歳末の京都&神戸旅。
先月の連休に引き続き関西へ日帰り旅行してきました。
まだ体調が完全によくなったわけじゃないんですけど、
仕方ないんです我らが六道珍皇寺さんが「23日の小野篁忌に限定御朱印あげます」とか
公式サイトに書くからいけないんです!!(別にいけなくはない)
あとずーーっと気になりつつも開催地が神戸で「遠いがな!」と二の足を踏んでいた衣装展が
京都からなら電車で1時間ということに気づいてしまったからいけないn(以下略
というわけでいつになく無計画の弾丸京都・神戸旅を決行。でも意外と何とかなりました。ホッ。

例によって夜行バスで早朝に京都駅に到着、
朝ごはんは烏丸御池の伊右衛門サロンに行きました。
開店前でも結構並ぶお店なので早めに行きましたらすぐに案内してもらえて、よかった。

去年はスタンダードに朝ごはんだったので、今回は薩摩赤玉の玉子かけごはん!
こってり濃い味おいしい味でした。次回はお茶漬けが食べたい。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

12月の南座にキター!
顔見世のまねきが上がってるの1度見てみたかったんだ、関東では見られませんのでね。
中村雁治郎さん襲名披露公演おめでとうございます\(^o^)/

下から見上げるとなお壮観。
これだけの役者さんたちが関わって舞台ができていると思うと改めて胸熱。
今回は観劇しなかったけど、そのうち12月のチケット取って
「やっぱり年末は顔見世ですね」とかはんなり言ってみたいです(*´Д`)。

興行中のしるしである櫓が上がっています。歌舞伎座は紫ですが、南座は赤色。

南座の向かい側にある元・北座の聖護院八ツ橋さんのビルにも北座の櫓が上がっていました。
南座とセットで眺めるの楽しい^^

南座から歩いて(途中建仁寺の境内を通り抜けて法堂に挨拶したら窓からご本尊がチラリと見えた)、
はい、もはや恒例となりました(笑)六道珍皇寺に到着。
1年に1回くらいのペースで訪れていたのが今年は4回も来てるっていうね。
うっかり篁の御朱印帳買ったのと、珍皇寺さんが今年からやたら御朱印の種類を増やしたので
かつてないほど珍皇寺さんに貢いだ1年になりました。
小野篁は852年12月22日に没し、珍皇寺さんでは翌日の23日に毎年供養が行われまして
今年は没後1163年目にあたります。
9時過ぎにお寺へ行きましたら、本堂には先月と同じく数十人の行列ができていて
御朱印をいただくのに1時間以上かかりました。。
篁忌に訪れたのは初めてですけど、毎年こんなに混むのでしょうか。
御朱印帳を受付に預けて待っている間に本堂をお参りしましたら
ご本尊の薬師如来さんの前に木彫りの小さな「元参議従三位小野篁卿」像が立っていました。
この日だけ出されるのかな…お焼香もさせていただいた。

先月は半分も紅葉していなかった閻魔・篁堂前のもみじが1ヶ月後の今回はすっかり終わっていた件。
見頃は12月初旬くらいだったのかも。
また秋に来られるかわかりませんが、次回はタイミングに恵まれたらいいな。

12月23日限定、小野篁・閻魔大王の御朱印です。
去年までは篁だけだったのが今年から閻魔様が増えたというのも混雑の理由かもしれない。
しかも年明けからの非公開文化財特別公開では
珍皇寺所蔵の閻魔木座像が表紙の御朱印帳(閻魔様御朱印入り)が買えるそうです!
お寺の人に伺ったら「来月はあまり冊数が用意できませんが、春以降にまた作りますので
ホームページをチェックしてくださいね」とのことでした。
冬はちょっと来れるかわからないので、わたしの御朱印ラッシュは今回で一段落かな。
春には若葉色の御朱印がもらえるそうなのでまた考えなくては(^ω^)

