琳派・大江山・天橋立の旅その2。
京都旅行の2日目レポをお送りします~1日目はこちら。
今回は福知山市をうろうろします。

旅行する前から、台風の直撃はなくても何らかの影響はあると天気予報で聞いていたので
気をもんでいたのですが、
朝起きるとご覧の通りのいいお天気☆
奥の山々に雲がかかっているのがおわかりいただけるでしょうか、
きっと朝早くに大江山に行ったらそれはそれは見事な雲海が見られただろうな~。

ホテルで朝ごはん。これから1日かけて移動するのでしっかりエネルギー補充します。
野菜ジュースすごくおいしかった。

福知山駅でレンタカーを借りて、まずは福知山城へやって来ました!
駐車場から橋を渡ってお城に向かいます。朝早かったので誰もいなくて静か。

天守閣~☆
福知山城は明智光秀が建て甥の明智秀満が入り、福知山の街もその際に整備されたそうです。
現在の天守閣は近代に再建されたもの。

壁が真っ白ですごくきれい。
鯱瓦もあれ相当の大きさだな…と思ったらお城の足元に原寸大が復元されて
どーんと展示されていました。軽く大人一人分はある大きさ。
天守閣の内部は郷土資料館になっていて、福知山城の歴史や文化財を見学できます。
光秀の街づくりや朽木氏の甲冑、福知山の遺構や仏像等にふむふむと勉強させていただきながら
最上階へ。

天守閣からの景色!
建物がそんなに高くないので城下から遠すぎるということもなく、
一方で割と小高い丘の上にあるためか遠くの山まで見渡せます。
光秀や秀満もこんな感じで城下を眺めたのかな。
ぼんやりしていたらピィーー……と高い声が聞こえてきてえっと思ったら
1羽の鳶が風に乗ってフワ~と力強く飛んで天守閣のそばを横切っていきました。
写真撮りたかったけど撮れなかった。やつは、速い。
それにしても、雲は多いけどいいお天気でもしかして台風行っちゃった?大江山も大丈夫かも?と
ちょっと期待もしながらレンタカーに乗って次の場所へ向かいました。
(しかし油断は禁物だったのであった)
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆

明智光秀が祀られている御霊神社へやって来ました。
光秀は本能寺で織田信長を討ったことからどうしても謀反人として語られがちですけども
福知山では道や川を整備するなど善政を敷いたらしく
(滋賀の坂本城下にもそんな話が残っていますね)、
彼が亡くなったのちに町の人たちがここへ祀ったのだそうです。
よかったね光秀(^^)。
境内には小さな紅葉の木があり、光秀もみじと呼ばれています。

本殿です。
中には光秀の書状や家中軍法などが納められているそうです。

狛犬の尻尾が扇子というか孔雀というか、なんともキュートだったのでパチリ。
さあて城下町の光秀巡りもすんだことだし、
念願の大江山へさあ行くぞー!と意気揚々とレンタカーを走らせましたら
走れば走るほど雲が多くなりポツポツと雨も降り始めてしまって
大江駅前の鬼瓦公園に着いたときにはだいぶ本降りになってきていました…。
あーあ(´へ`)。

その鬼瓦公園です☆
全国各地の鬼師(鬼瓦を作る人のこと)たちが制作した鬼瓦がズラリと並んでいて壮観!
回廊を歩くと双方から鬼に睨み付けられてドキドキします。
ふええもっと睨んでください…。(お巡りさんこっちです怪しい人がいます)

ニコニコする鬼、ガハハと大笑いの鬼、くわっと目をむく鬼、憤怒の表情の鬼、
チェシャ猫のようなニヤニヤ笑いの鬼、ひとつひとつ顔も形も作者も全部違います!かっこいい!!
鬼瓦は邪気を祓うということでよく寺社などの屋根に上げられますけども
これだけ鬼がいると邪気でも何でも逃げていきそう。
たまに子犬とか混ざっててかわいかったです。

元伊勢外宮豊受大神社へ移動。
大江町は鬼伝説でも有名ですが、
伊勢神宮外宮が今の位置に鎮座するまでの一時期、こちらにいらしたということでも有名らしい。
この後に行く元伊勢内宮皇大神社・天岩戸神社と合わせて「元伊勢三社」といい、
こちらをお参りするのは、伊勢神宮のお伊勢参りに対して「元伊勢参り」と言います。
(元伊勢参りでも外宮にあたる豊受大神社からお参りするのが正式な順番だそう)

