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2017-08-08(Tue)

親子の距離感。

アルス画房のイラストコンペが終了しました~。
見てくださった方、応援してくださった方ありがとうございました☆

連日、台風に猛暑に大変なことになっている日本列島ですが
我が家の猫様たちは相変わらず元気です。
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先日撮った写真。おふたりの距離感がちょっとおもしろかったのですよ。

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顔を洗って、

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毛づくろいをして、

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ちょっと目を合わせてから、

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ねむる。

うちの親子は基本的に単独行動が好きであまり一緒にいないのですが、
寝る時もだいたいこんな風に距離があいてます。理由は不明。
この長さからちょっとでも詰めるとどっちかがこの場を去ったり戦闘態勢に入ったりして
この光景は見られなくなってしまいます。
たぶんおふたりにしかわからない絶妙な距離なんでしょうね…。

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起きた。まだボーっとしてます。

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気になる。


ところで8月8日は世界ネコの日(WorldCatDay, InternationalCatDay)らしいですね。
国際動物福祉基金(IFAW)が定めたとか、イギリスでナショナル・キャット・アワードが開かれるとか
色々それらしい由来はあるものの
なぜこの日に定めたのかという理由は今のところ不明みたいです。
とはいえ、SNSなどネット上にはニャンコ写真をアップする運動(という名のうちの子自慢大会)が開催されているので
猫好きにとってはたいへん楽しい1日でありました(=^ω^=)。

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ニャンコ先生といっしょ。
現世でこんなかわいいひとたちと一緒に暮らせるのは
きっと前世のわたしががんばって徳を積んだお蔭かもしれないから
今のわたしもがんばって来世のためになることしようとおもいます。
(とりあえず車のタイヤにお経を書いてマニ車にすれば運転するだけで自動的に徳を積めるぞ…
とか、そんなことばっかり考えてるから宝くじ当たらないんだ)

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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆

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theme : 猫写真
genre : ペット

2017-08-04(Fri)

あてなるもの。削り氷にあまづら入れて新しき金椀に入れたる。

西武池袋本店の菓子博2017に行ってきました。
全国各地から和洋を問わずお菓子屋さんが集まって来るイベントで
たぶんそれだけだったらスルーしてたと思うんですが、
京都の喫茶ソワレのゼリーポンチが食べられると聞いてすっ飛んでいきました!

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会場に到着後は一目散にソワレのブースへ。
待機列はなかったけどパーテーションがスタンバイしていたから
混雑する時間もあるのだろうな…。
ゼリーのメニューは3種類ですが、実は過去に京都で一度ヨーグルト味をいただいたことがあったので
今回はシンプルにポンチを注文。

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キマシタワーーー+゚+。:.゚(^◇^).:。+゚ +゚
すげ~~うおおお宝石みたいっ綺麗っ久々に見るから余計に感動する!
ゼリーとフルーツがサイダーと氷でキンキンに冷えてるぜ…まさに夏の食べ物。

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レジでソワレの名刺もいただいた…東郷青児のイラスト入り、おしゃれだ。
古きよき時代のアンティークなお名刺かっこいいね。

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ゼリーは赤・青・緑・黄・紫。
青と黄が重なって黄緑とか黄色と緑が重なってオレンジに見えたりとか
5色のはずなのにグラスの中がレインボー。
ほどよい固さで食べやすくておいしかったー!
上から見るとステンドグラスみたいに見えます…これがインスタ映えする食べ物か。

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ソワレブースを出てほくほくしながら歩いていたら
4月のお伊勢さん菓子博2017で展示された工芸菓子の展示を発見。
写真は東京製菓学校の長谷川献氏による「行雲流水」という作品です。
(お伊勢さん菓子博行きたかったな…何だかんだで行きそびれてしまいました。4年に1回しかないのに。あうう)

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鳥も木も花も全部おかし!嘘みたい、かっこいい。
工芸菓子はいつ何を見ても感動する…飴細工とかウエディングケーキとか見るの大好きですし
こういう華道のような作品も大好き。
改めてお菓子って何でもありだなと思いました。

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theme : スイーツ
genre : グルメ

2017-07-31(Mon)

100人で歌をうたおう。

前回記事の続き。三井記念美術館の地獄絵ワンダーランド展を見た後に
国立公文書館の企画展「ふしぎなふしぎな百人一首」に行ってきました。

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藤原定家が選んだとされる100首の歌の内容や選ばれた時期、
歌人たちにまつわるエピソードや説話の成立過程、後世に新しく編まれた百人一首、
江戸時代に学問やパロディなど様々に使われた事例などが、主に版本を中心に紹介されています。
毎回、色んな資料が見られるうえに入場料無料+写真撮影可なのがいつも思うけど本当に有難い!

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ゆるキャラ蓮生さんかわゆす。
展示ケースには漢字だらけのキャプションが表示されていますが、蓮生さんがいるパネルはひらがなが多い。

蓮生は定家の子為家の妻の父・宇都宮頼綱の出家後の名前で、
彼が嵯峨野の小倉に設けた庵に定家が選定した歌(小倉山荘色紙和歌と呼ばれます)を飾ったのが
小倉百人一首の始まりと言われていますね。

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江戸時代の僧・信海の筆と伝わる「小倉山庄色紙和歌」。
霞や植物が描かれた料紙にさらさらと美しい書、一目見て「きれいだ」と思いました。
定家の筆だとこうはいかないから…カクカクしてるからね^^;
(いや、定家もオフィシャル時の字は整ってるけど信海みたいな字じゃなかったはず)

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百人一首の中から特に知られる歌人をピックアップして紹介するコーナー。
写真は小野小町に関する資料です。
百人一首9番「花の色は~」の歌は古今和歌集の春下巻から引用されています。
また、小町の人生は室町時代以降に卒塔婆小町、草子洗小町など様々な謡曲に脚色されていきますが
それには9番の歌が影響したともいわれるとか。

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小式部内侍のコーナー。
百人一首60番の「大江山いくのの道~」の歌の初出は金葉和歌集・雑上巻から。
母の和泉式部をからかった藤原定頼に向けて詠ったという、古典の教科書にも載ってるあの話です。
(鎌倉時代に編纂された十訓抄にも同じ話が載ってるね)
内侍は若くして亡くなるのですが、その折に和泉式部が詠んだ歌(後拾遺和歌集)がまた泣ける…。
「とゝめおきて誰をあわれに思ふらむ 子はまさるらん子はまさりけり」

