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北陸・近畿縦断の旅その2。

2015.09.24 23:32|旅行
旅行2日目です~1日目はこちら
今回は福井県内と、ちょこっと奈良です。

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まずは朝食!納豆ごはんとお味噌汁、サラダ、ヨーグルト。
しっかりいただいて今日も1日楽しむぜ(゚∀゚)☆

福井駅でレンタカーを借りて、最初の目的地・永平寺を目指します。
天気は曇りで雨はぽつぽつ、このままもってくれないかなーとぼんやり考えながら
30分ほど車を走らせまして。
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ひゃっほう、永平寺に到着☆
入口に建つ石碑には永平寺開創・道元さんの歌が刻まれています。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」

門前町にはこれを含む9つの歌碑が立っていまして、
道元の歌を集めたとされる『傘松道詠集』から引用されているとか。
傘松というのは永平寺の山号である吉祥山の旧名です。
1244年、45歳の道元が越前(今の福井)に来て最初に建てたお寺の名前は傘松峰大佛寺といって
2年後に吉祥山永平寺と改めたのだそうで、
由来は中国に初めて仏法が伝来したときの元号「永平」から。意味は「永久の和平」だそう。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
 
 
拝観料を払って門をくぐりますと、吉祥閣という建物に案内いただきまして
若いお坊さんが永平寺の歴史や建物、僧侶の日々の修行について説明してくださいました。
詳細は動画がこちらにございますので割愛しますが、
道元が僧侶育成を目的に建てたこのお寺の中では
毎日のお勤めだけではなく炊事、掃除、お風呂やお手洗いに至るまですべてが修行とみなされるそうで
参拝者にこうして説明するのも修行のひとつなのだとか。
「永平寺は修行の場ですので観光の気持ちを忘れて静かにお参りください」
「僧堂(僧侶の寝起き場)、東司(お手洗い)、浴室は三黙道場といわれ一切の私語が禁止されています」
「拝観中は建物の外へは出ないこと」
「堂内は何を撮影されてもかまいませんが、修行僧にはカメラを向けないこと」
「フラッシュ撮影は禁止」
との注意を心に刻んで、さあレッツお堂拝観!

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傘松閣の大広間。
画家144人から奉納された花鳥画の天井絵は全部で230枚!壮観でした。
天井が高いので画家の署名とかまで読めないのですけど、
1枚1枚にお寺への思いが込められているのだろうな。

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永平寺は山の斜面に建つお寺ですので階段がたくさんあります。
ときどき修行僧さんたちともすれ違うぞ!堂内は左側通行。

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階段を登りながら仏殿をのぞむ。

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仏殿から法堂へ向かう途中から見えた承陽殿。
永平寺開祖である道元さんの御真廟で、つまり曹洞宗の聖地ですな!

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法堂まで登って来ました。いわゆる本堂で、朝のおつとめや説法が行われる道場。
ご本尊の聖観世音菩薩様をお参りして、手前にいらした阿吽の白獅子さんたちに萌えた。

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大庫院に降りてきた。
写真は2階で撮影したものです。堂内にお祀りされているのは韋駄天像。
1階には修行僧の食事を作る「典座寮」と呼ばれる台所があります。
道元さんは食事も修行のひとつと考えておられたそうで、その精神に準じて料理も行われるとかで
典座寮に配属されたお坊さんは永平寺に暮らす人全員の食事を作るのが修行なのだそうです。
お坊さんのお話によると「食事は朝のお勤めまでに済ませますので僧侶は4時起き、
つまりここに勤める僧侶は夜中の1~2時には起きて準備を始めます」
「1日中ひたすら野菜を切るだけ、米をとぐだけの僧侶もいます」とのことでした。
ひいぃっ。

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渡り廊下から仏殿正面をパチリ。
堂内中央に釈迦牟尼仏、右に未来弥勒仏、左側に過去阿弥陀仏の三世如来がお祀りされていて
昼夜の勤行などが行われます。
お庭も刈り込まれた木と蓮の葉、燈籠があるだけのすっきりきれいな印象で
禅寺のお庭って感じ。
修行僧さんたちが廊下を通るとき必ずこの場所で立ち止まって合掌なさるお姿が美しかったです。

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山門の内部へやって来ました。
永平寺にいらっしゃるお坊さんたちが生涯に2度、入門するときとお寺を去るときに通る門で
正面から出入りできるのはご住職のみという大変格式の高い門です。
ウロウロしていいのかとドキドキしながらもウロウロ。いやあ力強い造りでした。

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門の両側には仏教の守護神である四天王がお祀りされています。
数年前に修復されたそうでピカピカ☆

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祠堂殿(舎利殿)にやって来ました。一般の方々の納骨や供養などの法要が行われるお堂です。
修行僧のみなさんが毎朝の勤行にて供養なさっているとか。

