夢はメリーゴーランド。
アルス画房でのイラストコンペが無事終了しました~☆
見に来てくださった方々、応援してくださった方々ありがとうございました(^◇^)ノ

前回記事にも予告しましたが
先日、池袋東武で開催されている「THE 世界名作劇場展」に行ってきました☆
今年で世界名作劇場シリーズが40周年を迎えるのを記念して、
1975年~2009年まで、フランダースの犬からこんにちはアンまでの全26作から
イメージボードやキャラクターデザイン、原画、背景、セル画などが展示されているものです。
(個人的にはハイジとかもこの路線じゃないかなと思うのですが、
日アニさんの公式だとフランダースからということらしい)
ああかつてリアルタイムで見たあの作品が再放送で見たその作品がレンタルで見たこの作品がっ!!
入場チケットも飴玉の瓶に手をつっこむラスカルでかわいかった☆
展示は作品ごと、放送順に並んでおりました。→こちらにいくつか写真が掲載されてますのでどうぞ
フランダースは森やすじさんのキャラデザが超かわいいっすねぇ…(´▽`)。
パトラッシュの資料によると金物屋の車を引くパトラッシュは3コマ撮りで動かしたようですけども
「上下動つけてください」とか指示が書き込んであって
順番に見ていくと確かに背中が上下動して「おお、動いてる」ってなりました。
母をたずねて~のキャラデザがポケモンの小田部羊一氏というのは後年知ったのですが
改めて見るとアメディオとかはマンキーやオコリザルに通じるような気がする。
ラスカルをキャラデザした遠藤政治氏はデザイン画に
「尻尾の輪は5つありますが、5つめは体毛の中へ半分埋まっています」
「成長するとサイズが変わるけど体の模様は変わりません」などかなりの書きこみがあって
説明が懇切丁寧でお人柄を感じさせます。しかも字がうまい!
ちなみにラスカルの動きもパトラッシュと同じ3コマ撮りだったようです。
ペリーヌ物語は原作を読んだ頃にアニメを見て今では両方とも大好きです☆
バロンがとってもかわいかったのと、ファブリさんの立ち位置がおいしい←
ペリーヌとお母さんが持って旅していたカメラの細かい小物設定や
トムソーヤのハックの家の設定画に萌えた。
関修一さんは南の虹のルーシーとかあしながおじさんとか、
世界名作劇場で多くのキャラクターデザインを担当なさってますね。
関さんのデザインは個人的にハックがめちゃくちゃ好きなんですが、
確か関氏もどこかのインタビューでそのようにおっしゃっていたことがあって何かうれしかった(^ω^)。
ルーシーの色彩設計が保田道世さんだった~知らなかったよびっくりした!
セーラの誕生日パーティのキャラクター設定に
ミンチン先生の目が$になっててそれを見たセーラの顔が崩れてるという絵があって
こういう、設定画ならではで本編では絶対に見られないスタッフの遊びってすごい好きです^^
エンディングテーマ「ひまわり」の背景画像はプロデューサーさんが
ヨークキャッスル博物館で買ってきたポスターが原型になってるらしくて現物の展示もありました。
イギリスの街並みと色んな職業の人が描かれた壁画のようなポスターです。
たぶんリアルタイムで見たのはポリアンナが最初だったと思います~よかった探し!
