2018_03
11
(Sun)23:45

ここから始めよう、僕は旅に出よう。

うっかりしてましたけど今期のアニメ感想まだ書いてませんね??書きます。
(最終回後ではなくなるべくその前に書くのは時間が経つと最初の方を忘れてしまうからです。ポンコツ脳)
妖怪ウォッチ、ぼのぼの、ねこねこ日本史、ロミ空とちはやふると文ストと有頂天家族2の再放送、
おそ松さんと魔法使いの嫁とクラシカロイドと3月のライオン2期ほか、新作を。
過去に南極に招待された毛利衛氏が
「宇宙には数分でたどり着けるが南極の基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね」と
おっしゃった言葉がタイトルの由来になっているという、宇宙よりも遠い場所。
女子高生が南極へ行くアニメと聞いておもしろそうだな~と思ったのと
ペンギン見られるのかな~と勝手に想像して視聴開始。
てっきり1月中には南極に着いて、現地で探検や実験など南極生活をわんさかやってくれるのかなと思っていたら
南極に着いたのは3月なのでそんな時間はなさそうだし、
ペンギンはエンディング映像で毎回見られるという。。
あ。エンディングは映像も歌も素敵なので毎回スキップせずに見ています。希望のある歌詞だ^^
砕氷船が氷を砕いて進むのではなく氷に乗っかって割るという力業で進むとか
ペンギンの5m以内に近づいてはいけないとか、南極のルールがわかるのも楽しいですね。

高校生たちが住む町がどう見ても館林市で、主人公が使ってる駅が茂林寺なのとか
電車の館林行き表示とか見てわたしよりも母(実家が群馬近く)が興奮しておりました。
キマリちゃんが「海だー!あ、群馬だってバレる」って言っててちょっと笑った、そんな風に言わんでも^^;
自分の住む町からあまり出たことないならいきなり広島に行って砕氷船を見るのはとんでもない経験ですよな…!
キマリちゃんがドキドキする気持ちわかります。
正直最初は、南極になかなか着かない展開にやきもきもしてたんですけど
よく考えたら南極に行くのってたとえ訓練された人でもなかなか機会がないし
まして高校生が4人も行くにはやっぱりヒョイと行くわけにはいかなくてハードル高いよなって思ってからは
そんなに気にならなくなりました。
事前に夏期訓練でビバークしたりテント張って寝泊まりするのとか大事なことだなって思うし
ペンギン饅頭号の中で仕事したりランニングしたり船酔いに七転八倒する4人を見てると
南極に行くってやはりすさまじいことだなと改めて感じさせてくれる。
だから報瀬ちゃんが「南極に着いたら今まで自分をバカにしてきた人たちにざまあみろって言いたい」と言ってて
砕氷船から氷に降り立ったとき本当に「ざまあみろー!」って叫んだの「せやなー!」って思ったし
ここまで見続けてきてよかったと思いました。
日向ちゃんや結月ちゃんも、最初はただくっついてきただけのような感じがしたけど(ごめん)
パスポート紛失事件やお誕生日のお祝いを通してだんだん4人の距離が近づいてきて
でも馴れ合いってわけじゃなくちょうどよい距離感なのがいいなー。
やっぱりわたしは積み重ねる系の物語が好きかもしれない。

これから報瀬ちゃんのお母さんの件が明らかになっていくのだろうけど
どうか彼女が納得はできなくても何らかの発見がありますようにと祈らずにはいられない。
がんばってきた人はやっぱり報われてほしいと思いますよ…そういう雰囲気のアニメですから。


働くお兄さん!は主人公が2匹の猫という一点のみで視聴を決めたけど
最初の感想が「OPEDのクオリティが最高オブ最高な短編が始まった!」でした。
キャラクターが糸操り人形で動きまくる人形劇のオープニング、
カラフルな紙で作られた背景の街を粘土人形が歩いていくエンディング、
なんて手間暇かかってるんだ…!
(本編が手間暇かかってないという意味ではありません、念のため)

タピオとクエ彦はしょっちゅうバイト先を変えて新しいバイトをしてるけど
彼らが行く業種については実際に働いている人や現場に取材をして制作しているそうな。
引越し荷物の運び方とか、コンビニコーヒーの淹れ方とか
アパレル店でのお客への声かけとか、水族館の餌やりのコツとか
細かいところまで描かれているのは取材のたまものなのだなあ。
大好きなのは因幡の白兎を音ゲーにできると証明してくれた6話です。
タピオにアンゴラ森先輩が「皮むけたとこに塗るといいよ」とか薬くれたり
サメをワニと呼んだり小ネタも効いてる。
そんなゆるかわアニメですが、名前を呼んではいけないその動物が登場して格言を言うと
途端に壮大なBGMが流れるの笑えすぎる。。
たぶん正体とかそんな野暮な話題は一度も出ないで終わるのだろうな…
もしくは最後の最後に圧倒的な正体を見せつけて一瞬で「完」の文字が出そうな気がしますよ。


爆速とか2018倍速とか走馬灯とか放心演義とか、当初からあれこれ言われてる覇穹封神演義ですが
マンガ原作をリアルタイムで読んで小説も読んで仙界伝も見ていた世代としては
色々と記憶のツボを刺激されて楽しいです。
疾ッ!とかじぇいっとか、望ちゃんの掛け声むちゃくちゃ懐かしいわ~~打神鞭!打風刃ー!
結城さんの声がぴったりで好きでしたけど、小野さんの声も何だかんだしっかり望ちゃんだと思う。
たまにこの顔(-3-)するのもまじ望ちゃんです。かわいい。
スープーはテントさんみたいにやるのかと思ってたら毒気の抜けた矢三郎に聴こえてしまう件、
赤玉先生を背中に乗せる矢三郎なんですよまるで!声がもふもふなのよ。櫻井さんすごいかわいい。
あとスープーの日記の内容すげえかわいいし字もきれいだし
スープーがほんと愛すべきキャラに描かれていて大変満足です。
至高は申公豹です。とにもかくにも申公豹です。あれはすごい。
あそこまで申公豹がまじ申公豹なの何なのよ!!(おまえが何なの)
石田氏以外の申公豹なんてありえないと思っていたのに鳥海さんが完璧すぎてコロっと堕ちました。
そうなの申公豹ってああいうヤツなの…抑揚のない、しかし揺るぎない芯がある声なイメージなの…
というか、わたしあまり封神演義については声優さんのこだわりがなくて
どなたの声を聴いても「ああこの人こういう声でもしゃべりそう」って思う。
飛虎の細谷さんとか天化のKENNさんとか普賢の島崎さんも本当に違和感なくてしっくりきてます。
玉鼎真人と楊戩の師弟はイケボすぎて耳がしぬかと…!今から紅水陣の話が怖いです。
(あの話はジャンプ読んで友達と泣いて、コミックス買って友達と泣きました。師匠まじ師匠……)
しかしドヴァズピプォーを書き文字と音声でやってくれるとは。。いいスタッフが揃ってますな←
聞仲の前野さんはMAX低音でかっこいいし、妲己ちゃんは日笠さんがすごく楽しそうで何より(笑)。

崑崙山と金鰲島の造形はフジリューの世界観を踏襲しつつもCGで現代風に仕上げられていて
仙人界の文明の高さを表しているようでワクワク。
崑崙山の一部がぶっ壊れてる部分が生々しくて痛々しい、あれからさらにダメージ受けるんだよな…。
脚本が再構成されているのは見続けていてわかったし
アバンでいきなり「えっこのシーンから?」ってなることも多いんですが、
1話での普賢との釣り針問答シーンはいいタイミングで差し込んだなあと思ったし
天化が道徳真君に言われて人間界に下りるエピソードとかも
原作が完結しているからこそスムーズに繋げられるんだよね。
というか今読み返したらどんな感想を持つのかな自分…。
読んでいた当時は楊戩と普賢がすごく好きで、天化や邑姜ちゃんも好きでしたが
たぶん今読み返したら聞仲をすごく好きになりそう。十天君とかも。
妲己ちゃんの見方も変わってる気がするし、女媧様はたぶんあわれな人に見えるんじゃないかという気がしている。

…というわけで。(え)
上げて落とすわけじゃないけどここからはちょっと言いたいこと解禁します。
仙界大戦が中心と聞いていたのでてっきり13巻から始めるのかと思いきや、
スッと1巻から始まったことにまずびっくりしました。
それは別にいいんですが、そこから5話で12巻分(実質1~6巻)をやるのはやはり無理があったのでは…
端折りすぎて色んなシーンに無理が生じている気がする。
(こうしてみると原作はちゃんと物語を積み重ねていたなあと思う)
というか、メインテーマであり根本を成している封神計画がまずさあ…
封神描写がなさすぎて視聴者が「ああ計画進んでるな」と実感できたのは伯邑考が最初だったし
次は仙界大戦で崑崙山がぶっ壊れたときの犠牲者だった。あわわ。
「●●!久しぶりじゃのう!」ってセリフも原作では数巻を経て再会してるので実感わいたけど
アニメは2話くらいしか経ってないのにそう言われてもなあとか思っちゃうし、
でも伯邑考のハンバーグの話はしっかり尺を割いてて、バランスがよくわからなくて戸惑うことが多い。
天化も…仙界伝で登場回にいきなり歌い出したのが意外過ぎてびっくりしたんですが
覇穹ではいきなり新体操みたいにクルクル回って戦ってて
アニメの天化は何かトリッキーなことをしなければならないルールでもあるんでしょうか、笑ったけど。
姫昌の臨終ももっとこう、南宮括さんと飛虎さんのあれとか(笑)、
色んなことがあってのシーンなのできちんと積み重ねてから見たかったし
姫発もナンパしてるだけの人になっちゃってるし…
望ちゃんが「人望はあるようだのう」って感心する原作のシーン、地味に好きなんですが。
四聖戦の後一気に仙界大戦に話がワープしてしまって、金鰲島が動いたことよりそっちの方が驚いた…
つまり趙公明戦を丸々カットしてしまったってことで、なんということだ、
あのゴージャスな封神シーンが見られないなんて…!!(そこ)
雲霄三姉妹とかNEW打神鞭とかスープーの復活の玉とか今後どう説明するのかな。
(仙界大戦になったらスープーが手ぶらになってて、その辺りは細かいなあと思った)
お兄様の鉢を抱えたビーナスさんたちもしれっと登場してたけど完全に謎の人たちだし…
てか最重要事項!天化の血が止まらない傷あれどういう風にやるつもりなんだろう。
いつだったかのアバンで天化が紂王を倒すべく禁城に向かうシーンがあったけど
あの傷がなかったら天化が焦る理由が全然ないし、そのへんどう構成するのか。
……とかとか、色々考えたり言いたいことはあるけど最近は疲れてきました……
翼だけ登場した雷震子とか、地上に降りても死ななそうな竜吉公主とか突っ込む気力も失せた。
仙界大戦編になってようやくストーリーがゆっくり進むようになって
VS張天君戦は楊戩の核を成す重要な話なのでちゃんとやってくれてよかったです。
張天君は十天君の中でも礼節を知る人で楊戩を「あなた」と呼ぶところが何だかんだ好きでした^^
あまりいないよね、十天君の中で敵に対して敬語使う人…。
とか、ちょっと感心していたら最新話でまた頭の中に「???」がいっぱい舞うハメになった、
Cパートで王天君のあいつ発言きたけどあれもう女媧様のこと判明した後だよね?女媧様の話やるの?老子でてくるの??
話があちこち飛びすぎて階段を昇ってたのにいつの間にか降りていたポルナレフの気持ちを味わったぜ…
貴人ちゃん初セリフおめでとう。


ポプテピピックは打ち上げに参加する声優さんのメンツを想像すると震えあがる。
実は最初は放送されていることを知らなくて
深夜にTwitterのTLがざわついてトレンドに上がってたのを「なんだろう…」とぼんやり見ておりまして
そんなノリでぐぐって、キャラクターはLineスタンプとかで見た覚えあるなと思いつつも1話見たらやっばい…!
江原正士&大塚芳忠と三ツ矢雄二&日髙のり子のエンドレスエイトだし
けもフレ難民を救済しオーキド博士は本人連れてきちゃったし
「炸裂弾だ」のセリフは宗次郎に津南のセリフ言わせちゃってて
これ大丈夫なの?ねえ大丈夫なの??って心臓バクバクしまくっていました。
元ネタ半分以上わかりませんけど、ニコ動で見てると突っ込まれまくってるし
(テレビでも放送されてるけどあまりの内容に録画する勇気がなく未だにアベマやニコ生で見てます)
おそ松でさえ放送とDVD収録で修正かけた事例があるのにポプピは…。
細かいネタは全然わからないけど烏丸文麿は柳生一族の陰謀に出てた人ですよね、
あの烏丸光広がモデルっていう…他にもいくつかあれかなってわかる程度です。
あと原作者大川ぶくぶ氏の肩書がオープニングで毎回変わってるのが地味にじわる。

