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秋に動く山。

2015.10.18 21:27|歴史
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川越まつりに行ってきました!
山車にお囃子に出店もたくさんあって賑やかだった~。
去年は夜のお祭りを楽しんだので、今年はお昼に行きまして
時間もたっぷりあったので去年より山車もお祭も楽しめてよかったです。

川越まつりは1648年に当時の川越藩主だった松平信綱が
川越氷川神社にお神輿を寄進し祭礼を奨励したところ、
華麗な山車や氏子が町内を巡行するようになり町衆も楽しむようになったのが始まりです。
江戸400年の祭だぜ!
(その松平信綱さんというのは知恵伊豆と呼ばれ徳川家光の左の手と言われ、
1922年に埼玉県初の市制を布くきっかけになるほどに川越の基礎を育てあげたあの人ですな)

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駐車場まで聞こえてくる祭囃子をたよりに歩いて市役所へ向かっていたら
さっそく山車に出くわしました~新富町の鏡獅子☆

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てっぺんにいるお人形。大切に保存されているのだろうなあ、とても綺麗です。
鏡獅子は能「石橋」に取材した歌舞伎の演目に出てくる文殊菩薩のお使いで
劇中では勇壮な舞を披露します。
毛振りといって髪をグルングルン回す演出で有名な舞踊ですな。

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すぐ近くにいた猩々の山車。
川越まつりの山車は各町内の自治会が所有するものがほとんどですが
こちらは川越市の所有のため市役所前にいることが多いようです。

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猩々さんのアップ。中国の想像上の生き物で、能「猩々」にも登場します。
肩に背負っているのは無限にお酒が湧いてくる酒壺。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開閉しますのでどうぞ☆
 
 
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市役所前に着いたら川越氷川神社の神幸祭の真っ最中でした!うおおお!
由来はこちらに詳しく載ってますが、毎年この時期、市内10ケ町を氷川の神様が見て回るお祭だそうで
総勢120人以上の大行列とか。
こんなに神社の人たくさんいるの久しぶりに見てむちゃくちゃ興奮してしまった…!
綺麗な衣装に雅楽に神馬、お神輿!たいへん眼福な光景でありました。

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川越市長のご挨拶。川越まつりの開会宣言も兼ねています。
昔々の神幸祭は市内を巡行する途中で川越城に立ち寄り城主に挨拶する習わしだったらしく、
それで今は市役所に来て市長が挨拶、なのですな。

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先触れ太鼓が響く中、氏子総代の引率で行列は神社に戻られるとのことで、
宮司さんの馬の後をついていきます。
雅な服装のお方が馬に揺られてアスファルトを行くお姿ほんと尊い。

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神社に戻って来たよー。

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猿田彦は八つ手の葉を振って邪気を払ってくれます~お茶目。

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雅楽師さんたち。笙と篳篥と横笛。

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神職さんと巫女さん。

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彦神と姫神のお神輿がそれぞれ通ります。

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斎姫さんのお輿。

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後ろ姿もすてき~髪型とか髪飾りとか。

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本殿に神様が戻られたら、みんなで二礼二拍手一礼。
なにぶん境内が小さくていらっしゃるので関係者の皆さまと距離が近くてのう…
こんな間近に居ていいのかしら。ありがたやありがたや。

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以上をもちまして神幸祭はお仕舞いです、お疲れさまでした。
本殿のそばに獅子頭、四神旗、供物。神様のためにつくられたものはきれい。

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ぬいつけまもり。
安全にお祭に参加できるよう祈願したお守りで、川越まつりの2日間だけ配られます。
本来は衣服や帯につけるそうで(アイロンでもつくよ!)、
どうするべきかと思いましたがお祭の間はバッグに入れて持ち歩いてました。

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祭囃子が聞こえてきたので振り向くと、神社の鳥居の前に山車がきてました!

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六軒町の三番叟の山車でした。
川越まつりの山車はもともと、御神幸の行列に各町内から供奉するようになったのが始まりなので
たぶんそれで神社にやって来たのかなと思います。
上勾欄にお人形が出てなくてあれ、どうしたんだろうと思ってたら、

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お。

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おお。

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おおお~出た(゚∀゚)☆
ゆっくりゆっくり、3人がかりで大事そうに出されてました。
こちらのお人形は能「三番叟」に出てくる黒式尉だそうです。お面が黒いね。

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ひとしきりお囃子を披露した後、「ソーレ!」と六軒町の人々に引かれて去って行きました。
引く人々は老若男女数十人。みんな楽しそう。
山車はそれぞれの町で大切に保管されていて、「うちの山車(ドヤァ」みたいな意識が皆さんあるそうな。
なんだかほのぼの^^

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氷川さんの前にはもう一台、宮下町の日本武尊が来ておりました☆

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お人形もみずらを結ってちゃんと古代の装束ですよ~。

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四方幕には草薙の剣が。

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囃子台ではこんなかわいらしいひょっとこが舞を披露していたよ!
たぶん女の子さんだと思いますがとても素敵でした、
この日のために一生懸命練習したんだろうな。

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2時から山車の勢揃いが見られるというので市役所へ戻ると
うっはー、やってるやってる!