当時は小さかったので後でレンタルで見たら色々思い出したりしたっけな…。
佐藤好春氏のキャラデザはコロコロしてかわいくて、
ポリアンナが元気に走る設定画がありましたけどパトラッシュやラスカルと一緒で3コマ撮りでした。
作画についてはド素人なので何もわかりませんが、
アニメーションの基本的な動きってだいたい3コマ+中1~2枚なのでしょうか。
ポリアンナが肩にチップマック乗せてるのが憧れでリス飼いたかったの覚えてます。
庭師のトムおじさんが好きだった~照れ屋で愛情深くてバラを育てるのが得意とかスペック高くて。
野沢雅子さんのパレーおばさま最初は怖かったけど
ポリアンナにさんざん抱きつかれてからすごい丸くなりましたよね。すてき親子でした。
若草物語はなんとなく覚えているくらいですが、メグとベスが好きで
後年になって見返してジョーとエイミーも好きになりました。
近藤喜文氏が火垂るの墓の制作と重なりながらキャラデザしていたと知ったのもその頃です。
ピーターパンは子どもたちの隠れ家設定画がすごいおもしろくて
カーリーは高いところにハンモック吊ってるとか、スライトリーは秘密の武器庫を持ってるとか
そうそうって思い出す部分もあって倍楽しい。
後半のルナのお話がすごい不気味でしたな…ダークネスおばあさま怖かった。。
あしながおじさんは初回を見たけど後は覚えてないです(^ ^;)。
はっきり全部見て覚えてるのはトラップ一家、ナンとジョー先生、ティコ、ロミ空、レミですね。
ナンとジョー先生は佐藤好春氏のデザインが柔らかくてやさしくてホロリときます^^
(佐藤氏は近藤喜文さんに引きずられないよう、なるべく続編とは意識せずにデザインしたらしい)
同じく佐藤氏によるナナミはほんと生き生きしてるしティコもジュニアもつるつる感が美しい!
ペペロンチーノ号のアルのお料理設定とかすごい楽し気ですな、
パエリア、パスタ、ムニエルなどシーフード系が多くて
わざわざ「フォーク等はお皿に乗せる。ナプキンやランチョンマットは使わない」とか注意書きされていて
うん確かにあの乗組員たちは使わなそうって笑ってしまった。。
てか、ペペロンチーノ号は最初の設定ではオイルサーディン号だったらしくて
うおおイメージがガラッと変わるなって思った。名前って大事。
ロミ空はちょっと、いきなりロミオとアルフレドが離れ離れになるカットから
「夕焼け影つきアルフレド」のセル画がバーンとあってひいぃっとのけぞりそうになったし
ロミオがよく見ていたミラノの青い空にはため息が出ました。
ロミオは原作ではジョルジョですが、最初はジョルジョとしてキャラデザしていたみたいで
帽子を被っててちょっと思慮深そうな感じ。
おめかしアンジェレッタかわいかった(*'ω'*)。
とどめはあれです…29話のロミオとアルフレドの別れのシーンのセル画がよりによってあったんです。
そうだよロミ空が展示される時点で想像ついたではないか、なに無防備に構えてたんだわたし。
ちょっと日アニさんこれ露骨すぎやしませんか、アルフレド~~~~~(号泣)
あまりにインパクトが強すぎて直視できなかったので、セル画の隣に展示されていた
サンバビラ教会の背景画(これがまた美しい)の前に移動して横目でチラチラ見てきました。
ロミ空も日アニもけしからん、これ以上わたしを萌えさせてどうするつもりなの!
いただきます!!ごちそうさま!!ありがとう!!!(自己完結)
スタッフにスポットを当てた展示も。
テレビアニメの脚本は1話につき原稿用紙50~60枚ほどだそうですが
ラスカルやブッシュベイビーなどシリーズ8作品を担当した宮崎晃氏は
1週間のほとんどを構想についやし、ほぼ1日で1話分を書き上げていたそうで
ギリギリまで粘る精神力と短時間で仕上げる能力パない。
森やすじ氏のネロとパトラッシュのイメージボードが、なんかネロが少年というより青年ぽくて
パトラッシュもちょっと老犬みたいになってておお、最初はこんな感じだったのか~と。
遠藤さんの「みつばちマーヤの冒険」「草原の少女ローラ」のイメージボードとかもあって
マーヤは見たけど大草原の小さな家もあったのかと知りました。見てみたい。
「アニメの品を決める」(と宮崎駿氏がどこかでおっしゃってた)背景画の展示もよかったです。
アニメーションは視覚メディアですが世界名作劇場の背景ってとても詩的。
井岡雅宏さんの印象派のような色彩や椋尾篁さんの硬派な影のつけ方が好きですね。
アンに描かれる赤い土のべったりした感じとか真っ白なリンゴの花が満開の小路とか見てると
井岡さんの絵ってキラキラしてるなーと思う。
椋尾さんは母をたずねて~のジェノヴァの町や海のコントラストが美しかったり
マルコがみた悪夢の背景がむちゃくちゃ怖かったりしたんですけど、
最近になって90年代セーラームーンの美術監修もなさっていたのを
BSの再放送で何気なくクレジット見て知ってすっかり驚いてしまいました。そうだったのかー!
