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鳥獣戯画と大和アートの旅その1。

2014.10.26 23:49|旅行
(77777hitが近い…)ゴニョゴニョ(-。-*)

おとといと昨日で京都・奈良に一人旅してきました~☆
京都国立博物館の「国宝鳥獣戯画と高山寺」展と奈良国立博物館の「第66回正倉院展」
ほか奈良の観光とアート鑑賞が目的です。
いやあ本当にすばらしい展示の連続でありました。芸術の秋!ハスハス!

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例によって夜行バスに揺られてとろとろ眠りながら朝6時に京都駅に着弾。
地下鉄で四条駅に移動して、京野菜「賀茂」さんで朝ごはんをいただきました。
朝7時から京野菜のバイキングをやっているお店ですよ~ありがたや。
ごはんにパン、野菜の煮物にサラダ、スープにドリンク飲み放題で490円は!安い!
お粥もお味噌汁もおいしかったですがやっぱりお野菜が絶品で
茄子とカブなんて生なのに味付けいらないくらい甘くてびっくりしました。
(札を見たらサラダ用と書いてありました。サラダ用って!)
ちょっと通いたくなるレベル。

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ごはんを食べたら京博に移動。鳥獣戯画展を鑑賞します。

鳥獣人物戯画はずいぶん前にサントリー美術館で全巻見て図録も持っているので
別にいいかなって思ってたんですが、
数年がかりの修復を終えてピカピカになった絵巻が初公開されると聞いてヨロッ…ときて
さらに音声ガイドが佐々木蔵之介氏と聞いて「なんじゃそりゃー!」ってバタンキューしました。
というわけで行くことにしたのはいいんですが、
展覧会公式アカウント@izanai_chojuや行った人のツイートを検索してみたら
朝イチで大行列で諦めたとか、夕方になっても待ち時間があるとか信じられない内容で
これは新幹線じゃなく夜行で行って並ぶしかないなと思ったわけで。
で、わたしが京博前に着いたの8時過ぎだったんですがすでに10人くらい並んでいて
その後もどんどん人が増えて9時半に開館したときはずっと先の交差点の向こうまで大行列になっていた。
ひいぃ。

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招待券を持っていたので一番乗りできました~音声ガイドを借りてさあ行くぞ!
(写真は撮影可能ゾーン)

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
 
 
博物館に入る前もですが甲巻の前でさらに待ち時間があると聞いていたので
入館と同時に展示室中央までダッシュ、
すいてる間に絵巻をじっくり鑑賞できました(´∀`)ホッ
ひさびさの再会でしたが本当に綺麗になっていて見とれてしまいました☆
蔵さんもガイドでおっしゃってたけど、甲巻冒頭の水に飛び込むうさぎがとってもかわいい。
甲巻は2本足で立って追いかけっこしたり相撲とったりするうさぎや蛙や猿が
なんの迷いもないタッチで表現されていたり
動物の毛並みの動きからワクワク感も伝わってくるようで、人気が高いのもうなずけます。
個人的にはうさぎの耳先にぽつんとついてる黒点が好き。

動物をリアルに描いた乙巻、人々が遊んだり戯れる様子を描いた丙巻、
お坊さんや貴族たちをざくざく描いた丁巻と見てくると
前にも思ったけどやっぱりそれぞれ全然絵柄もタッチも違いますね。
鳥獣戯画は作者(鳥羽僧正説は近年否定されつつあるらしい)も制作目的も不明で
甲乙丙丁それぞれ作者が違うとされています。
動物たちの弓くらべや相撲、庶民の遊び、麒麟など想像上の生き物も描かれてるので
武具や遊びの知識があって麒麟の絵などを目にできた人が描いたとは思うのだけど。
いつ、どのような経緯で高山寺に伝わったかもわかっていないみたいだし、
明恵はこの絵巻を見たのか見てないのか。あかん、ロマンが無限に広がる。

観終えて振り向いたら展示室内に長蛇の列…!
みんな絵巻を見に来たんですねえ。
絵の価値って作者や依頼主のネームバリューとか題材(故事とか源氏物語とか)でもプラスされるけど
鳥獣戯画が平安時代からこんなに長いこと親しまれているのは
やっぱり絵そのものが純粋におもしろいからだろうな。