他にも在原業平、壬生忠岑、平兼盛、崇徳院のコーナーがありそれぞれ紹介されていました。
業平の「ちはやふる~」の歌は古今和歌集と伊勢物語にそれぞれ収録されているけど
謂れが全然違っておもしろいし、
忠岑の「有明の~」の歌は定家と藤原家隆(定家と並び双璧と称された人)がともに秀歌として挙げているとか
兼盛の「しのぶれど~」の歌にまつわる話は鎌倉時代には尾ひれがついて流布していたとか
崇徳の「瀬をはやみ~」の歌は再録にあたり本人が語句を変更したとか、色々と紹介されていました。

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江戸時代初期に編纂された武家百人一首。
源氏や平氏などの武将100人による歌が収録されています。
ここから先の展示資料のほとんどは江戸時代が初版のものが多く、
お江戸の自由闊達さを改めて思いました。
昨日の地獄展といい、江戸時代って本当に色んなものを当世風におもしろおかしくして遊んでいたんだな^^

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近世百人一首。
成立は江戸時代と思われますが編纂した人が誰かはわかっていないみたいです。
色んな人が書き写し、のちに版本で出版されてもいるようで
当時はよく知られた書物だったのかな。
収録されているのは戦国時代~江戸初期の武将や歌人による歌です。

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幕末になっても新しい百人一首は選ばれているぞ。
写真は新撰百人一首で、南北朝時代から江戸時代までの歌人の100首がまとめられています。
正方形の中に歌を書くデザインなのは色紙を意識したからだそうで
小倉山荘色紙をイメージしたのかなあ。

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歌があるなら詩もあるという例。江戸時代初期に林羅山らが編集した百人一詩です。
漢から宋までの詩を100詩、百人一首のように並べたもの。

今回は展示されていなかったのですが、
歌と詩があるなら俳句もあるのかなあと帰宅して調べたら何と百人一句なるものが出てきたよ→こちら
真似してみたくなったのかもしれない。

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秀歌が100首まとまっているというのは色んな意味で役に立つもので、
江戸時代には百人一首を使った教育や音楽活動が行われていたようです。
歌に三味線で節をつけたものや、歌の勉強の際に基本教養として教科書に載せたり
実際に歌を詠んでみる際の教則本になったり。
そうこうしているうちにお正月のかるた遊びなどに取り入れられたのかもしれませんが
これもはっきりした時期はわかっていないみたい。
近代になって小説にかるた遊びが書かれるようになる頃には(こころとか金色夜叉とか)
だいぶ普及していたのかもしれませんね。

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百人一首の研究本も。
細川幽斎や契沖などによる注釈書のほか、
「本当に定家が100首を選んだのか?」みたいな根本的な研究まで様々。

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定家にまつわる資料も。
明月記(写本)の1235年5月27日の記事には「嵯峨中院の障子を飾る色紙を書く」とあり、
定家が百人一首を選んだとされている根拠は今のところこれなわけですが
確かに現代まで伝わる100首が選ばれたとはっきり書いてあるわけじゃないんだよね…。
何だか紫式部日記の「源氏の物語、御前にあるを~」の記述を思い出すような話だと思いました。
(源氏物語も厳密に言うと彼女が作者だとはっきり断定されてるわけではないのだ)

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定家たん二次創作されるの巻。
謡曲「定家」には式子内親王との件が、
浄瑠璃「小倉山百人一首」(石塚豊芥子作)にも式子内親王と百人一首の件が
歴史物語のようになって語られています。
現代でも色んな歴史上の人物がドラマや小説やマンガやゲームになったりしてるけど、
昔から似たようなことは行われていて人々はそれを見て聴いて楽しんだり涙したりしたのでしょうね。
物語って自由だ。

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展示を観終えてアンケートを書き帰ろうとしたところ、
スタッフの人に呼び止められてゲーム「タッチでかるた」を紹介されました。
画面上に百人一首の誰かの上の句がランダムに表示され下の句の札をタップして歌を完成させるというもので
制限時間1分の間にいくつの歌を当てられるかチャレンジ。
知ってる歌はすぐ答えられるけど知らない・覚えてない歌はいくら考えてもわからなかった…
一応ヒントも出るので(ノーヒントの回答よりは点数が減点される)全問正解できましたけども。
伊勢・阿倍仲麻呂・持統天皇・小野篁の歌はすぐわかって、
他の歌はヒントを見て当てたらその日のランキング2位に入れました。
1位の人は点を見る限りノーヒントで正解しまくったっぽいな…すごい。


あ。
前に食べマスの記事を書いたときにポケモンやスヌーピーが出たらいいなと思ってたけど
先週、満を持して発売されたのがスヌーピーと聞いて「よっしゃあ!」と訳もなくうれしくなりました。
snoopytabe.jpg
ゲット。ローソンでの限定販売です。
スヌーピーがチョコ味で、ウッドストックがカスタード味。
スヌーピーの和菓子は京都のカフェでも買ったけど今回はチャーリーの代わりにウッドストックが来たので
お次はルーシーやライナスやシュローダーがお菓子になったらいいなあ。
(夢は言えば叶うかもって今回思い知ったので言ってみる。関係各所の方々よろしくお願いします!)

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2017-07-28(Fri)

夏の地獄めぐり。

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三井記念美術館で開催中の「地獄絵ワンダーランド」展に行ってきました。
地獄と極楽を描いた絵巻、掛軸、版本、彫刻などから日本の死生観・来世観をたどる展覧会です。
灼熱のビル街から自動ドアで涼しい館内に入ったというのに
水木しげる御大の釜茹で絵に迎えられるというなかなかロックな趣向です。嫌いじゃない。

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先日、奈良博の源信展に行きましたけど関東でも地獄絵が見られるということで楽しみにしていて
サイトでチケット情報を見たら相互割引をやっていると書いてあったので、
源信展の半券を持って行ったら200円引きにしていただけました。有難や。
逆に三井記念美の半券を奈良博に持って行っても割引になるそうですよ。