麻布の街とかファンシーな変身シーンとかダークキングダムの不気味な背景とか…マジですか…。
宮崎駿氏の赤毛のアンのレイアウトの数々も
キャラクターと背景に色鉛筆で指示が書きこまれてて現場の凄まじさとエネルギーが伝わってくる。
画面の設計図であるレイアウトは高畑さん宮崎さんたちがハイジを作っていたときに
取り入れたのが最初と言われますね。
ラスカルやアンの主題歌の作詞を担当された岸田衿子さんの「よあけのみち」直筆原稿や
音楽担当の渡辺岳夫氏の「ロックリバーへ」「おいでラスカル」直筆楽譜にはうおおお!ってなった。
会場にはモニターがいくつか設置してあって、全作品のノンクレジットオープニング映像が流れていて
もうそれ聴くだけで作品の色んなシーンやセリフがよみがえってくるから音楽の力だと思います。
フランダースの主題歌だいすきだ~!
♪LaLaLa LaLaLa Zingen Zingen Kleine Vlinders(歌ってください、かわいい蝶々さんたち)
パトラッシュの周りでネロとアロアがくるくるステップ踏むのむちゃくちゃかわいい。
大杉久美子さんはアニメソング界のクイーンだと個人的に思っていまして
(ちなみにキングはほぼ公式ですがささきいさお氏で、アニキは水木一郎氏)、
声が透き通ってて美しいし声量も歌唱力もあってほんとに好き。
母をたずねて三千里やラスカル、ペリーヌまでのオープニングとエンディングは
今もときどき猛烈に聴きたくなります。
♪春の風がやさしく やさしく頬をなでる さあ泣くのはおよし ペリーヌ
赤毛のアンやトムソーヤのオープニングも好きだったな~アンが馬車を駆って喜びの白い道を行くのや
トムたちが気球に乗って空へ舞い上がるのとか大好きです。
トムソーヤはエンディングの歌が好きでした。ぼくのミシシッピー、しっとりいい歌です。
フローネとかカトリとかアンネットとか、見たことないですけどノンクレ映像見ると見てみたくなりますね…。
特にカトリは舞台がフィンランドだそうで、シベリウスの音楽が全面的に使われていると聞いて
興味津々です。
セーラは再放送のとき何度か聴いたけど作詞がなかにし礼氏でしたっけ?
ピーターパンの主題歌は元気で大好きでしたよ~。
♪星くずのじゅうたん かがやく夜には~っていう出だしがわくわくする!
ナンとジョー先生の明日もお天気、プラムフィールドの生活が楽しそうで大好きだった。
ラストの集合にまだダンがいないのでたぶん、流れてたのは初回OP映像でしょうね…oh my ダン。
ティコの晴れやかなOPとゆったりしたEDは海の美しさと奥深さを表しているようで好きです。
ロミ空は例によって泣きそうになりながら見て聴いた…アルフレド…。
♪心のBule sky 空は明日へ続いている~ 笠原弘子さんの歌声とってもすばらしいよね。
出口付近には未来少年コナン、ちびまる子ちゃんとペネロペの展示が少しあって
(まるちゃんのデザインが90年代と今とではすっかり変わっていてびっくり)、
モニターには過去に日アニが制作したCMやキャンペーン映像、
映画「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」予告編が流れていました。
佐藤好春氏のデザインってすぐわかる自分ほんとハマリすぎよね…^^
ミルとミクは女の子と子牛が遊ぶ様子がかわいいし
フランソアの酵母の妖精ちっちゃい…かわいい…(*´ω`*)。
パルメの幸せパスタストーリーはネットでは既に公開終了しているようですが
フランダースの犬編、ラスカル編、赤毛のアン編が上映されていて楽しく拝見しました。
ちゃんとオリジナルの声優さんが声を当てておられて懐かしすぎて涙出そうになった。

エレベーター前にあったもうひとつの看板。集合絵だ!