三黙道場である僧堂・東司・浴室も見学してきましたが
ガチで堂内がシーンとしすぎてカメラを向けるのも憚られましたので撮影してません…。
わたしは一人旅でしたので、誰かと会話することがそもそもありませんでしたけど
かすかな雨だれ、お坊さんたちの事務的なささやき、ときどき鳥が鳴く声のほかは
人の足で床が軋む音がむちゃくちゃ響いてるレベルの静けさで
堂内を撮影させていただくときも一応、シャッター音はオフにしてた。
それくらい静まり返った場所でした。
早朝のお参りで参拝者がほとんどいなかったにしてもちょっと類を見ない静寂を体験しましたね…。

瑠璃聖宝閣(宝物館)に行ったらわたし1人しかいなくて貸切状態で、
普勧坐禅儀(中国から帰国した道元が禅の奥義を記した書物・国宝)や永平寺境内図や仏像などを
ゆっくり見学できました。
入ってすぐ、六波羅探題からの下知状が展示されてておおってなりました!
各地の関所とか、中国(当時は宋)へ渡るための通行許可証だよ~。
隣には院宣も展示してありまして1223年の発行で、道元が23歳のときのですね。
(ちなみにこの前年に今の千葉県で日蓮が生まれている)
たぶん道元に永平寺の開創を要請した波多野義重(彼は永平寺の土地の地頭でした)が
六波羅探題に勤めていたから彼も発行に一役かってるんじゃなかろうか。
承陽殿には道元のほか義重も祀られているそうです。
(余談ですが波多野義重さん初めて知ったのですがすんごい剛の人ですな…。
承久の乱で右目に矢を受けたけどその矢を抜いて射返して戦い続けた独眼武将とかさ、なにそれ)

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お堂のお参りを終えていったん外に出まして、永平寺川沿いを歩いて寂光苑へ向かいます。

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寂光苑。
道元禅師750回大遠忌の記念事業として15年前に整備されたそうで
道元の御廟やご両親の報恩塔、永平寺歴代住職の墓などが並んでいます。

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稚髪像。道元が出家を志した少年期のお姿を彫ったものだそうです。

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苑の向かいに流れる玲瓏の滝。
周囲は木と苔がたくさん生えていて大変みずみずしい空気にあふれています。マイナスイオン!
9月でこれだけ涼しいのだから真夏でもかなり涼しいのではないかと思いました。山奥だしね。

永平寺のお参りを終えた後は、再び頼もしいレンタカーに飛び乗って
(途中でナビに高速道路へ連れ込まれそうになったりしたけど)1時間ほどドライブしまして
東尋坊に到着!
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東尋坊に一番近い入口のあるお店にきたよ~。
事前にストリートビューでチェックしておいたから駐車場があるのはわかっていたのさ…ニヤリ。(何)

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そんなわけで東尋坊の遊歩道に降り立ちました!
もうすっかり青空だよ!うおおよかった~~景色を見に来たのに雨とかシャレになりませんのでね。
(なぜ金沢はこうじゃなかったのか…日頃の行いでしょうか)

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岩場に一歩踏み出すともうこんな光景です。うおお、スゲー!

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やっべ吸い込まれそうな青、うわーうわー!
もう、去年の天橋立の時みたいにあまりの景観に圧倒されてしまって
「すごい」「やばい」「怖い」の3語しか口から出てこない有様だったのですが、
周囲を見たら他の人も同じようなことしか言ってなかったっていう(笑)。
あと海風がとても強くて「飛ばされないで」「足元気をつけて」などの注意も飛び交ってた。

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東尋坊は約1200万年前の地質時代にマグマが冷え固まってできた火山岩が
海水による浸蝕を受けて現在の姿になったとされているそうです。
名前の由来はとんでもない暴れ者だった東尋坊というお坊さんが突き落とされた場所ということで
毎年彼の命日である4月頃は海が大荒れになるそうですが、
わたしが訪れたときは風は強くてもそんなに波は高くなかったように見えました。
いつも見ている地元の人たちはそういえばどう見えていたのかな。聞けばよかったかも。

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降りてきた岩場を振り返るとこんな感じ。ごつごつ。

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海だ海ー!!(←海なし県民)
いいお天気だし海は青いし雲は迫力あるし!最高。

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高い場所から見下ろしてみました。
岩が人間にはとても思いつかないような形してる。自然のアートだ。

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階段が設置されている部分もあるけど、それも途中までしかなく
あとは岩場をつたって下まで降りていく人がほとんどでした。

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結構海面すれすれまで下りて行ける。

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横を見ると大岩がそびえたっておりました。
彼はいつからその姿でこの海を見ているのかな…。

ひたすら圧倒されてボーっとしながらたっぷり景色を堪能して、
福井駅に戻ってレンタカーを返したあとは
前日から目をつけていた駅の和食屋さんでランチです!
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鮭のクリームコロッケに加賀野菜のポテトサラダに煮込みハンバーグ。
お腹いっぱいになりましたよ~ご馳走様でした!