そして最初の展示室で出迎えてくれるのも水木御大の作品。
「のんのんばあと地獄めぐり」の絵本の原画がズラリと並んでいました。
文字通り、水木少年とのんのんばあが地獄や六道をめぐる絵なのですが
少年は「うへー」とか引いてたりするんですけど、なんだかんだ2人とも楽しそうだった。
阿鼻叫喚地獄の絵に犬が描いてあったのを見て
先日の源信展で見た聖衆来迎寺の六道絵にも確か犬がいたなと思い出したり
炎の表現が地獄草紙みたいだなって思ったり…
後の展示を見ても思ったんですけど御大は各地の地獄絵や六道絵をたくさん見て描いたんだろうなと
見ればすぐわかるくらいのレベルで再現されていたと思うし、
わたしもやっとそういうのがわかるところまで来られたのかなあとちょっと思いました。
あとやっぱり現代の人ですから原画がきれいだ…
関係者の皆様にはなるべくこのクオリティでがんばって保存していってほしい。
(ところで御大が旅立たれてもうすぐ2年になりますがあの世からの原稿はまだ届かないのかしら…
御大が何をご覧になったのか気になる。虹色のゾウリムシ(by太宰治)はいるのかなあ)

往生要集3冊、遣宋完本・建長五年版と呼ばれる現存する最古の写本もあって
源信展で見たのは補遺本だったからこっちの方がオリジナルに近いんだろうか。
この本より前の地獄美術は東大寺二月堂本尊の光背に描かれた地獄図とか
平安初期の胎蔵界曼荼羅、中尊寺経の見返しに描かれた六道絵などだそうですが
源信が往生要集を書くうえで六道描写の参考にした「正法念処経」も合わせて展示してあって
(ちなみに正法念処経は地獄草紙の典拠でもある)
源信の思考過程などもわかっておもしろかった。
往生要集は発行後も絵入本や版本など色んな形で伝えられていくのは奈良博でも見たけど
京都の八田華堂金彦の挿絵はゆったりとした線で、でもやっぱり炎は迫力があった。

六道や八大地獄の絵、相変わらずこれでもかと責め苦が用意されている。
掛軸や絵巻で揃っている例がこんなに多いとは…たくさん見せてもらいました。
聖衆来迎寺の六道絵を模写した掛軸、さすが模本で色がきれいに残っていますが
先日原本を見たのでわかるんですが再現率むちゃくちゃ高くないですか、
絵師が特に書かれてなかったけどどういう人が描いたんだろうか。
佐太天神宮の北野天神絵巻には日蔵商人with不動明王の地獄めぐりが描かれ
太政威徳天となった道真に会ったりするんですが
途中で業火に焼かれる醍醐天皇が下着一枚になっちゃっててこれは…あんまりじゃないかな…^^;
長寶寺縁起の慶心尼と不動明王の地獄めぐりは
閻魔王宮で額にハンコを押されて終わりっていうのがおもしろいし、
さらに後日談では本堂で青いクモを見つけた慶心尼がなぜかパッタリ倒れてまた地獄へ行って
閻魔に「あなたハンコ作りなさい」と言われて目が覚めたら青い舎利を手に持っていて
それを使って閻魔王大実判を作ったっていう。
絵巻には慶心尼がハンコを作ったり、他のお坊様が閻魔王像を彫ってる描写があって
さらにそのハンコの実物も展示されていた!
長寶寺では毎年5/18に閻魔像の御開帳がありお参りすると額にハンコを押してもらえるそうで
やばい…行ってみたい…!!
富山の立山曼荼羅、立山連峰は死者の魂が集まり地獄と極楽が共存すると考えられているそうで
この曼荼羅は勧進の絵解きなどで使われた形式だそうですけど描いた人がすごい、
藩主の松平乗全が自ら筆を取ったものらしい。
すみずみまで細かく、色遣いが美しく、確かな描写力で山の緑や人々の生活、その中にある六道や極楽、
空には飛天が舞い赤い太陽と白い月が雲とともに出ている。
藩主って忙しいイメージですけど一体どんだけ時間かけて描いたのか、すごい人がいたもんです。

閻魔大王の姿も様々。
中山寺の六道絵の閻魔様が、このての絵にしては珍しく白い顔の閻魔様でおおって思ったのと
餓鬼道の真ん中に右上を見つめて手を合わせる獄卒を発見して、おやっと思ったら
彼の近くにいる死者たちも揃って手を合わせていたのが気になった。
右上は色落ちしてしまっているんだけどかすかに仏様の頭っぽいのが残っていたから
来迎でも描かれてたのかしら。
當麻寺の十王図の閻魔様と、誓願寺の地蔵十王図の閻魔様が
机の上で手を組むポーズでお仕事してる姿が完全に一致しててどっちか参考にしたのかな?
それともわたしが事例を知らないだけで閻魔様をああいうポーズで描いた絵はどこかにあるのかな。
あと、閻魔様は密教に輸入されると閻魔天にメタモルフォーゼするらしく
閻魔天曼荼羅なるものが存在するのを初めて知りました。
甲冑を身に着けた忿怒相で水牛に乗ってるっていう…すごい、こんな閻魔様見たことない。
河鍋暁斎の「閻魔・奪衣婆図」がもう、むちゃくちゃおもしろくて
閻魔様が短冊をつるそうとする地獄太夫の踏み台にされているのですが
あとこの閻魔様、四つ足だし髪がクルクルパーマになって口をくわっと開けていて
何となくですが唐獅子図屏風のお獅子みたいに見えるんだよね。意識したんだろうか。
奪衣婆は奪衣婆で、若衆に髪をとかしてもらってまんざらでもない顔をしちゃって、
あの天下の奪衣婆がですよ!本来ならその若衆くんの着物をひっぺがすのが仕事でしょうあなた…
ほんっと暁斎っておもしろい人だなと思う。

暁斎もそうですが、江戸時代は地獄をおちょくった作品が出版されまくった時代でもあります。
基本的に六道絵のイメージは繰り返されているけどそれらを踏まえたアレンジがもう、すごい。
山東京伝作・絵の『小野篁地獄往来』おもしろそうだ~~全部読みたかった。
烏帽子姿の篁が閻魔様が不在の地獄・六道・極楽をめぐるお話なのですが
獄卒がちょんまげ結って江戸町人風の風俗だったりするのがおもしろいです。
八代目市川團十郎の死絵で、地蔵菩薩に扮した八代目が閻魔大王を懲らしめているのとか
児雷也に扮して賽の河原の鬼を追い払うとか(対岸の子どもたちからは投石の応援まである)
先輩役者たちの顔をした仏様たちに蓮台に乗せられそうになってるとことか
もはや何でもあり。
八代目みたいな役者だったら地獄に行っても強いぜ安心しな!とか、絵師たちの声が聞こえるような気もする。
東覚寺の地蔵・十王図はデフォルメがすごくて、地蔵も十王もみんな目がでかくて閻魔は髭ボーボーで
とにかくゆっる~い表現がおっかしくて笑ってしまいました^^
芹沢銈介から柳宗悦に寄贈されたという十王図には十王たちの傍らにそれぞれ小さく本地仏が描かれて
十王たちも素朴な表現でかわいかったです。
孝子善之丞感得伝は信濃の善之丞くんという少年が病気の父親を助けるために地獄へ行く話ですが
5コマ漫画みたいな構成だし絵もゆるかわいいしでコミック読んでる気分になりました。楽しい!