窓辺のアンになりきれるスペースもありました。
見たことない作品も多かったけど、展示見てたら例によって全部DVDで見たくなってきたよ。
あと、わたしが行った日はテレビ局のカメラとかも来てたので
そのうち展示の様子とか放送されるのかもしれません。見られるかな。楽しみです。
※クリックで大きくなります
風神雷神図屏風Rinne光琳・乾山編その15。14はこちら。
二十日後。光琳の身長を超える屏風が完成しました。
乾山「これあの子たち?ん、あの方たちって言った方がいいのかな…」
光琳「さあな」
乾山「ずいぶん大きくしたんだね、かっこいいよ。描いてみてどうだった」
光琳「よくわかった。おれは宗達とはちがう」
乾山「そうだね」
光琳「宗達とは、ちがう道を行く」
乾山「うん」
光琳「…ところでさ、おまえ何か焼いてないか。江戸行くまでだが、絵付けならできるぞ」
乾山「……お金、ないんでしょ」
光琳「まあな」
乾山「もー結局それなんだから」
光琳「深省」
乾山「なに」
光琳「おまえも来るか、江戸」
乾山「んー。そのうちに、ね」
引っ越す前に弟の家でバイトしようとする兄(笑)。
1704年11月、光琳は京都を出発して江戸に到着し、内蔵助の計らいで銀座に住みながら
材木商冬木家の小袖をデザインしたり、屏風絵などを制作したり、趣味人たちとも交流していたようです。
のちに姫路藩主の雅楽頭酒井家から十人扶持を受け、しばらく江戸で活動しましたが
5年後に京都へ戻り晩年を過ごします。
乾山が江戸へやって来るのはさらに27年後、69歳になった1731年のことです。
上野の下谷に窯を開いて活動し、お墓も巣鴨にあります。
…が、それはまた別のお話なので、光琳たちのお話もこれで一区切りです。
見てくださった方々ありがとうございました!
今後は続き、といいますか地続きのお話として、酒井抱一と鈴木其一を描こうと思っています。
まとまったら描き始めますので見てやってください~。
見に来てくださった方々、応援してくださった方々ありがとうございました(^◇^)ノ

前回記事にも予告しましたが
先日、池袋東武で開催されている「THE 世界名作劇場展」に行ってきました☆
今年で世界名作劇場シリーズが40周年を迎えるのを記念して、
1975年~2009年まで、フランダースの犬からこんにちはアンまでの全26作から
イメージボードやキャラクターデザイン、原画、背景、セル画などが展示されているものです。
(個人的にはハイジとかもこの路線じゃないかなと思うのですが、
日アニさんの公式だとフランダースからということらしい)
ああかつてリアルタイムで見たあの作品が再放送で見たその作品がレンタルで見たこの作品がっ!!
入場チケットも飴玉の瓶に手をつっこむラスカルでかわいかった☆
展示は作品ごと、放送順に並んでおりました。→こちらにいくつか写真が掲載されてますのでどうぞ
フランダースは森やすじさんのキャラデザが超かわいいっすねぇ…(´▽`)。
パトラッシュの資料によると金物屋の車を引くパトラッシュは3コマ撮りで動かしたようですけども
「上下動つけてください」とか指示が書き込んであって
順番に見ていくと確かに背中が上下動して「おお、動いてる」ってなりました。
母をたずねて~のキャラデザがポケモンの小田部羊一氏というのは後年知ったのですが
改めて見るとアメディオとかはマンキーやオコリザルに通じるような気がする。
ラスカルをキャラデザした遠藤政治氏はデザイン画に
「尻尾の輪は5つありますが、5つめは体毛の中へ半分埋まっています」
「成長するとサイズが変わるけど体の模様は変わりません」などかなりの書きこみがあって
説明が懇切丁寧でお人柄を感じさせます。しかも字がうまい!
