境変化が乏しい深海では生物の変化や進化が起こりにくいそうです。
大きいのはラブカ。白亜紀(9500万年前)からこの姿形だったらしい。

デッドチムニー。
赤い矢印のあたりから生命が誕生したと考えられているとか。

深海シアターのコーナー。
エレクトリックジュエリー(発光装置)とカメラと、サメたちのバトルの模型。

EM-CCD水中プリンプ!Nスペの撮影に使われた超高感度水中カメラとカメラ用耐圧ケースです。
ちゃんとNHKのシール貼ってある(笑)。
この隣に巨大スクリーンがあり(写真撮影は不可)、小笠原のダイオウイカの映像が上映されていました。
トワイライトゾーンから海底まで探検する様子や
トライトンからダイオウイカの撮影に成功した研究者さんたちが
目を輝かせながら大喜びして握手し合う姿にwktkでしたが、
竹中直人氏のナレーションになってないナレーションがおかしくてそれどころじゃなかった(笑)。

展示室を出たところにいる模型ダイオウイカさん。
動かないのでツーショット撮影ができます(笑)。いえーい☆
この前後に、深海の生き物たちを撮影した写真も展示されています。
みんなカラフルだったりピカピカ光っていたり、生き生きしていました。

展示、終わりかと思ったらまだあった!深海キッチンのコーナー。
実はわたしたち、深海生物と知らずに深海生物を食べているそうです。
生き物の模型と、そのなれの果て(料理と言え)が並んで展示されいます。
ホキからフィッシュバーガーが作られているなんて知らなかったよ…。

アカイカさんとさきいかキター!
い、いつもおいしくいただいています…むにゃむにゃむにゃ。

ショップで売ってた全長6メートルのダイオウイカぬいぐるみ(爆笑)。
20万円で買えるよ!
他にもダイオウイカのかぶり物やフィギュア、ガチャガチャ、文具、食器、書籍、DVDなど多数。
ほんと気をしっかり持たないと散財してしまう。
ぬいぐるみコーナーはメンダコからダイオウグソクムシまで深海生物てんこ盛りで
うっかり一葉や諭吉と引き換えに家族増やすところでしたが、注染手ぬぐいに一目ぼれしたので断念。
(ぬいぐるみはお店で買う派です…膨らみとかツヤとか一番かわいい子とか選別したいから。
ちなみにセイウチとマンタとヤドカリはすでにいます・笑)
いやー楽しかった、面白かった、わくわくした。
混んでたけど、夢中で会場を行ったり来たりしてしまいました。
今まで深海にはロマンしか抱いてこなかったけど、こんなに色んな生き物がいるとか
人類の深海への夢とか情熱とかたくさん知ることができてマジたぎるしかなかった。
ロマンを具体的にされると、さらにロマンが広がりますね!
深海は宇宙と同じくらい夢とロマンに満ちている…地球よ本当にありがとう…。
生きていればいつか18メートルのダイオウイカさんに会えるだろうか。
もっとすごい生き物に出会えるだろうか。
うおーwktkが止まらない。
海洋学の研究ってどのくらい進んでいるのかよく知らないですけど、
何か新しい発見があったら定期的にこういう展覧会をやって欲しいなと思います。
あと、できればダイオウイカvsマッコウクジラをいつか映像で見たいものだ。