各所で話題になっている声優陣ですが、
オファーする制作陣もすごいし引き受ける声優さんたちもすごいなと思っていたら
この前のお願いランキングで日高さんが「台本をもらっても映像を見ても原作を買ってもわからなかった」と
おっしゃっておられて、必ずしも理解して受けてるわけじゃないとわかって驚きました。
日高さんほどの大ベテランでも困惑するクソアニメとは…千葉さんは楽しそうだったけど(笑)。
毎回、今週はポプ子とピピ美からどんな声がするんだというハラハラ感もあるし
放送時までトップシークレットになっているのも制作側の心意気を感じます。
こちらのサイト記事が放送後に更新してくださっている)
フリーザ様とセルとか、エウレカとか、野原兄妹とか、中の人同士が仲良しとか明らかに意識した配役が多いし
今週は冴羽獠とファルコンの百合だとかパワーワードが連発されている。
三ツ矢さんと日高さんの回では南ちゃんが達ちゃんに告白していてわぁおってなりました。
最新話も…声優がコナンで演出が金田一で波平さんとジャック・バウアーもいるアニメってなんなの、
日暮警部とかもうやめてくれお腹がよじれる(笑)。。
ここまでやるには細心の注意を払ってふざけているなと思っていましたけど、
モデルがウゴウゴルーガと聞いて腑に落ちた。
ボブネミミッミとかゲームパートとかフランス語しゃべる社員さんとか
映像パターンが色々あるのはウゴルーを意識しているからなのね。
あと、声優さんのアドリブが映像の想像を超えたときはライブ感を大切にしたいと
アドリブに合わせて絵を描き替えていると新聞の制作陣インタビュー記事で読みました。
磁石コンビ回で「●畑●三郎のOPこんな感じだよね」って急に杉田先輩が素に戻ってしゃべりだして
「名前テロップ重ねるんじゃない?」と中村さんが言ったらほんとに古畑の赤黒テロップ重なって
あれ前半パートにはなかったからおふたりのアドリブ聞いて足したってことだよね。スタッフすごい。
あと村瀬歩氏の英語力がいかんなく発揮される回があったりして
ちゃんと脇声優さんの能力を活かしているのもいいと思う。

去年のけもフレに続く冬の覇権アニメ…春はこれからだというのにこんな滑り出しでいいのか2018年。
もう3月なので後は悟空&ベジータとかシンジ&カヲル君くらいしかいないんじゃないかと思ってますが
色んな人がリクエストしてるけどぜひ山寺宏一氏におひとりで全部やっていただきたい。
あと何だかんだで気になるのは星降そそぐちゃんの恋の行方だ…
実質次回予告しかないのにストーリーがほぼほぼわかる構成すごいぞ、恋にドロップドロップ☆


ヴァイオレット・エヴァーガーデンはシンプルなストーリーを京アニの至高の作画で楽しむアニメ…!
人物の表情、というか頬の赤みや瞳の光の動き、髪や服の揺れひとつひとつの作画枚数やばいし
背景もライデンシャフトリヒの街や、郊外の緑あふれる景色や、星空までもが最高級に美しいです。
京アニのハイクオリティがいつにも増して天元突破、どこまでも突き詰めていってほしい。
あ。C.H郵便社のモデルは京都の三条通にある旧日銀京都支店(現・京都文化博物館)だよね!
入るとレンガ造りのためヒンヤリして天井が高くて足音がとても響く建物…大好きな場所のひとつです。

ヴァイオレットの何にびっくりしたって14歳ということに一番びっくりした。。ビジュアルからてっきり20代かと…。
彼女がいつも着ているリボンタイワンピースドレス、スカートの後ろに大胆にプリーツを盛り上げているのが
おしゃれで素敵だなあと思っています^^
代筆屋として様々な人々のために手紙を書いたり、依頼人に呼ばれて出張したりする中で
かつて少佐に言われた言葉の意味を考え続けているのは切ない。
感情を知らずに生きてきたヴァイオレットが、経験を積む中で言葉やネットワークを形成するプロセスは
彼女にとってとてもよいことだと思うのだけど、
同時にそれは自分が軍隊時代にやってきたことがどういうことか向き合うことでもあって…
少年兵はこういう気づきの瞬間がとてもつらいのだと何かの本で読みました。
これは彼女に何も知らせず戦闘に巻き込んだ大人たちの責任なので彼女は何も悪くないんだけど
(とはいえ戦争で人を殺したのは許されることではないけど)
自分が大火傷をしていると気づいてしまった以上とてもつらいだろうし、ちゃんとケアされる必要があるよね。
ホッシンズ社長がヴァイオレットを郵便局に入れたのは同期に頼まれたからというのもあるだろうけど
きっと自分も責任を感じているからなんだろうな。
同僚たちもすごく彼女の救いになっていて、カトレアさんは事情を知っているから無条件でやさしいし
最初はツンケンしていたエリカとアイリスも手紙で「待ってる」と言ってくれたりして、素敵な人たち^^
ベネディクトくんはもうちょっと仕事を丁寧に教えてあげてほしいな(笑)。

お話では5話が好き。
それぞれの国民に愛される王女と王子が政略結婚じゃなくお互いに本音をぶつけて
ちゃんと本心を知った上で結婚を選んだのも、
国民たちが新聞で「王女様がんばれ」「王子様もっと自信持てよ」みたいに応援してるのも素敵だった。
EDが流れる中で、シャルロッテ王女が長年自分を育ててくれたアルベルタ女官の手を取り
その手を自分の額に当てて最上級の礼をつくすシーンが最高でした。
あの2人なんで一緒にいられないんだあああ(頭抱)別に一緒に隣国行ったっていいじゃないか…。
アルベルタさんも王女の髪に白椿を飾る手の震えがたまらないし
喜びと寂しさが混じった表情も至上の慈愛に満ちていてすばらしい。
最新話でヴァイオレットが郵便局に戻るきっかけになったスペンサー・ルクリア兄妹のお話もよかった、
自分がやってきたことが実を結んでいくのはヴァイオレットにとって救いになったろうな。
というか最新話は観測を続けるリオンくんとか、オスカーさんの新作とかも見れてこっちも救われたよ!
この流れでヴァイオレットにもよいことがありますように。


ハクメイとミコチ。
これほど背景美術が贅沢な作品があるだろうか、いやない!
建物や道の材料や質感、風のにおい、気温まで伝わってくるような描きこみが毎回いっぱい出てきて
スタッフ息してる??もはや背景が主役といってもいいレベル。
そんな絵本のような世界に住むハクメイとミコチを始め小人たち動物たちがとてもキュートです。
2人が小人だから鳥も狸もでかい!アリエッティやとんがり帽子のメモルを思い出すね。
新聞屋のバッタが窓をノックして「まいど~」って持ってきてくれたり
ピーナッツ(でかい)1個でお腹いっぱいになったり、夕焼けトンビで空を飛んだり
1話からほのぼのなのかトップギアなのか、あやういバランスのアニメだなあと思いました。
2話で2人が街へ買い物に行くとすごい雑種な世界が広がっていて
ありとあらゆる文化と種族が入り混じって緩やかに時間が流れているような空間で
やっぱり色んなものが小さいけど魚もタコ足もリアル500円玉まである不思議な世界観。
見た目的には西洋がベースのアジア寄りファンタジーなのかな?
ラウンジ小骨に笑った(笑)緒方さんのいるアニメ最近よく見るなあ。
そして皆さんお酒が飲める年齢なんですね。マスターのミル飲みたい。

ハクメイ(薄明。日の出前・日没後のぼんやりした空の明るさ)とミコチ(美東風。東から吹く春風)は
てっきり姉妹か何かかと思ってたらただの同居人なのね。
しかもハクメイがある日ミコチの家にふらりとやって来てそのまま居ついたっていうのかわいい。
ハクメイは修理屋さんで大工から刃物研ぎまでなんでもこなし、
出勤はネコバスでも通りそうな木の下のバス停からなのかわいい。
ミコチは料理研究家&布オタクというかモノづくりが好きなのかなあ、
蜂蜜館の騒動が最終的にミコチの飯の力で解決するのほのぼのさはよかった。
人物が小さいだけで他は地球サイズみたいな、地に足着いたような世界観ですが
不思議なことも色々起こるみたいで
コンジュ(胡飲酒)とミコチのHarvest Moon Night斉唱で付喪神たちがはしゃぎ出すのを
ハクメイが「こりゃ賑やか」だけで片付けるのはあの世界では当たり前の光景だからなのでしょうね。
セン(泉)が飼ってる骨だけの亀ジョージがビードロみたいな楽器のペッコンペッコンで動き出すの、
どういう仕組みなのか魔法なのか全然説明されないけどおもしろい。
爆発で吹っ飛んだミコチの家をジョージに直させたら(このときは太鼓で動かしていた)
エンディング映像のミコチの家もちゃんとリニューアルされていて細かいなと思いました。
屋根を骨にされてしまったハクメイたちがレ目になった気持ちはよくわかる、なんということでしょう。
最新話でコンジュのタンバリンのリズムで水中から脱出するのはドキドキするけどみんなかわいい!
余裕でコーラス入れるコンジュ、大真面目に口を開けるセン、いつもと変わらず歌うミコチ、
ハクメイの音外しがいっそ清々しすぎてかわいい(笑)ジョージもふらふらしながらちゃんと浮いてくれたよね。
エンディングに流れるコンジュの「水底のリズム」の歌もとってもすてきでした♪
あと何かというとモヒカンをすすめてくるたまごの美容師のジャダさんが
ベティ・ブープちゃんみたいな外見でしゃべり方がもしゃもしゃしててかわいいし、
他にも都会的な生活に憧れるコハルちゃん、思い出を撮ってくれるミミちゃん、
兄貴みたいな先輩のイワシと仕事を認めてくれる親方、干し肉のお礼に果物をいっぱい届けてくれるオロシ。
けものはいてものけものはいない。
エンディング映像に乗って彼らの住む世界の歴史や文化や民話の記述が一部抜粋されるの大好き☆

キャラデザと背景の美しさから深夜じゃなく夕方アニメ枠もいけそうな気がします。
キャラクターのちょっとした視線や仕草、言葉の端々からも非常に心配りが行き届いていて
こういうアニメを待ってました!って感じです。楽しい。


原作20周年ということで新作の連載が始まった時点でアニメ化くるかと予想していたら
やっぱりきたー!というわけで見ています、カードキャプターさくらクリアカード編。
かつて原作もアニメも映画もリアルタイムで楽しんだ世代としては懐かしいわ感慨深いわ
いったい今は本当に21世紀なのかと突っ込みたくなるわ、色々忙しいですが楽しい!
さくらには、学生時代に部室でなかよしを回し読みしたり友達と映画の試写会に行ったり
思い出がたくさんあるので思い入れも強いんですよ。

さくらといえば!な、坂本真綾さんのオープニングテーマからの
ケロちゃんにおまかせから始まってめっちゃ笑いました(笑)。
まさか衛星アニメ劇場時代のコーナーまでちゃんとやってくれるとはー!
コンセプトは旧アニメ同様、バトルコスチュームや日常小物の紹介ですが
新しくADスッピーが追加されてる(笑)カンペ持ってばしばし叩いてすごいおもしろい(笑)(笑)
このコンビ最強すぎてもうどこまでもこの調子で走って行ってほしいし
本編でもテレビ電話したりネトゲで対戦したりどんどん仲良くなっている2人が好きです。
スッピーはあのかっこいい元の姿にあまり戻ってはくれなくなったけど(必要がないからでしょうね)、
ケロちゃんはたまに雄姿を見せてくださるので眼福であります。
月さんとのテレビ電話でヘッドホン着けたまま真の姿に戻ったケロちゃんの頭に
小さいサイズのヘッドホンがちょこんと着いてて笑ってしまった。