彫刻もいくつかあって、室町時代の閻魔・司命・司録坐像は
閻魔様の黒目が小さくて口をくわっと開けて、するどさがあったように思う。
壬生狂言「餓鬼相撲」と「賽の河原」で使用される閻魔と地蔵のお面は
閻魔が真っ赤で地蔵が白という、遠目でも役割がはっきりわかりそうな色をしている。
鎌倉時代の十王坐像は、銘がないので十王のどなたかはわからないけど
中国の官人の服を着て口をかっと開けているから閻魔様イメージかもしれない。
木喰上人の木造閻魔・白鬼・十王坐像は閻魔と奪衣婆だけ歯をむき出しにして
笑っているのか威嚇しているのか…。
びっくりしたのが厨子入りの閻魔王坐像、わずか4cmの閻魔様!!
所有する正明寺によると善光寺別当の興金上人が閻魔王宮の仏事に招かれ
庭の松の木で彫ったその像を賜ったという言い伝えがあるそうです。
たとえ4cmでも腕まくりしてやる気満々な閻魔様まじ閻魔様、彫った職人の名前をぜひ知りたいですね。

とまあ、そんなこんなで地獄絵のイメージが強烈すぎて
極楽絵も最後にちょこっとあったけどあまり印象に残ってない(笑)。
あっでも、刺繍でできた阿弥陀三尊来迎図はすごいと思いました!
金の糸で来迎の全身図が作られていて…三尊の髪だけは人間の髪が縫い込まれているそうですが。
またそういうやつか。髪を縫い込むとか血で赤を塗るとか、やる人はやるんだよね。
阿弥陀二十五菩薩来迎図は阿弥陀様以外の仏様がみんな楽器を持っていらして
賑やかな音楽が聞こえてきそうな雰囲気。
法如(中将姫)の肖像画は背景に二上山があり、そこへ帰っていく阿弥陀如来一行の帰り来迎が印象的。

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ミュージアムショップにあったいったんメモに爆笑^^ 即買いました。
暁斎の「閻魔と鵜飼図」のポスカもあったのでゲット。展示はされないみたいですがおもしろい図だったので。


あと。
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秋葉原のハニトーカフェが今日から夏目友人帳のコラボメニューを期間限定で出すと聞いて
ランチがてら行ってきました。
あまりこういうイベントに行くことって普段はないんですけど(混んでるから)、
今回はメニューを見て食べたくなったお料理があったんです。

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これ~~夏目・田沼・柴田が作ったオムチャーハン!
6期3話のお泊り会 in 田沼家で男子高校生3人が夕ごはんを作るんですが
原作では炒飯だったけどアニメでは柴田が「オムライスなら任せろ」って勝手に卵焼いて乗っけたんだよね(笑)。
おかげで米とふわふわ卵を楽しめました…おいしかったよ、おまえら(何)。

夏目友人帳は劇中にこれっていう食べ物があまり描かれないので
(あえて挙げるとしたら七辻屋のおまんじゅうくらいか)、
コラボカフェとかやってもだいたいイメージフードとかドリンクが多くて
それはそれでオシャレでかわいいのが多くて楽しいんですけど、
あのオムチャーハンはガチで劇中に登場した食べ物だったし
作ってる3人がわちゃわちゃ会話してるシーンもすごくよかったので
それが再現されたのは本当にうれしい。
(で、食べてたら柴田や夏目があれこれ話し始めて以下怖い話展開になるお約束)
夏目は同級生たちといる時が一番遠慮なくしゃべってる気がします…高校生トークいいよね。
柴田また出ないかなァ緑川さんが準レギュラーと思ってるっておっしゃってたし、確か。

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ニャンコ先生パンケーキ!チョコで肉球が描いてある(=^ω^=)。
今回のコラボは1メニューにつき缶バッジとポストカードがついてきます。先生かわゆ~。

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テーブルにいた黒ニャンコ先生。
他のテーブルにも白ニャンコ先生や黒ニャンコがちょこんと乗っていたり
大きめの椅子には先生クッションがあったり、レジにはエプロンをつけたニャンコ先生がいましたよ~。
お店中に先生がいる光景はちょっと、すごい。
8月いっぱいなのでまた行きたいなあ、藤原家のごはんプレートも食べたいです。

あと、この日は国立公文書館の「ふしぎなふしぎな百人一首」も見てきたのですが
長くなりますので次回記事にてレポしたいと思います。


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皆様いつもありがとうございます(^-^)/☆

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2017-07-23(Sun)

京都と奈良の地獄旅。

先週の連休に京都と奈良へ日帰り旅してきました。
例によって六道珍皇寺さんの特別拝観へのお参りが目的ですが、
この日は藪入りで閻魔賽日でもあったのでせっかくだから京都の閻魔詣でをしよう!と思ったのと
現在、奈良国立博物館にて開催中の「源信 地獄極楽への扉」展も見たかったので
かつての都2か所で地獄めぐりと相成りました。

と、その前に祇園祭のお話を少々。
朝早くに夜行バスで京都駅入りしたのですが、この日は祇園祭宵山でもあり
四条通の界隈に山鉾が出ているはずだよなあと思って観に行きましたよ。
2017kyoto119.jpg
烏丸線から地上へ出たら、うおー!なんか建ってる!
祇園祭の山鉾は縦に長いので写真に収めるのが大変です。
動かしてるとこもかっこいいだろうなあ。