本殿。
伊勢神宮と同じように神明造で屋根は茅葺。

皇大神社へ向かう途中に和紙伝承館があります。
時間がなくて寄れなかったのですが、看板をパチリ。「紙す鬼(き)」という名前だそうです(笑)。
(大江山のある町だからでしょうか、ここから街灯や看板、バス停、橋の欄干やマンホールにまで
怒涛のように鬼さんモチーフが増えていく)

元伊勢内宮皇大神社に到着。
先ほどの豊受大神社と同じく、伊勢神宮内宮が三重県に鎮座する50年ほど前に
こちらに置かれていたという名残だそうです。

本殿。
後ろには全国各地の末社群のお社がずらりと並び、和泉式部の歌塚などもあります。
お伊勢さんに行ったときも感じたことですが、元伊勢さんとかこの手の神様たちは
威圧感も俗物感もなくただそこにすっと座っているだけというか
「ほっといて」とも「ゆっくりしていってね」とも違う雰囲気がなんともいえず好きです。
あれだ、店に入って来たお客さんに「ああ、いらっしゃい」とちょっと顔上げて挨拶だけして
再び自分の作業を続ける寡黙な店主のような。
その土地の人が静かに座っている場所にそっとお邪魔させてもらった気分でした。
(そういえば「坐」という字は土(土地の神)の左右に人が向かい合ってすわる形だと
白川静氏の著書か何かで読んだ覚えがある)

ものすごい急な下り坂を10分ほど歩いて、天岩戸神社へ。

ものすごく急な階段を降りて、渓谷の中へ入って見上げると、小さな祠が斜めに建っていました。
足場も悪いし滑りそうだったので近くまでは行けなくて、下からお参り。
奥の御座石(磐座)も行けなかったな…岩戸山が遠くに見えるので遙拝しました。

駐車場への帰り道もこんな感じ。
わたしの実家も山に囲まれていますが、こちらの方が標高が高いので
気温も空気もずっと澄んでいるような感じがしました。
なにより雨が降って涼しい。

元伊勢観光センターの前にいた「元鬼(げんき)」。

大江山は「毛原の棚田」と呼ばれる棚田の田園風景も有名だそうで、
こちらはそんな棚田の中にあったイタリアンレストラン「OZ」。
たまたま看板を見つけて、ちょうどお腹もすいたときでしたのでランチをいただきに寄りました。
左側の建物はチャペルで、結婚式とかもできるそうだ。

コースランチを注文して、トウモロコシのスープ、サラダとキッシュの前菜に続いて
メインディッシュは茄子とサンマのトマトパスタ!
見た目以上に量がありましたがサンマがものすごくおいしくてモリモリいただきました。

食後のミルクティ&デザート最高☆
シャーベットにティラミス、パンナコッタ、フルーツの盛り合わせにワインゼリー!うおおお!!
どれも絶品でございました。
お店もお料理も超気に入りました。また来たい。ランチ食べるためだけにまた来たい。

お腹もいっぱいになったのでレンタカーで移動再開。いよいよ大江山の酒呑童子の里に向かいます。
鬼たちの看板もだいぶ気合いが入って来ました。「清流鬼」。

茶屋左衛門(赤)と茶屋右衛門(青)。

「大江山登山口」「酒呑童子の里」などロマンの溢れる看板を通り過ぎて
大江山グリーンロッジまで来たら、道沿いにこんな人たちが(笑)。
酒呑童子たちを退治しに向かう源頼光一行です。
御伽草子集に、頼光たちが山伏の格好をして酒呑童子の根城へ向かう描写がありますね~。
この人形さんたちの隣には「童子さくら」と名付けられた桜の樹が植えられています。

日本の鬼の交流博物館に到着!
写真は入口の青海波唐破風門で、日本鬼師の会の職人たちにより2年前に再現されたそうです。

門のそばにある巨大な鬼瓦。
高さ5メートル横2.5メートル、重さはなんと10tもある!
こちらは20年前に、やはり全国の鬼師さんたちにより作られたそうです。
角は四国の、額は三河、口は越前と九州、顎は奈良の鬼師さんによるものだとか。