そして始まった本編のすばらしさ…!
これは旧アニメを知っているからこそですが、映像がハンパなくきれいになってるし
作画も丁寧だし背景のクオリティも確実に上がっていて、これが20年経った証かと。
封印シーン美しかった!セキュアと唱えてからの氷がはじけるような演出に
パーッとカードが出てきてさくらの手に収まっていく一連の作画が滑らかでよいよ~~。
しかも監督も脚本も音楽もOP歌手も声優さんも同じなのがもっとすごい、
特に声優さんが現役でいらっしゃることに感動する!
現実は20年経ってますがさくらちゃんたちは小学生から中学生になっただけなので
皆さん少しずつ年を重ねたような絶妙な演技をなさっていて
ああ確かに中学生になったんだなって、そしてこれは続編なんだなって
改めて感じることができて感謝しかないです。
丹下さんと岩男さんと久川さんは声がほっっとんど変わってないし
緒方さんと関さんとくまいさんがもうほんっっとイケボすぎて圧倒的感謝、プロはすごい。

新作の原作を読んでいるので、お話は知ったうえで見ておりますが
やはりキャラクターたちの関係性が懐かしくて感慨深くて燃えて萌える。
原作読んでても思ったけど一番関係性に変化があったのはエリオル君と小狼くんだよねー!
あんなにエリオル君を敵視していた小狼くんが今や積極的に相談するまでになって
き、君たち…仲良くなったね…!って顔を覆って泣き出したい。(泣くな)
さくらカード編でむちゃくちゃ完璧に見えたエリオル君が
今回の件についてあまり掴んではいなさそうなのもドキドキ感を誘いますし、
あと小狼くんはさくらのこと以外にも何か悩んでそうな感じがしています。さて、さて。
小狼くんと桃矢お兄ちゃんの関係も、原作ではまだ描写がないけどアニメ9話でちょっとやってくれて
お互い前よりはちょっと柔らかくなったけどまだ複雑な顔で睨みあってて
からの「どんな顔すれば良いか分からない」「ていうか挨拶してない」になったのは
小狼くん本当にいい子だなあと。(と同時にあのお母上の教育の賜物かなあとも)
桃矢お兄ちゃんも、知ってた未来だしさくらが小狼のこと好きなのもわかってるけど
黙って睨むしかないのムズムズします。ていうか水族館デート絶対知っててバイトしてたよね。
旧アニメの水族館話では水中からさくらを助けるのは桃矢だったけど今回は小狼くんが助けていて
お弁当拾いに行くのも小狼くんだったの、役割交代って感じがして萌えた。
あとケロちゃんと小狼くんもな!躊躇なくケルベロス!って呼べるようになってた\(^o^)/
彼らの魔法に関する会話が好きなので、今後もちょこちょこやってほしい。
他の人たちも、千春ちゃんと山崎くんは変わらず仲がいいし奈緒子ちゃんの妄想もたくましさを増してるし
あ。利佳ちゃんの声優さんが変わってしまったのは仕方ないとはいえやっぱりさびしいです。
川上とも子さんのご冥福を、ここでも改めて。
あと苺鈴ちゃんがスマホ越しに登場したのめちゃめちゃテンション上がったー!
9話のデートの際にジャストビンゴなタイミングで小狼に「エスコートしろ、照れてばっかいるな」と
メッセージくれるのもまじ好きだし(あれ絶対知世ちゃんがリークしたんだ)、
相変わらずなんてしっかりした子なんだろうと感心するし、
10話でお料理中のさくらちゃんを気遣ったり応援したり、ますますかっこよくなっていくの最高。
キャラクターの進化はうれしいよね^^
進化といえば小狼くんが英語で案内ができたりピアノ弾けたり、なんやねんこのハイスペ中学生。
氷の魔法も使えるようになってたねー!「氷華招来」すごくかっこよかったし
小狼の協力でクリアカードを封印する場面がまだ原作にはないのでアニメでやってくれて本当にうれしかった☆

最新話でアニメが原作コミックスに追いついてしまったので
今後は原作を踏襲しつつアニメだけのオリジナル話も入ってくるのでしょうね。
脚本が七瀬氏なのでぶれることはないだろうし、アニメオリジナルのカードも出てきそう。
クリアカードは秋穂ちゃんのものだと勝手に思ってますが、さくらが集めさせられているのは何故なのかな…
(うちの弟くんは海渡さんやモモちゃんの態度からみて托卵じゃないかと予想している)
で、海渡さんとモモちゃんが要するにさくらサイドの月さんやケロちゃんなんだろうけど
モモちゃんは別に本名がありそうだけど海渡さんのFNのユナは沖縄地方のことばで夜の意味なので
モモちゃんが太陽なのかしら。
原作ではしゃべったけどアニメでしゃべってくれるのはいつかしら…
とまあ、色々想像は尽きませんがアニメの今後のサブタイトルを見ていると
次回でペンギン大王はまた逆さまになるみたいだし、4月にはただいま苺鈴だし
これからもわくわくは続くぞー!楽しみです。


先日、妖怪ウォッチが今月いっぱいで終わってしまうという情報が流れてから
「妖怪ウォッチ 最終回」でぐぐっては「そんなはずはない」と現実逃避しておりますが、
さらに4月からシャドウサイドが始まるという情報まで公式から流れてきて
とうとう顔を背けてばかりもいられなくなっています。
いやだいやだいやだあああぁぁあああケータくんのいない妖怪ウォッチなんていやだあああぁぁああ。゜゜(´Д`。)°゜。
今時ないですよあんな毒にも薬にもならないアニメ…。
そんなこと言っても決定事項なので仕方ないし来週からはシャドウが始まりますがわたしは諦めないぞ、
これからはケータくん復活希望を唱え続ける!
4年間本当に楽しませてもらったし、わたしの中では終わらないぜ!!
いつかまたケータくんとウィス&ニャンジバ&ヒキコウモリの日常が戻ってきてくれることを信じて待とうと思います。

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2018_03
07
(Wed)23:58

金沢北条氏と運慶の鎌倉。

前回記事の続き。桃の節句の日に横浜の称名寺と金沢文庫に行ってきました。
乗り換えで京急に乗ったんですが、というか京急に乗ったの久しぶりでしたが
シートめっちゃふかふかで座り心地最高かよと。エアウィーヴかよと!
待って待って京急こんなにすごいホスピタリティどうしたのって感動して
あまりに気持ちよくていつの間にか眠ってしまい、起きたら金沢文庫駅でした。ジャストビンゴ。

shomyoji_1.jpg
金沢文庫駅から歩いて、まずは称名寺へ。
鎌倉時代の武将で金沢殿と呼ばれた北条実時が開基で、金沢北条氏一門の菩提寺です。
実時の子顕時、その子貞顕の代に伽藍や庭園が整備されて
鎌倉幕府の滅亡と金沢北条氏が滅んでからはしばらく衰退していたようですが
江戸時代の復興で建物が再建されるなどして、現在に至っています。
(称名寺は実時の戒名「称名寺正慧」からの名称)

shomyoji_2.jpg
仁王門。
江戸時代に再建された楼門は猛々しくも唐破風が雅やか。

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東大寺金剛力士像を思わせる阿吽の仁王像がでかいし迫力あるし超かっこよかった!
写真は阿形さまです。
振り上げたその手で今すぐ張り倒されたい。そして邪念を払っていただきたい。(何)

shomyoji_4.jpg
門をくぐるとこれまた雅な浄土庭園。実時らの趣味が伺えます。
目の前に広がる池は阿字ヶ池。称名寺は真言律宗なので阿字観にちなんでいるのでしょうか。
手前の梅の木は花が咲いていました。

shomyoji_5.jpg
かわいい☆
この日はとてもいい天気で風もなく過ごしやすく、気温も高くてまさに春のような一日でした。
桃の節句はこうでなくちゃ。

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反橋(太鼓橋)。きれいなカーブで掛かっています。
こちらも近代に再建されたもの。

shomyoji_7.jpg
亀!!
池の周りに無数の亀がいて甲羅干ししたり、池の中をすいすい泳いでいたりしてかわいかったです。
池には他にも鯉や鴨が泳いでいたり、鷺が飛んできて小島にとまったりしていました。長閑な風景。

shomyoji_8.jpg
平橋を渡って金堂へ。
ご本尊は弥勒菩薩像ですが、この日は扉が閉まっていました。
橋のたもとには鐘楼があります。

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御朱印。ぼさつの寺めぐりのをいただきました。
ご本尊の弥勒菩薩像のお名前と挿絵が入ってます。きれいだ。

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金堂の隣に建つ釈迦堂。

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新宮古址。
称名寺の鎮守社で、こちらも江戸時代に再建されたそうです。

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釈迦堂の右に伸びている道を進んで裏山を登って、開基北条実時のお墓へ。
境内の地図を見たときはちょっと歩けば着きそうな距離だったのに結局10分くらい歩いたと思う、
しかも山からの水で途中の道がぬかるんでいて靴が半分泥まみれになりました。
お参り予定の人は歩きやすい靴で行ってくだされ!

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環境音しかしない、とても静かな場所だった…静かに眠れているのだろうか実時さん。
祖父の姉が北条政子で、仕事は主に執権を支える役職に就いていて
文永の役の際には北条時宗を支えた激動の人生なんだよね。
引退後は法律や仏教や漢籍に関する図書を集めたり、和歌などを学んだり
河内本『源氏物語』の注釈書を作ったりする文化人でもあったそうです。
大河ドラマでは池畑慎之介氏がもんのすごく知的におしゃれに演じておられたよね!今でも覚えてる。

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実時の子・顕時と、孫の貞顕のお墓は境内にあります。
顕時は親王の側近や地方官として、貞顕は六波羅探題および15代執権として鎌倉幕府に仕え、
ともに好学で文化人だったそうです。
称名寺が一時期大伽藍ともいえる七堂伽藍を成していたのは親子3代の文化意識だったのかも。

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称名寺と金沢文庫はトンネルで繋がっていると聞いておりましたので
境内をぐるりと回って見つけました、中世の隧道。
文化財指定がされているため通せんぼがしてあり通り抜けることはできませんが
江戸時代にはこのトンネルの向こうに「文庫がやつ」という地名があったそうで
昔の金沢文庫はその辺りにあったのではないかと考えられているようです。
向こう側に金沢文庫の建物が見えました。

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中世隧道の隣にあるのが現代の隧道。歩いて金沢文庫へ行けます。
さあ、運慶展へ向けてれっつらごう☆

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トンネルの中には歌川広重による「金沢八景」が展示されています。
こちらは「称名の晩鐘」で、称名寺の鐘楼が描かれているとか。

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トンネルを歩いてものの1分、金沢文庫に着きました。
北条実時の邸宅にあった文庫のコレクションを収蔵している歴史博物館です。
(過去に県立図書館だった時代もあるためよく図書館と間違われるそうですが、現在は博物館)
実時が創建した当時は和書や漢籍を所蔵していて、鎌倉時代の終わりとともに散逸しましたが
一部は称名寺に保管され受けつがれてきたそうです。
今回の運慶展ではそれらの貴重な書物も鑑賞できるらしい、楽しみ。

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中世の隧道を金沢文庫側から。
文庫の方が称名寺境内よりも少し低い場所にあるのですが、背伸びをすると向こう側が見えました。

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「運慶-鎌倉幕府と霊験伝説」展を鑑賞します!
去年、東博で開催された運慶展とも協力しているそうで
その時に見た仏像ともいくつか再会できました。

はっきり運慶の作と判明している仏像は、まず梵天立像。
東博の運慶展にいらした聖観音菩薩像と同じで、ふだんは瀧山寺にいらっしゃいます。
三面四臂、頭の上にもうひとつお顔があり、きれいに彩色されて、真っ白お肌に衣の模様が美しかった!
ゆったりとした体躯ですが足腰がどっしりして力強く、また衣の表現もリアルなため
運慶とともに息子の湛慶も協力したのではないかとされています。
瀬戸神社の舞楽面「抜頭」は裏面の墨書きから運慶が夢想により彫り上げたと伝わる面で
隣に展示されていた陵王面(作者不明)とともに源実朝が所用し、のちに北条政子が神社に寄進したそうです。
抜頭面のギョロ目とわし鼻、顔かたちの筋肉の付き方はまぎれもなく運慶だなあという迫力。
称名寺光明院の大威徳明王坐像は東博で見たよ~~お久しぶりでございます!
ああ相変わらず何ておっかない忿怒の表情…これで完全体だったらどんだけの迫力なんだろう。
胎内に納められたお経には源氏大弐殿(甲斐源氏加賀美遠光の娘で頼家と実朝の養育係)が
1216年に発願したと書いてあるそうで、運慶にとっては晩年(60~70代?)の作品ですよね。
大日如来・愛染明王とともに三尊を構成していたそうですが、今はこの像のみが残ります。
小さいからすぐ近くで見れて、技術がむちゃくちゃ高いのが素人目にもわかるお像なんだよな…
展示室の外にはこのお像が運慶作と確認された際の新聞記事や
調査の様子などを撮影した写真が展示されていました。