2017kyoto120.jpg
絵が描かれていたり彫刻がついてたり胴体部分を織物がぐるっと囲んでいたりと
隅々まで総合芸術のようなデザイン、
写真の函谷鉾は孟嘗君がニワトリの声で函谷関を脱出した故事がテーマになっていて
屋根裏には今尾景年の鶏図が描かれています。

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四条通から室町通へ入ると菊水鉾がありました。
町内に古くからあった菊水井という井戸から名づけられたそうです。

2017kyoto122.jpg
屋根には鳳凰の彫刻があり、内部には水墨の龍が見えました。


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(拍手お返事は次回記事にさせていただきます。もうしばらくお待ちください)

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theme : 京都・奈良
genre : 旅行

2017-07-19(Wed)

ブログ8周年。

ブログを始めて8年が経ちました!
もう8年、気づけば8年、末広がりの八年です。長かったようなあっという間のような。
子どもの頃から何ひとつ長続きしないわたしが既に8年も続けている事実に奇跡を感じる。
いつもご来訪くださり声をかけてくださる皆様、本当にありがとうございます!ものすごく励みになっています。
思い起こせば書き始めてから本当に色んな出会いや気づきがあったなあ…
環境や考え方の変化が楽しかったり変わらない部分に一喜一憂したり、まだまだ発展途上ですが
よくここまでやって来たなと思います。
柿は種を植えてから実がなるまで8年かかるけど自分は一生だと言ったのは武者小路実篤でしたか、
わたしは何かひとつでも実らすことができたかどうか…。
ともあれ、9年目に突入しますが今後も相変わらずのマイペースでゆるゆるやっていく予定です。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします☆

今ふと思ったんですが8の字って横に倒すと∞(インフィニティ)になるんだね…。
いや、特に意味はないですけど(笑)。


8thanniversary.jpg※クリックで大きくなります
8周年記念絵。
7年目は抱一でしたので、今回は谷文晁をアップで。
彼は幕府から依頼されてやたら旅先の景色をスケッチした人なので
でっかいスケブを持たせてみました。
隣に飛んでるちっちゃいのは抱一と亀田鵬斎です。
史実における仲良し3人トリオで一緒に絵を描いたり珍物を見せ合ったりごはん食べに行ったりする仲。

連載やるやる詐欺が続いております。じっと手を見る。
わたしはお話を作るというよりキャラを作って彼らに勝手に動いてもらう方法でやってるんですが
実在の人を相手にする場合はゴールが決まっているのでどうやってそこへ行くかを考えるわけで、
今回もそうしようと思って色々やってみたものの、途中までやっては止まるのを繰り返しています。
描きたいものは詰め込めるけど自分の好きなものになっていないというか、
宗達、光琳と描いてきて3部作の締めくくりにふさわしくしなければ!って変に気負いすぎていることに
最近やっと気づいて、もうちょっと肩の力を抜いて考えてみようという気持ちになってきたところ。
自分の感情を押しつけて描いたら絶対にダメになるし
悶々としたまま進めても結局「うーーーーーーーん……」と納得できない仕上がりになるのは目に見えているし
もうちょっと丁寧に描きたいと思ったので再考です。
一方、似たようなお話になるのは描いていてもモチベーションがあがらないので
少しは新しいことを取り入れて前進したいな~って気持ちもあって
おむすびのおかか味とアップルパイ(最近のマイブーム)を噛みしめながら再挑戦に再挑戦を重ねています。
このブログを続けている限りはいつか必ず描きますので、今後とも温かい目で見守っていただけますと幸いです。

記念絵、1週間ほどフリー配布いたします。
もらってくださる方いらっしゃいましたらどうぞお持ち帰りください☆
※配布期間は終了しています。

*ブログ内のイラスト記事一覧はこちらです*

theme : イラスト
genre : 学問・文化・芸術

2017-07-15(Sat)

イラストボード展示2017。

※期間限定トップ記事。最新記事はこの下です↓

conpetti.jpg
告知絵です~今回展示する絵にいる子を描いてみました。
背景の黄色と色玉6色で七色になっているのは
展示絵のタイトル「irise'e(音楽用語で「光彩をおびた・虹色になった)」に引っ掛けています。


毎年恒例、アルス画房(熊谷市)の「第27回ARSコミックイラストコンペ」にて
イラストボードを展示させていただきます☆
コンペの内容は「手描き」「ティーンズ」「CG」「豆うちわ」の4部門です。
毎年力作が集まっていまして今年も楽しみ。

展示作品一覧ページ→こちら
わたしはいつものように手描き部門参加で1点描きました。→こちら

展示期間中は、部門ごとにお好きな作品に投票もできます。
(店頭の投票用紙に記入後、お店の投票箱に入れていただきます)
わたしも先日行ってきました☆


【アルス画房】 HP→<http://www.arsgabou.com/
埼玉県熊谷市鎌倉町152
10:00~19:00 毎週水曜日定休 (7/21(金)は臨時休業だそうです)
コンペイラスト展示・投票期間:2016/7/15(土)~8/6(日)

お店へのアクセス:こちら
JR熊谷駅から徒歩7分
駅北口のロータリーを左方向へ、線路に平行して歩いてください。一方通行出口右角。
お店の向かい側に駐車場がありますので、お車でもお越しいただけます。

この夏も熊谷が熱いぜ!
お近くの方や興味のある方、お時間がございましたらぜひお越しください♪
ヽ(*^∀^*)ノ

theme : イラスト
genre : 学問・文化・芸術

2017-07-12(Wed)

夜間飛行。

ちょっと今までにないくらい留守にしましたがわたしは元気です。
某所の〆切にも無事に間に合い、今年も課題をひとつクリアしました…なんで毎年ギリギリになるんだ。ああもう。


ところで。。
meary.jpg
スタジオポノック第一回長編『メアリと魔女の花』を観てきました。
メアリー・スチュアート「小さな魔法のほうき(The Little Broomstick)」を原作として
麻呂さんこと米林宏昌さんが監督をつとめた映画です。
他にもジブリの制作部にいたスタッフさんが多数参加されているので
画面は全体的にジブリ色が強い感じになってましたけど、
ストーリーは原作(特に後半部分)を膨らませて米林テイストになってたように思います。
お説教のないジブリとでも言えばいいのかな…重量感がなくてふわっと、でも締めるとこきっちり、みたいな。

