小江戸の日。

川越の「春夏冬 二升五合市」に行ってきました!
毎年1週間ほど開催される催しで、今年は最終日に「江戸の日」なるイベントが開催されて
時代劇や和楽器演奏などが見られるらしくて先月から楽しみにしていたので。
(春夏冬二升五合って何だろうと思ってぐぐってみたのですが、春夏冬は秋がない=商いで
二升は升が二つで「ますます」、五合は一升の半分で「半升=はんじょう→繁盛」というわけで
「商いますます繁盛」の語呂合わせらしい。
言われてみればポスターにも「ますますはんじょう」のルビがふってあった。なるほど)

天気予報では曇りとのことでしたが、この日は午前中からよく晴れて
春先の風もない小春日和でした。
一番街へ行く前に三芳野神社へお参りしたら桜が少し咲き始めてたよ(゚∀゚)☆
今週は気温の高い日が続くそうなので来週には満開になるかな。

札の辻交差点の観光案内所で春まつりのチラシをもらってレッツエンジョイホリディ!
この日は蔵造りの一番街が夕方まで歩行者天国で自由に歩きまわれました。

商工会や一番街のお店の人たちが江戸時代の町人の格好をして1日中うろついてくれるのも
すごい楽しくてテンションアップ↑↑↑
皆さんかつら着けて髪を結って、前掛けやたすき掛けの人もいてタイムスリップ感すごい。

こんな高札まで(笑)。
似たような人は見かけたのですが、確信がもてなかったので聞けなかった。
以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

尺八と筝の路上ライブ。
古典のほか、津軽海峡冬景色とか春よ来いなどのJ-POPなども演奏してくださいました。
「春なのに冬景色です(笑)」とおっしゃっていたけど
この日は北海道新幹線の開通日だったのでタイムリーだったと思う(╹◡╹)函館行きたい。

国指定重要文化財「大沢家住宅」前にて路上時代劇が上演されるとのことで行ってみたら
その前に和太鼓を演奏中。
太鼓を入れ替わったりクルリと1回転してまた叩いたり、パフォーマンスがかっこよくて
三味線のお姉さんもじゃんじゃん響かせていてかっこよかった。

演奏が終わるとそのまま時代劇に突入。
「おまえの父ちゃん金返さないからおまえを連れて行くぞゴルァ」と悪者が身売り代を渡して
娘さんピンチ!なところへ、

「ぼくお店のお金をなくしちゃったどうしよう…こうなったら死んでおわびを」と
色々無茶な考え方の若旦那が登場。
娘さんが「このお金でよかったら」と包みを渡すと、若旦那はさすがに断りますが
娘さんは「命だいじに」と言いまくってお金を渡してしまいます。

若旦那が家に帰ると、大旦那さんが「おまえお金を先方に忘れてきただろ~届けてもらったぞ」と言うので
若旦那大慌て。
何とか娘さんを探し出してお金を返すと、
彼女は大旦那さんがお金を貸している人のお嬢さんだったと判明して
「息子の命を救ってくれたのだから借金帳消しにします!」ということになりました。
で。めでたしめでたしかと思いきや、

悪者が戻ってきて娘さんを連れて行こうとするので、

「やめろ~」と若旦那がへっぴり腰で立ち向かって背中越しに掴まれてしまうのですが
何とか相手の足をキックしまくって応戦。無事に撃退することができました。

めでたしめでたし!
5~10分程度の気楽に見られる、からりと人情あふれる内容でした。拍手☆

終わると再び和太鼓演奏が披露されました。
時代劇の上演中も、会話シーンではお店の中から三味線の情緒あふれる音色が聞こえていたし
アクションシーンで太鼓がドンドコ鳴らされ迫力を添えたりと、なんだか歌舞伎見てるみたいな気分でした。
ありがとうございましたー!

福服さんが路上で着物1000円市をやっているところでは大筆水書道の実演も。
特殊な紙に水で書くため、しばらくすると乾いて字が消えてしまうという
まさにその時だけの一瞬の芸術。

「水がかかったらごめんなさい」とお断りがあり、大筆をブルン!と振りかぶってパフォーマンス開始。
何の字ができるんだろうと見ておりましたら、

桜!
「ここに来る前に見てきた方~」と呼ばれるとパラパラと手が上がりました。
川越本丸御殿や博物館、新河岸川沿いも少しずつ咲き始めていたね~。
文字で桜を先取りさせていただいた。

本川越駅方面から武者行列が歩いてきたので何だろうと見に行ったら
いきなり隊列が立ち止まって「???」ってなったら目の前で「放て!」って火縄銃をぶっ放されて
それも1丁ではなく10丁くらいの複数の銃がズバババン!!!!!と火を吹いて
ものすごい轟音が響き渡り、
同時に鼓膜がキーーーンてなって眩暈がしてしばらく耳が使い物にならなくなったという。。
耳をつんざくとはああいう音を言うのでしょうね…初めての経験でした。すごかった。
何度か実演してくれたのですが2回目以降は耳を塞いでました。(ので、あまり写真撮れなかった)
真田丸とか見てても思いますが、戦国時代の武将や一般庶民は日常にあの爆音があったわけで
そう考えると本当に「うおおお戦国時代マジ怖えぇ!!」という実感が湧いてきます。
まさに命掛けの人生。

川越藩火縄銃鉄砲隊の皆さんによる行列と演武でした~兜の形がみんな違ってるのが個人的に高ポイント。
着てる人たちは結構大変だと思うのですが
こんな格好の人たちが蔵造りの商店街を歩くとタイムスリップ感ハンパない。

後ろから見てもかっこいい!