運慶願経に結縁がある同世代の仏師たちの仏像。
宗慶の阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像(保寧寺)は
如来にしては胸板が厚いのと衣のシワの圧倒的表現が慶派仏師らしさを醸し出している。
実慶の大日如来坐像は頼家の妻辻殿の発願で
印を結び薄目を開けてこちらを見ている如来さまは美しい、でも胸板厚い。

運慶または慶派の作品ではないかと言われる仏像。
薬師如来・脇侍・十二神将・四天王のフルセットがわずか16cmの厨子に納められている奇跡、
四天王は東大寺様といって、東大寺の四天王に形が似ていました。
その隣に、こちらもわずか30cmの金剛力士立像。
これはもともとどこかに飾られるわけではなく、
東大寺の金剛力士像をモデルにして仏師が制作した雛型のようなものらしい。
阿形さまは首が失われておりました…なんてことだ。
曹源寺の十二神将立像は、去年まで長いこと東博常設展にいらっしゃって
あのときはスーパー戦隊みたいな並び方をしていたんですが
金沢文庫はシンプルに横一列にズラっと並べてありました。
でもそのぶん、距離が近づいて鑑賞することができました。

金沢文庫の文書。
称名寺聖教から文書がいくつか出ていて、
「讃仏乗抄」は主に平家の南都焼き打ちの後の復興について書かれた史料で
東大寺の総供養では運慶たちが制作した金剛力士像の開眼法要が行われたことが記されています。
「東寺講堂御仏御舎利員数」は運慶たちによる1197年の修理の件で
各仏像の真言、仏舎利を所蔵する場所などの内訳が細かく描かれています。
他にも「東寺講堂御仏所被籠」に大仏師法眼運慶と書かれていたり
参考出品の1218年の「吾妻鏡」には雲慶(運慶ではない)の記述がでてきたりします。
たくさんの人が運慶と仕事をしたときのことを残してくれていて有難い。

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この日はかなぶんカフェでランチ。
文庫カエル(金沢文庫キャラ)と、ボサツちゃん(称名寺のキャラ)が仲良くハイタッチ。

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ワンプレートランチ。キッシュ、サラダ、パンにスープがついてます。
キッシュもおいしかったけど、何といってもパンが焼きたてでクルミもベリーも入ってて
表面がカリっと香ばしくて中味はもっちもちで最高においしかった!
あのパン食べるためだけにまた来てもいいと思ったくらいです。もういっこ注文すればよかった!

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図書閲覧室。
鎌倉時代を中心に中世の資料が閲覧できる専門図書館です。
称名寺に保管されていた和書や漢籍もマイクロフィルム化されて閲覧できるそうです。
この日は来館者が多かったので図書室内も混雑していました。

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名残惜しいですが後にします…。
文庫の前にあった梅の木も花が咲き始めていました。

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紅梅と白梅が混じって咲く「思いのまま」でした。
だんだん梅の花が見られるようになってきて、もうちょっと経てばもっと暖かくなるだろうし
そうしたら桜の花が咲くぞ!待ち遠しい春。
2018_03
03
(Sat)23:57

いろいろな光が混じり合ってその人の光になる。その人だけの光になる。

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横浜人形の家にて開催中の「後藤由香子展-時空を超えた愛の贈り物」に行ってきました。
去年亡くなられた節句人形工芸師・後藤由香子さんの追悼企画展です。
後藤さんは主に雛人形を制作しておられた作家さんで
現代的でシックな、さらに過去の雅さも盛り込んだ美しい雛人形がたくさんありました。
この展覧会に気づいたのが先月で、でもなかなか行けなくて
「よし行ける!」ってなった日がたまたま桃の節句だったのも何かの縁だったのかな、
こんなに多くの雛人形を見る機会もあまりないと思うので充実した時間でした。
しかも全部写真撮影OK!!太っ腹すぎる。

というわけでいっぱい写真撮ってきましたのでいくつかご紹介いたします!
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展示室に入ってすぐ迎えてくれるのがこんなお人形さんなんですよ~☆
「夜明けのシンフォニー」というタイトルで、笛と琴を奏でるお人形さんたち。
「これからつむぎだすたくさんの人生のシンフォニーがやがて素敵なシンフォニーとなりますように」との
願いが込められているそうです。
そうだこれは雛人形なのだから、これから大きくなる女の子たちの健やかな人生を願うんだな。
しかし典型的な雛人形のように真正面を向いて座るのではなくちょっとお互いを向き合っているのも素敵、
後藤さんのお人形はこんな風に自由です^^

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「こもれび」。
木漏れ日の中でいつまでも光輝く人生でありますように、とのこと。
こちらはスタンダードに正面向いて並んでいますね~緑色のかさねが美しい。

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「Snowbird 雪の情景の中で寄り添う二人」。
源氏物語に登場する「氷のかさね」を着たお人形さんたちです。
人形の家スタッフさんによるとこの男雛は羽生結弦さんをイメージしているとのこと。
言われてみれば雪景色の背景に氷のような地面で今にもスケートとか始めそう、
十二単でスケートは難しいだろうけど
束帯もどきで4回転ループが飛べるのは先日までの五輪で羽生氏本人が証明してくれたしね。

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「JAZZ」。
ちょっと粋なJAZZのように女雛に手紙を書く男雛、というコンセプトがおもしろいなと思いました。
2人が着ているのは秋色のかさね。

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「PARADISE」。
南国のパラダイスをイメージした夏色のかさねで、柄は唐草と鳳凰!
鳳凰はフェニックスと同一視される火の鳥ですからまさに情熱の夏ですなあ。

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「さくら」。
春のかさねはやっぱり桜。桜柄の着物と、持ち物も桜。桜づくしで華やか!

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「出逢い」。
しだれ桜の下で出会う2人というとてもロマンチックな作品。
デートというよりお花見のような感じもします。優雅なお花見。

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「エミールの庭」。
後藤さんの初期作品で、エミール・ガレに憧れて制作したそうです。
お人形さんたちの着物はフランスの織物で作られているとのことで西洋のドレスのようにも見えてエレガント。

以下、写真が多いのでたたんであります↓クリックで開きますのでどうぞ☆

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2018_02
27
(Tue)23:58

空白の絵師。

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川越市立美術館の「生誕130年 小村雪岱ー雪岱調のできるまで」展に行ってきました。
川越出身の画家小村雪岱の画業を紹介する展覧会です。
過去に雪岱のグラフィックデザインを紹介する展覧会に行ったことがあるのですが
今回は挿絵や肉筆画が多くて絵師としての面も強調されていたように思います。
雪岱は東京美術学校(現東京藝術大学)で日本画を学んでから
本の装丁や挿絵、舞台美術、広告デザインなどで活躍した人でして、
基礎がしっかりしてる人は何でもできるのだなァ…。
(ちなみに今年は雪岱の生誕から131年目です)
装丁は前の展覧会でたっぷり見ましたけど、彼の肉筆や挿絵をこんなに一度に見たのは初めてで
相変わらずの極細タッチと大胆すぎるくらい大胆な空白の使い方に改めて感心しました。
酒井抱一だってここまで空白取った絵描いてないと思うよ!

泉鏡花の本の装丁の仕事はやっぱりすばらしいです☆
透き通るような色彩の『日本橋』に、草木にかかる橋を行く女性たちが雅な『由縁文庫』、
真っ青な画面に鶴が飛ぶ『斧琴菊』、テキスタイルデザインみたいな『龍蜂集』、鳥たちと菜の花が美しい『雨談集』。
『鴛鴦帳』は月夜の小屋にたたずむ女性が本当に美しいんですよ…!
『鏡花選集』の風景は色鉛筆みたいな柔らかな色彩がいいなあ。
濃い色を嫌った鏡花のリクエストに応えるのが難しかったというのは雪岱本人がエッセイに書いてますが
静かで清かに、しかしふと目に留まるデザインが多くて素敵です。
(鏡花と雪岱は何度も一緒に仕事をしていまして、わたしの好きなエピソードは
雪岱が鏡花と初めて会った際に「色白で小柄で勝気な美人が男装したような方」と表現していたのが好き)
他の作家への装丁も、たとえば里見弴『多情仏心』の装丁は文字だけのシンプルなデザインながら
その文字が強烈なインパクトを放っていて見とれてしまう。

初めて知ったのが資生堂の香水瓶の装丁デザインもしていたこと!
雪岱は当時創設されたばかりの資生堂意匠部(現デザイン部)で働いていたことがあり、
「資生堂書体」と呼ばれるフォントの制作に携わっていたそうなのです。
梅の花や藤をイメージした香水瓶と箱に花の絵を描いていたようで
さらりと描かれた白描の花にミュシャを思い出しました。
資生堂アートハウスが所蔵する『日本歴史物語』の挿絵原画も展示されていて
織田信長や関ケ原の戦い(石田三成)、桜田門外の雪など。
どの絵も決して動きがあるわけじゃないのに情感があって引きつけられます。ほんとに不思議な魅力。

挿絵の原画。
主に新聞連載の小説に挿絵を寄せることが多かったようです。
邦枝完二の小説『おせん』は笠森稲荷の鍵屋お仙をモデルに人間模様を書いていて
このときの挿絵は雪岱の挿絵画家としての人気を決定的にしています。
「傘」の絵がすごくて、無数の番傘にまぎれて歩くお仙と男性の視線がかち合うシーンが
白描で見事に表現されていて、かつとても斬新なレイアウトになっています。
挿絵というより傘をデザイン的に散らしたような…リアルより見た目のバランスを追求したような。
雪岱が単行本の装丁や宣伝ポスターも手掛けたこの『おせん』は
人物デザインがどう見ても鈴木春信のそれで、
近くには春信の描いたお仙の錦絵もいくつか展示されていました。
雪岱は実際に春信の錦絵や青楼美人合などを所蔵していたらしい、勉強してたんだろうなあ。
同じく邦枝完二の『江戸役者』から挿絵がいくつか紹介されていて
八代目團十郎が主人公の物語だそうで、国貞のようなイケメン八代目がたっくさん!
(雪岱は国貞の描く人物が最も好きとエッセイに残しています)
この小説、ちょっと雪岱の挿絵と合わせていつか読んでみたいですね^^
屋形船から盃を持つ女性の手がチラリと出る絵もあって
これは松岡映丘が主宰する国画院同人展にも出品したそうです。
(雪岱の美術学校時代の担任は下村観山ですが美術院の五浦落があったのでほとんど学べず、
卒業後に松岡映丘のもとで学んでいます)
また同じく邦枝完二の『お伝地獄』もやっぱりすごい、
入れ墨の挿絵で背中に彫り物をする女性の目つきが強い。
川に投げ込まれたお初の挿絵は圧巻、真っ黒い水からに白い足がにゅっと出ていて
犬神家の一族のあのシーンは市川崑氏による雪岱へのオマージュなんじゃなかろうか…
などと思ってしまうくらいの強烈なインパクトがありました。
尾崎久弥『綵房綺言』の表紙は「春信画版」の朱印が押されて
描かれた女性たちもやっぱり春信風。
同じく尾崎久弥の『日本遊里史』や『洒落本集成』なども
春信の柳腰を連想させるポーズをとった女性たちがさらりと描かれていました。
吉川英治『遊戯菩薩』は江戸時代の吉原が舞台の小説で、挿絵も江戸風俗がきちんと考証されていますが
いきなり平賀源内が(後ろ姿で)登場し主人公を座敷に呼び出していて仰天しました。
んまあー雪岱さんたら春信だけじゃなく源内も描いてるわよ!(なんだオマエ)

林房雄『西郷隆盛』第二部は新聞連載の時の挿絵原画で
第86回「巨盃」の挿絵は雪岱の絶筆。
仕上げた2日後に倒れ、そのまま亡くなったそうです。
世田谷区の妙高寺に雪岱のお墓があり、東京画人雪岱碑と題した墓碑が建てられているそうですが
その拓本が展示されていました。大きかったー!
文は里見弴によるものだそうです。いつかお寺に本物を見に行きたいな…。
また、雪岱が亡くなった際には遺族から挿絵の依頼主に原画が贈られたそうで
矢田挿雲「義士余聞」はその原画を掛軸に貼りつけたものでした。
思ったより小さなサイズだったのは縮小コピーという機能が当時はなかったからかも。