電車とバスを乗り継いで千本通の千本ゑんま堂へ。こちらも小野篁ゆかりのお寺です。
数年前に節分行事で訪れて以来のお参りで、すごく久し振りに感じたけど
境内は全然変わってなくて懐かしかった。
引接寺(千本ゑんま堂)は、小野篁が自分で彫った閻魔像を安置したのが始まりとされます。
むかしこの辺りは蓮台野と呼ばれる風葬地だったようですが
篁が塔婆と迎え鐘を使って供養をした風習が現在まで残っているとか。
ご本尊の閻魔法王坐像は室町時代の仏師による作で(それまでの像は応仁の乱で焼けてしまった)、
身長が2.4メートルもの巨漢です!でかい。
(ちなみに本堂の内陣は閻魔様の裁判所を模して作られている)

ゑんま堂も篁忌には毎年お護摩が行われます。
珍皇寺に寄っていたので護摩供養も護摩焚きも間に合わなかったけど、
振る舞われるお餅はいただけました。
小野氏の祭神である米餅搗大使主命は日本で初めてお餅つきをしたらしくて
お餅やお菓子の神様とも呼ばれています。
そういえば大津の小野神社が米餅搗大使主命を祀ってなかったっけか、そのうち行ってみよう。

お寺の中は行事でてんやわんやでしたが御朱印をお願いしたらいただけました~。
お忙しい中本当にありがとうございました!

本堂の隣に精霊堂があり、篁像も拝観できます。
わたしが訪れたときはちょうど篁の法要の真っ最中で、有難いことに末席に加えていただいて
参拝者のみなさんと一緒に般若心経唱えてきました!
ご住職からは篁やお供えの解説を聞くことができまして
(毎年法要の際には高野槇と蝋梅をお供えするのが決まりとか)、大変貴重な時間でした。
また機会があればお護摩体験してみたい。

境内に立つ紫式部供養塔。
鎌倉時代にゑんま堂の住職だった円阿さんというお坊さんが
あの世における紫式部の不遇な姿を夢に見て建てたと伝わります。
(物語を書くことは仏教における嘘にあたり、
源氏物語を書いた式部はそのために地獄に落ちたという言い伝えが当時はありました)

供養塔の隣には、子どもの背丈ほどの小さな紫式部像が。
前に訪れたときはまだなくて、その後建立されたとのニュースを見たのですが
このたびやっと会いに来られました。かわいい^^

京都駅に戻って、ランチをどうしようかとポルタを歩いていたら良さ気なお店を発見。
パスタかうどんを選んで、スイーツも3つまで選べるというコンセプトが楽しそうで
お昼時でどのお見せも行列ができていたけど運のいいことにほとんど待たずに入店できました。

レタスと鶏肉の豆乳パスタ!
スイーツはチョコケーキと抹茶シフォンケーキ、あと冬至が近かったのでかぼちゃサラダにしました。
店内BGMのビートルズを聴きながらのんびりランチ、ご馳走様でした☆

ランチの後は、電車を乗り継いで神戸に移動。
大阪での乗り換えがうまくいかなくて(阪神梅田駅へ行くはずが阪急梅田駅へ迷いこんで
駅員さんに助けてもらいました。ありがとうございました!)電車1本乗り過ごしたけど
なんとか無事にアイランドセンター駅に着きましたよ。

目的はこれ!神戸ファッション美術館の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展。
駅にポスターがあってわくわくしながら出口の階段を下りて歩いていたら
ふいに篳篥の音が聞こえてあれっと見回したら
近くのビルのふもとで篳篥の練習をしている人がいました。
京都の鴨川でトランペットやホルン吹いてる人はよく見るけど、篳篥は初めて。。
とても優雅な気持ちで美術館に向かえました。あのときの方ありがとう。