博物館本館。2本の角を生やした鬼のような外観(笑)。
名前の通り、日本全国から鬼にゆかりのある品を集めて展示した博物館で
各地の鬼神や伝統芸能の面、巻物、屏風、浮世絵、鬼瓦、おもちゃなどがたくさんあって
鬼クラスタにはたまらない空間でした!
日本だけじゃなく海外の鬼(トロルとかカーニバルの仮面とか)も展示されてましたよ。
埼玉は嵐山町の鬼鎮神社のお札とかあってうれしかったし、
ホールの図書コーナーには喜多尚江さんの『鬼がふり返った刻』『銀のトゲ』のコミックスがあって
やっぱりうれしかった☆
(そういえば福知山には銀のトゲにも出てきた才ノ神の藤があるそうですな。
今回の旅行コースからはちょっと遠かったし、藤の季節じゃないから行かなかったけど…)

この看板を見てこれから行く先のことを考えるなど。
大江山から天橋立までひっくるめて丹波なのですね~広いねえ。

博物館から車を走らせて、山道をくねくね登っていきますと。

ぎゃー!見えた!

うおおおお着いたああああ!!!
ここです!わたしが大江山で一番来たかったのはここです!成田亨氏作「鬼のモニュメント」!!
やっべほんとにあったようおおおやっべーー!って
駐車場に車を停めるのもそこそこにカメラ持って全速力で走りましたとも。
雨でかなり足場悪かったし、
さっき神社で歩いて靴もズボンの裾もびっしょびしょになってたけどもうそんなのどうでもいい、
このモニュメントを目のあたりにできてる感動が大きすぎて
脳みそがあさっての方向に飛んでいくんじゃないかというくらい萌えすぎて超元気になりました!!
すごい大きくて見上げるとビル2~3階はありそうな高さ…。
今回の旅行はこのモニュメントが見たくて計画したと言っても過言ではなく
加えて台風でおじゃんになるかもしれない不安もありましたから
こうして無事に来られた!って喜びが爆発して涙出そうになった。
(さすがに叫ぶのは自重したんですけど…叫んだら完全に不審者だったね)

鬼は3人。酒呑童子・茨木童子・星熊童子です。
みんな御伽草子集に載ってる鬼たち。

どれがどの鬼とかどこにも書いてないんですけど、たぶんこれが酒呑童子。
(この辺りが酒呑童子の屋敷だったのではないかと記述した書籍もあるそうな)
ズームしてみたら、笑ってる。大笑いしてる。大江駅の鬼瓦みたいに。
このモニュメントの存在そのものは何年も前から知っていて、ネットで写真なども見たのですが
人里を見下ろして大笑いしてるというのは実際に童子の顔を見て初めて知りました。
来て良かったなあ…来なきゃわからなかったわ。
御伽草子、大江山絵詞、酒天童子絵巻、歌舞伎、謡曲、浮世絵、絵本など
江戸時代~現代までの出版物・演劇・音楽と何度もメディア化されるたびに
頼光たちに退治される無限ループから逃れられない酒呑童子が
こんなにも呵呵大笑していることがとてもうれしかったし、
デザインしてくれた成田氏にも感謝でいっぱいになりました。
すごい。ほんとにうれしい。お空じゃなくわたしが大泣きしそうでしたよ。
成田氏ありがとうございますありがとうございます。
(前に書いた気がするけど、成田氏はウルトラマンの顔をデザインした彫刻家さんです)

茨木童子か星熊童子のどっちか。

茨木童子か星熊童子のどっちか。
2人とも筋肉ムキムキ、成田氏の美意識がつぎこまれた肉体美かっこよすぎ。
こちらは顔をしかめていますね。睨み顔も迫力あるよね。
大げさじゃなく本当に生きてて良かったって思いました…来て良かった。見られて良かった。
あと、ここで写真撮りまくってる間中ずっと
あんなに降っていた雨がぴたりと止んでいたのも今考えればものすごく運が良かったと思う。
よしいっぱい撮った、満足、もう思い残すことはない…って思ったとたんに
ポツッときてまたザーッと降り出したからなあ、本当にありがとうございました。