ちなみにラスカルの動きもパトラッシュと同じ3コマ撮りだったようです。
ペリーヌ物語は原作を読んだ頃にアニメを見て今では両方とも大好きです☆
バロンがとってもかわいかったのと、ファブリさんの立ち位置がおいしい←
ペリーヌとお母さんが持って旅していたカメラの細かい小物設定や
トムソーヤのハックの家の設定画に萌えた。
関修一さんは南の虹のルーシーとかあしながおじさんとか、
世界名作劇場で多くのキャラクターデザインを担当なさってますね。
関さんのデザインは個人的にハックがめちゃくちゃ好きなんですが、
確か関氏もどこかのインタビューでそのようにおっしゃっていたことがあって何かうれしかった(^ω^)。
ルーシーの色彩設計が保田道世さんだった~知らなかったよびっくりした!
セーラの誕生日パーティのキャラクター設定に
ミンチン先生の目が$になっててそれを見たセーラの顔が崩れてるという絵があって
こういう、設定画ならではで本編では絶対に見られないスタッフの遊びってすごい好きです^^
エンディングテーマ「ひまわり」の背景画像はプロデューサーさんが
ヨークキャッスル博物館で買ってきたポスターが原型になってるらしくて現物の展示もありました。
イギリスの街並みと色んな職業の人が描かれた壁画のようなポスターです。
たぶんリアルタイムで見たのはポリアンナが最初だったと思います~よかった探し!
当時は小さかったので後でレンタルで見たら色々思い出したりしたっけな…。
佐藤好春氏のキャラデザはコロコロしてかわいくて、
ポリアンナが元気に走る設定画がありましたけどパトラッシュやラスカルと一緒で3コマ撮りでした。
作画についてはド素人なので何もわかりませんが、
アニメーションの基本的な動きってだいたい3コマ+中1~2枚なのでしょうか。
ポリアンナが肩にチップマック乗せてるのが憧れでリス飼いたかったの覚えてます。
庭師のトムおじさんが好きだった~照れ屋で愛情深くてバラを育てるのが得意とかスペック高くて。
野沢雅子さんのパレーおばさま最初は怖かったけど
ポリアンナにさんざん抱きつかれてからすごい丸くなりましたよね。すてき親子でした。
若草物語はなんとなく覚えているくらいですが、メグとベスが好きで
後年になって見返してジョーとエイミーも好きになりました。
近藤喜文氏が火垂るの墓の制作と重なりながらキャラデザしていたと知ったのもその頃です。
ピーターパンは子どもたちの隠れ家設定画がすごいおもしろくて
カーリーは高いところにハンモック吊ってるとか、スライトリーは秘密の武器庫を持ってるとか
そうそうって思い出す部分もあって倍楽しい。
後半のルナのお話がすごい不気味でしたな…ダークネスおばあさま怖かった。。
あしながおじさんは初回を見たけど後は覚えてないです(^ ^;)。
はっきり全部見て覚えてるのはトラップ一家、ナンとジョー先生、ティコ、ロミ空、レミですね。
ナンとジョー先生は佐藤好春氏のデザインが柔らかくてやさしくてホロリときます^^
(佐藤氏は近藤喜文さんに引きずられないよう、なるべく続編とは意識せずにデザインしたらしい)
同じく佐藤氏によるナナミはほんと生き生きしてるしティコもジュニアもつるつる感が美しい!
ペペロンチーノ号のアルのお料理設定とかすごい楽し気ですな、
パエリア、パスタ、ムニエルなどシーフード系が多くて
わざわざ「フォーク等はお皿に乗せる。ナプキンやランチョンマットは使わない」とか注意書きされていて
うん確かにあの乗組員たちは使わなそうって笑ってしまった。。
てか、ペペロンチーノ号は最初の設定ではオイルサーディン号だったらしくて
うおおイメージがガラッと変わるなって思った。名前って大事。
ロミ空はちょっと、いきなりロミオとアルフレドが離れ離れになるカットから
「夕焼け影つきアルフレド」のセル画がバーンとあってひいぃっとのけぞりそうになったし
ロミオがよく見ていたミラノの青い空にはため息が出ました。
ロミオは原作ではジョルジョですが、最初はジョルジョとしてキャラデザしていたみたいで
帽子を被っててちょっと思慮深そうな感じ。
おめかしアンジェレッタかわいかった(*'ω'*)。
とどめはあれです…29話のロミオとアルフレドの別れのシーンのセル画がよりによってあったんです。
そうだよロミ空が展示される時点で想像ついたではないか、なに無防備に構えてたんだわたし。
ちょっと日アニさんこれ露骨すぎやしませんか、アルフレド~~~~~(号泣)
あまりにインパクトが強すぎて直視できなかったので、セル画の隣に展示されていた
サンバビラ教会の背景画(これがまた美しい)の前に移動して横目でチラチラ見てきました。
ロミ空も日アニもけしからん、これ以上わたしを萌えさせてどうするつもりなの!