ファッション美術館は神戸ファッションマートの中にあります。
UFOとかすり鉢みたいな形の吹き抜けが印象的。
展示は、戦後まで京都で実際に行われていた「染織祭」に参加した女性たちが着ていた
古墳時代~江戸時代までの衣装をまとめて見られるというものです。
染織祭は、京都の染織業者の振興のために復元された時代衣装をまとった女性たちが
市内をパレードするという、葵祭や時代祭のような雰囲気のお祭だったらしい。
(当時は葵祭・祇園祭・時代祭と染織祭を合わせて京の四大祭と呼ばれていたとか)
展示室には1931年4月の日出新聞など、染織祭のことを掲載した新聞パネルも展示されていて
白黒写真でも当時の賑わいが充分伝わってきました。
ついでに記事の隣に載ってたロックフェラー財団の模範市や丸紅の広告などもおもしろかった、
ひとつの出来事を知ると同時期に何が起きていたかを知りたくなる歴オタの性です。
入口に奈良時代の官僚女性衣装と、江戸末期の武家女性衣装を着た人形さんたちが立っていて
ガラスもなかったので前から後ろから360度グルグル回って鑑賞しちゃいました☆
奈良女性の透けるような衣が美しく、
武家女性は着物の豪華さもさりながら唐獅子の懐紙まで入れてあって
細部まで手を抜かない再現度に感動。
すばらしかったのがキャプションに人形制作担当・結髪担当・装束担当のお名前が載ってて
さらに着付けの映像がモニターで上映されていたことです!
袴姿の男性が何枚もの着物を人形さんに着せていて
(女性の着物は昔からかなりの枚数を重ね着します)、
全部終わってからお人形の手首を腕にはめて扇子などの小物を持たせて完成。
結髪師の女性がお人形さんの髪を結う作業で、髪をまとめて紐で結ぶとき口を使っていたのが
なんだか妙に印象に残りました。
両手がふさがったほんの一瞬くっと口にくわえただけですけど
こう、ものすごく職人の手際の良さみたいなものを感じた。
(ちなみに人形師と結髪の人は京都御所の一般公開時のお人形制作にも関わったそうな)
時代衣装行列のコーナーもトルソーが着物を着ていて立体的に展示されているので
着物のデザインも着付けも前後左右から鑑賞することができますし、
染織祭で使用されたのぼりや太鼓や扇子や神楽鈴などの小物のほか
お祭の図録や関係者名簿、写真に絵はがき、抽選くじのラッキーカード当選番号に至るまで
当時を立体的に偲ばせる内容になっています。
衣装の隣には衣装デザインの掛軸が並べられていましたよ。
古墳時代の衣装をズラリと並べたコーナーは
デザインも色もひとつひとつ違う衣装がたくさん見られますし、
モニターで染織の解説もしてくれていました。
忍摺りという大きな楓の葉に染料をぬって直接衣装に貼りつけて染める手法にびっくり、
あんなにダイレクトに葉っぱ貼りつけちゃうんだ!と、実際に展示された衣装を見てみたら
ほとんどが植物の形の模様になってておお、こんな感じに見えるのかと感動しました。
モニターの解説も字幕つきでよかった、
美術館ですから音声がもともと小さく設定されているので助かりますし
耳の聞こえない人にもこれなら解説を見てもらえますね。
あと、この展覧会は和服、つまり着物姿で来館すると無料で入館できるそうです!
わたしは、当日は雨の予報もあったので洋服で行きましたが
和服がお好きな方はぜひ着てご鑑賞なさってみてはいかがでしょうか。
ベーシック展示も見てきまして、西洋ファッションの変遷もおもしろかったのですが
奥にあった武田秀雄氏の「ジョルジュ・スーラに捧ぐ」に釘付け。
スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を90万本のまち針で再現した作品です→こちら
キャンバスに針がみっしり刺さっててものすごいボリューム感…まち針で点描、かっこいい。

美術館の入口ではクリスマスの展示も。
イギリスの伯爵家から譲り受けたアーカイブコレクションだそうです。
大きなクリスマスツリーにサンタクロースや天使の人形、ぬいぐるみ、オーナメントやカードなど
クリスマスに関する世界中のグッズが展示されていました。

六甲ライナーに乗って帰りますよっと。(今度は大阪で迷子にならずにすみました)

京都駅に戻ってきました~巨大リスマスツリーを拝みます☆今年2回目。

ツリー向かいにある階段のイルミネーションもきれい。
この日は雨で、階段には天井がないにも関わらず大勢の人が登ったり下りたりしてて
みなさん楽しそうでした。

青くなったり。

赤くなったり。

帰りの新幹線の中で夕ごはんにしました。
笹巻き寿司と、nikinikiでゲットしたクリスマス生八ツ橋です。

アップ。「ノエル」というセットで雪だるまとお星さまです。かわいい!