大変名残惜しいですがモニュメントに別れを告げて、さらに大江山の山奥へ。
(ちゃんと路肩に停車して撮影しています。ご安心ください)
大雨のせいか全然前にも後ろにも、対向車もいなかった。

「稲荷鬼」の指さす方向へひたすら車を走らせますと。

着いたー!鬼嶽稲荷神社です。

大江山は修験の山でもあったらしく、昔はこのお社ももっと頂上近くにあったようですが
近代になって京都の伏見稲荷を勧進してこちらに鎮座されたそうな。

大江山を流れる由良川の流域は昼夜の温度差により霧が発生しやすく、
鬼嶽稲荷神社の辺りは雲海を見る絶好のスポットなんだそうです。
特に10月から12月は、天気が良く風のない日の早朝にはすばらしい雲海が見られるとか。
…まあ、わたしが行ったのは早朝でもないし大雨だったので
雲海どころか景色も見えなかったのですが^^;
稲荷様がまた天気のいい日にいらっしゃいっておっしゃったのかなあ、
大江山はハイキングのメッカでもあるので、晴れてたら山頂まで歩いてみたかったし
鬼の洞窟とか酒呑童子の供養碑とかも観に行きたかったけど今回は諦めました。
次はお天気の日に来たいです。
(酒呑童子が鬼嶽のお稲荷様のところへ遊びに来るお話とか描いてみたい…ごにょごにょ)
そんなわけで、名残惜しいですが大江山を去ることにしまして
レンタカーで宮津を目指して山道をくねくねと走っていきました。
他に走ってる車ほとんどないし、雨止まないし、知らない道でしたが30分以上は走ったかな…。
ようやく宮津の街まで下りてきて人家がぽつぽつ出てきて信号機が青に光っているのを見たときは
なんかすごく日常おかえりな安堵感で胸がいっぱいになりました。
信号機でホッとする日が来るとは!だいぶ疲れてたっぽい(;´∀`)。

宮津湾沿いに車をとばして、獅子崎稲荷神社に到着。
ここを登っていくと、天橋立雪舟観展望休憩所があります。
室町時代の画家・雪舟が描いた「天橋立図」によく似た風景なんだそう。

展望休憩所に来ました。
海の真ん中、くっきり1本の線を引いたような緑色のラインが天橋立です。
雪舟はこんな風に真横から天橋立を見て、天橋立図を描いたと伝わります。
天橋立図と実際の景色を比べると、実景が丹後半島と水平に見えるのに対して
雪舟の絵はもうちょっと俯瞰から目線というか、鳥瞰図のようになってますな。
これを描いたとき雪舟は80歳を超えていたそうで、その画力にもびっくりなのですが
わざわざここまで歩いてきて描いたというのもまたびっくりなわけで。
80歳の旅する絵師というと、江戸から長野に出向いて巨大な肉筆画を残した北斎が浮かびますが
雪舟もすごいバイタリティ。

宮津駅でレンタカーを返して、北近畿タンゴ鉄道(萌えのかたまりの1両編成だ!)に乗って移動。
天橋立に到着しました☆

海沿いのホテルから見えた夜景。たぶん傘松公園のリフトの灯りだと思います。
明日はあそこへ行くぞ~。

お風呂に入りに来たら…なにこれめっちゃ好みの雰囲気なんですけど…!
リラクゼーション感あふれる照明とゆらゆら流れる川のような障子と天井のデザインに
入る前からまったりできましたよね。
お風呂も大浴場と露天風呂が広くてポカポカ、人も少なかったから貸切状態でしたー。
最高。
で、ゆっくりお風呂に浸かって天橋立温泉を堪能し、
お部屋でVS嵐を見ながら福くんと愛菜ちゃんに惑わされる大野さんに萌えながらヨーグルト食べて
(お昼にいただいたイタリアンランチが大量だったので夜になってもまったくお腹がすかなかったのです)、
次の日の帰りの電車の時間だけ確認して昨日と同じく早々に寝てしまいました。
ほんと夢も見ずに朝まで爆睡であった…基本的に車移動だったしそんなに歩いたわけでもなかったけど
知らない道(しかもほとんど山道)を走り続けるのはやっぱり緊張したみたいです。
次回記事ではひたすら展望台めぐりだった天橋立編をお送りします☆
今回は福知山市をうろうろします。