そういえば今回の修理で、丙巻の一部が和紙の両側に描かれた絵を相剥して
つないで絵巻に仕立てたものらしいとわかったそうで
(丙巻の蛙の絵に点在する灰色のシミが
同じ丙巻のすごろく遊びの人々が被る烏帽子の位置と一致したので
この2つの絵は1枚の紙の表裏に描かれたのではないかと推定されたとのこと)、
その発見についても報告されていました。
3年前にも高山寺が発表してニュースになっていましたっけ→こちら
鳥獣戯画はこれまで何度か継ぎ接ぎされたらしく現在の形は制作当時とは違っていることが
研究でわかっています。
狩野探幽が戯画を模写した縮図が展示室の終わりにあってとても丁寧でかわいかったのですが
やはり現在の配置と異なる部分もあるようで、戯画研究のうえでも一級の資料だそうな。

高山寺関連では明恵上人樹上禅像や直筆の消息、夢記、冥報記ほか所蔵典籍などがありまして。
樹上禅像はふだん高山寺に飾られているのは複製ですが、今回展示されているのは本物です^^
小鳥やリスが遊ぶ木の中に座って瞑想中の明恵さん、集中してますな。
善妙神像と白光神像はおふたりとも気高く白いお顔立ち、
衣装の彫りといい飾りの細かさといい見事な2体だなあと惚れ惚れ。
明恵が中国からインドまでの道程を本気出して計算した大唐天竺里程書は
1日にこれだけ歩けばこの日数で着くとか何パターンも書いてあった。
明恵は結局インドへ行けなかったけど(夢で八幡大菩薩に止められたりしてる)、
いつでも行けるようにと思っていたのか、この紙を常に持ち歩いていたそうです。
本当にお釈迦様の国が大好きだったんだな…。
仏眼仏母像は白光神像を思わせる真っ白なお顔でとても美しい絵で
明恵が24歳のとき「志を堅して如来のあとをふまむ」とこの絵の前で右耳を切り落とし、
「もろともにあはれとおぼせわ仏よ 君よりほかにしる人もなし」(前大僧正行尊からの本歌取ですね)
「无耳法師之母御前也」と書きつけていることでも有名です。
で、明恵が耳の痛みに耐えながらお経を読むと空から獅子に乗った文殊菩薩が降臨されたそうで
そのお姿を絵にした文殊菩薩像もありました。
明恵レジェンドほんとやばいな!!もはや伝説の宝庫。

動物の像もいくつか来ていて、明恵が大切にしていた子犬像(湛慶作)や
明恵が春日大社で出会った鹿を模した鹿像がとってもかわいい。
獅子・狛犬の3セットはみんなきりっと胸張ってお仕事してますって感じでかっこいい、
こちらも湛慶の作と伝わるそうです。
将軍塚縁起絵巻は東山にある将軍塚の謂われを描いたもので
埋められようとしている甲冑付き土偶のモデルは坂上田村麻呂だと思う。
栄西が明恵に贈った柿蔕茶入は4月の栄西と建仁寺展以来の再会でした☆

たっぷり堪能して出てきたら行列と待ち時間が朝以上にアトラクション並でナニコレってなった。
(°_°)

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お庭を散策したら戯画の動物たちのパネルがあちこちにあって楽しい。
スタンプラリーもやってるそうですよ。

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9月にオープンした知新館もお宝の嵐でした!
まず3階に上がって焼き物。仁清の器の白さは相変わらずパないし、乾山の朴訥さもかわいい。
考古室の藤原道長経筒と小野毛人墓誌はキラキラ輝いていたし
2つの金銅経箱のうち猫足台付のかわいさ炸裂ぶりに悶えまくりました、
隣の鷺足台はあんなにスリムなのにね。
近世絵画室には永徳の花鳥図襖と等伯の枯木猿猴図が並んで火花を散らしているすぐ脇に
海北友松の飲中八仙図屏風が涼しい顔で鎮座しているし、
染織室には最澄と空海がそれぞれ唐から持ち帰った袈裟が並んでいた。
金工室ではいま秀吉の持ち物がピックアップされています。名刀正宗も見られるよ!
彫刻展示室は1階ですが、2階の吹き抜けから仏像を眺めながら階段を降りることができて
阿弥陀如来から金剛力士まで幅広く揃っておりました、なんじゃこりゃ!
中央にでーんと鎮座まします大日如来さんの存在感がすごいし、
宝誌和尚立像は和尚の顔が割れて中から仏が出てくるという設定が
もうパワフルすぎて拝むしかない。