以下、原作と映画のネタバレを大量に含む映画感想です↓
未見の方はご注意ください~大丈夫でしたらクリックで開きますのでどうぞ☆

more...

theme : 映画感想
genre : 映画

2017-06-29(Thu)

太陽と月。

梨木香歩さんの『冬虫夏草』が文庫になったので買って久々に読んだら
「柿」の章のこのシーンに妙にムズムズしたので落書き。
taiyototsuki.jpg※クリックで大きくなります
単行本でもムズムズしましたがこの何とも言えない「わかってる感」がいいんですよね。

高堂さんはいつも唐突に綿貫さんのもとへ現れるけど
夕暮れ時に誰もいないはずの室内で火鉢の向こうにいきなり人影が見えたらそらびっくりしますわな…
そして友人とわかって胸をなで下ろしてつかの間ムッとするのは
驚いた自分を知られたくないっていう綿貫さんのプライドのあらわれかもしれない。
高堂さんも、龍田姫に動座いただくために柿の葉寿司をもらいに来たってことは
毎年あの時期におかみさんが柿の葉寿司を作ることを知ってるんですね^^
そしておかみさんは綿貫さんに差し入れるであろうことも、
半分だけってお願いすれば綿貫さんは文句言いながらも譲ってくれるとちゃんとわかってるんだなあ…あざとい(笑)。
も~この2人大好き!よい関係だ。


物語において、主人公や脇役を問わず
コンビとか相棒とか対になるとか2人で1人とかいわれるキャラクター同士というものが好きです。
具体的に言うと親友、同志、ライバル、くされ縁、主君と腹心、若者と老人、ノッポとチビ、筋肉質と細身、
剛と柔、天才と秀才、行動派と頭脳派、明朗と陰鬱、天然と常識者、前向き後ろ向き、熱血漢と冷血漢、
甘えん坊と世話好き、真面目くんとトラブルメーカー、双子のようにそっくり、そもそも双子etc…
以心伝心とかシンクロとかツーカーみたいなのが好きな一方、
天と地とか陰陽とか阿吽とか天使と悪魔みたいな相反するモチーフも昔から好きなのです。
年齢が近かったり長いこと一緒に過ごしてきたお蔭でにじみ出る信頼感とか
お互いに相手の考えてることがパッとわかって非常時でも阿吽の呼吸で行動できるとか
立場や能力は同レベルだけど得意分野が別だから手を組んでるとか
普段から遠慮なくケンカしてるけど目指すものが合致してるとか
おまえを倒すのはおれだとか、背中を預けて共闘できるとか
よくしゃべる小動物や妖精を肩に乗っけてるとか
精神的に未熟で突っ走りがちなのと制止したりサポートに徹してるのとか
普段から元気いっぱいでオープンな無防備さんと普段は昼行灯だけど一度実力を見せたらチートさんとか
助けられた借りを返したくてそばを離れないのと借りだなんて毛ほども思ってないのとか
圧倒的な魅力に惹かれて頼み込んで一緒にいるうちにまんざらでもない感じになるとか
お互いに能力的な爆弾を抱えていて止められるのもお互いだけとか
対等だったり真逆な関係というやつに萌えます。
最高のシチュエーションはお互い全然違う場所にいても「あいつならこうする」って確信があって
実際に合流すると本当にそうなってて「ほらな」ってなるやつ(笑)。

マンガで対になるキャラというとCLAMPさんが真っ先に浮かびます。
阿修羅と夜叉とか、昴流と星史郎とか、神威と封真とか、ケロちゃんと月とか、四月一日と百目鬼とか、黒鉄とファイとか。
双子キャラも多いよね。阿修羅と天王、蒼緋と緋炎、北都と昴流、プレセアとシエラ、
秋麗と冬麗、瑠璃と玻璃、フレイヤとエルダ、ファイとユウイ、サクラコとカオルコとか。
あとあまりクローズアップされないけどランティスとプリメーラも好き、
さっきも書いたけど肩に小動物や妖精を乗せているのは結構ツボです。
ハイキューとかはコンビポジション多いな…日向と影山、ツッキーと山口くん、大地さんスガさん、
大王様と岩ちゃん、研磨とクロ、木兎さん赤葦くん、潔子さんと仁花さんとか。

他に過去にいいなと思った組み合わせは…
・ぐりとぐら
・ルドルフとイッパイアッテナ
・キキとジジ
・ソニンとイウォル
・尚隆と六太
・紫苑とネズミ
・草十郎と鳥彦王
・晴明と博雅
・ネロとパトラッシュ
・ホームズとワトソン
・ポアロとヘイスティングス
・タンタンとスノーウィ
・チェブラーシカとゲーナ
・ジョバンニとカムパネルラ
・ナナミとティコ
・ロミオとアルフレド
・スパイクとジェット
・プーチンとキレネンコ
・チンプイとエリちゃん
・BJとピノコ
・エドガーとアラン
・マヤと亜弓さん
・わぴことぎょぴちゃん
・うさぎちゃんとルナ
・芽美ちゃんと聖良ちゃん
・リナとナーガ
・ウテナとアンシー
・サトシとシゲル
・ニケとククリ
・ケータくんとジバニャン
・ビルス様とウイス
・アラレちゃんとガッちゃん
・冴羽獠と槇村
・左近と右近
・剣心と左之助
・太公望と四不象
・ゴンとキルア
・白と再不斬
・葉と阿弥陀丸
・ヒカルと佐為
・遊真とレプリカ
・コナンと平次
・赤井さんと古谷さん
・うしおととら
・吾郎くんと寿くん
・ルパンと次元
・太一とアグモン
・由希君と夾君
・夏目貴志とニャンコ先生
・木々とミツヒデ
・なるほどくんと真宵ちゃん
・エドワードとアルフォンス
・アルスラーンとダリューン
・ヤンとユリアン
・タイバニ
・鮮血と流子
・ハーノインとイクスアイン
・凛と宗介
・双黒
・クロととんぼ
・三日月とオルガ
・アラジンとジーニー
・ウッディとバズ
・エルサとアナ
・ニックとジュディ
・サーバルちゃんとかばんちゃん
・シャープさんとタニタくん
・長野中央警察の青年・壮年警察官
・東大寺金剛力士像
・薬師寺日光月光菩薩像