肉筆画もたっぷり。
藝大卒業制作である「春昼」は泉鏡花の小説にヒントを得ていて
ぽつんと立つ社の周囲を蝶が優雅に飛んでいます。
「柳」も卒業制作といわれ、大きな柳の木が画面いっぱいに描かれています。
「唐津くんち」は縦長の掛軸で、屋根の街並みを割っている大通りの人混みの中に
曳山がぬっと頭を出している迫力のある絵。
「春告鳥」はキービジュアルにもなっている絵で、
柳の下にしゃがむ女性がいましも鶯のさえずりを聞いてハッと振り向いた一瞬をとらえていますが
動きが感じられず時が止まったかのような静謐さがあります。
「武者絵貼り混ぜ屏風」は源義家・ヤマトタケル・平忠度・童子をそれぞれピンで描いた絵を貼りつけたもので
こちらはどの人物も動きというか、風を感じさせる雰囲気。
「見立寒山拾得」はしゃがんで向かい合った人たちがかわいいし、
「赤とんぼ」は国貞のようなバストアップに赤とんぼという目を引く演出、
団扇絵の「月に美人」は新月の夜に橋の上にたたずむ女性の後ろ姿が何だかドラマチック。
「柳橋」は横に大きくて、橋の上に2人、川の船の上に2人の女性たち。
「七夕」は機織り機のミニチュアを持った女性がしゃなり。
「白衣観音」は竹林の磐座に静かに座る観音菩薩が美しい。
「絵番付」は畳に芝居の番付を広げた娘が夜空の月を見上げている絵で
これは演芸画報という雑誌の表紙にそのまま使われたそうな。
初公開の「蝶」はたたずむ女性の周りにひらひらと蝶が飛んでいて
これも雑誌「苦楽」の表紙になったらしくて隣に実物が展示されていました。
「雪の朝」と「青柳」は過去に観たことがあって「落ち葉」は初めてだなあ、
人物は描かれていないのにしんしんと降る雪の下にともる窓の明かりと
畳に置かれた三味線と、開け放たれた和室の長机で人の気配を感じさせるのがすごいのです。
そしてどの絵も空気が澄んでいるように感じる。

雪岱の絵はリアルではないし、線は極細で柔らかいけど全体的な柔らかさはなくて
動きがなく時が止まった絵というか、仏像やお人形さんを描いたような雰囲気があるというか
何と表現したらよいか未だにわからない。
どの絵もとてもきれいで静かで、写真のような時間を感じさせるとでもいえばいいのかな…
そして時としてわかりやすく描かれた絵よりもずっと鬼気迫る殺伐さや切なさを垣間見せたりする。
たぶん人物の切れ長の目がそう思わせるんだろうな。

「私にとりまして、一番嬉しくも有難いのは、その仏像なり、または古画や浮世絵等の名作で
実にほれぼれとした、その俤を現在の人の上に見出した時であります」
『小村雪岱随筆集』p.16「推古仏」より


常設展にも雪岱作品がいくつか出ていまして、
「夜雨」はそぼ降る雨の中、屋形船の簾から少しだけ顔を出す女性が雅だし
「如意輪観音」は坐した観音像を淡い色遣いで描いているし
「太刀の図」は藝大時代の絵だそうですが描きこみの細かさから意匠への意気込みを感じる。
雪岱の叔父である小田容亭(川越出身の日本画家)の春蘭図も展示されていました。
容亭のお墓は川越の光西寺にあるそうなのでそのうち訪れてみたいです。
2018_02
23
(Fri)23:50

猫は365日が猫の日。

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昨日は猫の日でした!にゃんにゃんにゃんの日ですよ(=^・ω・^=)ニャー☆
巷に猫イベントや猫グッズがあふれネット上にも猫様画像が流れまくる日、それが猫の日!
そうして人間たちが大騒ぎしているというのに猫様たちはいつも通りです。そりゃそうです。
彼らは毎日猫として生きて、猫として過ごしてるんだもんね…。
お天気のいい日の娘にゃんこのお昼の居場所はすっかり窓辺になりました、
相変わらずカーテンでかくれんぼです。

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カメラ目線が欲しくてこっち向いてくださいよぅとお願いしてもこの有様。
「わたしの昼寝を邪魔しておいて目線が欲しいというの、恥を知りなさい」
というお声が聞こえてきそうなお顔…ぐうの音も出ない。
毎回素敵なお写真のためのご協力ありがとうございます。
たぶん下僕のわたしは死後は地獄に堕ちて猫様に踏まれます。(なにその肉球天国)

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庭に福寿草が咲き始めて春を感じていましたら、、

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母にゃんこ様がやってきてカメラ目線をくださいました☆

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足元に福寿草。春はもうすぐですね。

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散歩しているとついてくる母にゃんこ様。
「わたしより前を歩くなんていい度胸ね」とでも言わんばかりに先導してくださいます。
下僕は後をついていくだけです。ははー。

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原っぱを走って。

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時々立ち止まって周囲を見回します。毎日欠かさず行うパトロール。
木があればマーキングし、草があればパクつき、花があれば匂いを嗅ぎます。
毎日続けることで自分の行動範囲を確認しているのだよね。

猫の行動範囲は家から200m以内といいますが、
うちの猫様は結構縄張りが広いらしく1km先とかでもたまに見かけます。
それでも帰って来られるんだから方向感覚すごいよなあ…
猫は家につくとは、昔の人はよく言ったものです。

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というわけで今年行って来た猫イベントです!(笑)
西武池袋の三省堂書店は店内に神保町いちのいちというグッズ売り場があるのですが
今月いっぱいの期間限定で小物作家さんたちによる猫雑貨を特集してくださっています。

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ポタリングキャットにとうとう手を出してしまいましたっ…!
猫閻魔さまのかわいさに負けてしまいました。悔いはないです。
「読書猫」というコンセプトの栞の種類が本当に多くて迷いに迷って1つだけ選びましたが
やっぱり読んでる猫も買ってくればよかったと後悔中。
「猫」と「本」という、ゆさの最強に好きなものの双璧を組み合わせたあげくこんなにかわいいなんて
しかもこんなにゆさ的ツボをクリティカルヒットしてくるグッズに出会えるなんて人生でなかなかないよ。
たぶん今後も悩みに悩んで少しずつお迎えすることになると思います。お財布がgkbr

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いちのいちにあるカフェスペース「おふくわけカフェ」にて期間限定販売されている
佐藤屋さんの「じんぼろう練り切り」!
じんぼろうは神保町いちのちのキャラクター猫です。それがお菓子になったら買うしかないね!
黒糖にラム酒の香りの、ふわっと食べやすいお味でした^^

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賞味期限が(笑)。

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池袋西武はルビアンのガトーにゃんテ。
フランス・ナント地方の焼き菓子のアレンジですって。肉球だ!

あと、今週は新宿高島屋にて「若き匠たちの挑戦」(通称:ワカタク)が開催されていますので
仕事帰りに行って来たのですよ。
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このイベントのすばらしいところは!職人さんが目の前で!和菓子を作ってくださるところだ!
わたしがお願いしたのは引網香月堂の御主人です。
引網さんは富山のお店ですが高島屋によく和菓子を置いていらっしゃって
その再現度や芸術性に感動しまくっているのですが、
その御主人にお菓子をお願いできる貴重な機会がワカタクなのです。
過去に何度か開催されているイベントで、毎回企画してくださるバイヤーさんに感謝感謝。

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スマホで母にゃんこの写真をお見せしたら作っていただけました~~☆
一度見ただけで「イメージでいいですか」とおっしゃって出てきたのがこれだよ…
1個10分とかからずに仕上げてしまわれるんだよ…最高ですよ…かっこいいよ和菓子職人…!
「すごい(食べられない)…!」って呟いたら「一口で食べてください」とおっしゃった御主人まじつよい、
言われた通り一口でばくっと食べました。
(ちなみに右のは「結び」というタイトルのお菓子です。きれい)

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帰宅して、「これはあなたですよ」と母にゃんこにお見せしたら
くんくんと匂いをかいでこのお顔。
ピンク色の鼻とか首のフサフサ具合とかもそっくりで、改めてすごいなと思いました。

今年も世界中の猫たちに幸せが訪れますように。

そういえば昨日、BSで田中要次氏がひたすら猫を愛でるだけのドラマを笑いながら見ていたら
クライマックスに嶋田久作氏が合流したあたりからポカンと口開けて何も突っ込めなくなりました。
おっさん2人が無数の猫たちとともにニャニャニャンドするなんて誰が想像しただろうか…!
田中さんの猫好きは有名ですけどぐぐったら嶋田さんも猫と暮らしているそうで、
また1人猫派の芸能人を見つけてうれしくなりました。
近年は「岩合光昭の世界ネコ歩き」を筆頭に猫の出てくる番組やCMが爆発的に増えて
テレビつけてるだけで猫を見かけるのが日常になりつつありますな…
去年の大河ドラマなんて猫で終わりましたからね!すばらしかった(笑)。
そういえば放送中のドラマ「anone」にちょこちょこ出てくる白猫さんは
ドラマ「猫侍」に主演していたあなごちゃんであるというのを最近知りました。
またあの白くて美しいお姿を見られてうれしい~☆
最近はも出版したみたいだし、お元気でお仕事してほしいな^^
(anoneの出演者さんは皆さん猫を飼っているそうで、なるほどあなごちゃんを抱く手つきも慣れているわけだ)
2018_02
19
(Mon)23:59

かえるの旅路。

「旅かえる」絶賛プレイ中です☆
前回記事を書いてからも、かえる氏が色んなところに旅に出て
写真をたくさん送ってくれるようになりましたので今回は写真を中心にご紹介します。

その前に。
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最近の発見。
右上のメニューをタップするとかえる氏の持ち物や写真アルバムが見られるページに移動するのですが
かえる氏の部屋にある暖簾をタップしても同じページに移動できる。
いや、それだけなんですけど。思いがけず発見したのでちょっとうれしかったんだ(笑)。

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前回記事に載せ忘れてしまった「ふくびき」のご紹介。
かえる氏がくれたり、お友達のまいまいさんからもらえる福引チケットがたまると5枚で1回引けます。
白・青・赤・黄・緑の色の玉がどれか出てきて、何かしらの景品が必ずもらえます。

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青玉は色のお守をどれかひとつ選べて、かえる氏に持たせてあげられます。
旅の安全祈願と、東西南北どれかの方角にそれぞれ行きやすくなる効果があるらしいので
「そういえばまだあっち方面の「いっぴん」、持ち帰っておられないな…」と思うと
その方角のお守をもらって持たせてみたりします。

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お友達はまいまいさんだけかと思っていたらある日突然別の人(?)が登場しました!
ぶんぶんさんというそうです。蜜蜂かな?
まいまいさん同様にお土産の中から何かさしあげると
クローバーや福引チケットをお礼に置いていってくれます。
リンゴやイチゴを差し上げると置いていってくれるクローバーの数が多い気がします、甘党なのかな^^

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こちらも別の日に突如現れたお友達。ぷかぷかさん。
こんなところにいらして、水が恋しくならないのだろうか…?と思ったけど
ここの住人はカエルなので意外とこの周囲は湿地とか、そういう可能性もあるかもしれない。
水をさしあげると喜んでくれます^^

tabikaeru18.png
かえる氏が旅先の「いっぴん」を少しずつ持ち帰ってくれるようになりました。
こちらは西海陶器で有名な九州のお土産。すごくデザインセンスのあるボタンだなあ☆

そんな旅先でかえる氏が撮って来てくれる写真の一例が以下です。
tabikaeru25.png
奥入瀬渓流の苔橋。きれい。

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入道崎灯台。青い空。

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草津温泉。お湯の流れる音がすごそう。

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善光寺。人が少ない!早朝に行かれたのかしら。

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伊勢神宮内宮の宇治橋。これ一番古い擬宝珠だろうか。

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天橋立。股のぞき楽しそう!