午後は在来線に乗って、近畿まで長距離移動です。
サンダーバードとか使えば早く着くけど、色々事情もあって(要するにおかn←自主規制)のんびり移動。
福井~京都・奈良を移動するといえば思い出すのは紫式部さんですな…。
彼女は父の為時が越前守に任じられた際、父と一緒に越前までやって来ているのです。
わたしは交通機関を使いましたが、電車でも4時間かかってくたくたになりましたのに
昔の人は人力でこの移動を何日もかけてやったわけで
本当、彼らをヘタレ呼ばわりしてはいけないと何度目かわかりませんが思った。

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敦賀駅で乗換のため途中下車したら、福井駅で見かけた恐竜博士がここにもいた。

移動の後半は電車が琵琶湖沿いを走っていたので、車内から琵琶湖がよく見えました。
結構山の上というか高架を線路が走っているのだけど湖の果てが全然見えませんから
海と呼ばれるのもさもありなんと思う。

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4時間の長旅を終えて奈良に着いたときには夜になっておりました。
写真は近鉄奈良駅近くでみつけた道しるべ。今度訪ねてみよう。

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近鉄奈良駅から徒歩5分、東向商店街の横道にひっそりたたずんでいる
奈良時代コンセプトカフェ「ことのまあかり」さんにやって来ました。
Twitterで何度か見かけてぜひ行ってみたいなーと思ってたのです。

室内はワンルーム、アジアンテイストな内装でエキゾチック。
イートインと雑貨販売スペースが並び、テーブル席からはキッチンでお料理する人の顔も見えて開放的。
テーブルには出土品フィギュアがそれぞれ置いてあって、わたしの席は遮光器土偶でした。シャコちゃん!
メニューも古墳珈琲や奈良ワイン、大吟醸大伴家持など奈良をイメージするおしながき。
ほんとこういうカフェが大好きな人間にとって最高のシチュエーションを用意してくださってて
これはリピートしたいなと思いました。

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奈良時代にも食されていた栗・鴨肉・蘇のおつまみセットをいただきました。
須恵器に盛りつけてくださるんですよ~何てすばらしいうほほっ、雰囲気抜群。
蘇は古代のチーズのことで渋い味、
鴨肉は生肉だそうですがわざわざ焼いてくださって有難かったです。
「お皿の須恵器は九州の陶芸家さんが焼いてくれて
現代にあわせて改良もしてあって食洗機・レンジ・直火OKなんですよ」と
お店の人に伺いました。
古代の食器をレンチンできるのもすごいと思いますが、直火も雰囲気ありそうだな…(笑)。

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食事の後は夜の奈良公園へ。東大寺の南大門や大仏殿がライトアップされているのです。
興福寺や春日大社、平城宮跡のライトアップは通年ですが
東大寺はこの時期だけなのでぜひとも来たかったのでした。

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ナンダイモーン☆
夜に見るのは初めてですがお昼と雰囲気全然ちがいますね、のしかかられそう。

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金剛力士像もライトアップされてるよ!阿形さまー!!
ああ相変わらずなんて立派なお姿…鍛え抜かれたお体がいつもより立体的に見えますぞ。

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かっこよすぎる。
もうその掌で徹底的にしばかれたい…と、ここに来るたび思ってる気がする。

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吽形様はと振り返るとこんな状態。
去年の奈良旅行では阿形様が修復中だったから、今度は吽形様なのだね。
おふたりが顔を合わせる時期にまた訪れたいものです。

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中門。
朱色の美しい門ですが、夜は一段と赤さを感じる。

2015nara10.jpg
中門から奥へは行けないので、隙間からズームアップして大仏殿を撮影。
真っ白にライトアップされています。
夜間拝観とかしないのかな~ぜひお近くまで行って眺めてみたい。

2015nara11.jpg
鹿さんいた!
こんな時間まで歩いてるんだなあと思って、こんばんはーって挨拶したら
まじまじと見つめられました。。(^ ^)ワアァ

この後はバスで駅まで戻って、コンビニでごま豆腐と野菜ジュースだけ買ってホテルにチェックインして
テレビでぶらぶら美術館の京都スペシャルを見ながら夜食にしました。
上賀茂・下鴨神社ひさびさに行きたくなったなー!
六道珍皇寺をがっつりやってくれたのはすごくうれしかったです、
地獄絵やだるま商店さんの屏風をあんなに長く映してくれるとは…写真撮れないので有難い。

次回記事は旅行最終日、奈良と京都の様子をお届けします☆
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歴史やアートも溺愛中
最近は新幹線とシンカリオンも熱い
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