ジブリの主人公たちはコンビなのかカップルなのかいまいちよくわからないけどカップルが多めかなあ、
風立ちぬの二郎さんと本庄さんはライバルだけど…宮崎さん関連ならコナンとジムシィも好き。
テレビドラマで思い浮かぶコンビはタカとユージ、青島くんと室井さん、右京さんと相棒たちですが
最近トリオからコンビになってしまった捜一の2人も大好き。
堤幸彦氏のドラマはよいコンビのオンパレードですね…山田奈緒子と上田次郎、真山さん柴田さん、当麻さん瀬文さん、みんな大好き。
あと堺雅人さんがやるコンビものは色々と強烈で好き。佐山さんと悠木さん、古美門さんと黛さん、新右衛門と左門みたいな。
シンゴジの矢口さんと赤坂さんが一緒にいるのも好きですが
矢口さんは志村さんやカヨコさんと一緒にいても絵になるなあ。

「羽を伸ばして 軽やかに 行ったり来たり Just make me feel so good
太陽と月 つかず離れず 照らしあう夢 抱きながら」
(日笠陽子・細谷佳正『太陽と月』より)


ちょっと某所の〆切が近いので留守にします~週末には戻る予定です。

theme : ひとりごと
genre : 学問・文化・芸術

2017-06-25(Sun)

小さな空間さえあれば。

giacometti1.jpg
国立新美術館のジャコメッティ展に行ってきました!
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館が所蔵するアルベルト・ジャコメッティの作品を中心に
彫刻、素描、リトグラフ、エッチングなどを展示する回顧展です。
(ちなみに今年で没後51年です。著作権切れたね)
ジャコメッティの作品は過去にいくつか見たことがあって凸凹した彫刻を作る人というイメージだけ漠然とありまして
実際に鑑賞してみたらやっぱりそんなイメージのままでした。
でも何故ああいう作風なんだろうとはずっと思っていたので、それを学習させてもらった感じですね。

マーグ財団美術館のコレクションは、フランスで画廊を経営していたエメ・マーグ氏が購入したり
ジャコメッティ本人から寄贈を受けたりした作品群だそうです。
マーグ氏はパリで初めてのジャコメッティ個展を開いてくれた人で
ジャコメッティもマーグ夫妻のスケッチを残していたりして、かなり仲良しだったみたい。
そんなコレクションは初期作品から最晩年のものまで多岐にわたっています。

画家だった父親の影響で制作を始めたジャコメッティ。
10代の頃の作品である油彩「弟ディエゴの肖像」は印象派っぽい色遣いだったり
「シモン・ベラールの頭部」のはいわゆるリアルな彫刻だったり
キュビスムに影響を受けたと思われる作品群は訳わかんなかったり
南アフリカのダン族が用いる擬人化された穀物用スプーンがモデルとされる「女=スプーン」とか
当時あふれていたと思われるアートや文化から様々な影響を受けたようです。
また18歳の時には「見えるものを見たままに描こうとすると実物よりも小さくなってしまう」ことに気づいて
モデルや静物を見たままに描いたり作ったりしたいのにできないジレンマに陥ったらしくて
その頃の彫刻はどんどん小さくなり最も小さいものはマッチ箱サイズにまで縮んでしまっています。
男女の小像とかもう、小指より小さくて
これらは運よく残ったけど戦争で疎開した後パリへ持ち帰れなかったり
制作の最中に小刀でポキッと折れた作品もいっぱいあったらしい。もったいない…!
でも確かになあ…"見たまま"に再現しようとすると小さくなってしまうのはすごくわかる…
おそらくそれは多くの芸術家が疑問に思ったり試みては止めていったことだと思いますが
ジャコメッティは諦めなかった人なんですね。
会場の展示室にはジャコメッティの言葉がいくつか紹介されていて
『「もの」に近づけば近づくほど「もの」が遠ざかる』という言葉は彼のジレンマを象徴しているようで
表現したいものに必死に手を伸ばすジャコメッティの姿が見えるような気がします。

そんなわけでどんどん作品が小さくなってしまったので
ジャコメッティは作品づくりにおいて1mという高さを課します。
戦後に制作された女性立像がいくつかあって、これらは結構がんばって等身大を目指している。
デザインは相変わらず凸凹で細身ですが
1949年にアネット・アームと結婚してからは多少丸みを帯びるようになったみたいで…
とは言っても肉付けされるのは胸とお腹くらいで、手足などほとんどは激細な印象ですけど。
ヴェネツィア・ビエンナーレに出品したヴェネツィアの女シリーズは
ひとつ完成させたら型をとってバリエーションを増やしていったそうで
15体のうち9体が展示されていて一見、どれも同じように見えましたけど
ちゃんと肉感やくびれがあったり、細かったりぺったんこだったり色々ありました。

ジャコメッティは弟のディエゴや妻アネットのほかに友人の評論家や作家などもモデルにしています。
ディエゴの胸像は何パターンも作られたようでズラッと並んでてちょっと異様、
石碑Iは胸像の下に長い台が伸びていて剣みたいに見えて
これもう少し小さかったら胸像の部分を手でつかんでエクスカリバーみたいに抜けるんじゃないかと思った。
評論家のデヴィッド・シルベスターはジャコメッティにインタビューしたほか、ロンドンで個展を企画したり
映画を撮ってくれたりと仲良しだったそうで
肖像画も割と恰幅のよさそうなおじさんでした。ただ顔がめっちゃ小さい。。
哲学者の矢内原伊作がモデルを務めたさいに、矢内原は2人とも勝利した真剣勝負と感じたようですが
「ちょっと身動きするとジャコメッティは大事故に遭遇した時のようにアッと絶望的な声をあげた」という
エピソードがあるとキャプションにあって笑ってしまいました。
矢内原氏が持ち帰ったジャコメッティのスケッチの一部も展示されていて
ほとんどが矢内原氏やパリ市民を描いたものでしたけど、
一部が新聞の切れっぱしや紙ナプキンに描かれていたりして
なんだかチュッパチャップスのロゴをデザインしたダリを思い出しました。
本当に手近なものにささっと描いちゃう人だったんだなあ…。
そしてスケッチにしろ彫刻作品にしろ、頭部、特に目元や鼻への描きこみや作り込みがとにかくすさまじい、
線画のどこに描きこみが集中してるって目ですよ…
髪や首や肩はざっくりなのに目鼻の部分だけ真っ黒なんですよ、もはや執念。
目の位置と形を正確にとらえたいという思いをジャコメッティは持っていたそうです。
作品づくりでモデルを使うときはモデルとキャンバスを交互に見るのでどうしても視点がずれますが
わずかに異なるそれをジャコメッティは「ヴィジョン」と呼んで立ち向かっていたそうな。
その名も「鼻」という、ピノキオよりも鼻が伸びた頭部の彫刻も展示されていたけど
あれも鼻への執念なのかなァ。