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有馬温泉。潮の匂いがすごそう。

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別府温泉。熱そう(笑)。

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屋久島の縄文杉。大きいですね。

また、さっきから蝶やカニの同行者がちらほら写ってますが
実在の場所が背景になってはいなくても素敵な写真を送ってくれることがあります。
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ガラスの器を荷物に持たせたら使ってくれた!流れ流れてどこどこ行くの。

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カマキリ先生(笑)の笹船に乗ってお出かけもしたらしい。

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サンショウウオのバス。
雨の中やって来るネコバスみたい!切符はなさそうだから物々交換とかで乗せてもらうんだろうか。

Twitterで#旅かえるのハッシュタグで検索すると
他にもレアなお写真がいっぱいあるみたいなので楽しみに、
しかし慌てずのんびりプレイしたいと思います。
旅行のお写真も背景は同じでも同行するお友達が異なるパターンもあるので
地道に送ってもらってコンプリートしなくては。
そして「いっぴん」早く揃う日が来ないかなー!
2018_02
15
(Thu)23:53

少しのことにも先達はあらまほしき事なり。

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東博の「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝」に行ってきました。
そんなに混んでないと聞いていて2時間で足りるかなあと思ったら結構混雑していたし
(たぶんみんなこの日から展示される葛井寺の千手観音像を見に来たんだよな…わたしもだ)、
書に絵巻に仏画に宸翰、そして仏像の群れというラインナップで3時間でも足りなかった。。
写真はラウンジに展示されていた御室流のいけばなです。毎週変わるらしいよ!綺麗。

仁和寺は平安時代初期に光孝天皇が発願し、子の宇多天皇が完成させ初代をつとめたお寺です。
真言宗のお寺なのは宇多天皇が真言宗の僧を戒師として出家したからで、
さらに法皇が住んだ僧坊が御室と呼ばれたので真言宗御室派というようになったのですね。
室町時代に描かれたとされる宇多法皇像は袈裟をまとった立派な姿、
法皇所蔵とされる刺繍袈裟の断片も近くに展示されていました。
宇多法皇以後も主に親王が門跡をつとめておりまして、
6世守覚法親王(後白河天皇の子)が自ら行った祈祷や法要を記録した密要鈔から
孔雀経法則と開白次第が展示されていました。
孔雀経は安産祈願や厄払いの際に唱えられるもので、平徳子の出産の御修法にも使われたそう。
また、歴代天皇の書も仁和寺にはたくさん残されていて
だいたいは門跡に宛てて天皇が書いた手紙や色紙のようです。
(わたしが行ったのは後期なので見られなかったけど、
前期展示には平徳子の出産の際に祈祷を行ったことへの高倉天皇からのお礼の手紙と
兄である守覚法親王の返事の手紙が並んで展示されていたそうな)
どの天皇の書にも龍に囲まれた「仁和寺」の印がでかでかと押されていて
これは高倉天皇の宸翰に押されている印だそうで、
他の宸翰にもいくつかその印が押されている例がみられました。蔵書印みたいな使い方なのかな。
後水尾天皇と後西天皇の和歌懐紙はさすが親子で書体がむちゃくちゃ似てて微笑ましかったし
19歳の霊元天皇が書いたむちゃくちゃ真面目な字もすてき。
光格天皇の薬師経は紺紙に金字で書かれていて、
天皇は制作の途中で亡くなったので後は子の親王が書いて完成させたそうです。
天皇本人によるお経の最初の部分が展示されていて、フォントのような厳格な筆跡に舌を巻いた。

真言密教のお寺のため空海に関する文化財も。
10cmほどの薬師如来坐像は秘仏で、過去にほとんど御開帳されたことがなく(直近は1986年)、
歴代門跡の持念仏であり元々は空海の持ち帰り物と伝えられていたそうですが
平安時代後期の制作で円勢・長円という仏師によるものと今はみられているそうです。
衣に金色が少しだけ残っていてキラキラしていた☆
光背と台座には薬師如来が7人、台座には日光・月光菩薩、十二神将が浮彫で見事に表現されていました。
国宝「三十帖冊子」は空海が遣唐使として唐に渡った際にあらゆる経典を写して持ち帰ったもので
ノートとか手帳サイズなので空海が常に持っていたとされるもの。
展示されていたのは30冊のうち20帖と26帖で、「空」と「海」の字も見つけました。
(後でミュージアムショップを覗いたらその2文字がTシャツやトートバッグなどにあしらわれていました)
唐の写経生の人たちにも書いてもらったらしく、丁寧な楷書が並んでいまして
空海は行書で書いているので印象が全然違っておもしろい。
不空(空海の師である恵果の師)筆と伝わる「尊勝陀羅尼梵字経」の堂々とした梵字もかっこよかった。

修法のためのお経や仏具。
掛軸の孔雀明王像は孔雀経修法の際に掛けて使われたものなのかしら、
羽の1枚1枚まで細かく描かれていて、何より江戸時代の絵だから色がきれいに残ってる!
孔雀明王同経壇具等相承起請文は覚法法親王(白河天皇の子)によるもので
修法に使う画像や仏具をみだりに持ち出してはいけないという戒めを書いていて
でっかい手形も赤く押してあったんだけどこれ親王の手なんだろうか…。
また覚法法親王は消息にて修法の秘伝を安易に伝授する者を批判したりしていて
なかなか厳しい人だったようです。
国宝の両界曼荼羅は一条天皇から仁和寺へ贈られたもので
紺地に金色の白描で描かれた、壁いっぱいに広がる巨大な曼荼羅であった。
童子経曼荼羅は子どもを守る修法の際に使われるもので
中央に不動明王がいて、乾闥婆・梵天が子どもを守り、
周囲には犬・猫・獅子・牛など子どもに害をなすという15の動物が描かれていました。
こんなこと言ってもしょうがないけど猫は子どもには害じゃないよー!(アレルギーとかは別です)
白描の薬師十二神将画像は干支の神々がそれぞれの動物に乗った姿で描かれているんだけど
寅神が乗っている首長の虎は鳥獣人物戯画の乙巻にいる虎に似ているので
模写されたのではないかという説があるとか。
そうそう、仁和寺には鳥獣戯画もあります!
甲巻のうさぎの弓矢の場面と、丙巻の人間たちの場面が展示されていまして
何らかのタイミングで写されたものが伝わっているのではないかとのこと。高山寺印のない戯画は新鮮です。
古筆手鑑は紀貫之の如意宝集切・小野道風の写経断簡、
藤原行成・源俊頼の和歌断簡のページが開かれていて
貫之が仮名文、道風が漢文、行成と俊頼は仮名交じり文で何だか時代の流れを感じて楽しかった。
後深心院関白記は1375年10月のページが開かれていて
著者の近衛道嗣が後円融天皇に付き添って仁和寺所蔵の御禊行幸絵巻7巻を見たことを記録しています。
蓮華王院宝蔵の絵で云々とのことですが…時代を考えると応仁の乱で焼けてしまった可能性が。。
現存最古とされる日本図は、現代では日本地図ってだいたい東が右で西が左側ですけど
これは近畿が右で遠江が中央で陸奥国が左向きに描かれていました。
文字が縦向きだったのでたぶんこれが正位置だと思うんだけど、びっくりする。

応仁の乱で荒廃した仁和寺を、江戸時代に復興した21世覚深法親王(後陽成天皇の子)の展示も。
徳川家光に許可をもらい伽藍を再興した人だそうです。
このとき御所から移築した清涼殿や紫宸殿、常御殿などが現在の仁和寺の伽藍を形づくっているとか。
(現在の金堂は元紫宸殿だそうだ)
狩野孝信による牡丹図襖や唐人物図屏風はたいへん美しく、
これらは実際に建物の中に配置されていたそうです。

そしてこの頃建てられたのが仁和寺観音堂なのですが
この展覧会ではその堂内が会場に再現されています!
観音堂は修業の道場であるため通常は非公開ですが現在は解体修理中のため、
安置されている仏様たちを東博にお連れしてくださったようです。
しかも展覧会場で唯一写真撮影が許可されているポイントなのだ!最高。
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キエエエエェェェェェエエエエエ( ゚Д゚)
ご本尊の千手観音菩薩立像、脇侍の不動明王立像・降三世明王立像、
さらに二十八部衆像と風神・雷神像!全部で33体が勢揃い!!
なんじゃああなんなのじゃああああああスゲエエェェェエエエエ(゚Д゚;≡;゚Д゚)

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降三世明王側。

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不動明王側。
SNS映えとか言ってる場合じゃない、ひたすら拝んでは撮らせていただきます。
千手観音様も他の仏様もレプリカじゃない全部本物、それがこんなに並んでいるド迫力☆

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風神。
なんかハーフパンツ穿いてるみたいでかわいい…。

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雷神。
三十三間堂こと蓮華王院でも千手観音軍団の両脇を風神雷神が守っていますけども
あの2柱もだいたいこんなポーズしてるんですよね。
俵屋宗達が風神雷神図を描くとき参考にしたのは三十三間堂や北野天神絵巻だけじゃなくて
仁和寺観音堂のお像もなんだろうか…
でも修行場なら当時も非公開だったかもしれないし、さすがに見られなかったかな。
あるいは風神雷神といえばこのポーズ!みたいなのが当時すでにある程度確立されていたとか、かなあ。

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観音堂再現の周囲をぐるりと囲んでいる壁画は
同じく仁和寺観音堂の壁画を高精細デジタルスキャナで取得したものだそうです。
(京都大学の研究室によるデジタル化→保存するプロジェクトだそう)
オリジナルは木村徳応という絵師による作品で上部に仏画、下部に六道絵という
仏教の世界観を表現した内容になっています。
(木村徳応は江戸時代前期に活躍した絵師で、主に寺社の仏画や肖像画を手掛けていたそうな)

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上から仏様に見下ろされてひたすら恐縮し、下の地獄絵を眺めて楽しくなる時間。
観音堂は長い年月の間に雨漏りとかもあったらしくそういう傷みの痕も見受けられますが
これだけ色が残っているというのは普段から非公開であることも理由のひとつだろうな…
光に当てなければ絵は傷みにくいのでね。
建物が修復されれば雨漏りの心配もなくなるし、これからも大切に保存されていってほしい。

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六道絵の一部、畜生道。
たぶん犬追物をした人が死後に落ちて犬になった様子なのかなと思います。
(ちなみに隣に描かれていたのは修羅道)
江戸時代に描かれた絵だからか、モチーフや世界観がほぼ完成された地獄絵のような気もします。
室町以前の地獄絵によくある「これなんだろう?」っていうのが、あまりない。

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風神雷神がいます!正面には龍神。

後半は怒涛の御室派仏像ラッシュ。
ほとんどの仏様が360度、お背中まで見せていただけるのがすごくうれしかったです。
平安時代の制作のものが多く、蓮光院の大日如来坐像とか屋島寺の千手観音菩薩像とか
一木造が多いのもこの時代の特徴だなと思った。
仁和寺創建時の本尊である阿弥陀如来坐像および両脇侍坐像(国宝)は
光孝天皇の一周忌、つまり仁和寺創建供養に制作されたもので
そんなに大きくはないけどふくよかでゆったりしたお姿が優美。
平安時代の吉祥天像は唐風のお姿というか、和様のお姿を見慣れているので新鮮でした。
帽子にリボンついてるみたいな飾りがかわいい。
悉達太子像(釈迦の王子時代)は少年の姿に小さな角髪を結ってかわいらしい。
金剛寺の五智如来坐像は密教で5つの知恵を仏にあてはめたもので
大日如来を中心に金剛界の五人の仏様が鎮座していらっしゃいました。
平安末期の優美なお姿だけど玉眼が入ってるんだよね。時代の移り変わり。
明通寺の降三世明王立像・深沙大将立像はおふたりとも2.5mもの阿吽像で
ものすごい迫力ですが筋肉はすっきりした一木造で、鎌倉時代との差を感じます。
深沙大将は磐座に乗っておられて、降三世明王はシヴァとパールヴァティを踏んでいました。
中山寺の馬頭観音菩薩坐像は33年に一度しか御開帳されない有難い仏様、
3面8臂の勇ましいお姿は慶派仏師によるものだそうです。
長勝寺の八幡神本地仏坐像は頭部がそれぞれ如来・菩薩・僧で体は神像という3体。
八幡神は阿弥陀如来や釈迦牟尼仏を本地仏としますが(八幡大菩薩というやつ)、
僧はなんだろ、空海かな。香川のお寺なのでね。
雲辺寺の千手観音菩薩坐像・毘沙門天像・不動明王像は秘仏だそうです!
42本手の千手観音像はぴったり合掌しておられて
目を閉じているのかと思いきやよく見るとうっすら開けておられた。
像内の胸のあたりに「目アヘラカニナシタマエ」という墨書があるそうで眼病に効く仏様とのこと、
施主は「女大施主中原氏」という女性と伝わっているそうですが目がお悪かったのかな…。
神呪寺の如意輪観音菩薩坐像はひとつの頭に6本腕、足を降ろさず組んでいる珍しいお姿ですが
ゆったりした雰囲気が伝わってくるのは他の如意輪観音にも通じるなあと思います。
お寺が兵庫県の甲山山麓にあるため「100万ドルの夜景を見下ろす仏像」とキャッチコピーがあって笑った。
大聖院の不動明王像は宮島に行ったとき階段の途中にあった霊宝館にいらした不動様だー!
かつて仁和寺真乗院にいらしたのを宮島の弥山に移されたんですよね。
巻髪ではなく総髪のお不動様は真言宗御室派の特徴だそうです。
道明寺の十一面観音菩薩立像は秘仏で、
道明寺は菅原氏の先祖にあたる土師氏の氏寺であることから菅原道真の制作と伝わるそうです。
(どうでもいいけど道明寺と聞くと桜餅を思い出してしまう)
中山寺の馬頭観音菩薩坐像も33年に1度の秘仏で
くわっと口を開けたお姿がとてもかっこよかった。