いただきます!!ごちそうさま!!ありがとう!!!(自己完結)
スタッフにスポットを当てた展示も。
テレビアニメの脚本は1話につき原稿用紙50~60枚ほどだそうですが
ラスカルやブッシュベイビーなどシリーズ8作品を担当した宮崎晃氏は
1週間のほとんどを構想についやし、ほぼ1日で1話分を書き上げていたそうで
ギリギリまで粘る精神力と短時間で仕上げる能力パない。
森やすじ氏のネロとパトラッシュのイメージボードが、なんかネロが少年というより青年ぽくて
パトラッシュもちょっと老犬みたいになってておお、最初はこんな感じだったのか~と。
遠藤さんの「みつばちマーヤの冒険」「草原の少女ローラ」のイメージボードとかもあって
マーヤは見たけど大草原の小さな家もあったのかと知りました。見てみたい。
「アニメの品を決める」(と宮崎駿氏がどこかでおっしゃってた)背景画の展示もよかったです。
アニメーションは視覚メディアですが世界名作劇場の背景ってとても詩的。
井岡雅宏さんの印象派のような色彩や椋尾篁さんの硬派な影のつけ方が好きですね。
アンに描かれる赤い土のべったりした感じとか真っ白なリンゴの花が満開の小路とか見てると
井岡さんの絵ってキラキラしてるなーと思う。
椋尾さんは母をたずねて~のジェノヴァの町や海のコントラストが美しかったり
マルコがみた悪夢の背景がむちゃくちゃ怖かったりしたんですけど、
最近になって90年代セーラームーンの美術監修もなさっていたのを
BSの再放送で何気なくクレジット見て知ってすっかり驚いてしまいました。そうだったのかー!
麻布の街とかファンシーな変身シーンとかダークキングダムの不気味な背景とか…マジですか…。
宮崎駿氏の赤毛のアンのレイアウトの数々も
キャラクターと背景に色鉛筆で指示が書きこまれてて現場の凄まじさとエネルギーが伝わってくる。
画面の設計図であるレイアウトは高畑さん宮崎さんたちがハイジを作っていたときに
取り入れたのが最初と言われますね。
ラスカルやアンの主題歌の作詞を担当された岸田衿子さんの「よあけのみち」直筆原稿や
音楽担当の渡辺岳夫氏の「ロックリバーへ」「おいでラスカル」直筆楽譜にはうおおお!ってなった。
会場にはモニターがいくつか設置してあって、全作品のノンクレジットオープニング映像が流れていて
もうそれ聴くだけで作品の色んなシーンやセリフがよみがえってくるから音楽の力だと思います。
フランダースの主題歌だいすきだ~!
♪LaLaLa LaLaLa Zingen Zingen Kleine Vlinders(歌ってください、かわいい蝶々さんたち)
パトラッシュの周りでネロとアロアがくるくるステップ踏むのむちゃくちゃかわいい。
大杉久美子さんはアニメソング界のクイーンだと個人的に思っていまして
(ちなみにキングはほぼ公式ですがささきいさお氏で、アニキは水木一郎氏)、
声が透き通ってて美しいし声量も歌唱力もあってほんとに好き。
母をたずねて三千里やラスカル、ペリーヌまでのオープニングとエンディングは
今もときどき猛烈に聴きたくなります。
♪春の風がやさしく やさしく頬をなでる さあ泣くのはおよし ペリーヌ
赤毛のアンやトムソーヤのオープニングも好きだったな~アンが馬車を駆って喜びの白い道を行くのや
トムたちが気球に乗って空へ舞い上がるのとか大好きです。
トムソーヤはエンディングの歌が好きでした。ぼくのミシシッピー、しっとりいい歌です。
フローネとかカトリとかアンネットとか、見たことないですけどノンクレ映像見ると見てみたくなりますね…。
特にカトリは舞台がフィンランドだそうで、シベリウスの音楽が全面的に使われていると聞いて
興味津々です。
セーラは再放送のとき何度か聴いたけど作詞がなかにし礼氏でしたっけ?