蔵造り資料館前まで来ると全体が止まって、
大将役の商工会会長さんの挨拶を経てお開きとなりました。
ど真ん中に立ってる茶色いのは御手杵の杵黒熊毛槍鞘。21kgもあるらしく持ってる人は大変そうだった。。

次々色んなことが起きるのでお腹がすいていたのをすっかり忘れていて
Kiraku川越にて和風パスタをいただきました。
海苔ときのこと紫蘇でさっぱり。ご馳走様でした!

お腹もいっぱいになったので、スタンプラリーしたり買い物したりウロウロしていたら
今度は陶舗やまわの前で時代劇が上演されるというのでスタンバイ。
(やまわさんは朝ドラ「つばさ」で主人公が住んでいたお店として使われたよね)
わたしの手前に座ってたカメラマンの人が江戸町人の格好してて町人と一眼レフの組み合わせに萌えた。
あと隣にさっきの鉄砲隊の人が甲冑姿のまま座り込んで見物してたり
近くに東京新聞の記者さんもいて写真撮ってました。

さっきと同じように和太鼓の演奏がありまして、

時代劇が始まりました。
あらすじはさっきと同じですが、セリフが変わってたりアクションが足されたりしてライブ感満載。
若旦那がグーで悪者を追い払う展開からお金なくしちゃった疑惑で死にたいってなって
娘さんにお金をもらう展開になってた。

家に帰ると手違いだったとわかって解決かと思いきや、

悪者が戻ってきて今度は刀を抜かれちゃった!

お店に代々伝わるという刀を抜いて若旦那も応戦。
しにたいとか言ってたモヤシぶりはどこへやら、見事に悪者をぶったたいて倒しました。

大旦那さん役の人による「大入りありがとうございます、最後は手締めでお願いします」との呼びかけで
役者さんと観客で川越締め(シャシャシャ、シャシャシャ、シャのリズム)を行いました。
舞台と客席の境がなくなるの大好きなので楽しかった~。

全員集合!

時代劇終了と同時に交通規制が解除されて、夕暮れの一番街はお片付けムードに。
道に立てられていた高札は江戸町人によって引っこ抜かれて運ばれていきました。
そういえば時代劇と同時刻にやってた鬼平の火盗改を見はぐっちゃったなー残念…と
思いながらとぼとぼ歩いていたら、

電話してる長谷川平蔵を発見!!!
そのまま路地裏に入っていってしまって、どどどどうしようついて行こうかなと迷っていたら
何人かの人も興味をもってついていってたので一緒に追いかけましたらば。

「陽気遊山」なるお屋敷に到着。
川越市の文化財に指定されている江戸時代の建物で、山伏の修験場だったり料亭だったりした時もあるようですが
現在は個人のお宅でご厚意により無料休憩所として開放されているそうです。
森鴎外がごはん食べに来たり、エドワード・モースが吉見百穴の調査がてら講演もしたお宅らしい。

春祭りに特別公開中の伊賀忍者の鎧。鬼平の人が解説してくださったのですが本物だそうです。

ハッ(゚∀゚)☆
この家には猫さんが何匹もいて猫屋敷とも呼ばれているそうです。
他にもいるかなあと周囲を探したけどこの子しか会えなかった、次は会えるかな。

真田の赤備えまであった。

お茶セットも用意されていて、縁側でいただくこともできます。
鎧に見つめられながらお茶が飲める経験ってなかなかないのでは。

着物の人はお座敷の中へ無料であがれるらしいです。次は着物で来ようかな。
この後は、もうだいぶ日がかたむいて寒くなってきてもいたので帰路につきました。
映像などで見る江戸町人もいいけれど、
やっぱり実際にかつらと衣装つけたり鎧を着て歩いてる人たちを見ると燃えて萌えて困ります。
鉄砲や殺陣まで見られるとは思わずうれしいサプライズだった!
あと、いつもなら何度か聞いてるはずの時の鐘の音が今回は全然聞こえなくて
どんだけ夢中だったのって思いました。

戦利品☆
ノリスケさんの桜バームクーヘン、バニトイベーグルの桜あんとクリームチーズ・ゆずとホワイトチョコ味、
菓匠右門のいも恋・林檎の焼き芋パイ・桜パイ、川越唐桟の時の鐘・狐面マグネット。
いも恋ひさびさにいただきましたけどバリうま。

スタンプラリーでもらえた五文札。
商品券になっていて、一番街のお店で使うとお買い物が500円引きになるそうです。
期限があるのでそれまでにもう一度川越に行かなくては~何買おうかな。
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