帽子とマフラーだけ忘れ物っぽく置いてみました。nikinikiのクオリティほんとすごい。
食べ物で遊んじゃってますけど遊び心のある食べ物は大好きです。
というわけで今年最後の旅行記でした!
3月の南座に始まり年末まで、今年は本当に京都を堪能した1年だったなあ。
来年はできれば春に行きたいと思ってますが六道さんの行事しだいなので予定は未定です。
他にはどこへ行こうかな…来年もいっぱい旅ができたらいいな(*´ω`*)。
まだ体調が完全によくなったわけじゃないんですけど、
仕方ないんです我らが六道珍皇寺さんが「23日の小野篁忌に限定御朱印あげます」とか
公式サイトに書くからいけないんです!!(別にいけなくはない)
あとずーーっと気になりつつも開催地が神戸で「遠いがな!」と二の足を踏んでいた衣装展が
京都からなら電車で1時間ということに気づいてしまったからいけないn(以下略
というわけでいつになく無計画の弾丸京都・神戸旅を決行。でも意外と何とかなりました。ホッ。

例によって夜行バスで早朝に京都駅に到着、
朝ごはんは烏丸御池の伊右衛門サロンに行きました。
開店前でも結構並ぶお店なので早めに行きましたらすぐに案内してもらえて、よかった。

去年はスタンダードに朝ごはんだったので、今回は薩摩赤玉の玉子かけごはん!
こってり濃い味おいしい味でした。次回はお茶漬けが食べたい。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

12月の南座にキター!
顔見世のまねきが上がってるの1度見てみたかったんだ、関東では見られませんのでね。
中村雁治郎さん襲名披露公演おめでとうございます\(^o^)/

下から見上げるとなお壮観。
これだけの役者さんたちが関わって舞台ができていると思うと改めて胸熱。
今回は観劇しなかったけど、そのうち12月のチケット取って
「やっぱり年末は顔見世ですね」とかはんなり言ってみたいです(*´Д`)。

興行中のしるしである櫓が上がっています。歌舞伎座は紫ですが、南座は赤色。

南座の向かい側にある元・北座の聖護院八ツ橋さんのビルにも北座の櫓が上がっていました。
南座とセットで眺めるの楽しい^^

南座から歩いて(途中建仁寺の境内を通り抜けて法堂に挨拶したら窓からご本尊がチラリと見えた)、
はい、もはや恒例となりました(笑)六道珍皇寺に到着。
1年に1回くらいのペースで訪れていたのが今年は4回も来てるっていうね。
うっかり篁の御朱印帳買ったのと、珍皇寺さんが今年からやたら御朱印の種類を増やしたので
かつてないほど珍皇寺さんに貢いだ1年になりました。
小野篁は852年12月22日に没し、珍皇寺さんでは翌日の23日に毎年供養が行われまして
今年は没後1163年目にあたります。
9時過ぎにお寺へ行きましたら、本堂には先月と同じく数十人の行列ができていて
御朱印をいただくのに1時間以上かかりました。。
篁忌に訪れたのは初めてですけど、毎年こんなに混むのでしょうか。
御朱印帳を受付に預けて待っている間に本堂をお参りしましたら
ご本尊の薬師如来さんの前に木彫りの小さな「元参議従三位小野篁卿」像が立っていました。
この日だけ出されるのかな…お焼香もさせていただいた。

先月は半分も紅葉していなかった閻魔・篁堂前のもみじが1ヶ月後の今回はすっかり終わっていた件。
見頃は12月初旬くらいだったのかも。
また秋に来られるかわかりませんが、次回はタイミングに恵まれたらいいな。

12月23日限定、小野篁・閻魔大王の御朱印です。
去年までは篁だけだったのが今年から閻魔様が増えたというのも混雑の理由かもしれない。
しかも年明けからの非公開文化財特別公開では
珍皇寺所蔵の閻魔木座像が表紙の御朱印帳(閻魔様御朱印入り)が買えるそうです!
お寺の人に伺ったら「来月はあまり冊数が用意できませんが、春以降にまた作りますので
ホームページをチェックしてくださいね」とのことでした。
冬はちょっと来れるかわからないので、わたしの御朱印ラッシュは今回で一段落かな。
春には若葉色の御朱印がもらえるそうなのでまた考えなくては(^ω^)