そしてこの日からお出ましの葛井寺の千手観音菩薩坐像が!すごかった!!
この展覧会、本当は混まないうちに来たかったけどこのお像が展示されるのは会期半ばからで
どうしても会いたくて展示初日まで我慢して、当日は案の定混雑してたわけですが
ご本人はかなり大きな仏様だったのでどこからでもよく見えたのがよかったです。
通常、千手観音像は手が40~42本で制作されることが多いのですが
この観音菩薩様の手は両方で1043本あります!
そもそも千手観音の「千手」は「多い」的な比喩であることがほとんどなのに
ガチで1000本以上の手をつけてしまった注文主と職人の狂気を感じる。
物理的に1000本の手を持つ千手観音像は現在このお像しか確認されていないそうです。
無数の脇手は左右4つのパーツに分けられ支持柱や環に釘止めされており、
飛び出している大手は38本ありすべてに持ち物が持たされています。(後世に付けられたらしい)
持ち物をひとつひとつ眺めながらお像の周囲をグルグル回っていたら
向かって右の何も持たれていない大手に目が描かれていてびっくりした。
さらに他の脇手にも目が描かれた手がちらほら…どれも細いけど少しずつ開き方が違っておもしろい。
改めて正面から見ると羽を広げた孔雀のような仏様で、でもどこかで見たことある造形だなと思っていたら
どこからか「宝塚の背負い羽根みたい…」と聞こえてそれなー!って思いました。
この千手観音像はリアルに手が千本ある、まさにトップスターなのだ。すごい。

葛井寺は過去に一度訪れていますが、ご本尊の御開帳日ではなかったので(毎月18日だそう)
今回はお会いできて本当によかったです。
合掌しておられる手が少しだけずれているのが興福寺阿修羅像を思い出しました。
そういえばあの阿修羅もこの千手観音も奈良時代の乾漆造だ。

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会場の特設ショップで限定御朱印がいただけると聞いて!
とても雅なパッケージに書き置きの御朱印を入れていただけました。
ただこの御朱印、日付が入っていないのであれー?と思っていたところ、、

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決まった時間になると仁和寺のお坊様がラウンジで日付を入れてくださるというので駆けつけました!
ちょっと並んだけど無事に書いていただけました。よかった!

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「仁和寺」の印は例の高倉天皇宸翰の印を復元しているそうです。
普段仁和寺でいただける御朱印には押されないそうなので、気になる方はこの機会にぜひ。


そうそう、仁和寺は徒然草の「仁和寺にある法師」や「これも仁和寺の法師」などが有名ですが
(仁和寺近くの双ヶ丘長泉寺に兼好法師舊跡の碑があるよね)
わたしにとって仁和寺といえば野々村仁清だったりします。
江戸時代前期に仁和寺の門前に御室窯を開き、弟子に尾形乾山がいたことでも有名。
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本館に展示されていましたよ~仁清の「色絵牡丹図水指」。
唐風の形の器に和様の牡丹が丁寧に描かれた作品です。きれいだ。

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こちらも仁清、「色絵梅花文茶碗」。
金と赤のきれいな梅の絵。

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東博のレストラン「ゆりの木」のフォンダンショコラ。自分へのバレンタインです。
ここ、デザートのお皿がハート型なんですよね^^
2018_02
11
(Sun)23:51

虫を見るような目で見られたいんだ。

細谷正充『少女マンガ歴史・時代ロマン 決定版全100作ガイド』を読みました。
これまでに発表・刊行された膨大な少女マンガやレディスコミックの中から
歴史・時代ものをセレクトして100作品を紹介するガイドブックです。
過去の名作から現在連載中の作品まで幅広く紹介されてますよー!
ちなみにこの100作品のうち、わたしがこの本を読む前に読了していたのは15作品、
作品名やあらすじを知っているのは半分程度で、両方とも存じ上げなかったものがほとんどでした。
こんなに世の中には歴史少女マンガが溢れているんだ…!たくさん知ることができてよかったです。

ラインナップは日本史(古代~近代史)、フランス(ルネッサンス~近代)、
ヨーロッパ(中世~近代)、ロシア、アメリカ、エジプト、オリエント、インド、中国・西域です。
あらすじやキャラクター、作品が発表された時代背景、著者による萌え要素まで
1作品につき2ページ程度で紹介されています。
少女マンガ雑誌に限らず幅広いジャンルの雑誌やウェブ連載ものも入っていて著者の興味の範囲が伺える。
連載された年月日や掲載雑誌などのデータがなかったり
それぞれのコミックス総巻数が記載されていないのは少々残念ではありますけども
ネット社会ですし興味を持ったらぐぐって探してみてね!ってことなのかもしれない。
(たぶん絶版作品とかも混じってるので)

わたしが読んだことがあるのは以下の作品たち。
山岸涼子『日出処の天子』。聖徳太子と蘇我毛人が主人公なんですが、
ご存知の方はおわかりかと思いますがあの内容なので
初めて見かけた学生時代にはまったく読めなくて、何年か経ってから一気読みした作品です。
とにかく太子がやべえ…!それ以上に刀自古がやべえ!と戦慄しっぱなしだったよ…
歴史教科書のイメージと全然違うし仏教やSFめいた演出がとても壮大だった。
(どうでもいい萌えポイントですが毛人が猫を膝にだっこして気を紛らわせるコマがあって、あれ好きです)
里中満智子『天上の虹』。完結した際に過去記事にも書きましたけど
キャラクターが誰も彼も複雑で深みのある造形で読みごたえがあるんですよね。
D・キッサン『千歳ヲチコチ』これおもしろいよー!最高におもしろいですよ!!(力説)
ほのぼのとギャグとシリアスと恋愛がおもしろいくらいにバランスよく組み込まれていて
しかもそれらはガッチリと調査された史実と古典に裏打ちされていることがコマ間からばしばし伝わってきます。
「具注暦(カレンダー)」「部活か!」「ハーレクインも腰抜かすぞ」「女房モブ」「ノンストップ行事」「U・T・K」など
現代的なセリフが多いのに全く気にせず読めるのはどうしてだろうと思っていたのですが
作者さんが過去のツイートでこんな発言をなさっていて
ああこれはどろろだったんだ…読み慣れていたからかあ、とスコンと納得がいったのでした。
あとキッサン氏がどろろを読んでいたこともちょっとうれしかった。いい妖怪マンガですよね。
ねこしみず美濃『猫暦』。伊能忠敬に弟子入りしたおえいの研究生活がほんとすこ、
司天台を始め天文学の描写が非常に丁寧で勉強になるし、
ねこしみず氏の時代考証は徹底的なことで有名なので安心して読めますよね。
あとヤツメの描写が!毛めっちゃフサフサふわふわしてそう~~触ってみたい。
沙嶋カタナ『咲くは江戸にもその素質』。きましたわ~!
たまたまネットで連載中だったのを見つけて読み始めてあっという間にハマったんですよ…
「〇×〇いいと思うの」とか唾ゴクリとか腐女子あるあるトークをわかる…わかる…と静かに頷きながら読んだよ…
八犬伝を通じてじわじわ仲間が増えていくとか3次元男子で妄想始めちゃうとかしゅごいよ、沼が深い。
あとフルカラーマンガなのすごいよね!どんだけ手間暇かけて描いていらしたのか。いやはや。
永尾まる『猫絵十兵衛 御伽草子』は少女マンガなのかどうかわかりませんが
お江戸猫ぱんち連載だし猫と人間の人情とか萌え要素もあるのでカテゴライズされるのかな。
日常から妖怪、神様や仙人の世界まで色んな猫が出てきて楽しい、猫のお伊勢参りの話がすきだ~。
捨てられていた幼い十兵衛がたくさんの猫に囲まれていたコマも好きすぎる…ああいうのに弱いです。
あとニタ様の本当の姿はかっこよすぎてしねる。
渡辺多恵子『風光る』。これ学生時代から読んでますがまだ続いてるんだね!
熱いファンだった友達が部室でめっちゃ語ってくれたのを今でも覚えています。
池田屋事件で沖田総司に吐血させなかった理由を渡辺氏がコミックス巻末に詳細に記してくれていたのを読んで
マンガって自分の考えを持って描いていいんだと自信をくれた作品でもあるので最後まで見届けたい。
菅野文『北走新選組』、歳さんが勇ましいけど儚げで哀しいんだよね…でもそれがいいんだ…(何)。
海に落ちた野村利三郎が「青い…」とモノローグする様は碧血碑を知っている人は泣くよきっと。
あとこの作品の大鳥圭介は!とても!いいぞ!!(熱弁)
(菅野氏は斎藤一を主人公に描いた『誠のくに』もおすすめです)
大和和紀『はいからさんが通る』、読んだのいつだっけなあ?
楽しい物語なのかなと読み始めたら早々に裏切られ波乱の展開にドキドキしたものです。
ギャグ要素もあってホッと笑えたりもしますが最後までぐいぐい引っ張られてました。
あとこの物語に出てくる男性は皆美人ばかりであった…筆頭は蘭丸くんね。
あと、著者も言ってるけど関東大震災の芸能人のエピソードはわたしも読みながらへー!って思ったなあ、
当時蝶々夫人を上演中だった浅草オペラで田谷力三がピンカートンの扮装のまま逃げたとか
肉声や体温が垣間見えるエピソードは興味深いです。
草間さかえ『タケヤブヤケタ』。きましたわ~!(その2)
草間氏のマンガは『さよならキャラバン』も『うつつのほとり』も『魔法のつかいかた』も大好きですが
最初に出会ったのがタケヤブで、たちまちその作風にハマってしまったのでした。
わずかなセリフと人物の交流からドラマが繰り広げられ、そうくるかー!という展開からのカタルシス…
特に氏の描く枯れたおじさまがエロい。わかりみが高い。(何か言い出した)
都戸利津『嘘解きレトリック』、おおおおこれも大好きですわ~!
嘘を見抜く能力のためにずっと村八分にされてきた主人公の鹿乃子が
東京に出てきて祝先生のところで居場所を見つけられたのが本当にほっとする。
ミステリも作り込まれていて最後まで読まないとわからないし(推理作品は推理しないで読むタイプです)、
都戸氏の描かれるレトロモダンな背景も綺麗なのでおすすめですよ。

萩尾望都『王妃マルゴ』。モー様の描く人物は情感がすさまじいよね…!
モー様の作品で最初に読んだのは『ポーの一族』で、『イグアナの娘』はドラマで見たけど
登場人物がみんな強烈に生きていて下手すると見てるこっちがエネルギーを吸い取られるような気がする。
おととしの「浦沢直樹の漫勉」で制作風景を見たときも鬼気迫るマルゴが原稿上にいたしなあ、
下書きのレベルも高かったよね…何気ない神作家の「下書き」が僕の心を傷つけた!凸(☎︎ω☎︎)凸
池田理代子『ベルサイユのばら』。もう説明の必要がないくらい知名度も名作度も高い作品。
原作もアニメも何度も読んで観てて、あとは宝塚版を見に行くしかないんじゃないかという。
(でもきっと見に行ったらハマってしまうこと間違いないので怖くて行けない)
ベルナールやアランが好きでした。オスカルはル・ルーちゃんと一緒にいるときの姿が好き。
穂積『さよならソルシエ』。テオのキャラがわたしのイメージといい意味で真逆ですばらしかったんですが
もうちょっと、2冊じゃなく5冊くらいにしたら兄弟の葛藤をもう少し描きこめたような気がするんだけど…
わたしにはもったいない気がしてしまった作品でもあります。
映画にするならちょうどよい長さかなと思っていたら2.5次元舞台化されましたね。どうだったんだろ。
(ちなみにわたしは同氏の『式の前日』が大好きです) 
篠原千絵『天は赤い河のほとり』。妹が友人に全巻借りてきたとき読ませてもらいましたが長く感じたなあ!
ヒッタイトの知識は皆無で読んだけどおもしろかったです。お蔭でラムセス二世に詳しくなった。
主人公ユーリの超人ぶりがすごいけどそれ以上にナキア様の存在感がすごかった…ジュダは天使。
タイムスリップもので主人公が帰らない選択をするのはよくあることだけど
(その新しい形は先年『犬夜叉』でかごめが体現してみせた気もする)、
子孫の話にまで繋がるのは何というか、大河ドラマのようだなあと思いました。
(わたし少コミ作品はふし遊しか読んでないんだけど、天河も同じ少コミだけど
ふし遊より政治要素も恋愛要素も強めなのは史実ベースだからかな)

タイトル知ってるなあとか、まだ読めてないなあと思った作品も。
碧也ぴんく『義経記』、まだ読んでない!
碧也氏の歴史マンガは『八犬伝』『天下一!』などを読んでいますが
中でも『鬼外カルテ』シリーズのラスト2作は大傑作になっているのでおすすめします!!
よしながふみ『大奥』どうしようかなと思いつつ読んでないな…きのう何食べただったら読んでますけども…。
森薫『エマ』、あ~~『乙嫁語り』なら読んでるんですが
エマも友達が読んで絶賛していたのでこれを機に読んでみるのもよさそうだな。
いがらしゆみこ『キャンディ・キャンディ』はタイトルも作家も知ってますけど読んだことはなくて、
というか第一次大戦の頃の話って初めて知った。。あらすじを読んだけど暗い話だったんだろうか。
高尾滋『マダム・プティ』、現在も連載中なんですよね~。
オリエント急行の中で事件が起こるという発端が気になってる。
楠桂『妖魔』、作家さんローディストだったとかまじすか…!
あと鬼切丸伝を読もう読もうと思ってて読めてません、ぐぬぬ。
山下友美『妖怪と薬売り』は初めて知りましたけど
元薬剤師の作家さんによるお江戸医療マンガだと??読みたい。
岩崎陽子『王都妖奇譚』も知らない作品だ~、
「小野篁の曾孫で冥府の役人である氷月という魅力的な女性が出てくる」と紹介されていた。ほわああぁ!?