旅行する前から、台風の直撃はなくても何らかの影響はあると天気予報で聞いていたので
気をもんでいたのですが、
朝起きるとご覧の通りのいいお天気☆
奥の山々に雲がかかっているのがおわかりいただけるでしょうか、
きっと朝早くに大江山に行ったらそれはそれは見事な雲海が見られただろうな~。

ホテルで朝ごはん。これから1日かけて移動するのでしっかりエネルギー補充します。
野菜ジュースすごくおいしかった。

福知山駅でレンタカーを借りて、まずは福知山城へやって来ました!
駐車場から橋を渡ってお城に向かいます。朝早かったので誰もいなくて静か。

天守閣~☆
福知山城は明智光秀が建て甥の明智秀満が入り、福知山の街もその際に整備されたそうです。
現在の天守閣は近代に再建されたもの。

壁が真っ白ですごくきれい。
鯱瓦もあれ相当の大きさだな…と思ったらお城の足元に原寸大が復元されて
どーんと展示されていました。軽く大人一人分はある大きさ。
天守閣の内部は郷土資料館になっていて、福知山城の歴史や文化財を見学できます。
光秀の街づくりや朽木氏の甲冑、福知山の遺構や仏像等にふむふむと勉強させていただきながら
最上階へ。

天守閣からの景色!
建物がそんなに高くないので城下から遠すぎるということもなく、
一方で割と小高い丘の上にあるためか遠くの山まで見渡せます。
光秀や秀満もこんな感じで城下を眺めたのかな。
ぼんやりしていたらピィーー……と高い声が聞こえてきてえっと思ったら
1羽の鳶が風に乗ってフワ~と力強く飛んで天守閣のそばを横切っていきました。
写真撮りたかったけど撮れなかった。やつは、速い。
それにしても、雲は多いけどいいお天気でもしかして台風行っちゃった?大江山も大丈夫かも?と
ちょっと期待もしながらレンタカーに乗って次の場所へ向かいました。
(しかし油断は禁物だったのであった)
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆

明智光秀が祀られている御霊神社へやって来ました。
光秀は本能寺で織田信長を討ったことからどうしても謀反人として語られがちですけども
福知山では道や川を整備するなど善政を敷いたらしく
(滋賀の坂本城下にもそんな話が残っていますね)、
彼が亡くなったのちに町の人たちがここへ祀ったのだそうです。
よかったね光秀(^^)。
境内には小さな紅葉の木があり、光秀もみじと呼ばれています。

本殿です。
中には光秀の書状や家中軍法などが納められているそうです。

狛犬の尻尾が扇子というか孔雀というか、なんともキュートだったのでパチリ。
さあて城下町の光秀巡りもすんだことだし、
念願の大江山へさあ行くぞー!と意気揚々とレンタカーを走らせましたら
走れば走るほど雲が多くなりポツポツと雨も降り始めてしまって
大江駅前の鬼瓦公園に着いたときにはだいぶ本降りになってきていました…。
あーあ(´へ`)。

その鬼瓦公園です☆
全国各地の鬼師(鬼瓦を作る人のこと)たちが制作した鬼瓦がズラリと並んでいて壮観!
回廊を歩くと双方から鬼に睨み付けられてドキドキします。
ふええもっと睨んでください…。(お巡りさんこっちです怪しい人がいます)

ニコニコする鬼、ガハハと大笑いの鬼、くわっと目をむく鬼、憤怒の表情の鬼、
チェシャ猫のようなニヤニヤ笑いの鬼、ひとつひとつ顔も形も作者も全部違います!かっこいい!!
鬼瓦は邪気を祓うということでよく寺社などの屋根に上げられますけども
これだけ鬼がいると邪気でも何でも逃げていきそう。
たまに子犬とか混ざっててかわいかったです。

元伊勢外宮豊受大神社へ移動。
大江町は鬼伝説でも有名ですが、
伊勢神宮外宮が今の位置に鎮座するまでの一時期、こちらにいらしたということでも有名らしい。
この後に行く元伊勢内宮皇大神社・天岩戸神社と合わせて「元伊勢三社」といい、
こちらをお参りするのは、伊勢神宮のお伊勢参りに対して「元伊勢参り」と言います。
(元伊勢参りでも外宮にあたる豊受大神社からお参りするのが正式な順番だそう)