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建物を出て気づいたのですがここから京都タワーが見えるんですね。

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京博を満喫したので移動のために外へ出たら、目の前に四葉タクシーが停まっていました!
わわー初めて見た!やっほう!今日はいいことありそう。

京都駅に戻って、近鉄京都駅から急行に揺られて奈良を目指します。
大和西大寺~新大宮間で朱雀門と太極殿が見えるのですが今回もバッチリ見たよ!

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近鉄奈良駅に到着~3年ぶりの奈良です!行基さん噴水もお久し振りです。

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猿沢池にやって来ました。亀が前と変わらず甲羅干ししててかわいい。
向こうに見えるのは興福寺五重塔です。

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池から歩いて5分、ならまちセンターの角にあるなららカフェにお昼ごはんを食べに来ました。
おいしい紅茶と天然酵母のパンがいただけるのです。

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興福寺精進ふりかけトースト(真ん中)と奈良のイチゴジャムトースト(左)☆
これが食べたくて来たのでうれしかった~(´▽`)。
パンはサクサク、ふりかけも程よい塩加減、ジャムは甘すぎなくておいしい。
興福寺南円堂創建1200年記念の除災招福のお守りストラップもいただいてしまいました。
1200年!!(゜ω゜)

あとこのカフェ、窓から先ほどの五重塔が見えます。
興福寺五重塔を見ながら興福寺精進ふりかけトーストをいただくという贅沢な時間。うふふ。

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奈良駅へ移動する途中でもちいどのセンター街を歩いていたら地面に面白い模様を発見。
鳥や魚が刻まれているのですね。

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マンホールに鹿さん。

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奈良駅から電車に揺られて三輪に着きました。
大和国一宮・三輪明神こと大神(おおみわ)神社さんへのお参りが目的です。
(ここの3つくらい前の駅から大神さんの看板がいくつも出ているのを電車内から見まして
一宮すげえってなった)

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国道沿いに立つ大鳥居!30メートル以上あるそうだ。

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鳥居をくぐって歩いていくと、お祭の幟がたくさんはためいていてびっくり。
えっ24日って、今日じゃん!('Д')
なんだか最近は旅行するとお祭に遭遇する率が高い気がします。うれしい☆

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神社に到着~。
お祭というのですごい人出を想像していましたが、人はほとんどいなくて静かでした。

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参道の木陰は涼しいし、晴れていて風もないし、とても気持ち良いです。秋晴れ。
道沿いには祓戸社や夫婦杉などもあります。

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お手水舎。龍ではなく蛇さんがいらっしゃいました。
蛇は大神神社の御祭神・大物主神の姿といわれ神社で大切にされているそうです。
地元の方は巳(みぃ)さんと呼んで親しんでいらっしゃるとか。いいなあ(´ω`)。

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手水舎のそばにある衣掛杉。
謡曲「三輪」(僧の玄賓と三輪明神を描いた曲)に詠われる杉はこの杉がモデルだそうです。

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拝殿に来ました。
大神さんの御神体は三輪山なので、本殿はありません。ここからお山を拝して挨拶しました。
ちなみに三輪山は大国主の和魂を大物主の名で鎮めた山だそうだ。

御祭神は大物主神、大己貴神、少彦名神の3柱。
大己貴は大国主の別名で、
少彦名は大国主と一緒に国造りをしていましたがある日「お前ちっちぇなー」と言われてカチンときて
「そんなこと言う人とはもう一緒に国作ってあげません」と常世に帰っていった神様です。
(いつも思うけど大国主って肝心な時に一言多いよな…^^;)

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巳神杉。
この杉の洞から白蛇が出入りするといわれることからこの名がついているそうです。
境内には名前のついた杉がたくさんありますがこの木が一番大きかった!
杉の前には蛇の好物だからでしょうか、生卵がたくさんお供えされていました。