著者も「執筆中に次々と新たな作品が刊行され間に合わなかった」と悔やんでおられますが
ユキムラ『たむらまろさん』、おかざき真里『阿吽』、喜多尚江『銀のトゲ』、吟鳥子『いづれの御時にか』、
灰原薬『応天の門』、佐野絵里子『たまゆら童子』、大久保圭『アルテ』、びっけ『王国の子』、
紗久楽さわ『かぶき伊佐』『あだうち』『百と卍』あたりはあるとよかったなあ。
過去に実際に存在した人物が登場するマンガが基本的には紹介対象だったと思いますが
架空の登場人物であっても時代背景が史実を踏まえていれば入れているようなのもありましたのでね。
たぶん泣く泣く省略なさった作品いっぱいあると思うのでぜひ第2弾を企画していただいて
著者にはじゃんじゃん歴史少女マンガへの愛と萌えを語っていただきたいものです。
何かすごく親近感を覚える紹介文を書く方なのだ…!
『歴史・時代小説の快楽 読まなきゃ死ねない全100作ガイド』という姉妹編もあるみたいなので
そっちも読んでみようかなあ。
2018_02
07
(Wed)23:58

福は内鬼も内その3。

節分はとっくに過ぎたというのになかなか気分が抜けなくて
SNSで鬼の話題を見かけると脊椎反射でRTしてしまうゆさです、こんばんは。
たぶん久し振りに鬼鎮神社の鬼さんたちに会えたのが大きかったんだ…
鬼が「豆ちょうだい」「一緒に写真撮って」とか無条件で愛されている光景がまぶしすぎたんだ。尊い。

そんな節分にも和菓子がいっぱいゲットできたのでいくつかご紹介。
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ふるや古賀音庵の「鬼」と「おかめ」。
お菓子の鬼というと赤が多いけど、こちらの鬼さんは黄色い!レア!!
しかも怒ってない!!微笑んでいる!!!かわゆい(*´︶`*)。
おかめさんも三日月のような目と紅の口がかわゆい(*´∀`*)。

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鶴屋八幡の赤鬼青鬼。
たまたまお店で予約のお知らせを見かけてゲットできたものです。
こちら完全予約制で節分にも店舗では販売がないものらしい、予約の〆切に間に合ってよかった!
中味は小豆餡かと思いきや赤鬼は卵餡で黄色かった。ふわふわしてやさしい味でした^^

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菓匠花見の赤鬼。
花見さんのお菓子はいつも引き締まったような食感なんですよ~赤鬼の表情が凛々しい。

2018setsubun4.jpg
たねやの厄除け饅頭。
小豆を生地に練り込み厄除招福の焼き印が押してあり、中には粒あんという小豆尽くしの一品。
小豆はその赤い色から災厄を払うと昔から伝えられていますね。

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俵屋吉富の福豆。
福豆のお菓子は似たようなものを各地で見かけますけど、これはパッケージがおもしろかったのでゲット。
生地がしっとり、中味の白餡もしっかりして甘くておいしい(*´ω`*)。

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銀座甘楽のおにろーる。
粒あんと求肥をどら焼きのような生地で巻いたお菓子です。鬼の焼き印がめっちゃかわいい!

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これはロール(巻いたもの)なので恵方を向いて食べました(笑)。
恵方巻はその年の気分次第で食べたり食べなかったりですが、
こういう巻きものは大好物なのでいただきます。来年も食べられるかなー!


あとお菓子ついでに、先月の話になりますけど東京製菓学校和菓子科の期間限定ショップが
今年も銀座三越にオープンしていたので買いに行って来たわけですよ。
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地下1階の売り場に着いたら人でごった返しておりました!大人気。
夕方でもこんなに出してくれるの有難いですね~。

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実演販売も。
ひとつひとつ丁寧に手作りされているのを見ると大事に食べなくっちゃなあ…と思います。

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ゲットしたお菓子。
限定ショップで販売されるお菓子は毎年テーマが変わりますが、
今年のテーマは豆の多様性「ビーンズ・クリエイション」ということで豆を使った創作和菓子だそうです。
節分も近かったし豆のお菓子はタイムリーだったのではないかな。
丹波大納言をイメージしたという「豆蔵くん」、ピンク色にコック帽被っててかわいい☆


あと、さらに先月の話題で恐縮ですが
(ブログ巡回をしていて色んな人が記事になさっていて、そういえば書いてなかったと思ったので)
皆さん皆既月蝕ご覧になりましたか~~!?
2015年のは曇ってて見られなかったから、わたしにとっては実質2014年以来の天体イベントでした☆
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皆既のときに撮影した写真。赤い月は本当に幻想的。
あと満月のときは月といえど光が強いので周囲に星は見えないけど
皆既になるといくつか見えるんですよね。
寒かったけどそのぶん空気が澄んできれいな夜空でした。次回は2021年らしい!楽しみです。
2018_02
03
(Sat)23:28

福は内鬼も内その2。

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節分ですね!!というわけで鬼鎮神社に行ってきました。
過去記事にちらっと節分祭の様子を書きましたけども、
最近は足が遠のいてしまってたけど久し振りに行きたくなりまして。
鬼を追い出さないお祭が好きなので選択肢は限られているのですが(氷川神社とか)
そのひとつが県内に存在するのがとてもうれしいです^^

朝からバタバタしていたせいで出かけるのが遅くなってしまって、
神社に着いたときには写真のように境内が人だらけでごった返しておりました。
この日は1年で一番、この神社に人が集まる日なのに出遅れたー!自業自得。
(しかし…前回訪れたのは7~8年前ですが何だか人が倍以上に増えている気がする…
先週のぶらり途中下車の旅で紹介されたからかな)

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お祭の日には社殿の脇に特別に紅白幕が用意されまして、
時間になると赤鬼さん青鬼さん、宮司さんなど神社の人たちが続々とご登場。
参拝者の皆さんも豆まきはまだかとそわそわした雰囲気。わたしも久しぶりなのでどきどき。

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青鬼さんスタンバイ。

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赤鬼さんスタンバイ。福枡にも鬼さんたちが描かれてるんだよね。

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午後3時、豆まき開始!
「ふくはーうち!おにもーうち!あくまーそと!」という威勢のいい掛け声とともに
豆やみかん、お菓子、お守の入った袋などが一斉に撒かれます。もはや食べ物のシャワー!
参拝者の皆さんは慣れてらっしゃるので
帽子や紙袋などを高々と掲げて飛んでくるものをひたすらキャッチしまくる!
ていうか豆って、あれ飛んできたのが当たると結構痛いよね!
周りでも「痛い」「痛い」って言ってる人たちたくさんいました。笑いながらだったけど。
(節分で鬼役をつとめている人たちは毎回こんな痛い思いをしているのかと思うと申し訳ない…
そして豆をぶつけられるのは至近距離からが多いだろうからもっと痛いに違いない、
改めて誰かに豆を投げるのはやめようと心に誓った時間でした)

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豆まきって勢いのあるイベントなので撒いたり投げたりする人はだいたい遠くへ飛ばしますが
赤鬼さんが時々手近なところへ撒いていたのがちょっとホッコリ。
彼の後ろではテレビ局のカメラがばっちりそのお姿をとらえていました。
ここの鬼さんはやさしいんですよ!記録しておいて!(笑)

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豆まき終了~。お疲れさまでした!
ちょっとくたびれたご様子の赤鬼さん、金棒を手に(これ結構重いのだ)出ていらっしゃいました。
(中の人は毎年同じ人がやられてるみたいですけど、お疲れ様です)

しかし休む間もなく、鬼さんたちは参拝客に囲まれてしまって
ツーショット写真をせがまれたり子どもたちから「豆ください」とかわいらしく両手を出されたりして大人気☆
世間の節分祭では豆で追い出される鬼さんが多い中、
その豆を要求される鬼さんはちょっと、シュールですね^^

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おやあ和楽器を持った人たちだ!
わたしは間に合いませんでしたが、どうやら豆まきの前、
鬼さんたちが神社の社殿に入って行くときに和楽器の演奏が随行したらしいのが
夕方のニュースで流れて初めて知りました。
いいなーいいなー見たかった!

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お祭の後は参拝です。
社殿の中には鬼の形をした神像や燈台鬼が奉納されていたり絵馬や鬼瓦も見られます。
あと社殿内を神社の人がほうきで掃いていて、何でだろうと思ったら豆を塵取りに集めてらしたのでした。
中も豆まきしたんだねえ。

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説明をすっかり忘れておりましたけど、
鬼鎮神社は畠山重忠が菅谷館を建立した際に鬼門除けの守護神として祀ったとか
不眠不休で刀を作り続けた男が鬼になり100本目を制作中に力尽き倒れたのを供養したとか
色々な縁起が伝わっておりますが、
歴史としては鎌倉時代あたりからこの地に鎮座しているようです。
写真の金棒はお願い事が成就した人々がお礼参りとして奉納したもの。
大きさは大小様々で、近隣だけではなく県外からも奉納する人がいるそうです。

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いつから奉納されるようになったのかわからないけど、外にある物で一番古いのはたぶんこれ。
当時は"鬼神社"と呼ばれていたのかな…。
鉄製が多いために戦前には供出された時期もあったみたいです。

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屋根の鬼瓦も鬼かっこいいんだよ。

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撒かれた豆やみかんを手でキャッチはできなかったけど、
バッグや髪にいくつか豆がついていたことに豆まき終了後に気づきました。
写真撮るのに夢中だったからなあ。
福豆もいただいてきたよ~ご利益ありますように。


そんなこんなで家に帰ってから、録画しておいた「いまドキッ!埼玉」を見たら
節分の日特集ということで鬼鎮神社、定峰峠の鬼うどん、小鹿野町は観音茶屋の鬼ころり、
深谷市の鬼瓦工房鬼義が紹介されていました。
氏子総代長の方がおっしゃっていた「鬼は本当にすばらしいものです。
やさしくて、力持ちで、鬼によって世の中が真っすぐすすんでいる。
そういう鬼さんであることをいつも信じています」とか
職人さんの「鬼瓦職人にとって鬼は神のような存在」などのお言葉に泣いた。
鬼をリスペクトしている人のお話ってなかなか聞けないので…みんなもっと鬼のこと語っていいのよ…!

鬼を祭神とする神社は全国各地にありますけども、
そういう場所でも節分祭は行われるみたいですけど
基本的には鬼を追い出さなかったり「鬼は外」と言わないとか、色んなパターンがあるみたいですね。
たとえば鬼子母神を祀る神社やお寺では「鬼は外」と言わないらしくて
そういうところのお祭だったら行ってみたい気もします。
鬼には何の罪もないから…単に厄払いや病払いだったらやりたいんだ…。
あとこれずっと言ってるけど節分に鬼がお祓いをやる長田神社に!いつか行きたいーー!!
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