電車とバスを乗り継いで千本通の千本ゑんま堂へ。こちらも小野篁ゆかりのお寺です。
数年前に節分行事で訪れて以来のお参りで、すごく久し振りに感じたけど
境内は全然変わってなくて懐かしかった。
引接寺(千本ゑんま堂)は、小野篁が自分で彫った閻魔像を安置したのが始まりとされます。
むかしこの辺りは蓮台野と呼ばれる風葬地だったようですが
篁が塔婆と迎え鐘を使って供養をした風習が現在まで残っているとか。
ご本尊の閻魔法王坐像は室町時代の仏師による作で(それまでの像は応仁の乱で焼けてしまった)、
身長が2.4メートルもの巨漢です!でかい。
(ちなみに本堂の内陣は閻魔様の裁判所を模して作られている)

ゑんま堂も篁忌には毎年お護摩が行われます。
珍皇寺に寄っていたので護摩供養も護摩焚きも間に合わなかったけど、
振る舞われるお餅はいただけました。
小野氏の祭神である米餅搗大使主命は日本で初めてお餅つきをしたらしくて
お餅やお菓子の神様とも呼ばれています。
そういえば大津の小野神社が米餅搗大使主命を祀ってなかったっけか、そのうち行ってみよう。

お寺の中は行事でてんやわんやでしたが御朱印をお願いしたらいただけました~。
お忙しい中本当にありがとうございました!

本堂の隣に精霊堂があり、篁像も拝観できます。
わたしが訪れたときはちょうど篁の法要の真っ最中で、有難いことに末席に加えていただいて
参拝者のみなさんと一緒に般若心経唱えてきました!
ご住職からは篁やお供えの解説を聞くことができまして
(毎年法要の際には高野槇と蝋梅をお供えするのが決まりとか)、大変貴重な時間でした。
また機会があればお護摩体験してみたい。

境内に立つ紫式部供養塔。
鎌倉時代にゑんま堂の住職だった円阿さんというお坊さんが
あの世における紫式部の不遇な姿を夢に見て建てたと伝わります。
(物語を書くことは仏教における嘘にあたり、
源氏物語を書いた式部はそのために地獄に落ちたという言い伝えが当時はありました)

供養塔の隣には、子どもの背丈ほどの小さな紫式部像が。
前に訪れたときはまだなくて、その後建立されたとのニュースを見たのですが
このたびやっと会いに来られました。かわいい^^

京都駅に戻って、ランチをどうしようかとポルタを歩いていたら良さ気なお店を発見。
パスタかうどんを選んで、スイーツも3つまで選べるというコンセプトが楽しそうで
お昼時でどのお見せも行列ができていたけど運のいいことにほとんど待たずに入店できました。

レタスと鶏肉の豆乳パスタ!
スイーツはチョコケーキと抹茶シフォンケーキ、あと冬至が近かったのでかぼちゃサラダにしました。
店内BGMのビートルズを聴きながらのんびりランチ、ご馳走様でした☆

ランチの後は、電車を乗り継いで神戸に移動。
大阪での乗り換えがうまくいかなくて(阪神梅田駅へ行くはずが阪急梅田駅へ迷いこんで
駅員さんに助けてもらいました。ありがとうございました!)電車1本乗り過ごしたけど
なんとか無事にアイランドセンター駅に着きましたよ。

目的はこれ!神戸ファッション美術館の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展。
駅にポスターがあってわくわくしながら出口の階段を下りて歩いていたら
ふいに篳篥の音が聞こえてあれっと見回したら
近くのビルのふもとで篳篥の練習をしている人がいました。
京都の鴨川でトランペットやホルン吹いてる人はよく見るけど、篳篥は初めて。。
とても優雅な気持ちで美術館に向かえました。あのときの方ありがとう。