1926年にパリのイポリットマンドロン通りに引っ越したジャコメッティは
街を眺めながらインスピレーションを得ることもあったようです。
市内を行き交う人をスケッチして彫刻に起こした「3人の歩く男たち」では
3人の人間が何気なくすれ違う一瞬の交差を再現しているのがおもしろいし、
「広場の3人の人物とひとつの頭部」は、まさに"見えたまま"を再現したなあと思ったし
「林間の空地、広場、9人の人物」は、これは遠近法を彫刻でやろうとしたのかな…などと。
通りを挟んだ向かいにある家や、家から坂を下ったところにあるアレジア通りをスケッチしたり
アトリエの椅子などもスケッチしていたみたい。
母親が住むスタンパにもよく訪れて、お気に入りのランプを何度も描いて
その近くで縫物や読書をする母親もスケッチに残しています。
あと「見たままに描く」という信念からセザンヌにシンパシーを感じていたらしく、
林檎の静物スケッチとか見るとすごくセザンヌみを感じる。
同時代の詩人たちの本に寄せた挿絵には
ジャック・デュパンには大きい人小さい人、アンドレ・デュブーシェに胸像を描いていたりする。
ミシェル・レリス『生ける灰、名もないまま』はレリスが自殺未遂を起こした後に刊行された本で
ベッドに横たわるレリスのスケッチが掲載されていました。見たのか本人を。すごいな。

あと、人間が凸凹なら動物も凸凹なわけで
猫と犬の彫刻が並んでたんですけど最初は「これが猫!?」とびっくりしたけど
じーっと見つめていると「ああ、猫だ」と思えてくるから不思議。
猫って歩くとき頭から尻尾までを地面と平行にピーンと伸ばすのですが
それが確かな観察力で見事に表現されている。
弟のディエゴが猫を飼っていたそうなのでその子を観察したのかな…。
犬も犬で「こういう犬いる!」って、こちらは見た瞬間に思いました。
凸凹から犬の体や毛を想像できて歩く癖まで見えてくる彫刻ってすごい。
この2つの彫刻のあるアトリエの内部のスケッチもあって、猫が台座の上にいて犬は床に置かれて描かれているのですが
今回は展示室でも同じように展示してくれていて、学芸員さんがニクいキュレーションをされたなと思いました。

「ひとつの顔を私に見える通りに描き、彫刻することが私には到底不可能であると私は知っている。
にも関わらずこれこそ私が試みている唯一のことである」アルベルト・ジャコメッティ


giacometti2.jpg
展示室最後の3点は写真撮影ができます。こちらは大きな頭部。
元々はジャコメッティがチェース・マンハッタン銀行からNYの広場にモニュメントが欲しいと依頼を受けて
一度は制作に取り掛かったもののどうしても納得がいかず断念した経緯のある彫刻で
(彼は普段、粘土で作りますがこの時は針金に石膏をつけて削り取るという制作方法を取っていて
途中で行き詰ってしまったらしいです…よりによってなぜこのタイミングで変えたんだろう)
そのプロジェクトが頓挫した後、改めて鋳造された彫刻です。
マーグ美術館には「ジャコメッティの庭」と呼ばれる中庭があって普段はそちらに展示されているそう。
今回の展覧会ポスター(記事冒頭の写真)に使われているのも中庭にたたずむジャコメッティと作品たちですね。

giacometti3.jpg
こちらの女性立像も銀行プロジェクトの後に制作されたもの。

giacometti4.jpg
歩く男も同じく。
第一印象は「細っ!」ですけど、眺めているうちに
「こんな人が街を歩いていても気づかないだろうな…」って思えるくらいになじんでるというか
こういう人いるよなってすごく思いました。
あとこの3体、みんなスケールが異なっていて必ずしも統一感があるわけじゃないのね。
他の芸術家みたいに試行錯誤のうえ辿りついた形というのは彼にはなくて
本当に「見えたものを見えたまま」に作っていたのを改めて感じた作品群でした。

「絵画も、彫刻も、デッサンも、文章も、文学も、そんなものはそれぞれ意味があってもそれ以上のものではない。
試みること、それがすべてだ。おお、何たる不思議のわざか」アルベルト・ジャコメッティ

giacometti5.jpg
特設ショップで猫のポストカードをゲット。
火事のときどの作品を持って逃げる?という質問にアルベルトはディエゴの猫と答えているそうです。
あと会場には写真家エルンスト・シャイデッガーが撮影したジャコメッティや彼の周囲の写真が飾られていて
イーゼルの下に猫がちょこんといるのもあったよ。
(シャイデッガー氏はミロやダリ、シャガールなど芸術家をよく撮影した方ですな)

美術館を出た後は展覧会限定メニューをいただきに。
giacometti6.jpg
ミッドタウンの交差点近くにあるGaston&Gaspar六本木店でフランス名物の長いアップルパイがいただけます。
ジャコメッティだけに長くて細い、シナモンたっぷりでおいしかった☆


この後は電車で白金台に移動。
giacometti7.jpg
松岡美術館にやってきました。
ここにはアルベルトの弟ディエゴ・ジャコメッティの猫の給仕頭が常設展示されてるんですよ!
兄とは違いつるりとかわいらしいデザインです。

seibyo.jpg
松岡美術館は一部を除き写真撮影が可能です☆
古代エジプト、インドやガンダーラ彫刻、印象派絵画、中国美術など様々なコレクションが展示されています。
写真は猫のミイラに被せたといわれる聖猫の頭部(紀元前エジプト)。かわいい(=^ω^=)

matunyan.jpg
美術館のゆるキャラ、まつにゃん。
ディエゴの猫がモデルだそうでオッドアイなんだな~~きれい、かわいい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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ゆさ

Author:ゆさ
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歴史やアートも溺愛中
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