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参集殿内にいたなで兎。
大物主の本体である大国主は、因幡の白兎のお話にあるようにうさぎとの縁が深いので
大神さんにもうさぎがいるそうです。
撫でると運気アップのご利益があるとかで(天神さんの牛さんみたいですな)、
たくさん撫でてきてしまった(笑)。

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祈祷殿を通り過ぎてくすりの道へ。
薬の神様・狭井神社へ続くこの道沿いには薬草が植えてあります。

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歩いて(途中にある磐座神社にもご挨拶して)狭井神社への鳥居に到着。

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鳥居をくぐると市杵島姫神社があります。水の神様だそうだ。

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狭井神社拝殿。工事中でした。
昔々に疫病が流行したとき、こちらに大物主を祀ったところ流行が止んだとのことで
以来薬の神様として信仰されているそうです。
4月に行われる花祭は「鎮花祭(はなしずめのまつり)」とか「くすりまつり」などと呼ばれ、
本社の大神さんと一緒に行われるとか。

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水琴窟。
こちらに向いている竹に耳を当てるとテーン、テーン…ときれいな音がします。
水琴窟は各地の寺社でよく見かけるけどやっぱり静かな場所で聴くのは格別。

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御神水の井戸。ここから湧き出る水は薬水といわれ病気平癒に効果があるそうで
ペットボトルに水を入れて持ち帰る方もいらっしゃいました。
隣にコップがいくつか置いてあったので洗って一口いただきましたら
冷たくて少し甘かった。おいしい。
(三輪山の周辺は水がきれいなので酒造りもさかんだそうだ)

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大神神社に戻ったらなんかものすごくお祭っぽい雰囲気になってた(゜▽゜)。
お子さんたちもいっぱいいて賑やか!
ぽろぽろ聞こえてくるアナウンスによると、町内会や子ども会による太鼓台の曳き廻しが行われて
これからお神輿が入ってくるとのことでした。

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女性みこし来ました。明るくて元気!
真っ赤な法被にうちわを振り回してすごい派手でした。おみこしはこうでなくっちゃね。

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男性みこし来ました。
「もーっともっと!それそれ!」ってユッサユッサ揺らして迫力満点!
おみこしの中には太鼓をたたく人が乗っていて、
ものすごい揺れる中でポポンポポンポンと軽快な演奏を披露していてかっこよかったです。

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みんなでお山に頭を下げて、宮司さんのご挨拶と祝詞を聞いて、お祓いをしていただきます。
さっきまでの賑やかさが潮を引くようになくなって、しいんと静まり返っていました。
宮司さんのお話によると、秋のお祭はその年の豊作と1年間の無病息災を感謝するのが目的だそう。
地元の人たちのお祭っぽいしわたしここにいていいのかな…とちょっと思ったけど、
宮司さんが「遠くからお参りの方もありがとうございます」とおっしゃってくださったので
大丈夫なのかな。ありがたいことです。
帰りに紅白餅もいただいてしまいました。またまた、ありがたや。

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注連縄が蛇っぽいのは意識してのことなのかな。

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三輪駅前のお土産屋さんにあった杉玉。三輪山の杉で作られているとか。
大物主神と少彦名神は酒造りの神様としても信仰されているそうで
お酒好きな方は要チェックですよ~。


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電車で奈良駅に戻って、歩いて奈良公園にやって来ました。
さあ奈良国立博物館で人生初の正倉院展だ!(^▽^)

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鹿さんたちも相変わらずお元気そうで何より。

正倉院展は大学時代から来よう来ようと思っていましたがタイミングが合わなくて、
今回思いがけず招待券をいただけてやっと来ることができました。
毎年ものすごい混雑ぶりをニュースで見ていたので昼間に行くのは早々に諦めて
夕方に来てみたらびっくりするくらいすいててゆっくり見られました。
金曜日だったのもよかったかな~平日は18時までですが、金土日は19時まで開館してるのですって。

