小さい秋みつけたその2。

庭でにゃんこと遊んでいたら彼岸花が咲いていたのでパチリ。もうすぐお彼岸ですな。
うちの庭に咲いてるなら田んぼの畦道や河原にもそろそろ咲き始めるかな。
通勤に使ってる道路沿いに毎年、彼岸花がきれいに咲く場所がありまして
この時期は車の中から眺めるのが楽しみだったりします。
ちなみに今、その道はサルスベリが満開です。

紅葉も始まってた。赤と緑のグラデーションがきれい。

少しずつ色づき始めています~毎年この木は9月末までに真っ赤になるので楽しみ。
にゃんこが乗っているのは燈籠です。
昨日はテレ朝のドラマ「陰陽師」を見ていたのですが、
平安時代の装束や暮らし、建物などたくさん見られて眼福でした(^ω^)。
えさし藤原の郷はいつか行ってみたい場所のひとつです。色んなロケ地になってるよね。
原作から組み込まれてた首大臣のエピソードがおもしろすぎてお腹痛い、
イタミンオーラ消してる川原さんの藤原兼家がむちゃくちゃかわいかったです!!
眉が常に八の字で「ひもじいのう~」ってヒモ爺みたいなことしか言わなくて
あれきっと屋敷中のお酒とお菓子盗み食いしてると思う。
っていうかメインの青音さんのお話が師輔一族どころか長屋王まで巻き込む壮大さだったから
エピローグのとき兼家のこと忘れてたなんて言えない。(言った)
あと堂本光一くんの笛最強(笑)やっぱり博雅は天使でした。
ドラマと並行してTwitter眺めてたら歴史クラスタは考証大会で盛り上がってるし
歌舞伎クラスタは配役大喜利やってるし相変わらず楽しい(笑)。
歴史TLはのんびり突っ込む人から10tハンマー振り回す人までいまして
わたしも途中まで突っ込んでたけど後半はどうでもよくなってやめた^^
そもそも陰陽師は萬斎さんの映画の頃からアクション&ファンタジー作品ですし
お正月や番組編成の時期に民放で制作される歴史ドラマのスペシャルは
様々な事情から敬遠されがちな古代ドラマに飢えている歴オタの食欲を満たしてくれますから
多少ぶっとびストーリーでもいいやっておいしくいただきました。mgmg
何だかんだで不意打ち的に史実ぶん投げて歴オタサービスしてくれるのも楽しいよね、
「広嗣か?奈良麻呂か?井上か?早良か??」って怨霊をつぎつぎ列挙する師輔が
どこかで見た顔だなと思ったら志垣太郎氏でした。アンドレ~。
藤原氏はほんと歴史のあっちこっちで怨みの心当たりがありすぎますな…。
染五郎さんの晴明は歌舞伎座以来ですが、術を使うとこほんとにハマってて素敵だったし
酔っぱらって踊りだすシーンは「染さま踊ってくれるの!?」って
一気にかぶクラさんたちのテンションあがってましたよ。
もしこのドラマを歌舞伎化したら青音さんは七之助か米吉くんよねとか
配役妄想もエスカレートしてておもしろかったです。
名前しか出なかった賀茂忠行が仁左衛門さんだったらどうしようって夢見てる人がいて
にざ様忠行さんにしごかれる染さんを想像してわたしもどうしようって思った。
ところでこのドラマ、歌舞伎の人たちには情報いってるかしらって思って巡回したら
松緑さんがブログでぼやきを綴っておられまして→こちら
あらら……「百足、出て来ないの」のとこすごい笑っちゃいました^^;
百足は出ましたよ松緑さん、
でも新作歌舞伎の百足みたいに大きくなかったからわざわざ晴明さん呼ばなくても
俵藤太さんならぷちって踏みつぶせるよ。
(ちなみに当時は堂内に牛が上がったり鼠が柱をかじったら怪異扱いされますので
百足も陰陽師呼び出し案件になる可能性はあるそうです)
海老さんやラブさんもブログで何もおっしゃってないし、
亀兄さんはついったでいつものようにスワらしいお時間をお過ごしでしたからご存知ないかもしれない。
そんな初秋の休日でした。
週末に北陸と近畿をうろうろしてきますので、ちょっと留守にします。(Twitterには居ます)
週明けには戻ってきてレポあげる予定です~。
本日のお絵かき↓

お盆が過ぎてもはやお彼岸ですが描いてます、
源氏物語を知らないご先祖様がお盆に帰って来たら読み聞かせようシリーズ。
菅原孝標女に続く源氏物語オタクとして平安文化史に燦然とその名を遺す藤原俊成・定家親子は
きっとミュージカルみたいに語って藤原忠平をドン引かせてそうだなと思ってこうなりました^^
「紫式部歌よみの程よりも物かく筆は殊勝なり。
そのうへ花宴の巻はことにえんなる物なり、源氏見ざる歌よみは遺恨の事なり」
(六百番歌合・十三番より)
俊成はこのひとことによって源氏物語を「顕彰すべき古典化」したように思う。
あなたこれ知らないの?って言葉はその物に権威を与えますね。
俊成が発案し定家が引き継いだ多くの仕事は研究者やアーキビストの仕事と似ている。
歌合に出て腕をみがくのはもちろん大切としながらも
「この本を読めばこういう歌が勉強できる」と案内するのはライブラリアンのレファレンスに、
過去の資料を研究し解説をつけて顕彰するのは学芸員の仕事とそっくりです。
古今集や源氏や枕草子を、朝廷における文化レベルや定家自身の経験と勘に照らし合わせて
歌詠みたちが継承するに相応しいと決めたこと、
校訂本をつくり当時の現代人(つまり鎌倉時代人)が読めるようにしたことも
(源氏物語や枕草子と定家たちの時代は200年近くの隔たりがありました)、
多くの書物が現代まで「古典」と呼ばれる大きな効果になっていると思う。
それらは現在、京都の冷泉家時雨亭文庫で保存されています。
京都は歴史の中で何度も危機的状況に見舞われましたが
冷泉家の人々が雨にも風にも戦争にも負けず守り続けてきてくれたお蔭で今もそれらが読めますので
今後も古典オタクのひとりとして応援していきたい。
そういえばあと1ヶ月半で古典の日ですね。
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