本殿。
伊勢神宮と同じように神明造で屋根は茅葺。

皇大神社へ向かう途中に和紙伝承館があります。
時間がなくて寄れなかったのですが、看板をパチリ。「紙す鬼(き)」という名前だそうです(笑)。
(大江山のある町だからでしょうか、ここから街灯や看板、バス停、橋の欄干やマンホールにまで
怒涛のように鬼さんモチーフが増えていく)

元伊勢内宮皇大神社に到着。
先ほどの豊受大神社と同じく、伊勢神宮内宮が三重県に鎮座する50年ほど前に
こちらに置かれていたという名残だそうです。

本殿。
後ろには全国各地の末社群のお社がずらりと並び、和泉式部の歌塚などもあります。
お伊勢さんに行ったときも感じたことですが、元伊勢さんとかこの手の神様たちは
威圧感も俗物感もなくただそこにすっと座っているだけというか
「ほっといて」とも「ゆっくりしていってね」とも違う雰囲気がなんともいえず好きです。
あれだ、店に入って来たお客さんに「ああ、いらっしゃい」とちょっと顔上げて挨拶だけして
再び自分の作業を続ける寡黙な店主のような。
その土地の人が静かに座っている場所にそっとお邪魔させてもらった気分でした。
(そういえば「坐」という字は土(土地の神)の左右に人が向かい合ってすわる形だと
白川静氏の著書か何かで読んだ覚えがある)

ものすごい急な下り坂を10分ほど歩いて、天岩戸神社へ。

ものすごく急な階段を降りて、渓谷の中へ入って見上げると、小さな祠が斜めに建っていました。
足場も悪いし滑りそうだったので近くまでは行けなくて、下からお参り。
奥の御座石(磐座)も行けなかったな…岩戸山が遠くに見えるので遙拝しました。

駐車場への帰り道もこんな感じ。
わたしの実家も山に囲まれていますが、こちらの方が標高が高いので
気温も空気もずっと澄んでいるような感じがしました。
なにより雨が降って涼しい。

元伊勢観光センターの前にいた「元鬼(げんき)」。

大江山は「毛原の棚田」と呼ばれる棚田の田園風景も有名だそうで、
こちらはそんな棚田の中にあったイタリアンレストラン「OZ」。
たまたま看板を見つけて、ちょうどお腹もすいたときでしたのでランチをいただきに寄りました。
左側の建物はチャペルで、結婚式とかもできるそうだ。

コースランチを注文して、トウモロコシのスープ、サラダとキッシュの前菜に続いて
メインディッシュは茄子とサンマのトマトパスタ!
見た目以上に量がありましたがサンマがものすごくおいしくてモリモリいただきました。

食後のミルクティ&デザート最高☆
シャーベットにティラミス、パンナコッタ、フルーツの盛り合わせにワインゼリー!うおおお!!
どれも絶品でございました。
お店もお料理も超気に入りました。また来たい。ランチ食べるためだけにまた来たい。

お腹もいっぱいになったのでレンタカーで移動再開。いよいよ大江山の酒呑童子の里に向かいます。
鬼たちの看板もだいぶ気合いが入って来ました。「清流鬼」。

茶屋左衛門(赤)と茶屋右衛門(青)。

「大江山登山口」「酒呑童子の里」などロマンの溢れる看板を通り過ぎて
大江山グリーンロッジまで来たら、道沿いにこんな人たちが(笑)。
酒呑童子たちを退治しに向かう源頼光一行です。
御伽草子集に、頼光たちが山伏の格好をして酒呑童子の根城へ向かう描写がありますね~。
この人形さんたちの隣には「童子さくら」と名付けられた桜の樹が植えられています。

日本の鬼の交流博物館に到着!
写真は入口の青海波唐破風門で、日本鬼師の会の職人たちにより2年前に再現されたそうです。

門のそばにある巨大な鬼瓦。
高さ5メートル横2.5メートル、重さはなんと10tもある!
こちらは20年前に、やはり全国の鬼師さんたちにより作られたそうです。
角は四国の、額は三河、口は越前と九州、顎は奈良の鬼師さんによるものだとか。