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川越まつりの山車は全部で29台あり、今年は13台が出されるそうで
このとき市役所前に集まっていたのはそのうち6台。
なんですかねこの青空と雲の下のイケメン選手権のようなイベントは!
ひとつひとつが大きいだけに揃うと壮観です、うおお迫力~~祓いたまえ清めたまえ~~~!!(落ち着け)

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さっきも見た鏡獅子は相変わらずかっこいいです☆

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幸町の山車、小狐丸。
その昔、京都三条の小鍛冶宗近の作刀に稲荷明神が手を貸したという逸話がありまして
(「小鍛冶」のタイトルで能にもなってるよね)、
そんな小鍛冶宗近の人形です。手に持っているのは刀を打つための鎚。

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志多町の山車、弁慶。
ご存知、武蔵坊弁慶が安宅関にて草刈童子に道を尋ねているという、
何とも物語性に満ちた人形です。

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末広町の山車、高砂。
高砂は相生の松に寄せて世の中や長寿を寿ぐたいへんめでたい能の演目です。
末広町が元々は相生町だったことからこの人形なのだとか。

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松江町一丁目の山車、龍神。
能「春日龍神」に取材した人形で、この龍神は奈良の猿沢池に棲んでいます。
頭に金色の龍頭、胸に能面、かっこいい。

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猩々はどの角度から狙ってもご尊顔が全然見えない(^ ^;)。

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アナウンスによる山車の紹介が終わると、回り舞台がぐるりと回ってお囃子を見せ合います。
(山車の台座の上は回転するようになっているのだ)
3台の山車が一斉にガラリ!と音を立てて向きを変えるのほんとかっこいい!
お囃子は割と近くで拝見しましたが、なにぶん人が多すぎて思った以上に聞こえないもんですね(笑)
でも耳に残るやさしい音色です。

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そこへさっきの三番叟が車輪とアスファルトを響かせながら通り過ぎていきました。
ゴゴゴゴゴ……

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これだけ大きいと道路標識や街灯の側を通るのも大変です。
おじさんたちが「左、左」「よしオッケー!」とか叫びながら山車が華麗に信号機をスルーしたときは
拍手が起きていたよ(笑)。
どうしても通行が難しい場合はお人形を引っ込めることもあるので更に時間がかかるというね。
雨の日とか大変そうだな…。

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ガラガラ引かれて、札の辻の交差点にやって来ました。
蔵造り一番街方面へ向かうため、何人もの人の手で回り舞台をまわして向きを変えます。
ゆっくりやるのでは回らないらしく、おじさんお兄さんたちが呼吸を合わせて
「せーの!」ってガラガラッ!と回すのでものすごい音がする。

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蔵造りの街並みに突入!

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この辺りは川越で最も観光客の多い場所であるうえにお祭の2日間はホコテンになってて
出迎える人たちも大勢。
でも山車が通ると自然と道があくのよな~みなさんマナーをわかってらっしゃる。

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景色と山車をパチリ。
市役所前の勢揃いもかっこよかったけど、やっぱり江戸時代の山車ですから
小江戸の街並みを背景にするとすごくマッチします。うおおここは江戸時代やー!

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遅いお昼ごはんのため入ったベーグル屋さんの窓際カウンター席から鏡獅子を撮影。
山車を見下ろしながらの食事は最高です!
(そして夢中だったためかベーグルの写真を撮るの忘れてしまいました…まあいいや)

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川越に来たら必ず寄る着物屋・福服さんを物色してお店を出たら
目の前に弁慶が来てた!

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と、進行方向からは別の山車がやって来ていました。
まだ夜じゃないけどすわ曳っかわせか?と思いきや、

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お。

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おお。

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おおお~。(本日2回目)

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お互いに道を譲り合って無事にスルーできました~よかったよかった。

なんかあれよあれよという間に色々拝めてむちゃくちゃ楽しかったです…!
特に山車はやっぱり大きいし派手だし見せ場が多くて最高にかっこいいし
大通りだけじゃなく路地裏まで入っていくんですよ!氏子さんたちのコントロール能力に感動しました。
川越ほんとにいいところです☆
願わくば氷川神社の神幸祭をもう一度心ゆくまで拝み倒したいし
今度は宵山や曳っかわせも見てみたい、
毎年Ustreamの中継で見てますがマジかっこいいのじゃー!
鳶のはしご登りも見たいぞ~消防署の出初め式と同じ空気を感じます。いつかナマで。
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テーマ:お祭り&行事
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