初・正倉院展で一番印象的だったのは展示品一つ一つが決して大きくはないことでした。
衣服も武器も、生活用品も、地図も勅書も陶器も当たり前ですが等身大で
よくある展覧会の「さあこれを見てくれ!どーん!」と巨大なものがあるわけでもなく
しかし古代ロマンに関する沸点が年々低くなっているゆさにとっては
(古代って書いてあるだけで感動してしまう特技を最近編み出しました)、
「ここに出てるのみんな奈良時代かそれ以前のものなの!ファ!」ってとにかく興奮しまくりでした。
1300年前にこれらを実際に使っていた人たちがいたというのはこの上ないロマンで
それを目にできるだけでテンションは上がりっぱなしになりますよね。

目玉の鳥毛立女屏風は先日の日本国宝展で第1・3扇を見まして
今回第2・4~6まで見られたのでコンプリートできました~うれしいよ~☆
東博は人が多かったけど今回は間近でじっくり見られまして、
女の人たちの優しげなお顔とかゆったりした衣装とか、背景の木の細かさも堪能できました。
線がとてもうすく細くて、これは元々そうなのか年月を経たためなのか…。
衣装にはかつて鳥の羽が貼り付けられていたらしく、
過去に画家の上村淳之氏が再現したそうですがどこかで見られないのかな…。
伎楽面はおっかない顔と酔っぱらい顔の3種類あって
これ被ったら顔がすっぽり覆われて視界かなり狭いと思うのですけど
それでもきっと演者はプロとして演じきったに違いない。
桑木阮咸、この形の弦楽器は世界中探しても正倉院にしか残っていないそうです。
左上に太陽、右上に月、中央の表捍撥に松の下で囲碁遊びをする人たちが描かれていて
近くのスピーカーからこの弦を実際につま弾いた音がビヨ~ン、ボヨヨ~ンと流れていました。
隣にはこの楽器をつつんでいた深緑あしぎぬ色の袋もあって
両方とも東大寺の銘が入っていることから東大寺で使われたのだと思いますが
どんなときに誰が弾いたのかなあ…。
衲御礼履(聖武天皇が大仏開眼会で着用した靴)はすごい鮮やかな赤でびっくりしました、
こんなにきれいに残っているんだ。
サイズは28~30センチくらいに見えましたが履いてて重くなかったのかな…。

聖武天皇が使っていた寝台(ベッド)や、その上に敷いたと思われる畳の残欠、
現在のお布団にあたる白橡地亀甲錦褥の残欠を見ると
寝具の基本って昔からあまり変わらないなあと思います。
骨組つくってお布団敷いて、お布団かぶって寝るという。
ただし偉い人の持ち物なので材質は当時の最高級のものだったと思う。
梓弓や手鉾、大刀など武器の展示もあって
平安や鎌倉時代の武器を見慣れてしまうと小さくも感じるのですが
当時の人の身長を考えるとこれくらいが扱うのにちょうどよいのかもしれない。
鉾の刃の部分が幾何学模様のような斜めデザインでおもしろかった。

古文書コーナーは東大寺荘園地図や勅書、税金の台帳、戸籍、食料の請求書まであって
こうしたものからわかる古代の生活の様子ってたくさんあるんだろうなと。
東大寺献物帳のうちの一つ、国家珍宝帳の最後に藤原仲麻呂の署名があったんですけど
役職が従二位行大納言兼紫微令中衛大将近江守とやたら長くて
当時は兼職は珍しくありませんがこんなに兼ねてて忙しかっただろうなと(^ ^;)。
続々修正倉院古文書は経巻の貸借に関する文書で
仲麻呂がこれ全部貸してほしいんですけどって東大寺にお願いした経巻リストなんですが
あれもこれもと膨大な量のタイトルが書きつけてあってひっくり返りそうになった。。
借用の目的は書き写して自分の手元に置きたかったかららしいけど
これきっと読むのと同時に所持しているっていうステータスも欲しかったのかもな…とふと。
そんな仲麻呂さんが書いた東大寺封戸処分勅書(東大寺の封戸の使途区分を定めたもの)は
すごい太筆で自信満々に書いてありました。
署名の下の方がちょっと詰まってて、書いてる途中で紙が足りなくて焦ったような感じが。。
四分律は僧についての規定や禁止事項を記した文書で、初出展だそうですが
鑑真が唐から持ってきた物と考えられているらしくて瞠目<●>ω<●>
おおお鑑真と一緒に渡ってきたかもしれないのかこの経典…!!はるばるいらっしゃいませ。
四分律の原典はインドですが今回出品のは漢字なので唐で制作されたのでしょうね、
しっかりした紙だし字もかっこいい、メイドインチャイナやばいぜ!