博物館本館。2本の角を生やした鬼のような外観(笑)。
名前の通り、日本全国から鬼にゆかりのある品を集めて展示した博物館で
各地の鬼神や伝統芸能の面、巻物、屏風、浮世絵、鬼瓦、おもちゃなどがたくさんあって
鬼クラスタにはたまらない空間でした!
日本だけじゃなく海外の鬼(トロルとかカーニバルの仮面とか)も展示されてましたよ。
埼玉は嵐山町の鬼鎮神社のお札とかあってうれしかったし、
ホールの図書コーナーには喜多尚江さんの『鬼がふり返った刻』『銀のトゲ』のコミックスがあって
やっぱりうれしかった☆
(そういえば福知山には銀のトゲにも出てきた才ノ神の藤があるそうですな。
今回の旅行コースからはちょっと遠かったし、藤の季節じゃないから行かなかったけど…)

この看板を見てこれから行く先のことを考えるなど。
大江山から天橋立までひっくるめて丹波なのですね~広いねえ。

博物館から車を走らせて、山道をくねくね登っていきますと。

ぎゃー!見えた!

うおおおお着いたああああ!!!
ここです!わたしが大江山で一番来たかったのはここです!成田亨氏作「鬼のモニュメント」!!
やっべほんとにあったようおおおやっべーー!って
駐車場に車を停めるのもそこそこにカメラ持って全速力で走りましたとも。
雨でかなり足場悪かったし、
さっき神社で歩いて靴もズボンの裾もびっしょびしょになってたけどもうそんなのどうでもいい、
このモニュメントを目のあたりにできてる感動が大きすぎて
脳みそがあさっての方向に飛んでいくんじゃないかというくらい萌えすぎて超元気になりました!!
すごい大きくて見上げるとビル2~3階はありそうな高さ…。
今回の旅行はこのモニュメントが見たくて計画したと言っても過言ではなく
加えて台風でおじゃんになるかもしれない不安もありましたから
こうして無事に来られた!って喜びが爆発して涙出そうになった。
(さすがに叫ぶのは自重したんですけど…叫んだら完全に不審者だったね)

鬼は3人。酒呑童子・茨木童子・星熊童子です。
みんな御伽草子集に載ってる鬼たち。

どれがどの鬼とかどこにも書いてないんですけど、たぶんこれが酒呑童子。
(この辺りが酒呑童子の屋敷だったのではないかと記述した書籍もあるそうな)
ズームしてみたら、笑ってる。大笑いしてる。大江駅の鬼瓦みたいに。
このモニュメントの存在そのものは何年も前から知っていて、ネットで写真なども見たのですが
人里を見下ろして大笑いしてるというのは実際に童子の顔を見て初めて知りました。
来て良かったなあ…来なきゃわからなかったわ。
御伽草子、大江山絵詞、酒天童子絵巻、歌舞伎、謡曲、浮世絵、絵本など
江戸時代~現代までの出版物・演劇・音楽と何度もメディア化されるたびに
頼光たちに退治される無限ループから逃れられない酒呑童子が
こんなにも呵呵大笑していることがとてもうれしかったし、
デザインしてくれた成田氏にも感謝でいっぱいになりました。
すごい。ほんとにうれしい。お空じゃなくわたしが大泣きしそうでしたよ。
成田氏ありがとうございますありがとうございます。
(前に書いた気がするけど、成田氏はウルトラマンの顔をデザインした彫刻家さんです)

茨木童子か星熊童子のどっちか。

茨木童子か星熊童子のどっちか。
2人とも筋肉ムキムキ、成田氏の美意識がつぎこまれた肉体美かっこよすぎ。
こちらは顔をしかめていますね。睨み顔も迫力あるよね。
大げさじゃなく本当に生きてて良かったって思いました…来て良かった。見られて良かった。
あと、ここで写真撮りまくってる間中ずっと
あんなに降っていた雨がぴたりと止んでいたのも今考えればものすごく運が良かったと思う。
よしいっぱい撮った、満足、もう思い残すことはない…って思ったとたんに
ポツッときてまたザーッと降り出したからなあ、本当にありがとうございました。