ピーターパンの主題歌は元気で大好きでしたよ~。
♪星くずのじゅうたん かがやく夜には~っていう出だしがわくわくする!
ナンとジョー先生の明日もお天気、プラムフィールドの生活が楽しそうで大好きだった。
ラストの集合にまだダンがいないのでたぶん、流れてたのは初回OP映像でしょうね…oh my ダン。
ティコの晴れやかなOPとゆったりしたEDは海の美しさと奥深さを表しているようで好きです。
ロミ空は例によって泣きそうになりながら見て聴いた…アルフレド…。
♪心のBule sky 空は明日へ続いている~ 笠原弘子さんの歌声とってもすばらしいよね。
出口付近には未来少年コナン、ちびまる子ちゃんとペネロペの展示が少しあって
(まるちゃんのデザインが90年代と今とではすっかり変わっていてびっくり)、
モニターには過去に日アニが制作したCMやキャンペーン映像、
映画「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」予告編が流れていました。
佐藤好春氏のデザインってすぐわかる自分ほんとハマリすぎよね…^^
ミルとミクは女の子と子牛が遊ぶ様子がかわいいし
フランソアの酵母の妖精ちっちゃい…かわいい…(*´ω`*)。
パルメの幸せパスタストーリーはネットでは既に公開終了しているようですが
フランダースの犬編、ラスカル編、赤毛のアン編が上映されていて楽しく拝見しました。
ちゃんとオリジナルの声優さんが声を当てておられて懐かしすぎて涙出そうになった。

エレベーター前にあったもうひとつの看板。集合絵だ!

窓辺のアンになりきれるスペースもありました。
見たことない作品も多かったけど、展示見てたら例によって全部DVDで見たくなってきたよ。
あと、わたしが行った日はテレビ局のカメラとかも来てたので
そのうち展示の様子とか放送されるのかもしれません。見られるかな。楽しみです。

風神雷神図屏風Rinne光琳・乾山編その15。14はこちら。
二十日後。光琳の身長を超える屏風が完成しました。
乾山「これあの子たち?ん、あの方たちって言った方がいいのかな…」
光琳「さあな」
乾山「ずいぶん大きくしたんだね、かっこいいよ。描いてみてどうだった」
光琳「よくわかった。おれは宗達とはちがう」
乾山「そうだね」
光琳「宗達とは、ちがう道を行く」
乾山「うん」
光琳「…ところでさ、おまえ何か焼いてないか。江戸行くまでだが、絵付けならできるぞ」
乾山「……お金、ないんでしょ」
光琳「まあな」
乾山「もー結局それなんだから」
光琳「深省」
乾山「なに」
光琳「おまえも来るか、江戸」
乾山「んー。そのうちに、ね」
引っ越す前に弟の家でバイトしようとする兄(笑)。
1704年11月、光琳は京都を出発して江戸に到着し、内蔵助の計らいで銀座に住みながら
材木商冬木家の小袖をデザインしたり、屏風絵などを制作したり、趣味人たちとも交流していたようです。
のちに姫路藩主の雅楽頭酒井家から十人扶持を受け、しばらく江戸で活動しましたが
5年後に京都へ戻り晩年を過ごします。
乾山が江戸へやって来るのはさらに27年後、69歳になった1731年のことです。
上野の下谷に窯を開いて活動し、お墓も巣鴨にあります。
…が、それはまた別のお話なので、光琳たちのお話もこれで一区切りです。
見てくださった方々ありがとうございました!
今後は続き、といいますか地続きのお話として、酒井抱一と鈴木其一を描こうと思っています。
まとまったら描き始めますので見てやってください~。
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