光り物もありまして、雑玉幡残欠とか白瑠璃瓶もきらきらしていて良かったなあ、
白瑠璃瓶の透き通るようなガラスも雑玉幡に連なる玉も
1300年前にはもっともっと美しかっただろうなあと想像。


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観終えて外へ出てくると奈良博が宵闇に輝いておりました☆
水に映ってる光もきれい。

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昼間に見た猿沢池もこの通り。興福寺五重塔もライトアップされています。

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五重塔に来ました。何度見てもきれい☆
東大寺南大門もライトアップがあると聞いたのですが先月まででした。またの機会に。

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東向商店街にある味亭山崎屋さんで晩ごはん!
柿の葉寿司をいただきました。
ここの奈良漬とわらび餅は絶品☆で大好きなのですよ~3年前と変わらぬおいしさでした。

たくさん歩いてくたくたでしたので、ホテルに移動してチェックインしまして
猫成分を補給しようとテレビで岩合さんの世界ネコ歩きを見ていたら和んでしまって
いつの間にか寝てしまい起きたらマッサンが始まっていた…。
ので、見て寝ました。マッサンとパートナーであろうとするエリーさん超かっこいい。

次回記事では特別公開だらけだった奈良観光をお送りします☆
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テーマ:国内旅行
ジャンル:旅行

コメント

77777超えてますやん

おめでとうございます。これも日々の積み重ねですね。どの記事も目の付け所が面白いですし、凝りに凝ってる記事に感心してます。これからもがんばってくださいませ。

おめでとうございます

ものすごく過ぎちゃいましたけれど、77777Hitおめでとうございます。
ゆささんの情熱に満ちた素敵な記事と、下の方に奥ゆかしく隠れている作品のコンビネーション、いつも楽しみにしています。

前回の日本旅行で神宮に行こうと思ったのは、まさにゆささんの記事のおかげでしたが、今度は大神神社に参拝したくなってしまいましたよ。
そして、グルメもひと味違う選択で、ツボです。
特に朝ご飯のお店は要チェックです!

鳥獣戯画、まだ本物を見ていないし、羨ましいです。

でも、この旅、夜行バスにその後のスケジュールと、きっと、へたれな今の私にはとても無理……。
ゆささん、お元氣ですねぇ。うらやましいです。

ゆささんとブログのますますのご発展をお祈りしています。

Re: 77777超えてますやん

> miss.key様

ありがとうございます!いつの間にか超えていました。。
これからも好きなことや考えたことなど綴ってまいりますので、よろしくご贔屓のほどお願いいたします~(^∀^)

Re: おめでとうございます

> 八少女夕様

ありがとうございます!(^ω^)
いつも萌え語りの記事ばかりで恐縮です~。
> 下の方に奥ゆかしく隠れている
!?!?(゜▽゜;)
わわ、ええと、新聞の4コマ漫画のような気分で読んでいただければ…ありがとうございます。

お伊勢さんは八少女さんの記事もすてきで楽しませていただきましたよ!
大神さんはとっても居心地のよい神社さんです~ぜひぜひ行ってみてください☆
静かで建物も優雅ですよ。
グルメは旅行の醍醐味ですね!
京野菜のお店は小ぢんまりしてかわいらしくてお野菜おいしくてオススメです☆

鳥獣戯画は今京都で、春に東京で展示されるそうですよ。

旅はできるだけ新幹線使ってますが、今回は夜行で正解でした。
でも夜になったら眠くて夢も見ずに寝ましたね(笑)。
行けるうちに色んなところへ行きたいと思ってます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします~☆
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プロフィール

ゆさ

Author:ゆさ
猫に熱烈な愛をそそぐ本の蟲
歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
*twitterにも出没なう。→こちら

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