ファッション美術館は神戸ファッションマートの中にあります。
UFOとかすり鉢みたいな形の吹き抜けが印象的。
展示は、戦後まで京都で実際に行われていた「染織祭」に参加した女性たちが着ていた
古墳時代~江戸時代までの衣装をまとめて見られるというものです。
染織祭は、京都の染織業者の振興のために復元された時代衣装をまとった女性たちが
市内をパレードするという、葵祭や時代祭のような雰囲気のお祭だったらしい。
(当時は葵祭・祇園祭・時代祭と染織祭を合わせて京の四大祭と呼ばれていたとか)
展示室には1931年4月の日出新聞など、染織祭のことを掲載した新聞パネルも展示されていて
白黒写真でも当時の賑わいが充分伝わってきました。
ついでに記事の隣に載ってたロックフェラー財団の模範市や丸紅の広告などもおもしろかった、
ひとつの出来事を知ると同時期に何が起きていたかを知りたくなる歴オタの性です。
入口に奈良時代の官僚女性衣装と、江戸末期の武家女性衣装を着た人形さんたちが立っていて
ガラスもなかったので前から後ろから360度グルグル回って鑑賞しちゃいました☆
奈良女性の透けるような衣が美しく、
武家女性は着物の豪華さもさりながら唐獅子の懐紙まで入れてあって
細部まで手を抜かない再現度に感動。
すばらしかったのがキャプションに人形制作担当・結髪担当・装束担当のお名前が載ってて
さらに着付けの映像がモニターで上映されていたことです!
袴姿の男性が何枚もの着物を人形さんに着せていて
(女性の着物は昔からかなりの枚数を重ね着します)、
全部終わってからお人形の手首を腕にはめて扇子などの小物を持たせて完成。
結髪師の女性がお人形さんの髪を結う作業で、髪をまとめて紐で結ぶとき口を使っていたのが
なんだか妙に印象に残りました。
両手がふさがったほんの一瞬くっと口にくわえただけですけど
こう、ものすごく職人の手際の良さみたいなものを感じた。
(ちなみに人形師と結髪の人は京都御所の一般公開時のお人形制作にも関わったそうな)
時代衣装行列のコーナーもトルソーが着物を着ていて立体的に展示されているので
着物のデザインも着付けも前後左右から鑑賞することができますし、
染織祭で使用されたのぼりや太鼓や扇子や神楽鈴などの小物のほか
お祭の図録や関係者名簿、写真に絵はがき、抽選くじのラッキーカード当選番号に至るまで
当時を立体的に偲ばせる内容になっています。
衣装の隣には衣装デザインの掛軸が並べられていましたよ。
古墳時代の衣装をズラリと並べたコーナーは
デザインも色もひとつひとつ違う衣装がたくさん見られますし、
モニターで染織の解説もしてくれていました。
忍摺りという大きな楓の葉に染料をぬって直接衣装に貼りつけて染める手法にびっくり、
あんなにダイレクトに葉っぱ貼りつけちゃうんだ!と、実際に展示された衣装を見てみたら
ほとんどが植物の形の模様になってておお、こんな感じに見えるのかと感動しました。
モニターの解説も字幕つきでよかった、
美術館ですから音声がもともと小さく設定されているので助かりますし
耳の聞こえない人にもこれなら解説を見てもらえますね。
あと、この展覧会は和服、つまり着物姿で来館すると無料で入館できるそうです!
わたしは、当日は雨の予報もあったので洋服で行きましたが
和服がお好きな方はぜひ着てご鑑賞なさってみてはいかがでしょうか。
ベーシック展示も見てきまして、西洋ファッションの変遷もおもしろかったのですが
奥にあった武田秀雄氏の「ジョルジュ・スーラに捧ぐ」に釘付け。
スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を90万本のまち針で再現した作品です→こちら
キャンバスに針がみっしり刺さっててものすごいボリューム感…まち針で点描、かっこいい。

美術館の入口ではクリスマスの展示も。
イギリスの伯爵家から譲り受けたアーカイブコレクションだそうです。
大きなクリスマスツリーにサンタクロースや天使の人形、ぬいぐるみ、オーナメントやカードなど
クリスマスに関する世界中のグッズが展示されていました。

六甲ライナーに乗って帰りますよっと。(今度は大阪で迷子にならずにすみました)

京都駅に戻ってきました~巨大リスマスツリーを拝みます☆今年2回目。

ツリー向かいにある階段のイルミネーションもきれい。
この日は雨で、階段には天井がないにも関わらず大勢の人が登ったり下りたりしてて
みなさん楽しそうでした。

青くなったり。

赤くなったり。

帰りの新幹線の中で夕ごはんにしました。
笹巻き寿司と、nikinikiでゲットしたクリスマス生八ツ橋です。

アップ。「ノエル」というセットで雪だるまとお星さまです。かわいい!

帽子とマフラーだけ忘れ物っぽく置いてみました。nikinikiのクオリティほんとすごい。
食べ物で遊んじゃってますけど遊び心のある食べ物は大好きです。
というわけで今年最後の旅行記でした!
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