大変名残惜しいですがモニュメントに別れを告げて、さらに大江山の山奥へ。
(ちゃんと路肩に停車して撮影しています。ご安心ください)
大雨のせいか全然前にも後ろにも、対向車もいなかった。

「稲荷鬼」の指さす方向へひたすら車を走らせますと。

着いたー!鬼嶽稲荷神社です。

大江山は修験の山でもあったらしく、昔はこのお社ももっと頂上近くにあったようですが
近代になって京都の伏見稲荷を勧進してこちらに鎮座されたそうな。

大江山を流れる由良川の流域は昼夜の温度差により霧が発生しやすく、
鬼嶽稲荷神社の辺りは雲海を見る絶好のスポットなんだそうです。
特に10月から12月は、天気が良く風のない日の早朝にはすばらしい雲海が見られるとか。
…まあ、わたしが行ったのは早朝でもないし大雨だったので
雲海どころか景色も見えなかったのですが^^;
稲荷様がまた天気のいい日にいらっしゃいっておっしゃったのかなあ、
大江山はハイキングのメッカでもあるので、晴れてたら山頂まで歩いてみたかったし
鬼の洞窟とか酒呑童子の供養碑とかも観に行きたかったけど今回は諦めました。
次はお天気の日に来たいです。
(酒呑童子が鬼嶽のお稲荷様のところへ遊びに来るお話とか描いてみたい…ごにょごにょ)
そんなわけで、名残惜しいですが大江山を去ることにしまして
レンタカーで宮津を目指して山道をくねくねと走っていきました。
他に走ってる車ほとんどないし、雨止まないし、知らない道でしたが30分以上は走ったかな…。
ようやく宮津の街まで下りてきて人家がぽつぽつ出てきて信号機が青に光っているのを見たときは
なんかすごく日常おかえりな安堵感で胸がいっぱいになりました。
信号機でホッとする日が来るとは!だいぶ疲れてたっぽい(;´∀`)。

宮津湾沿いに車をとばして、獅子崎稲荷神社に到着。
ここを登っていくと、天橋立雪舟観展望休憩所があります。
室町時代の画家・雪舟が描いた「天橋立図」によく似た風景なんだそう。

展望休憩所に来ました。
海の真ん中、くっきり1本の線を引いたような緑色のラインが天橋立です。
雪舟はこんな風に真横から天橋立を見て、天橋立図を描いたと伝わります。
天橋立図と実際の景色を比べると、実景が丹後半島と水平に見えるのに対して
雪舟の絵はもうちょっと俯瞰から目線というか、鳥瞰図のようになってますな。
これを描いたとき雪舟は80歳を超えていたそうで、その画力にもびっくりなのですが
わざわざここまで歩いてきて描いたというのもまたびっくりなわけで。
80歳の旅する絵師というと、江戸から長野に出向いて巨大な肉筆画を残した北斎が浮かびますが
雪舟もすごいバイタリティ。

宮津駅でレンタカーを返して、北近畿タンゴ鉄道(萌えのかたまりの1両編成だ!)に乗って移動。
天橋立に到着しました☆

海沿いのホテルから見えた夜景。たぶん傘松公園のリフトの灯りだと思います。
明日はあそこへ行くぞ~。

お風呂に入りに来たら…なにこれめっちゃ好みの雰囲気なんですけど…!
リラクゼーション感あふれる照明とゆらゆら流れる川のような障子と天井のデザインに
入る前からまったりできましたよね。
お風呂も大浴場と露天風呂が広くてポカポカ、人も少なかったから貸切状態でしたー。
最高。
で、ゆっくりお風呂に浸かって天橋立温泉を堪能し、
お部屋でVS嵐を見ながら福くんと愛菜ちゃんに惑わされる大野さんに萌えながらヨーグルト食べて
(お昼にいただいたイタリアンランチが大量だったので夜になってもまったくお腹がすかなかったのです)、
次の日の帰りの電車の時間だけ確認して昨日と同じく早々に寝てしまいました。
ほんと夢も見ずに朝まで爆睡であった…基本的に車移動だったしそんなに歩いたわけでもなかったけど
知らない道(しかもほとんど山道)を走り続けるのはやっぱり緊張したみたいです。
次回記事ではひたすら展望台めぐりだった天橋立編をお送りします☆
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